トム ヨシダブログ


第388回 HさんとルーテシアRSトロフィー

先日開催したYRSクワッドオーバルスクールで初めてユイレーシングスクールに参加したHさんが感想文を送ってくれた。クルマが好きで自動車会社に就職するだけのことはあって、飲み込みが早かったのが印象的な好青年です。

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YRSクワッドオーバルのストレートを加速するHさんのルーテシアRSトロフィー


今回YRSクワッドオーバルスクールで初めてのスポーツ走行デビュー致しました。元々、私は運転することが好きでレンタルカートやドライブなどはしていたものの、スポーツ走行経験はありませんでした。この度、自動車会社に就職しクルマを作る側になり、更にクルマのことを理解したいと思い参加致しました。
スクールを通じて感じたことは2つあって,1つめは思っていた以上に良い意味で自由だと思いました。午前の部の後半からひたすらコースを走り続けるのですが、何度も繰り返し練習するので各回で色々試すことができ、スポーツ走行が初めての私でも楽しく、自分のペースでステップアップ出来たのが良かったです。
2つ目はドライビング上達・理解のためのフォローがしっかりしていることです。目標が良く分からなくなって集中力が切れてきた時、先生の鋭い指摘がラジオから飛んできたり笑、自分の車を運転してもらい (圧巻、こんなに違うのね...) 目標を再確認したりと、理解を深めることができました。
スクールでは計100km近く走行し大満足。楽しい一日を過ごしました!また参加したいと思っています!

次はオーバルスクールに参加しようかと父と計画中です。その際は宜しくお願い致します

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ユイレーシングスクールに初めて参加したKさんのメガーヌRSカップを率いて
最終コーナーを立ち上がる


Hさん、早いうちにクルマさんの声を聞く習慣を身につけるといいと思います。応援しますよ。



第387回 高齢者ブローチ

レザークラフトをやっているという卒業生からプレゼントが届いた。なんでも376回を見て、「 メガーヌに旧タイプの高齢者マークが貼ってあったので真似をして作りました。古希のお祝いです 」 とのメッセージ。

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旧タイプの高齢者運転標識@YRSメガーヌRS


歳をとるとそれ相応に体力とか視野とか反応時間とか、いろいろなものが低下することを否定するものではない。ただ、『 年寄りだから何々 』 と単純にレッテルを貼るのは大反対。高齢化社会は避けられないのだから、もっと高齢者に責任を感じさせるように仕向けるシステムが必要だ。歳に甘えている高齢者が多いことを嘆げく。

だからではないけれど、もらったプレゼントは高齢者だからこそだから、大いに活用するつもりだ。

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プレゼントは
ブローチ小
ブローチ大
ストラップ
ありがとうKさん

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ブローチ小をつけるとこんな感じ


※ 古希になったので高齢者講習を受けられないかと電話したら、免許書き換えの時期にならないと受けられないのだと。まだ3年もあるのに。
※ ユイレーシングスクールのYRSオーバルスクールは数年前から参加費の高齢者割引きを実施しています。高齢者の参加大歓迎です。



第386回 YRSオーバルスクール筑波

茨城県下妻市にある筑波サーキットの中に、オートレースの選手を養成するためのオーバルコースがあります。イン側で測って全長500m幅員30m、傾斜5%の大きなオーバルコースです。

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筑波サーキット全景
中央上の楕円形状のものがオーバルコースです
筑波サーキットコース2000/1000と比べてもその大きさがわかります


一般には使えないのですが、2016年4月に開催して以来、ユイレーシングスクールでは今回このオーバルコースでYRSオーバルスクール筑波を開催できることになりました。ユイレーシングスクールらしく30mの走路をパイロンで規制し13mあまりに。直線部を長くとって加速、減速、旋回を明確に練習できるように配慮しました。インサイドで測って半径52mもあるコーナーは、イーブンスロットル、イーブンブレーキ、トレイルブレーキングの練習に最適なコースです。

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ユイレーシングスクールならではのコースレイアウト
アウト側のラインはパイロンで規制してあります
パイロンの外側に16m以上のスペースがある安全性の高いレイアウトになっています


慣れると時速100キロ超の速度からターンインし90キロを維持しながらコーナリングの練習ができます。コースには5%のバンクがついているので、フラットな路面とは異なり垂直Gを受けながらのコーナリングを体験できます。どなたでもご自身のクルマで参加できますが、コーナリング速度が速いの、と参加者の経験とクルマにもよりますが連続して1Gの横向き加速度を受けることになりますので、今回に限り事前にYRSオーバルスクールを受講された方に限りたいと思います。なにとぞご了承下さい。

詳しくは、 YRSオーバルスクール筑波開催案内 をご覧下さい。

尚、7月6日(土)に富士スピードウエイでYRSオーバルスクールFSWがあります。これに参加していただければ、垂直過重を受けながらの時速100Kmのコーナリングが楽しめるYRSオーバルスクール筑波に参加していただけます。


※ 以下の動画は2016年に開催した時のもの。外撮りと車載映像です。

※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難なようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい



第385回 右足の動かし方

スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故が起きている。

高校1年の春から54年。ダッシュボードが鉄板むき出しだった頃からラジアルタイヤが出現して飛躍的にロードホールディングが良くなった時代を経て、クルマにいろいろなアシストがつくようになって、さらには高度に洗練された4輪操舵装置が装着されたクルマが登場した現在まで、プライベートでは日本とアメリカで相当な距離を走ってきたしドライビングスクールでの同乗走行を含むと運転したクルマは数知れず、それでも危ない思いをしないで運転を楽しんできた身としては、ペダルの踏み間違いと言われてもにわかには信じがたい。
レンタカーや借りたクルマなどで操作に慣れていないクルマならいざ知らず、自分が所有するクルマでペダルを踏み間違えるというのは、どうするとそうなるのか想像するのが難しい。クルマを運転することに対して油断があったのではないかと思わざるを得ない。事故を起こされた方には申し訳ないけど。

で、これはあくまでも私見だけれど、ペダルを踏み間違えた方はスロットルペダルとブレーキペダルを踏み換える時にかかとを床から離しているのではないだろうか。さらに言えば、スロットルペダルを踏む時のかかとの位置とブレーキペダルを踏む時のかかとの位置が違うのではないかと。つまりそれぞれのペダルに足裏を正対させるように右足を動かしてはいないか。右足を動かすたびにかかとを浮かしているから、足裏がどこに着地するのか不確かなのではないかと。

ユイレーシングスクールに来てくれる人の中にもペダルを踏み換えるたびにかかとの位置が変わる人がいる。スロットルペダルはまだしも、ブレーキペダルを踏む時にかかとを浮かす人もいる。

そういう人にも何気なくペダルを踏んでいるように見て取れる人にも、『 できればかかとを同じ位置のままスロットルペダルとブレーキペダルを踏み換えるようにしてみて下さい。かかとは尾てい骨から最も遠い身体の支点です。フットレストもフットボードではありませんから左足は突っ張らないようにして下さい。右足と左足のかかとが同じように床にしっかりとついていれば上半身が安定します。スロットルオフからブレーキングに移る時にかかとを床につけたまま踏み換えることができれば、かかとを支点にしてつま先が扇形に動くので繊細で最終的に強い踏力をブレーキペダルにかけることができます。決してブレーキペダルを蹴飛ばしてはいけません。かかとを上げてしまえばそこで踏力が一定になってしまいます。ABSが働けば制動距離が伸びてしまいます 』 と伝えます。

現代のクルマは何気なく運転してもとりあえずの目的は達成できるように作られています。ですから運転する側にどうすれば正確な操作ができるか、換言すればどうしたら操作ミスをしないですむかという工夫があれば、そして運転に集中することができれば、クルマはもっともっと快適で安全な乗り物になります。


下の映像は2013年暮にユイレーシングスクールのYoutubeにアップしたスレッショルドブレーキングを解説したものです。最初のふたつはブレーキペダルの踏み方の悪い場合と良い場合でクルマの姿勢変化に違いがあることがわかります。三つ目は悪い例と良い例のペダルワークを見ることができます。同時に、ブレーキペダルの踏み方で姿勢変化=過重移動が変化することがわかり増す。悪い例ではスロットルオフでかかとを浮かし、浮かしたまま直線的にブレーキペダルを押し込んでいます。※この時、右足のかかとは減速Gを感じることができません。

ペダルの踏み間違いとは直接関係はありませんが、操作を工夫すればよりクルマを効率良く安全に走らせることができるという例です。

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第384回 KさんとメガーヌⅣRS.Cup

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YRSクワッドオーバルのストレートを加速するKさんとメガーヌⅣRS.Cup


YRSクワッドオーバルスクールに参加してくれたKさん。初めてのユイレーシングスクール。スクールの感想を聞かせてほしいとお願いしたら、気持ち良く引き受けてくれた。

社会人になって、初めて購入したクルマがハイパワーのツーシーターで、 その後も速いクルマを乗り継いで、『奥様との攻防でドアが2枚になったり4枚になったり』(本人談)もしたけど、 メガーヌⅢRSでスポーツドライビングに目覚め、 ちょっとハイパワーコンパクトに浮気したものの、マニュアルミッションが好きでメガーヌⅣRS.Cupが発売されたのを期に乗り換えた、 とも教えてくれた根っからの走り好きのKさん。武勇伝にも事欠かなそうなKさんの感想です。


今回、貴スクールのクワッドオーバルに参加させていただいた理由は、新しい車に乗り換えたのでその車の挙動を知りたくて参加させていただきました。メガーヌⅣRSには4コントロールという4輪操舵機能が付いています。そういった機能がついた車の経験がなかったのも理由です。
一般道の速度域では分からない挙動、特にESC(横滑り防止装置)を切った時にどういった動きをするのか興味がありました。いきなりこういったことを一般道では危なくて試せませんから。(笑

初めてYRSに参加させて頂きましたが、座学の前に参加者の自己紹介があり、人見知りの自分でも皆さんとすぐに馴染めた感じがしました。最初の1時間、クーラーの効いてる部屋での座学では講師のトム ヨシダさんが理論に基づく難しい話を分かりやすい言葉で教えていただき、なんとなくイメージはつかみやすかったです…..実行に移せるかは???ですが^ ^

まずオーバルコースの走行前にフルブレーキの練習から始めていただいたのは、ここ最近3年以上スポーツ走行していなかった自分にとっては有り難かったです…..あんなに強くブレーキペダルを踏むことは一般道では無いですから。またオーバルコースは複数台同時走行なので追い越しを行う際の約束事を事前に周知徹底してからオーバルコースの走行となりました。YRSは安全管理がしっかりされていると思いました。走行中はFMラジオからリアルタイムで先生の指摘が聞けるのも良かったです。

走行の合間を利用してトムヨシダ先生に質問しても、ざっくばらんにお答えいただき、話があまり理解出来ないような場合は先生の運転するメガーヌの助手席に座らせてもらい同乗走行していただいたことで理解が深められました。

タイヤのグリップ力を最大限に引き出すコーナリング方法を教えていただきました。今まではフロントタイヤの荷重を中心にコーナリングを考えていたのですが、後輪も上手に使うことによってより安定して速く走れるようになると。これは後輪の操舵機能を持つメガーヌⅣRSでは後輪を上手く使うことによって、より早く車の向きを変えられることに繋がるかもしれないと感じました。
また後輪の滑り出しは唐突ではないのが分かりました…..これも後輪にある程度加重しながらコーナリングするように教わったお陰なのかもしれません。

4分間、最初の1分はウォームアップで残り3分の全開走行。このバランスが絶妙だと思いました。これ以上長くても、車もきついしドライバーも集中力が持ちません……特にあの暑さの中では(汗 走行後の2周のクーリング走行も車にとってはありがたいと思いました。


Kさんが車載映像を公開したそうです。
kさんがメガーヌⅣRS.CupでYRSクワッドオーバルを走ります。前を行くのは就職して初めて買ったルーテシアRSトロフィーでYRSクワッドオーバルスクールに来てくれたHさん。

Kさん 感想文ありがとうございました。また遊びに来て下さい。


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第383回 YRSオーバルスクール

異例の暑さの中でドライビングスクール二連ちゃん。土曜日にYRSオーバルスクールをやって日曜日にYRSクワッドオーバルスクール。

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朝一番で50分程度の座学をやって
運転する人間の身体のどこも地面とつながっていないことや
クルマはタイヤ4本でしか地面と接していないことを改めて確認して
動いているクルマにどんな力が働いているかを説明して
クルマの性能をより引き出すための操作を解説

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イーブンスロットル、イーブンブレーキ、トレイルブレーキングを練習して
パイロンで作られたコースを全開で走ります

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土曜日には常連のHさんがトゥィンゴRSゴルディーニで来てくれた
メガーヌRSと記念撮影

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Hさんが下のコーナーを立ち上げる
NAの音もいいもんだ

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日曜日にはユイレーシングスクールが初めてのKさんとHさんが来てくれた
KさんはメガーヌⅣRSカップで
今年新卒で某自動車会社に就職したHさんはルーテシアⅣRSトロフィーで
常連のKさんは今回はルーテシアⅢRSで
お約束のメガーヌRSと記念撮影したけど
Kさんのアップの写真を忘れました

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3年前まではメガーヌⅢRSでサーキットも走っていたKさん
しばらくお休みしていたけど
新世代メガーヌで復活

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某外車に乗る父君と一緒に参加してくれたHさん
お父さんともどもふだんはできないクルマの限界を探る走りを楽しんでくれました

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HさんとKさんが連なって
YRSクワッドオーバルの最終コーナーを立ち上がるの図


ルノー乗りのみなさん、ルノーの足の良さを味わいにユイレーシングスクールにおいで下さい。


※6月に予定していたドライビングスクールは今年、来年とイベントめじろおしの富士スピードウエイに日程を譲ることになりました。
次回のスクールは7月6日(土)のYRSオーバルスクールFSWです。
来年6月から9月まではオリンピック/パラリンピックの自転車競技の舞台になるので富士スピードウエイのスクールはありません。



第382回 Megane RS de Suzuka Racing Course

鈴鹿サーキットを専有走行する際には最初に慣熟走行をするように要請されますが、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールでは独自の方法で慣熟走行を行います。速度一定の慣熟走行では、特にリズムが大切な鈴鹿サーキットでメリハリのきいた操作に慣れることができないからです。

幸いなことに参加者全員がユイレーシングスクールのいずれかのカリキュラムを経験しているので、どのくらいの速さで走れるか予測がつきます。なので、最初のセッションでは34名中9名の鈴鹿サーキット未経験者にメガーヌRSリードカーの後ろに速くない順に並んでもらいます。その後ろに鈴鹿サーキット経験者が連なってリードフォローを行います。ブリーフィングで直線区間ではスロットルを床まで踏むように伝えるので、鈴鹿サーキットが初めての人でもかなりのペースで1周目を走ります。

今年のYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに参加するために4月のYRSオーバルスクールに来てくれたHさん。諸事情で参加を見合わせたので、将来のために助手席から鈴鹿サーキットを味わってもらいました。ひとつ目は最初のセッションでのリードラップの車載動画です。


2回目のセッションでは鈴鹿サーキット未経験者に経験者でもリードフォローを希望する方を加えて行います。今回は希望者が多かったので、2班に分けてリードフォローを行いました。1班はメガーヌRSが、もう1班はYRS卒業生で速さピカイチのMさんにお願いした。

2回目のセッションのリードフォローが終わってからHさんにもう少し鈴鹿サーキットを味わってもらうと走り出したのだけど、雨が落ちてきたのでピットに戻って待機することになったのがふたつ目の車載動画。


ある程度クルマをきちんと動かせないと鈴鹿サーキットレーシングコースは走っても面白くない、と思っているので、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールはユイレーシングスクールの卒業生に限らせてもらっている。本当は50台までコースインできるのだけど、混雑していては楽しくないから、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールは40台が上限という贅沢さ。

クルマ好きにはぜひ鈴鹿サーキットを走ってほしいので、来年の日程は未定だけど、ぜひ今年のうちにYRSオーバルスクールを受講して、来年YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに参加してみませんか。


次の動画は2回目のセッションでリードカーを頼んだMさんの走り。結婚してふたりのお子さんに恵まれ、ファミリーカーに換えたけどクルマの運転を楽しむ熱意は変わっていないナイスガイです。3年ぶりとファミリーカーとは思えない2分43秒983。


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第381回 YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール

年に一度、ユイレーシングスクールの卒業生を対象に、と言っても、ユイレーシングスクールのオーバルスクールを受講して4輪を使って走る手立てを練習した人という意味だけど、鈴鹿サーキットのレーシングコースでYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールを開催している。
個人的に鈴鹿サーキットと関わりが深いというのもあるけど、まぎれもないドライバーズサーキットである 鈴鹿 をユイレーシングスクールに来てくれた人に一度は走ってほしいから続けている。今回は最年少41歳、最高齢78歳、平均年齢53.79歳の34名が参加してくれた。

YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールの特長は2時間走行するのだけれど、1時間のセッションを2回行いその間にインターバルを設けていること。ほとんどの人が関東から来るからというのもあるけれど、せっかくの 鈴鹿 なんだからできるだけたくさん走らせてあげたい。しかし2時間ぶっ続けで走っても得るものがないので、いつも担当者に無理を言って1時間X2でインターバルを設けてもらっている。

鈴鹿サーキットはF1GPが開催されるグランプリコースでもあるけれど、コーナーの半径に比較して道幅が狭く、深いコーナーや中速、高速コーナーが組み合わさっていて、ライン1本外すとガラリと変わる状況に合わせて走らなければならないサーキットだから、ホントの自分がさらけ出されるサーキットでもある。
今回も予報に反して強い雨こそ降らなかったけど、路面が濡れるぐらいのシャワーはあって、そこをクルマのバランスを崩すことなく走りきったのだから、自分で言うのもおかしいけれど、ユイレーシングスクールの卒業生はたいしたものだと思う。

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2回目のセッションが終わって計測結果が出て悲喜こもごもになる前(?)に記念撮影
今回はおふたりが奥さん同伴で
ボクは個人的にだけれど
みんなが走り終わってから見せる表情が大好きです
それもスクールを続けている理由です


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スタッフのKとYと
向学のために見学したいとやってきた ルノー・クリオ乗りのHさん
Hさん 受付けを手伝ってくれてありがとう
このあとHさんはメガーヌRSの助手席から鈴鹿サーキットを初体験
今回はKもYも参加者として走行

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参加確認後はまずブリーフィングでサーキット側から走行上の注意事項
鈴鹿サーキットは速度域の高いコースだから何か起きると状況が悪化する
ユイレーシングスクールでは鈴鹿サーキットドライビングスクールに申し込んだ人に
YRSオリジナルの車載動画や鈴鹿サーキットの走り方を説明した文章を事前に送って
当日鈴鹿サーキットに来た時にゼロスタートにならないようにしてもらっている
だから
今回も34名中9名が初めての鈴鹿サーキットだったけど
彼らのタイムは初めてとは思えないほどのもの

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両方のセッションとも若干コースアウトはあったものの無事終了
進行と監視で写真が撮る余裕なし
メガーヌ3RSで参加してくれた IさんKさん の写真も
ルーテシア3RSで参加した Yさん の写真もなし
ストレートでは霧雨がまったぐらいだったけど
スプーンではしっかり降った時間もあった

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ピット内のラップタイムモニターにはリアルタイムで全員の速さが
クルマの性能以上には速く走れない
自分の実力以上には速く走れませんよ
と口を酸っぱくして言うのだけれど
頑張りすぎてもったいないことをしている人が少なくない
こういうことを言うから若い人に敬遠されるのかね


さてさて、

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今回のサブテーマの標識を貼ったメガーヌRS
鈴鹿ICを降りて小休止の図

高齢者運転標識をつけて初めての遠出。今回は大津市湖西を出発して琵琶湖大橋を渡り、栗東ICから新名神に乗り亀山JCTで東名阪に乗り換え鈴鹿ICで降りて鈴鹿サーキットに向う経路。日曜日に鈴鹿に向ったのだけど道は思いのほかすいていた。帰路は月曜日でこちらは工事渋滞で倍の時間がかかったけど、往路と復路、標識がオランジュトニックに溶けこんで目立たないのか何事も起きなかった。



第380回 また新発見

メガーヌRSはドライビングスクールを開催する筑波サーキット、富士スピードウエイ、鈴鹿サーキット、阿讃サーキットまでのスクール機材の運搬係りや、スクールでリードカーやカメラカーとして走ったり、ついでと言ってはなんだけど近辺の美味しいもの求めての徘徊したりで大活躍。基本的に長距離が多い。ちなみに、昨年11月にメガーヌRSをお借りしてからどのくらい走ったかというと、富士スピードウエイに9回、筑波サーキットに2回、阿讃サーキットに1回遠征した。

クルマはA地点からB地点まで効率良く移動するための手段だと思っているから目的地までの平均速度には大きな関心があるけど、同じくらい燃費も気になる。どちらも自分がどんな運転をしているかの目安になるから。

で、地元のガソリンスタンドで満タンにして栗東IC(阿讃サーキットに行く時は京都東IC)から高速に乗り、目的地近くのICで降りたら最寄のガソリンスタンドで満タンにして、燃費を確認することにしている(満タン法で)。帰りも同じ。富士スピードウエイの場合は御殿場ICに近いガソリンスタンドで満タンにして地元のいつも利用しているガソリンスタンドで満タンにする。だから、ふつうは道中での給油はしないのだけど、前回は先を急いでいたもんだから中途半端なガソリン残量なのに「まぁ大丈夫かな」と高速に乗ったのだけど、途中で栗東ICまで届かないことが判明して浜松SAにピットインした。

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浜松SA手前でRangeを呼び出したら120Kmと表示された
完全に計算間違い
選択の余地なし
今回は例外的措置

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別に自分をケチだとは思わないけれど
安く買えるところがあればそのほうがいい


で、3,000円分だけ給油してエンジンをかけてもう一度Rangeを呼び出したら、な、なんと数字が380Kmになっている。

なんで残りの航続距離が再計算できるんだ?

どういう仕組みになっているのかね、給油した量を入力したわけではないし。平均燃費はデータとして残っているとは思うけど。   満タンにしてしばらく走ると平均燃費が落ち着いてきて、それに従ってRangeの数値も安定するのだけど、なぜ任意の量を追加した場合でも数値が補正されるのだろう。   確かに便利な機能だからありがたいけどね。

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17.65リッターを給油したら
Rangeが380Kmに変わった
260Kmレンジが伸びたわけだから
リッター当たり14.73Kmで計算されたことになるのかな


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わずかな差かも知れないけど
やはりSAでの給油は高くつく
人的努力に努めよう

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スクール機材を積んで周囲のペースにまどわされない速度を保って
車載コンピュータがはじき出した燃費が7.6L/100Km
13.16Km/L
満タン法でも同じような数字
燃費の敵は空気抵抗だから
ペースを落とせば数字は良くなるのはわかっているけど
効率も大事だから



第379回 MEGANE RS de ASAN Circuit

四国、阿讃サーキットのルノークラブ走行会に滋賀県からおよそサーキットには似合わない9速ATのステーションワゴンでやってきたWさんを助手席に乗せて、メガーヌRSで1周1,004mのサーキットを走ってみた。


走り終えてWさんがメガーヌ3RSで走っていたころの仲間に、「リアが出ているのは感じるのだけど、それがトムさんの腕のせいなのか、それともメガーヌのせいなのか判断がねぇ・・・」と言っているのを聞いてしまった。

Wさん。もちろん。その両方です。