トム ヨシダブログ


第37回 景色

琵琶湖の西岸に居を移してから2回目の初夏を迎えた。

 
湖西の景色はダイナミック

山々の木々は少しずつ緑色を深め、山全体のボリュームも心なしか大きくなった。
朝早くから鳥がさえずり、夕日が山に隠れる位置がずいぶんと北に移った。


自然が創る色相は想像力のみなもと

今までいろいろな景色を目にしてきたけれど、このあたりの景色も悪くない。
生来が出不精のために目的があって訪れたところの記憶しかないが、琵琶湖と比良山地に挟まれて開発のおぼつかない湖西の景色もまんざらでもない。


トゥインゴGTの赤と緑がきれい

真冬の朝に須走の旅館から見た真っ赤な富士山。イギリスに向かう途中で立ち寄ったモスクワで見た異様に大きく黄色い太陽。F2レースの取材で訪れたホッケンハイムのただただ深い森。トヨタのCM撮影でかっとびスターレットを走らせたモハビ砂漠やモニュメントバレーの荒涼とした無彩色の世界。ホンダの輸出専用船でバンクーバーに向かう時にマストのてっぺんから見た丸い水平線。SCCA全米選手権で6位に入り涙にかすんだ紅葉真っ盛りのアトランタの森。

季節によってよそおいを変える湖西は、かって目にした景色を思い出させる。景色に心なごむのは歳をとったからなのかも知れないけれど、まだまだ旅は終わりではない。


かすんでなければ対岸が手に取るように

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※ 斜面にあるたんぼを上から見てみたくて所有者に許可をもらってトゥインゴGTで登ってみました。話を聞いて、平地の少ない湖西にはそれなりの営みがあることを知りました。


第36回 Yゼミ

小柄なトゥインゴGTよりさらに小さいかわいらしいミニ達

4月のYゼミにはIさんとTさんが参加。おふたりとも関西でミニのレースに参加している。

ビデオを見たり図を描いて説明したり、とにかく疑問を解決

実はIさん、3月のYRSツーデースクールに来てくれたのでユイレーシングスクールは2度目の参加。YRSの合理的なカリキュラムが気に入ったとのことで、今回は友人のTさんを誘って参加してくれた。
そのIさん。YRSリトリートに到着するやいなや、「本当はYRSのことTさんには教えたくなかったんですが・・・」。そうなんです。YRS卒業生に「お知り合いを誘って下さい」とお願いしても、「YRSで習ったことは自分だけのものにしておきたいからなぁ」という反営業的な声が圧倒的(!)なのも嬉しいやら残念やら。

Tさんの94年式ローバーミニ

今回はおふたりだけだったので時間は十分。おふたりともレースで好成績を残すことが目的なので、サーキットを効果的に攻略する方法やレースで競り合いになった時に優位に立つ方法を伝授。5月中にレースがあるとのことだから、期待して結果を待ちたい。

Iさんの81年式BMCミニバン

夕食をはさんで夜9時すぎまで続いたYゼミ。合間にトゥインゴGTでドライブ。リアシートからIさんとTさんの運転を覗かせてもらった。おふたりとも運転には全く問題ないのだけれども、トランジッションが不足気味なのと操作がどちらかと言うとオンオフ的な傾向があったのでこれもアドバイス。トゥインゴGTはオーバーハングが短い割には姿勢変化が大きく荷重の移動を体感しやすい。

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  ユイレーシングスクールは5月20日にYRSドライビングワークショップFSWを開催します。クルマの運転の基本を確認するためのカリキュラムです。クルマの動かし方に興味のある方はぜひ参加して下さい。トゥインゴGTもお待ちしています。

5月20日YRSドライビングワークショップ案内頁&申し込みフォーム
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●クルマはよくできた道具なので、性能を発揮させるためにはそれなりの使い方を知る必要があります。ユイレーシングスクールが10周年を記念して制作したCDを聞いてみて下さい。バックグラウンドミュージックもないナレーションだけのCDですが、クルマを思い通りに動かすためのアドバイスが盛りだくさん。クルマ好きにとっては一生ものの5時間34分です。
YRS座学オンCD案内頁