富士スピードウエイの史跡 30度バンクを背景に
今年2回目のYRSツーデースクールに集まった
左からIさんのメガーヌRSトロフィー
NさんのルーテシアⅣRSトロフィー
SさんのルーテシアⅢRS
ルノー・ジャポンのルーテシアⅣシャーシスポール
今年2回目のYRSツーデースクールに参加してくれたIさん。そのIさんの申し込みフォームのコメント欄には「ネットの記事で御スクールを知りました。私はクルマ運転に関しまして全くの素人でありますが、たまたま今年2月に存在すら知り得なかったメガーヌに出会い現在に至ります。どんなクルマかも知らずに購入してしまい悩んでいました。今回御スクールに参加させて頂きどのようにすれば心地よく安全に運転できるのかを学べればと思いました。宜しくお願い致します」とあった。
2日間でかなりの距離を走った。2日とも暑い日でIさんは大粒の汗をかきながらメガーヌを走らせていた。それでもIさんはずっと笑顔だった。運転が楽しそうだった。
IさんがMEGANE R.S.273 TROPHY-Sのスロットルを床まで踏み込む
公道では経験できないほどの横Gを受けながら走る
逆バンクのついたコーナーに飛び込む
帰り際、運転というものがわかりかけてきたような気がする、また来ますと言っていたIさんから感想文が届いたので紹介したい。(原文ママ)
『私は車は通勤やプライベートで毎日乗っております。しかし車に関しては運転だけではなくメカに関しても全くの無知であります。いままでほとんどボンネットも開けたことはなくタイヤ交換の経験もなく空気圧も測ったことも無いというレベルです。
昨年末に乗っていた車3200ccFRスポーツAT車が故障続きでそろそろ箱換えを検討しようと、年末に車屋さん巡りをしていました。
免許取得30余年、ここ最近はAT車を乗り継いでいましたがコンピュータ制御のレスポンスに違和感を感じていましたので、今度の車は『3ペダル式MT車、後部座席あり、2ドア、2000cc以上』を条件に車を探すことにしました。
MT車というだけでなかなか条件に見合った車がなかったのですが、たまたま立ち寄ったルノー有明で営業さんからメガーヌRS Trophy-S LHDという車名すら知らない車を紹介されました。営業の方も左MT車が運転出来るのなら絶対に面白いのでこの車にした方が良いと、この車に対する愛情と熱意を強く感じ即決し購入してしまいました。
箱換え前の3200ccFRの車は万人が乗れるようコンピュータ制御で味付けがしてあるのか、多少の力強さは感じましたが街乗り程度の運転は難しいとは思いませんでした。
若い頃に乗っていた150馬力左四駆MTセダン車も比較的優しく誰でも運転出来る車だったと思います。
しかしメガーヌは全く違いました。メガーヌ購入後、ルノーという会社のF1を始めとするヨーロッパのモータースポーツと共に歩んできた歴史と、RSという乗用車というよりは本気で作ったマシンであるということを知りました。273馬力のFF車、今まで経験したことがないその有り余るパワーとレスポンスで街乗り運転でさえどうしたら良いのか分からなくなりました。
そんな時にルノー公認トム ヨシダ先生のYui racing schoolのことを知りました。いくつかあるコースの中からYRS ツーデースクールFSWを選びました。最も充実したコースで初心者の自分にとり集中して学べるので良いだろうと考えたからです。
申し込み後にメールで教材資料やYouTubeサイトをご紹介して頂いたのでスクールでのドライビングについてのイメージをあらかじめ学ぶことが出来ました。また分からないことや疑問点が認識でき予習出来たのも良かったと思います
実際のスクールでは座学から始まりました。初めて耳にする用語ばかりでありましたが私のような未経験な初回受講生には特別に気遣いを頂き走行中の車やタイヤの状態や挙動がどのようになっているのか、どうすれば良いのかを分かりやすく教えて頂きました。
実際の走行ではフィギュア8 ブレーキング イーブンスロットル トレイルブレーキング オーバル走行 FSWショートコースでも初心者の私に優先的に教えて頂き、また各コースでトム ヨシダ先生に同乗走行をして頂けましたのでいろいろと体感することが出来ました。疑問に思っていたヒールアンドトーやドライビングポジションも直接教えて頂くことが出来ました。
ベテラン組受講生の先輩方からは数あるスクールの中でYui racing schoolは最も安全に真剣に走り込むスクールであると聞きました。
事実一日目もフィギュア8 ブレーキング スラローム オーバルの四つのコースを集中的に走行しました。二日目もFSWショートコースを1日で100周以上走りました。
自分の悪いところや試したいことが何度も何度も確認しながら走行し改善することが出来ました。コースタイムも走り込むごとに速くなっていきました。
わずか二日間のスクールでありましたが車の運転について常に挙動やタイヤのことを意識するようになりました。そしてより安全に走行出来るよう意識するようになりました。一般道での事故を起こすリクスが大幅に軽減されたのではと考えております。
しかし、スクールで学び走行させて頂いたことについてはまだまだ満足はしておりません。特に私の車はコンピュータ制御機構があまりない人間の指示通りだけで動いてしまう正直なマシンであると認識しておりまので、さらに練習が必要であると思います。
Yui racing schoolは普段車に乗られる方全ての方にお勧めしたい、是非受講すべきスクールであると思います。
これからも時々スクールに参加させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します』
RS仲間
右からIさん
ルーテシアⅢのSさん
ルーテシアⅣのNさん
滋賀県や福島県からの参加もあり
28歳から70歳まで
平均年齢51歳の青年が笑顔の記念撮影
1日目。駐車場だけでオドメーターが150キロを刻んだ強者も
写真は半径22m直線130mのYRSオーバルを走るIさん
IさんとSさんがランデブー
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2日目のショートコース。リードフォローや同乗走行は含まない計測ラップだけで、最も走った人が174周。ユイレーシングスクールが使うレイアウトだと1周が880mだから153キロをレーシングスピードで走ったことになる。2番目の人が173周。Iさんは実は146周していて、Sさんが143周、Nさんが144周。みなさん貪欲に走っていました。
Iさん また遊びに来て下さいね~