トム ヨシダブログ


第574回 KさんのルーテシアⅢRS

スタッフのKからメール。なんでも左のサイドマーカーランプのレンズが脱落したという。10年以上前に作られたKさんのルーテシアⅢRSだからプラスチックパーツがやせてしまうこともあるだろうということで、部品を手配してスクールの時に落ち合って直そうということになった。

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ドライビングスクール参加者が来る前にルーテシアⅢRS仲間で記念撮影
右からスタッフYとスタッフK

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KのルーテシアⅢRSの左側サイドマーカーランプは電球が露出していた

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入手したパーツ

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取り付けようとあれこれやったけれど
どうやったら破損した片割れ(ベースプレート)が外せるのか確信が持てなく
集合時間が迫り時間もなかったのでKが後日修理することに


スクールが終わってしばらくしたらKから画像を添付したメール。
「取り付けました。苦労して内張りを外してみたら内側からアクセスできない事が判明(^_^;) 外側からドライバーでこじって外れました。
最初からわかっていればものの数分で完了する作業です。注意点はモールと一緒にこじらない事ですね。ソケットをひねって交換します」。

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何はともあれ無事終了。
右側のサイドマーカーランプも触ってみたけど、プラスティックのライトカバーがやせているようなので念のためもうひとつ渡しておいた。


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4月18日午後5時56分
御殿場市山の尻から仰ぐ富士山と我が終の相棒
2日間のスクールが終わりいつものところに行ってみると春霞の向こうに富士山
ずいぶんと雪が少なくなった
次は5月に来ます



第573回 OさんとYRSオーバルスクールFSW

前日午後の天気予報では3時間雨量が42㎜と出ていたので不安にかられながらの今年3回目のYRSオーバルスクールFSWを迎えた。予報ほど降られなかったけれど終日雨。強くなったり弱くなったり。参加者の中に雨男がいたに違いない。

2019年9月の第412回 に登場してくれたOさんが今回のルノー仲間。5月の鈴鹿に向けてのウォームアップのようです。

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小降りになってたまにやんだり
合間をぬって面と向かってのアドバイス

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ラジオカーのルーテシアⅢRSを小さなオーバルコースの中心に停めて
速度の指示を出しながらイーブンスロットルの練習
ステアリングワークとスロットルコントロールのダメ出しをします

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横1列にならんでもらった参加者に正対しながらアドバイスを送ります
雨だからという理由もあるけれど
今は密を避けるという意味合いも

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1速アイドリングスピードからエンスト寸前まで減速して解放するブレーキタッチの練習
踏力が制動力に比例するブレーキングに欠かせない練習です
ラジオカーを走らせながらストップランプの点きぐあいから判断してアドバイス

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なぜ巻き尺が延ばされているかというと
高速道路の3車線より広い14mのコース幅を認識してもらうことと
左回りの場合はインベタのクルマは4.6mの仮想の第1車線を越えないこと
アウトインアウトのクルマは第2第3車線を使いインのクルマのラインをつぶさないこと
等などの確認のため

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雨量が多くなればなるほどトランジッションでフラットな姿勢を作る
2輪が流れる時はフロントであろうとリアであろうと
流れる速さは速いし流れる量も多い
流すなら4輪を流せばクルマはバランスを崩さない

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4分のセッションを時計回りと反時計回りで交互に
ストレートの速さはクルマの性能で決まるけれど
スロットルオフからステアリングを戻して舵角ゼロでフルトラクションにするまでの
コーナリングの所要時間つまりコーナリングの平均速度は
運転手の腕でどうにでもなる

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昨年9月のYRS筑波サーキットドライビングスクールに続いて遊びに来てくれたOさん
次は鈴鹿サーキットでお会いしましょう



第572回 ルーテシアⅢRSと桜

自宅周辺の桜は今年、FBの記録によるといつもより早く咲いたけど、咲いている期間は短かった。

先週のYRSオーバルレースに連れ出した終の相棒と桜の名所を訪ねたら、そこの桜も終わっていた。今年はどこも速かったようだ。

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かろうじて残っていた牡丹桜と



第571回 続・ルーテシアⅢRS ブレーキパッド交換

第570回を読まれたクルマについての造詣の深い方からメールをいただいた。

「ブレーキパッドは残量が減って薄くなると、制動時の熱量が新品時より上がりやすくなり、熱量の上昇で摩耗が早まるのと、スポーツ走行ではフェードポイントが早まるので、早めの交換をおすすめします」。

心すべきだと思うので紹介させてもらいます。

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第570回 ルーテシアⅢRS ブレーキパッド交換

ボクの終の相棒に触発されてルーテシアⅢRSを購入したスタッフのYからメールが届いた。

——- ここから ——
今の愛車(ルーテシア3RS)に乗り始めてから丸3年が経ちました。普段の足から、サーキット走行まで大活躍しています。3年間でオドメーターは43000km進みまして、トータルではそろそろ17万kmを迎えます。
フロントブレーキパッドは消耗度合いを常に確認していましたが、ついに使用限界が来たと判断しまして、トムさんにご紹介されて以来、オイル交換等でお世話になっているルノー滋賀栗東店で交換することにしました。

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店長:井上さんにお願いして装着前の純正新品を撮影。(写真1)
摩擦材の厚さは10mm程度。
純正部品の品番は77012-08218でした。

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取り外したお古のパッドです。摩擦材はおよそ1mm程度の残りでした。(写真2)

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角度を変えて。(写真2A)
ぎりぎりまで使う努力をしていましたが、交換タイミングが少し遅すぎましたかね?

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新品交換後の様子。(写真3)
ホイールとブレーキローターの隙間にカメラを入れてパチリ。

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交換前の様子。(写真4)
摩擦材が残り少ないのが明白です。

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5月17日のYRS鈴鹿サーキット走行に向けて、準備ができました。(写真5)

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いつもお世話になっているルノー滋賀栗東店の前で帰路出発前に記念撮影。(写真6)



第569回 900回と17,218名

延ばしのばしになっていた集計を終えた。
1999年12月9日の開校以来、昨年末までにドライビングスクールとスクールレースをちょうど900回開催し延べ17,218名の方に受講していただいた。ユイレーシングスクールの訴求はWebサイトとメールマガジンのみだから、ユイレーシングスクールを見つけ出して受講してくれた方々には心から感謝している。
昨年はコロナ禍でYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールをはじめいくつかのスクールを中止にしたけど、それでも最終的に25回の座学を行うことができた。それぞれのドライビングスクール/スクールレースを開催し21歳から78歳までの延べ352名の方が参加してくれた。78歳のYさんは今年のYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに申込んでくれている。ハンドコントロールのクルマでサーキットを走り続けるNさんも鈴鹿に来てくれる。 嬉しい限り。 若い人もどんどん来てほしい。   ユイレーシングスクールはまだしばしの逆風に負けず邁進中だ。

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1999年~2020年ユイレーシングスクール開催数サマリ
1999年~2020年ユイレーシングスクール開催数サマリ(ダウンロード用pdfファイル)

2020participant
1999年~2020年ユイレーシングスクール参加者数サマリ
1999年~2020年ユイレーシングスクール参加者数サマリ(ダウンロード用pdfファイル)

 

ルノーにお乗りの皆さん。ユイレーシングスクールでクルマの運転を楽しみませんか❓ お待ちしています。
4月10日(土)開催 YRSオーバルレースFSW開催案内&申込みフォームへのリンク
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第568回 見過ぎない

2014年4月にアップした 第97回 目線×視野=情報処理速度 で目線の持っていき方について書いた。ぜひ最初に目を通してほしい。

先日、ある番組で卓球の選手がどこを見て飛んでくる球を打ち返しているのかに触れていた。卓球の試合の中継だと卓球台の長方向をとらえるので選手の目線を確認することができないけど、番組では横から撮っていたので興味深いシーンが見られた。

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早打ち練習に対して身構える
この目線

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飛んできた球を打ち返す直前
この目線
違いは目が見開かれていることだけ
(画像上の文字「ダリ」上方の白っぽい帯が球筋)

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何本も何本も次から次へと飛んでくる速い球を打ち返す
MCが打ち返すコツはと聞くと
見過ぎないことが秘訣と

(画像はTBSテレビの画面を撮影したもの)

的に命中させるために的を凝視して矢を射りたい。飛んでくる球を的確に返したいから球を見ながらラケットを振りたい。と、ふつうなら思うだろう。
でも、その道の達人は見ているようで見ていないのかも知れない。まるで意識の中に映像ができていて、もはや道筋が見えているかのように。

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(画像はFIA-WRCからキャプチャ)

そう言えば、F1パイロットをして彼らの走りはすさまじい、と言わせるWRCのドライバー達も、ものを見ているようで見ていないような。目は宙をさまよい、薄く開けた口からは脱力感がにじみ、滑りやすい細い道を時速100マイルで走っていると想像することは難しい。
時間がある時にでもWRCの車載動画やドライバーの顔を向いたカメラ映像をYouTubeで探してみることをお勧めする。例えば、

(動画はFIA-WRCからキャプチャしたもの)

もっと長くドライバーを映しだした映像がたくさんあったし、それらは上記の映像と異なり運転席の前からドライバーのアップを撮っていたので、それらを見ると彼らの表情がよくわかって情報収集のやり方が想像できるのだけど、うかつにもURLを控えていなかったのが残念。