
第841回 YRSドライビングワークショップFSW
晴天なれど、とんでもなく寒くて風の強い日曜日。2回目のメガーヌRSウルティムをフィーチャーしたYRSドライビングワークショップFSWを開催。今さらながらにウルティムの動力性能の高さを実感。参加者が振り回しても音を上げないタフさは驚きだった。
YRSドライビングワークショップFSWはFSW駐車場P2で開催
参加者自身のクルマでスレッショールドブレーキングの練習をした後
参加者はメガーヌRSウルティムに乗り換えてフルブレーキングに挑戦!!
100キロ+からのブレーキング
こんなノーズダイブを何十回と繰り返したけど
何事もなかったように
14m幅のオーバルコースの直線部分に
20m間隔で置いたコーンの間でスラローム
テーマはできるだけ速く駆け抜ける
参加者全員にスポーツモードのMT2速固定で走ってもらった
後ろから見ているとフロントが回り込んだ瞬間
リアが明確に外側に移動するのがわかる
旋回中心がホイールベース内に収まっている証拠
4コントロールならではの動き
ユイレーシングスクールでは3月22/23日(土日)に開催するYRSツーデースクールFSWの2日目。FSWショートコースを終日走るセッションの間にメガーヌRSウルティムに試乗する機会を設ける予定です。ご自身のドライビングポテンシャルの向上にはうってつけの2日間です。メガーヌRSウルティムのような走りを実現されたい方はぜひご参加を。
第838回 4コントロールマジック
4コントロール装備のメガーヌRSウルティムをフィーチャーした2月のYRSドライビングワークショップFSW。カリキュラムはいつも通り午前中にスラロームと2種類のブレーキング練習。午後は設置したコーンのレイアウトを変更してオーバルコースを走ってもらった。
午前中参加者にはまず自身のクルマで、座学で解説しデモランで披露し最短距離でクルマを止める方法とスラロームをできる限り速く駆け抜ける方法を練習してもらった。次にそれなりにコツが飲み込めたところでウルティムに試乗してもらったのだけど、初めてのクルマなのに全員がけっこうブイブイいわせて走っていた。
ユイレーシングスクールのスラローム練習は20m間隔で置いたコーンの間を縫って走るのだが、いつものスクールではコーンを蹴っ飛ばす人が何人かいる。本人は蹴るつもりはないのだろうけど切り返しで初期アンダーステアを出してしまうと、内輪差が大きくなって後輪でコーンをはねてしまう。その点がウルティムの試乗でも心配だったのだけど・・・。
参加者はウルティムの動力性能に酔ったのか(!)、スポーツモードのマニュアルシフト2速で果敢にスラロームを攻めていた。それを真後ろから見ていてたいそう驚いた。あの速度だとコーンを踏むなと思っていると、これがひっかけもしないない。
前輪操舵車の場合は、極点に言うと、後輪付近にヨーモーメントの中心があって前輪がコーンから離れたところで右に左に半円運動するようなイメージ、つまりフロントが左右に振り子のように動く。当然前輪と後輪の軌跡は異なる。後輪は全員より内側を通るから、アンダーを出してフロントがまっすぐに行くと必然的に後輪は円運動の中心付近を通る。これがコーンを蹴飛ばす理由。
ところが、初めて真後ろから見るウルティムの場合は、実際にそうと確認できるわけはないけど前輪が右に動くと同時に後輪が左に動く感じ。その写真も動画もないのが残念だけど、ホイールベースの中心にある支点がスラロームを駆け抜けているイメージ。おそらく上空から見たらホイールベースの分だけ離れてはいるが前輪と後輪が同じ軌跡を描いているように見えるはずだ。
ブレーキングでもオーバル走行でもウルティムは高い運動特性を見せたけど、今回の目玉はスラローム。参加者が自身のクルマであの速度でスラロームをやったら間違いなくコーンを蹴っ飛ばすであろうシーンで、ウルティムは何事もなかったようにスラロームを駆け抜けた。ここは4コントロールの勝ち。自動車技術が人間の能力を補佐した? 否、上回った! と言うべきか。
前輪操舵車と4輪操舵車のタイヤの軌跡については 『第831回 4コントロールを検証する』 で説明しています。なぜ内輪差が生じるのか、内輪差を少なくするためにはどうすればいいのか、イラストから想像できます。
参加者全員がウルティムの4コントロールを体験
ここはスラロームのスタート地点
かなりの速度でスラロームを駆け抜ける参加者
ステアと同時に一瞬アウト側フロントが沈むが
アンダーステアには陥らない
幅14mのオーバルコースのストレートの真ん中に
20m間隔で10本置いたコーンを右に左に駆け抜ける
前輪操舵車の場合
写真の状況では
まず間違いなく後輪がコーンを蹴飛ばしている
ユイレーシングスクールとしては
ウルティムで実現できたスラロームの走りを
今度は自身のクルマででもできるように
なってくれればと思っている
第837回 Yさんの場合
メガーヌRSウルティムをフィーチャーした2月のYRSドライビングワークショップFSW。その1回目になんと、遠路はるばる香港からの参加があった。
なんでも、コーディネーターに日本で運転の練習をする機会を探してもらっていて、いろいろなドライビングスクールをあたった結果ユイレーシングスクールが最も優れていると勧められたのが来日の理由だとか。素直に嬉しい。
香港から参加してくれたYさん
家族で来日したけど
この日は
奥さんとお子さんを東京に残しての参加
リードフォローの1
YRSドライビングワークショップFSW午後の部
半径22m直線130mのオーバルコースで
Yさんの駆るウルティムをボクが乗るウルティムで引っ張る
Yさんと記念撮影
この日の夜
Yさんからメール
「たくさん学べて楽しかったのでまた来ます」
Yさんは呑み込みが早く
アドバイスしていて気持ちが良かった
ウルティムの4コントロールをフィーチャーしたYRSドライビングワークショップFSWはあと1回、2月23日(日)に開催します。ウルティムの類まれなハンドリングを体験してみたい方にお勧めです。
第822回 25年目が終了
1週間前から天気予報を見続けて今回は雨かなと。でも晴れ男だからなんとかなるさ、と思っていたらおお間違い。1,000回近いスクールをやってきたけど初めて経験するほどの豪雨。新幹線は止まるし東名高速は通れなくなるし、FSWの駐車場は半端ない雨の量とモビリタから流れてくる水で冠水するし。そんな中でユイレーシングスクールとしての25年目の日程が、昨日のYRSドライビングワークショップFSWで全て終了。
あと1回。ポルシェクラブ東京銀座からの依頼で開催しているクラブ員向けのドライビングレッスンが残ってはいるけど。
それにしてもよく続けてきたものだと思う。四半世紀だものね。
1999年12月8日。すごく寒かったのを覚えている。埼玉県の小さなカートコースで始めたユイレーシングスクール。それ以来、何百回開催して何万人の方が参加してくれたかの集計はまだまだ先になるけど、今は純粋に長い間何事もなく無事にドライビングスクールを続けてこられたことに感謝したい。
ルノー・ジャポンにも心から感謝したいと思う。このブログを書かせていただくようになってからまる14年。スクール用の車両を貸してもらえるのはもちろんのこと、あれこれ好きなことを書きながらユイレーシングスクールとしての情報を発信する場を提供してもらっていることは望外の喜びに他ならない。
そうそうEさんが今年5回目のユイレーシングスクールに参加してくれた。大雨の中、悪戦苦闘していたけど感想文を頼んでおいたので年内には紹介できると思う。
今日日曜日はうって変わって快晴。気温も29度まで上がった。昨日が遠い日のように思えたりして。
さてさて、 ルノー・ジャポンの公式ブログ2010年11月17日号 第1回 ユイレーシングスクール を読み返して改めて虚心坦懐。初心を忘れずにユイレーシングスクールの26年目に向かっての策を練ろうとするかな。
第794回 YRSドライビングワークショップFSW
ユイレーシングスクールは富士スピードウエイの駐車場で開催するカリキュラムでは、70歳以上の方の参加費を割引きにしているのだけど、今回は2名の方が利用してくれた。いくつになっても運転を楽しみ極みを目指してほしいから嬉しい限り。
今年2回目のYRSドライビングワークショップFSW。午前中にブレーキングとスラロームの練習。午後は2種類のオーバルコースを走り、クルマの運転にやってはいけないこととやったほうがいいことの仕分けを重ねます。
デモランに先立ち目指すテーマの説明
良い例と悪い例を見てもらうのだが
これが効果てきめん
イメージ作りの大切さ
2月のYRSドライビングワークショップFSWに続いて参加してくれたSさん
A110を豪快に走らせていました
半径22m直線60mのYRSオーバルFSWを
時計回り反時計回りと交互に走ります
YRSオーバルFSWで基本操作を練習した後は
半径22m直線130mのYRSオーバルFSWロングで
3速全開からの減速とターンインの練習をします
走行中もFMラジオでリアルタイムアドバイスを送ります
オーバルコースでもロードコースでも
周回路は直線よりコーナーの方が遅く
いかにコーンリングを組み立てるかが鍵
クルマを安定させて走ることができれば
日常の運転も楽しくなります
2月初めのYRSオーバルスクールFSWと
2月末のYRSドライビングワークショップFSWに
メガーヌRSトロフィーで参加してくれたKさん
YRS3回目の今回はクルマが魅力的なA110に替わっていた
FFからMRに
フルスロットルにするのはこの日が初めてだとか
次回のFSW駐車場を使ったスクールは
7月6日(土)開催のYRSオーバルスクールFSWです
クルマの動かし方を理解するのにうってつけです
第787回 ユイレーシングスクール
今後のユイレーシングスクールの開催予定です。各スクールの内容は案内頁に載っています。
※スクール名をクリックしていただくと案内頁に移動します。申込みへのリンクも案内頁下段にあります。
・6月15日(土)開催 YRSドライビングワークショップFSW(富士スピードウェイ駐車場)
・6月27日(木)開催 YRSドライビングスクールFSW(富士スピードウェイ ショートコース)
・7月6日(土)開催 YRS オーバルスクールFSW(富士スピードウェイ駐車場)
・7月18日(木)開催 YRS筑波サーキットドライビングスクール(筑波サーキットコース1000)
・8月24日(土)開催 YRS トライオーバルスクールFSW(富士スピードウェイ駐車場)
・9月21日(土)開催 YRS ツーデースクール1日目(富士スピードウェイ駐車場)
・9月22日(日)開催 YRS ツーデースクール2日目(富士スピードウェイショートコース)
第745回 9月の富士山とFSWと食
9月のスクールはYRSオーバルスクールFSWとYRSドライビングワークショップFSW
YRSオーバルスクールFSWの朝一で小さなオーバルをインベタ走行
イーブンスロットルとトレイルブレーキングの感触を確かめます
走行中の参加者にリアルタイムでアドバイス
「前のめりでターンインしています」
「イニシャルの舵角が大きいですね」
「スロットルオフを手前にしてみませんか」
理論的に整合性のある操作を目指してもらいます
今回の参加者は全員が常連で顔見知り
そこで急遽座談会を開催
ユイレーシングスクールから得たものがありますか
運転に対する意識が変わりましたか
次から次へといろいろな意見を聞くことができました
ひと通りオーバル走行の練習が終わり
次のステップへの足掛かりにと
最もペースの速い人を最後尾シングルファイルでヨーイドン
全員を抜いたらゴールというルールで
それまで見られなかった参加者の走りが随所に
結局
全車を追い抜いたUさんが1位
チェッカーフラッグをかざしてウイニングランの図
今回YRSドライビングワークショップFSWに参加したルノー仲間
全員が過去に受講した経験が
顔出しNGのMさん
大阪から来てくれてストレートを駆け抜けます
須走の朝はいつも健康
アメリカに行く前からお世話になっている扇屋さん
最近は土日のスクールが終わるとここへ
道の駅富士小山にあるレストランふじおやま?
メニューが豊富です
あさりクリームコロッケ定食が逸品です
ご飯は小盛中盛大盛から選べます
写真は小盛
FSWのスクールの時は金曜日の食事が楽しみで今回のムフフ
御殿場にはうなぎ料理店のひろ田が2軒あります
いつもは定宿に近い御殿場駅前のひろ田を利用していましたが
今回初めて駒門のひろ田に
これが大正解
メニューにあった肉厚うな重をいただいたのですが
今まで食べたことのないうなぎの厚みで食べ応えありあり
値段ははりますがお勧めです
第742回 ユイレーシングスクールのススメ
ユイレーシングスクールは今から23年前、1999年12月の開校と前後して、Webサイトで84頁にわたる教科書を公開した。
クルマは人や物を載せて移動するための道具だから必然的に人間が扱うことになるのだけれど、そこはそれ、それなりの扱い方がある。
クルマは良くできた道具だから、クルマが動きやすい操作をしてあげれればクルマは機能=性能を発揮しやすい。けれど運転者がクルマが動きやすい状況がどのようなものか理解できていない場合が多い。その状況を作り出すための努力をしているという保証もない。
なにしろスロットル、ブレーキ、ステアリングを操れば、とりあえずクルマは動いてくれるけど、サーキット、公道を問わずクルマが性能を発揮しやすい状況を作り出すために適切な操作が行われているか、運転中の運転者自身が検証することが難しいのも事実だ。
そこで、ユイレーシングスクールではクルマが動きやすい操作がどういうものか理論と実践の両面から理解してもらい、スロットル、ブレーキ、ステアリングの各操作が、運転者が意図した加速、減速、旋回と連動しているかをアドバイスすることによって、運転する人が自分の操作を連続して自身で見直せるコツをつかんでもらうようにしている。
あるコーナーへの進入から脱出までのスロットル、ブレーキ、ステアリングの各操作とそれらをまとめた結果をイメージした下のイラストで例えるのなら、イラスト1ではなくイラスト2でもなく、最終的にイラスト3のような操作が常にできるようになってもらうのがユイレーシングスクールが目指すところだ。
イラスト1
サーキットを速く走ろうとしている時の操作と挙動の関係
いわゆるオンオフ操作
人間がクルマより速く走ろうとしている場合に見られます
図の黄色い部分ではアンダーステアが発生しているはずです
イラスト2
サーキットを速く走ろうとしている時の操作と挙動の関係
いわゆる間延びした操作
速さに対して慎重すぎるのか
クルマの動きがわかっていないのか
クルマと運転者の距離が遠い場合に見られます
図の黄色い部分ではアンダーステアが発生しているはずです
イラスト3
サーキットを速く走ろうとしている時の操作と挙動の関係
クルマの性能を引き出そうとする操作
クルマが動きやすい状態を作ろうとしている
操作が重なっていない
クルマが前に進んでいる
ユイレーシングスクールはビークルダイナミックスを説明したイラストを使った朝一番の座学でクルマの動かし方を理論的に説明します。実技では理論に基づいたアドバイスをFMラジオを使ってリアルタイムで繰り返し、参加された方の操作と理論との乖離を修正し続けます。
9月のユイレーシングスクールは
・9月16日(土) YRSオーバルスクールFSW 開催案内
・9月17日(日) YRSドライビングワークショップFSW 開催案内
のふたつです。愛車に生き生きと走ってもらう運転を練習しにきてみませんか。