トム ヨシダブログ


第779回 スタッフYとルーテシアⅢRS

全くもって個人的な好みではあるのだけれど、ルーテシアⅢRSはいいぞ、いいぞと言いふらしたものだから、卒業生もスタッフも感化された人は少なくない。スタッフYもその1人。通勤に使うかたわらスクールカーとしても大活躍で現在のオドメーターは22万キロを超えていると言う。そのYからのメール。

 

いつもメンテナンスでお世話になっているルノー滋賀栗東での車検時に、レギュラーメニューに加えて経年劣化していた部品をリフレッシュしました。

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ステアリングホイール交換:表皮が擦れて傷んでいました。交換後はサラリとした感触になりステアリングを操作するのがより一層楽しくなりました。センターのステッチは黄色から赤色になっています。

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旧ステアリングホイール

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旧ステアリングホイールのアップ

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イグニッションコイル交換:アイドリング時に微妙なエンジン回転数の変動があったので、もしかすると効果あるかもと期待して交換に踏み切りました。結果、大正解でした。アイドリングはより一層静かになり、中間域から高回転域は今までよりもスムーズに且つパワフルになりました。

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旧イグニッションコイル

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スパークプラグ交換:イグニッションコイル交換時に同時交換を勧められたので予定外でしたが交換しました。取り外したプラグを見ると、錆が発生している物もあったので交換して良かったと感じています。

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オルタネータ交換:夜間アイドリング時にヘッドライト光量や室内灯光量が若干ゆらぐのを感じていました。取り外したオルタネータを手で回すとスムーズに回転しましたが、やはり経年劣化していたようです。交換後は光量のゆらぎがなくなり、アイドリング時の
ヘッドライトは明るくなったように思います。

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旧オルタネータ

 

そのうち中古でルーテシアⅢRSを購入してからのメンテナンス履歴を披露してほしいと思っているけど、YのルーテシアⅢRSはすこぶる調子がいい。Yがまめに情報を仕入れ彼のルーテシアⅢRSの元気さを保つために払っている努力には頭が下がる。

かく言うワタクシは、まだ3万キロも走っていない箱入り娘を傘寿を迎えたらサーキットに連れ出そうとたくらんでいて、とりあえず人間のメンテナンスにいそしむ今日この頃ではあるのだけれど。



第694回 祝 二十万キロ

ある日、写真を添えてスタッフのYからメールが届いた。

トムさん
日常のパートナーとして、時にはトムさんに操られてスクールでのデモ走行披露にと大活躍の愛車です。12月を迎えてスタッドレスタイヤに交換する前に、いつもお世話になっているルノー滋賀栗東でエンジンオイル交換です。作業の間にコーヒーをいただきながら帰り道の距離を調べてみると、今日の帰り道のドライブ後が節目になりそうな予感です。オイルとオイルフィルターを交換後にお店の前で記念撮影。もちろん帰り道のエンジンはすこぶる快調。

そして達成!

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先週末のスクールで
スタッフYとその愛車

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送られてきた写真を加工

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お祝いの意味をこめてさらに加工!
 
ルーテシアⅢRS万歳!



第675回 YさんはFR or FF

Yさんは2020年6月のYRSオーバルスクールFSWで初めてユイレーシングスクールに参加してくれた。当時の模様とYさんの感想文がブログの492回に載っている。サーキットを走ってみたいと言っていたYさんはその年の10月、YRSツーデースクールFSWに参加してくれた。6台のルノー車が2日間走り回った様子はブログの528回に掲載。
昨年も3月のYRSツーデースクールFSW10月のYRSツーデースクールFSWに来てくれたのだけど、10月の申込みフォームのコメント欄に「このルーテシアで何回か参加させていただきましたが、このたび手放すことになりまして、この車での最後の参加となります」とあった。何にするのかなと当日聞いてみると、FR車に換えると言う。メガーヌⅢRSからルーテシアⅢRSに乗り換えたぐらいだから、てっきりルノー車を乗り継ぐと思っていたのだけど。だからボクが率先して愛を込めて『裏切者!』。で、Yさんを除くルノー乗り5名全員が唱和。

閑話休題。先日YRSオーバルスクールFSWを開催していたら駐車場を見下ろしている人がいる。よく見るとあのYさん。クルマがルーテシアⅢRSじゃなかったので瞬時には気が付かなかった。聞けばショートコースを走ってきたと言う。FRをどう感じどう操っているのか聞きたかったから降りてくればと誘う。

この日は参加者が少なかったのでカリキュラムの合間にYさんにも走ってもらった。クルマはノーマルでフロントに少しだけマイナスキャンバーをつけただけというFR車をYさんが走らせる。ルーテシアⅢRSの時もそうだったけど、なめらかでそれでいてメリハリのきいた走り。コーナーをドリフトアウト気味に立ち上がる。失速はしていない。『あぁ、これがやりたかったのね』と納得。
せっかくだからYRSオーバルスクールFSWに参加していた、トランスミッションをマニュアルに載せ換えたマークXに乗るNさんを助手席に乗せて走ってもらう。Nさん「大いに参考になりました」。

カリキュラムをこなしながらあれこれ話しているとリアの落ち着きがルーテシアⅢRSのほうが良かったという話になって。FRなのに、と聞くとムニャムニャと。走りを標榜しているFRでもそう感じるらしい。その上で、もう少しFRに乗ったらルーテシアⅢRSに戻るのが正解かなと思っていると。それを聞いていたスタッフのYが、『FRに乗ったことで、ルーテシアⅢRSの記憶が「良かったなぁ」という成功体験として美化され過ぎているかもしれません。直後に乗り比べることで検証してみてはどうですか。その感想文をお願いします』と水を向け、Y自身のルーテシアⅢRSの提供を申し出。ということで、Yさんは贅沢にもFRとFFの乗り比べ。もちろん通常のカリキュラムに影響のない範囲で。

FRならぬFFを小気味よく走らせていたYさんは、ルーテシアⅢRSから降りるなり『やっぱりいいですね』。スタッフYのルーテシアⅢRSは16万キロも走っているのにねぇ。

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Yさんが味わってみたかったというFR

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どんな気持ちでFRを走らせているのやら

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スタッフYとYさん

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何を感じながらFFを走らせているのか

 

FRの走りを楽しみたくてGR86への乗り換えを決め、ルーテシア3RSを手放してから9ヶ月。久々にルーテシア3RSを運転する機会をいただきました。しかもオーバルコースで!
GR86で走行した直後にルーテシア3RSの運転席に乗り込むと、あまりにファミリーカー然とした着座位置の高さとクラッチストロークの長さに驚きを覚えます。

しかしひとたび走り出すとすぐに、ルーテシア3RSの素晴らしさを思い出しました。

直進性の良さ。剛性感がありコントロールしやすいブレーキと、ブレーキング姿勢の素晴らしさ。微小舵角から立ち上がる手応えと応答。GR86だと情けなくリアが流れ出してしまう領域でも、しっかりと路面をつかまえるスタビリティの高さ。
動力性能は、プラス400ccの余裕とファイナルの低さからGR86に分がありますし、ルーテシア3RSの電子スロットルの扱いにくさも少し気にはなります。
しかし、いかなる状況でも常に最高のロードホールディングを提供してくれるルーテシア3RSには、自動車としての圧倒的なレベルの高さを感じます。
今回の試乗であらためて、GR86で数年遊んだ後には再度ルーテシア3RSに乗ろうという決意を強くしました。その頃、程度のいい車両が出てくるといいなぁ。

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3台のルーテシアⅢRSがYRSオーバルFSWロングを走る

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ルーテシアⅢRSの集合写真
左からYRSオーバルスクールFSW皆勤賞のOさん
初めてYRSオーバルFSWロングを走ったNさん
スタッフのY

 

YさんルーテシアⅢRSのいい出物があったら手に入れちゃって下さい。置き場所は提供しますから。



第667回 Oさんの場合

過去、
第314回Oさんの場合
第323回YRSツーデースクール
第501回7月のルノー仲間
第502回速さを味わう
第538回Oさんの場合
第621回OKBさんの場合
第656回ルノーを楽しむ
に登場してくれたOさん。このところ5月、6月、7月とYRSオーバルスクールFSWに連続で通ってくれている。期するものがあるのかしらん。今回はちょっとしたハプニングもあったけれどOさんにも感想文をお願いした。

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またお会いしましたねのOさん

 

記念すべき10回目の受講は確かに記憶に残るものになりました。まさか受講中に前タイヤをパンクさせてしまうとは…トム講師ならびに受講生の皆様のおかげで、幸いにも応急手当のうえ自走で帰宅できました。当日は大変ご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。すでにパンクしたタイヤは新品に交換したので、次回参加に向けて準備を進めます。

さて、今回のオーバルスクールですが、実は普段と少しだけ違う点がありました。本来は別プログラム(YRSドライビングワークショップ)で行うブレーキの実習に比較的多くの時間を使ったことです。ブレーキを集中して練習する機会はあまりなかったので、ここでも新しい課題が見つかりました(難しいです)。
まだまだトム講師のような運転には程遠いのですが、受講を続けるうちにパートナーからの運転評価は確実に上がっています。いくつかコメントを紹介します。

①同乗しているときの安心感が増した
②車が揺れない、周りの交通が以前より良く見えている
③ハンドルを全然動かしていないのにスーッと曲がれることが不思議だ

ほとんど運転しない彼女ですから、そこそこ客観的な評価ではないでしょうか。
いずれの評価も、ハンドルやブレーキ操作を早めに始めること、車が走りやすい状況を作ってあげる等、受講中に教わったことを実践した結果です。その実践が、クセ、思い込み、緊張が原因で出来ないのですが…心の軽量化をすることが上達につながるのかも知れませんね。次回もまたよろしくお願いします。

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毎回リズムが良くなっていくOさんが下のコーナーを立ち上がる

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コーナリング速度も目に見えて速くなってきたOさん



第664回 新しいルノー仲間

今年5回目のYRSオーバルスクールFSW。初めてユイレーシングスクールに参加してくれたルノー仲間がふたり。このところ毎月参加してくれているルノー仲間がひとり。暑い日差しの中、YRSオーバルロングFSWをグルグル走り回っていました。

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左から
皆勤賞のOさん
千葉県のSさん
ワタクシ
姫路から来てくれたHさん

この写真の撮影後、車列の前で「ありがとうございました。クルマを元に戻して下さい 」と言いつつごく自然な流れでSさんのメガーヌに乗り込もうとして、Sさんに 「あの~、それ~ぇ」と言われて我に返ったというのは内緒です。(笑)(笑)

次回のYRSオーバルスクールFSWは8月20日(土)。ルノー車にお乗りの方はぜひ運転を楽しみにきて下さい。

→ YRSオーバルスクールFSWの開催案内と申込みフォームへのリンクはこちらです



第623回 やっぱりいい ‼

東京にひとりで住む高齢の母のご機嫌伺いに行くことが多くなり、終の相棒を引っ張り出す機会が増えた。  で、改めて いいねぇ と思う今日この頃。

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夜の都会にたたずむ
無機的な空間
絶え間ない生活音
LEDライトの光
 
その中の柔和なラインと存在感

 

ステアリングホイールに軽く手を添えて新東名を120キロプラスで流す。路面の補修で荒れているところがあるけど直進性は高く、外乱はないに等しい。サーキットではないから押し手でステアリングホイールを3センチほどゆっくりと動かして戻す。進路が変わらないようにノーズが振れる直前にステアリングを素早く戻す。手を動かし始めると間髪を入れずに重みを感じる。『あぁ、タイヤがよれ始めているねぇ。前輪のスリップアングルがわかるなぁ』。ステアリングホイールを握らずに、手のひらの摩擦を利用する感じで滑らせ気味に力を加えると、舵角がつくほどに重さが増すのを感じとれる。しっとりとしていて、それでいて行った操作とクルマの挙動にズレがない。中立付近のフィーリングはノンアシストステアリングギアボックスを装着したダブルウィッシュボーンサスペンションのクルマを思わせる。ダブルアクシスストラットのなせる業。

エアコンを入れるほどもない季節。外気導入にセットしておけば、ブロアーを回さなくてもベンチレーターから心地よい走行風が入ってくる。イグニッションキーはドアロックのオンオフこそリモコンでできるけど、昔ながらの鍵穴にキーを差し込む式。だけど不便は感じない。NAのリッター当たり100馬力は決して非力ではないけれど、きょうびのダウンサイズターボエンジンの電気モーター然としたトルクの出方は味わえない。しかし7500まで回した時の全身で感じる快感。形容するなら、自分の中の全てが解放されるような速さが全身を包む、か。官能的という表現ですら十分ではない。

オーバーフェンダーと本物のフェンダールーバーとNAエンジンに魅せられて、試乗もしないで注文した我が終の相棒。お見合いもしないでお相手の写真を見ただけで結婚したようなものか。でも第1印象が全てを決めることもある。
60歳を過ぎてからの購入が幸いだった。ラジアルタイヤがない時代からクルマに乗り続けてきた身にとっては、そして等身大のクルマにこそ興味があったこともあり、自動車技術の進歩を肌で感じ続けてきたからこそ、10年前にあくまでもプリミティブでありながら先進的なルーテシアⅢRSに出会えたのはこの上ない幸せだった。

ルノー・ジャポンのおかげでひと通りのRSモデルに乗ることができた。ルーテシアⅣRSもよくできたクルマで、個人的な目的を達成するためにはうってつけのクルマだと思う。しかしながら、誤解を恐れずに言えば、個人的にはクルマにもう少し自分の運転を褒めてほしいと思ってしまう。

走りがあまりにも修練されているので、果たして自分の技量でクルマを動かしているのか、クルマがこちらの意図をくんで動いてくれているのか実態がつかみにくい。自分が手を下したことへの実感が薄いと言うか。だから、クルマ好きにとってルーテシアⅣRSはⅢRSより教育的だと思う。ルーテシアⅣRSを運転する人は、その走りが自分が作り出したものなのか、クルマの機能に助けられた結果なのか、巧い運転手になるためにはずっと検証を続ける必要がある。またそれも運転の楽しみではあるけれど。
もし30年ほど遅れて生まれてきて、幼いころからパソコンやスマホというものが身の回りにあって、それまでの歴史でもあった『積み重ねこそが経験値』ではなくなり、張り巡らされているインターネットが水平展開を可能にし自分ひとりで俯瞰し体験できる世界が今のように広かったなら、おそらくルーテシアⅣRSを終の相棒に選んだのではないかと想像したりもする。

ただ、16歳と1か月で軽自動車免許をとってから半世紀以上運転を極めたいと思い続けてきた人間としては、自分の成長と歩調を合わせるようかのように進化し続けてきたクルマの、ある究極の形であるルーテシアⅢRSを伴侶に選ぶことはごく自然な結末だった。

100年に1度の自動車改革が近づいてくる今に思う。

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ある日のこと
西に向かっていると富士山が見えた
これはと思い昔富士山を見たことがある鮎沢PAへと急ぐも
山を登っているうちに富士山は雲の向こうに
しかしなんと酒匂川を渡る頃に雲が沈み富士山が
大急ぎで足柄SAに飛び込んで
照明灯に灯が点る前に撮ったのが粒子の荒いこの写真

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2010年暮れに我が家にやってきた相棒
それ以来雨の日は外出もせず
夜は出歩かず車庫に眠ってきたけれど
最近は外泊することが増えたのでお守りを渡すことにした
 
下の写真左がお守りで右がアダプターと品番
ルーテシアⅣRS用とは異なる
ⅢRS用のほうがスタッドボルトが太い

 

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第621回 OKBさんの場合

※ 先日のYRSオーバルスクールFSWには2人のOさんが参加。なので 第619回 で感想文を紹介したOさんをOKDさん、今回登場してもらうOさんをOKBさんとすることにしました。

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スマホでラップタイム計測
フライングラップに入るOKBさんとルーテシアⅢRS
 
 
このブログにたびたび 登場してもらっているOKBさん
OKBさんにも感想文をお願いしておいた
ガールフレンドの感想文と一緒に届いたのでここに紹介

 

【OKBさんの感想文】
ちょうど1年振りの受講で、通算8回目の走行です。スクールの進行と雰囲気にも慣れ、車両もばっちり整備したのでリラックスして走ることができました。今回、強く感じたのはメンタルの大切さです。落ち着いた状態だと車の挙動もよく感じ取れるし、操作のタイミング・緩急を周回ごとに変えて試す余裕も生まれました。コース幅だって今までより広く感じられ、多少のミスはかまうものかと思えたほどです。それは講師陣にも伝わったようで「車を積極的に動かそうとしているのが遠くからでもわかる」と嬉しいコメントも。それと、視線で走りが変わることも実感しました。これは先に感想文を寄せているOKDさんからのアドバイスでもあったのですが、コーナー入口の時点で出口側を見ながら操作すると、とてもきれいに曲がれるのです。こういったひとつひとつの行動や操作が積み重なって、速さにつながっていくのですね。次はこうしよう、ああしようと走るうちにあっという間に終了時間になりました。振り返ると「こうすれば良かった」という、後ろ向きな気持ちを一度も感じない一日でした。次回の受講では「待つ」操作を模索してみるつもりです。

ところで、今回は彼女にも同伴してもらっていて、目的はトムさんの同乗走行の体験でした。はじめに私が運転する同乗走行を体験、次にトムさんの同乗走行へ。私の狙いとその結果は?彼女の感想文へ続きます。

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ルノー仲間のOKDさんとOKBさん
OKDさんはユイレーシングスクール初参加
以前ルーテシアZENで参加していたOKBさんは8回目
ルノー談義に花が咲く

 

【OKBさんのガールフレンドの感想文】
 OKBさんの付き添いとして参加させてもらいました。日常の運転技術向上を目的に彼がスクールに初めて通ったのが約3年前です。その時に、上手な運転とはどういうものなのかを実感したようで、嬉々として帰ってきたのを覚えています。その後も、日々の運転を見直すために、緩やかなスパンでレッスンに参加していたようです。
 そんな彼から、助手席に乗ることが多い私に「一度トム先生の上手な運転を体験してもらって、自分の運転との違いを客観的に教えて欲しい。」と言われました。近所を運転する程度の私が、車のことについて分かるものなのかと思いながらも、何か役に立てればと参加した次第です。
 午前中は座学と実技でした。2台ずつ小さめのコースを周回し、各車両の運転手に無線ラジオで走行について指導がありました。3回目くらいに彼の運転に同乗しましたが、通常よりもスピードが出ている車体に機敏なハンドル操作が求められる走行で、正直「怖いなあ。」と思いました。その後、トム先生に運転を交代、助手席に同乗させてもらいました(彼は後部座席へ)。彼の走行よりも速度が出ているのに、車体がぶれていないからか怖さを感じませんでした。車本来の性能を引き出す運転とはこういうことなのかな…と素人なりに感じました。
 午後はコースをさらに大きくし、距離を伸ばして練習しました。参加者全員で直列になったり、2台3列で並走したりとレベルの高い練習もしていたようです。
 参加していた方々は、当然のことながら車が大好きという印象で、車について教えてもらったり情報交換したりする場としてもとても良い機会だろうなと感じました。
 余談ですが、運転を見る以上に、同行されていたご家族の方と楽しくお話させていただく時間のほうが長かったです(笑)車好きの旦那さんの影響で、お二人の奥様もかなり詳しくて、趣味に理解があって、とても素敵だなと思いました。参加させていただき、ありがとうございました。

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OKBさんとガールフレンド
また遊びに来て下さい

 

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旦那さんとボーイフレンドに交じって
デモランの説明を聞く
真剣に
メガーヌRSのオーナーのOKDさんは助手席
 
左端はNCロードスターを増車した
BMW M2オーナーの常連Uさんご夫妻

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旦那さんとボーイフレンドは走りに夢中
奥さんとガールフレンドはおしゃべりに夢中の図



第610回 Kさんの体験もろもろ

19年の10月のYRSオーバルレースに来る途中エンジンが止まってしまったKさんのルーテシアⅢRS。あれこれやってみても復活せずという話は聞いていた。直るといいなと思っていたら去年8月のYRSオーバルレースに突然遊びに来た。まっさらで純白のルーテシアⅣRSに乗って。Ⅲはと聞くと、直すのに時間がかかりそうなので増車しましたと涼しい顔。Ⅲを手放すつもりはないらしいから安心したのを覚えている。なら走っちゃえば、とまだ慣らしの終わってないのにレースに参加。

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2020年8月15日
突如現れたKさん
たいがい神出鬼没だ

 

そのKさんがまたもや予告なしに先日のYRSオーバルレースに現れた。今度はルーテシアⅢRSに乗って。直ったの?と聞くと、なんとか直りました。まだ慣らし中ですけど、と言うから、ならレースに出ちゃえばと。走ることになったのだけど、実はトラブルが、と。
聞けばFSWに来る途中でガソリンを入れようとしたら給油口の蓋が開かなかったとらしい。あーでもないこーでもないをやっているうちに、レースに参加していたAさんがパカッと。リアのショックアブソーバー近くにある点検口に手を突っ込んで探っていたら可動部分があったので引いてみたとのこと。Aさん大手柄。

結局この日、プラクティスや計測ラップをしこたまやってからヒートレースだけで左回り右回り合わせて120周。ガス欠の心配がなくなったKさんも、もちろん最後まで元気に走り回っていました。
※ Kさん次回から参加する時は当日でもいいですから申し込みフォームを送って下さいね。

ということで、何はともあれ完治したルーテシアⅢRSと久しぶりのKさんの記念写真。フューエルリッドを指さしてもらった写真のほうはヤラセです。

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というわけで、件のフューエルリッドの写真も掲載
物はワタクシのだけど
 
フューエルリッド側についている角様のパーツの先の穴にロックロッド通る

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給油口の左上にコの字状のブラケットがある
上下に穴が開いていてこの間に角様のパーツが挿入される

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ドアロックすると写真のようにロッドが上から飛び出してきて
角様のパーツの穴に貫通し
フューエルリッドが開かないようにする仕組み
つまりロッドがもどらないとフューエルリッドは開かなくなる
ルーテシアⅢRSオーナーとしてひとつ引き出しが増えた
ワタクシのⅢはまだ若いから大丈夫だと思うけど

 

ことの顛末は KさんのSNS に詳しい。

 

さてと、

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明日はYRSオーバルスクールだなとふりかえれば富士山が
♪♪♪ あーたまーをくーもおのうーえにだあしー ♫♫♫  だな