トム ヨシダブログ


第516回 YRSドライビングスクール筑波

まだ8月の暑さが残る筑波サーキットコース1000で今年2回目のYRSドライビングスクール筑波を開催した。6月と同様にフォーミュラカーを体験するYRS FJ1600ライドも併催。

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今回は4名のルノー乗りが集結
右からあちこちいじってある赤いメガーヌⅢRSに乗るOさん
ルーテシアⅢRSのNAエンジンをブン回していたYさん
ひとりおいて
黄色いメガーヌⅢRSでしょっちゅう遊びに来てくれるHさん
どこかいじってあるような白いルーテシアⅣRSに乗るTさん
 
4名全員がFJ1600も味わった


湖西にある自宅から下道で栗東ICに向かい、名神→新名神→伊勢湾岸→新東名→東名→首都高→常磐と高速道路を乗り継ぎ、谷和原ICで降りて下道で筑波サーキットまで583キロ。
長距離を一気に走るし、距離の割にはストップ&ゴーが少ないからエンジンには好都合なはずなのだけど、あたりがつくのはまだ先みたい。相変わらず、どの速度からでも踏めば身体が平行移動するような加速感に包まれるのは変わらないけれど。今回帰宅してオドメーターが10,600キロ。燃費は少しずつ向上しているみたいだ。


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それにしても
筑波サーキットまでいくつのトンネルをくぐったかわからないけど
最近トンネルの中でヘッドライトを点けていないクルマが目立つ
大津から筑波サーキットに通うのはもうすぐ11年になるけど年々増えている気がする
何を考えてのことだか理解に苦しむ
 
そんなクルマに出会った時は制限速度を上回ることになったとしても
極力並走する時間を少なくするようにしている



第513回 交通統計

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毎年7月に前年度の交通情勢を統計的にまとめた交通統計なる書籍が
公益法人交通事故総合分析センターから発行される
数字自体は警察庁交通局が全国の警察からの数字をまとめたものを使っているから
我が国の交通情勢ならびに交通事故の実体を知ることができる
 
クルマの運転を教えているユイレーシングスクールとしては
運転技術の向上が交通安全に役立ってほしいとの思いから
毎年この時期にユイレーシングスクールなりのまとめ方をした資料を公開している
 
クルマが好きで運転が好きな人にはそうあってほしくはないのだが
交通事故件数全体が減少している中で
運転している人に原因があるであろう単独事故も減ってはいるが
単独事故が死亡事故につながる比率は高いまま
運転している人の意識次第で避けられるはずの事故なのに
もっと自分とクルマを大切にしてほしいと願うばかり

2020jiko01
ひところ
年間90万件を超えていた「 交通事故件数 」は40万件以下まで減少した
クルマの走行性能の向上や運転者の意識の向上
それに警察の取り締まり
要因はいろいろあるはずだが交通事故の減少は喜ばしいことだ
 
しかし警察庁が分類する「車両相互」「車両対人」「車両単独」の3つの中で
「単独事故」が事故全体に占める割合は近年3%未満なのに
死亡事故となるとその4分の1が単独事故によるものだというのは
免許人口8千2百万人のごくごく一部の数字だとは言えなんともやるせない

2020jiko02
この統計の自動車には
自家用および事業用の乗用車、貨物車、大型小型特殊、特殊用途車、二輪車の
全ての車両が含まれるから個別の数字はわからないが
単独事故を類型別に見ると転倒と路外逸脱が目立つ
 
転倒の件数が増えているのは2輪の事故が増えているからだろし
路外逸脱が減っているのはクルマの性能が向上したからかもしれない
 
けれど結局はひとり相撲をとったわけなのだから
避けようとする意思があれば避けられた事故に違いはない

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幸いなことに単独事故に起因する死亡事故は減ってきている
免許人口からすれば無いに等しい
けれど現実は決してゼロではない現実
 
自動車は便利な乗り物で生活に欠かせない道具だし
自動車は人間の能力や生活圏を拡大するし
自動車の運転自体が人間にとって楽しいはずなのだから
その自動車が原因で人やモノが傷つくのは不幸なことだ
 
単独事故をもっと減らすことはできない相談なのだろうか

2020jiko04
それが車両対車両であっても車両対人であっても車両単独であっても
それが不注意であっても判断ミスであっても無知がなせる結果であっても
事故は間違いなく運転する人に起因する
止まっている自動車同士は決して事故を起こさない
人間の能力を超えた速度で走るから事故が起きる可能性を生む
運転を教える立場からは自動車の運転には畏怖の念を抱くべきだと言っておきたい
最近交通の流れの中にあってひとりよがりの運転を目にすることが多くなった
ルールを自分の都合に合わせて解釈している人が増えているような気がする
クルマやバイクの都合をも無視して運転していることはないのだろうか
運転している時は他人と他人の目を意識しながら自分を俯瞰し続ける必要がある

 

ボクは、実際にそうであるかどうかは別として、自分の運転が模範的だと思ったことは一度もない。決して自信家ではない。臆病でもある。

ただ、クルマ好き、運転好きの一人として絶対に事故を起こしてはならないという覚悟はしている。あらゆる状況に対応できるだけの知識と運転技術の裏付けを得る努力を続けながら、その一員である交通体系を乱さないことを心がけて、これまでクルマを走らせてきたし、これからもそうするつもりだ。



第509回 続々・運転技能自動評価システム

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評価結果報告書を開いて目が点になって
しばし 絶句
 
総合評価で30~50点のDランク
「 危険意識を向上させましょう 」との総合評価

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約3キロのコースをいつものように運転した
少しだけスピードを控えめにして
少しだけ大げさに左右を確認したつもり
だから
もう少しいい点数を期待していたのだけれど
 
※それぞれの図の緑色の円で囲まれた地点が評価の対象
※時間軸で縦に灰色になっている部分が該当地点にあたる
※赤線が車速
※青線が―で右方向に+で左方向に首を振った角度と時間を表す

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右頁:なぎさ公園前 直進 / 自動評価結果 得点30
[やや注意]やや速度が出ています 38.1Km/h (安全速度35km/h)
[要改善】左確認不足です
 
なぎさ通りは40キロ道路だけどObjetは35キロを安全速度としていた
速度を保つためにイーブンスロットルにしていたけど
右足の動きがアクセルでもなくブレーキでもない例外的な動きとして検知されていた
左から交差する道に対して確認しなかったので減点
青線が首振り角度だけどものの見事に左右に振れず真っすぐを見ている
遠くを見て視野を広くしているから必要な情報は得ているつもりなんだけど
頭を動かして確認したほうがいいのかしらん

自分の運転を可視化して評価されるのは大歓迎。運転している自分がやろうとしていることができていないのがわかったり、自分の操作を客観的に見ることができたり、安全に対して異なる見識を知るのは自分の運転に幅をもたらすはずだ。まずObjetは事故を起こす可能性が最も少ないであろう運転を定義し、各個人の意識や操作から収集したデータとの乖離を数値で表し評価まで下すのだから、負け惜しみでなく、点数が悪くても良くてもそれはそれで受け止めるべきだろう。

だから、ここはそれ、Objetの評価を純粋に見てみることにする。

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左頁:島ノ関西交差点 左折 / 自動評価結果 得点30
[要改善]交差点進入前のバックミラー確認不足です
[要改善]交差点進入前の右方向確認不足です
[注意]交差点侵入前の左巻き込み確認が浅いようです
 
右頁:なぎさ公園前T字路 / 自動評価結果 得点66
一時停止OK
[要改善]交差点侵入前の左確認不足です
交差点進入前の右確認[OK]
交差点進入中の右確認[OK]

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左頁:におの浜一丁目交差点 右折 / 自動評価結果 得点70
[注意]カーブ進入前の進路方向確認が少し浅く確認時間も短いようです
[やや注意]カーブ進入中の自転車確認が少し浅いようです
 
右頁:大津警察署前 左折 / 自動評価結果 得点86
交差点進入前のバックミラー確認[OK]
交差点進入前の右方向確認[OK]
[注意]交差点進入前の左巻き込み確認が浅いようです

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左頁:ピアザびわ湖前T字路 左折 / 自動評価結果 得点93
一時停止OK
[やや注意]交差点進入前の左確認時間が短いようです
交差点進入前の右確認[OK]
交差点進入中の左確認[OK]
 
右頁:におの浜一丁目交差点 帰り右折 / 自動評価結果 得点30
[要改善]カーブ進入前の進路方向確認不足です
[注意]カーブ進入中の自転車確認が浅いようです

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コラボしが21前 直進 / 自動評価結果 得点30
安全速度です 25.8Km/h
[要改善]左確認不足です


試しに自動評価結果の得点を合計してみたら435点。8地点での評価だから平均点は54.375点。これならCじゃないと言いたいけれど、滋賀県警のObjet担当の高岡警部補はしきりに左右の確認が不足のところに赤鉛筆で線を引いてたから、[要改善]が多いと減点が多くなるシステムなのかも知れない。

ちなみにボクの運転は[要改善]が6ヶ所、[注意]が3ヶ所、[やや注意]が3ヶ所あった。自分では十分安全に配慮して運転しているつもりだけれど、Objetが定義する安全運転には及ばなかった。

昨年のブラッシュアップ講習の際は、ブレーキング時に減速Gが大きすぎて減点された。ブレーキング開始から停止までの間を同じような率で速度を落とすより、イニシャルで大きく速度を落としたほうが安全だと思ってやっているのだけど、ブラッシュアップ講習のプログラムはもう少し長い距離でもっとなだらかに減速することを是としていた。
今回の左右確認でも、必要な情報を得るために真っすぐ遠くを見て、どこかに焦点を合わせずに自分が刻々と変わる景色の中に入って行くような感じで運転しているのだけれど、Objetは頭をしっかり振って確認することを是としていた。

自分では危険な目に合わないように運転しているという自負はあるし、点数のことはさておいて、ブレーキングにしても運転中の視線の持っていき方にしてもこれで十分だろうと思っていたけど、「 もっと工夫してみようかな」 と思えたことが2回の講習を通じて得られた収穫になるのだろうね。


自宅に最も近い大津市堅田にある真野自動車教習所に聞いてみたら、Objetを用いた教習コースがあるとのこと。2人1組で受講する運転レベル確認コースがひとりあたり税込み9,900円。ひとりで受講出来て路上運転を2回行う徹底コースが29,700円だとか。
検索すると全国的にObjet講習が行われているようなので、年齢に関係なくご自身の運転を客観視してみたい方は受講してみてはいかがだろう。

滋賀県でしかやっていないけど、65歳以上の方は県警管轄下12か所の警察署で無料でObjetを受講できるのだから、ご自身の運転を客観視するためにもぜひ受けてみてほしいと思う。



第508回 続・運転技能自動評価システム

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受け付けをすませると
さっそく婦警さんがGPSとロガーをダッシュボードの上に取り付けてくれて

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右足のつま先にセンサーをマジックテープで巻いてくれて

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GPSとロガーはこんな感じで

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ツバの上にセンサーがついている帽子をかぶらされて

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滋賀県警察本部出発のコースに乗り出します

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④島ノ関西交差点を左折
交差点を渡ったところに京阪石山坂本線の踏切があるので
通常の信号機の他に踏切用信号が併設されているので注意が必要です

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県道大津草津線を東に進みます
ずっと行くと琵琶湖を渡る近江大橋があります
そのせいか
この道はいつも交通量が多く混雑しています

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⑤島ノ関交差点を左折し細い道を進みます
速度超過で減点されないように慎重に

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⑥一時停止を右折するのですが
県道大津草津線と並行に走っているなぎさ通りの交通量も多く
右折するタイミングがとれません

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おそらく頭の動きも検知しているのだろうと
いつもより大げさに左右確認をしてみたつもりだったのだけど

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⑧NHK前交差点を左折
横断歩道を渡る人がいたので
もちろん手前でしっかり停止
なおかつ後続車の進行を妨げないように配慮して

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なぎさ通りを西に向かい
滋賀県警察本部を目指します
 
高齢者マークが平然と路上駐車をしていました
ボクも高齢者マークですが

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無事帰着で記念撮影
 
本来4月の受講予定がコロナ禍で7月に延期に
受講実現のため高岡警部補(右端)にはお世話になりました

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高齢者交通安全推進室でいよいよ最終面談 ‼️

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机の上にはお土産とアンケートが
走行データの解析を待つ間にアンケートに答えます
 
・身体能力の低下を感じますか? とか
・ふだん運転で気をつけていることは何ですか? とか
・免許を返納するつもりはありますか?
もちろんありませんと答えておきました

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これが結果ですと渡されて中を開いてみると
1F631
 
 
ともあれOjbetは
自分の運転が客観的に見てどうなのかを知るには絶好のツール
全国の警察でObjetを取り入れているのは滋賀県警だけ
滋賀県にお住いの65歳以上の方は受けてみて下さい
無料です

 

※話を聞くと滋賀県内の自動車学校3ヶ所で有料ではあるけどObjetによる講習が行われているとか。調べてみると全国の教習所でもやっているところがあるみたい。全て有料みたいだけれど。興味のある方は問い合わせてみてはどうだろう。

<続く>



第507回 運転技能自動評価システム

年に一度の定期点検に行った病院の待合室に置いてあったパンフレットに目が止まる。「車の運転を見直してみませんか?」の文字が躍っていた。

507-1
パンフレットの裏表
 
第392回
第393回
第394回
第396回
で紹介したブラッシュアップ講習と同じようなもののようだが、
頭と右足にセンサーをつけて操作をより詳しく解析するようだ
 
これはおもしろそうだと早速滋賀県警の高齢者安全運転推進室に電話
運転技能自動評価システム受講の手続きを教えてもらい
滋賀県警のウェブサイトから必要書類をダウンロード

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自分のクルマを持ち込み
GPSロガーを取り付けセンサーを付けて指定されたコースを走り
収集されたデータをコンピュータに入力すると
運転技能を自動的に評価してくれるという
 
滋賀県内12か所の警察署で実施しているけど滋賀県警察本部での受講を選択
コースは図のように大津市の中心部を走る
コースから外れると評価ができないとのこと

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左はコース図と一緒にダウンロードした誓約書
 
Objetと呼ばれる運転技能自動評価システムでは警察官の同乗はなく
親族もしくは知人が乗って道案内するのだそうだ
(おそらく警察官が乗っていると緊張してふだんの運転ができないから?)
 
1人ではだめか聞いてみたらミスコースしなければOKとのこと
そこで作ったのが右のアンチョコ

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大津に越してきて10年
車庫証明の申請以外は全く縁のなかった警察署

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少し緊張して歩を進める
 
果たして結果やいかに!


<続く>



第485回 交通安全

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大津北交通安全協会から送られてきた
「大津北の交通」と
令和2年度大津北交通安全協会通常総会議案書


地元自治会で交通安全指導員を担当しているので、毎年この時期になると大津北交通安全協会総会のお呼びがかかるのだけど、緊急事態宣言は解除されたものの、安全と安心のために総会は開催せずに書面評決となった。

その議案書と一緒に送られてきた「大津北の交通」の内容は、ユイレーシングスクールが単独事故の実態を把握するために活用している公益財団法人交通事故総合分析センター発行の「交通統計」からの引用のようだけど、滋賀県と大津市に関するデータを抽出してあるから現状を認識する手間が省ける。

それによると、令和元年の滋賀県における交通事故発生件数は前年比13.4%の減少で、全国のそれのマイナス11.5%を上回る結果を残している。負傷者数も滋賀県内では前年比マイナス14.3%と全国のマイナス12.2%を上回るものの、死者数になると39人から57人に増加しプラス46.2%。どうしたのだろ。全国の死者数が3,532人から3,215人へと9.0%減少しているのと好対照だ。
極論になるけど、滋賀県ではいったん事故が起きると悲惨な結果に結びつく可能性が高いということになる。それは、第408回 交通統計 で触れた『避けようと思えば避けられるはずの単独事故』と同じ傾向にある、と言える。時間がある時にでも目を通していただければと思う。

今年も今までより交通事故死のニュースが多いように思うし、交通が少しざわついているようにも感じる。
日常的にクルマを運転しているわけではないけれど、30分ほど離れた堅田付近に行くと、反対車線を逆走して駐車場に入ったり交差点の角にあるコンビニの駐車場をつかってショートカットしたり、右折車線から信号が青に変わると同時に強引に右折したり大きな駐車場の区画を無視して無視しないクルマとこんにちはをする場面に出くわす。もちろん、クルマを運転している人全員がそうではないけれど、大津市内では少なくない人が行儀の悪い運転をしているのも事実。それが交通事故死の多さにつながるかどうかわからないが。


ここ数年、クルマを運転する人の意識が低くなったと感じるのはボクだけではないはずだ。
このブログに目を通してくれている人はそうでないと思うけど、自分の都合に合わせて運転したり、交通法規を自分なりに解釈してしまう人が増えているのは間違いない。ホント、この人は偶然何事も起こさずに走っているけど、クルマに助けられていたり他人の配慮があるから何事も起きないでいるのに気が付かないのかね、という人が多い。クルマが危険をはらんだ乗り物であることを意識していない人、クルマの運転をなめている人が多いのが残念だ。

安全運転しましょうね、とブログで呼びかけるのは虚しいけれど、それは現実だし、みなさんが注意深く運転していても危険な状況に巻き込まれないとも限らないから、クルマを運転する時にはこれまで以上に周囲のクルマがどんな動きをするかに目を配ってほしいと思う。注意して見ているうちに、クルマの動きを通して運転している人の人となりも見えてくる。もちろん、ご自身の運転の仕方にも目を光らせるのも忘れずに。



第433回 なぜそうなるのか、理解に苦しむ

この国のシステムは、そのプロセスもさることながら下した結果にしても、合理的ではない場合が多い。今に始まったことではないけれど。
道路の作り方にしても 『なんでこうなるのか。合理的じゃないよね』 という場面に出くわすことが少なくない。道路交通法が安全かつ円滑な交通の実現を目指しているというのに、交通の基盤となる道路に合理性が感じられない場合があるのだから、何をか言わんやだ。
間違っても事故を起こさないように、交通の流れを阻害しないように、と意識しながら運転していると、ここがこうならば事故の可能性が減るし交通の流れもよどまないのにな、と情けなくなる時がある。

湖西道路和邇インターチェンジに隣接して道の駅が2015年8月に完成。その後取り付け道路が整備されて現在の形になったのだけど、どうすればこういうレイアウトになるのか計画した人に聞いてみたい。事前に相談してくれれば、もちろんそんなことはあり得ないだろうけど、もっとスマートな方法を教えてあげたのに。

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京都の衛星都市としての需要か宅地造成が進む湖西
和邇インターチェンジがリニューアルして道の駅が完成
そこまではいいのだけど丸で囲った取り付け道路の部分がいただけない

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現状を数字の順番に写真に収めた
写真は取り付け道路が完成した2017年暮れに撮影
しょうがないねと思って保留にしておいたのだけど
先日中央線を割ってきたクルマにヒヤリとしたので
やっぱり載せておこうと
中央線を割りたくなるようなレイアウトが元凶だと

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湖西道路を京都方面に向かうクルマが和邇ICで降りると写真のように左手から合流

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湖西道路和邇ICの京都方面入り口
冬季のチェーン装着場を兼ねた道の駅駐車場へもここから進入
左手に進むと湖西道路敦賀方面の入り口に

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ここは昔からの歩道
幾度となくここを通っているけど歩行者を見かけたことはない
左手のコーンの先から道路に沿ってかなり深い側溝が続く

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工事区間始まりの看板のところから歩道の舗装が新しく
写真ではわかりにくいが路面が下りながら右に曲がって切るので
側溝に向けて逆バンクのように見える

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歩道の舗装が新しくていいねと思いたいのだけど
歩道が曲がりだすと歩道の幅が広がり始める
片側1車線の道幅は変わらないのに

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さらに進むと歩道の幅は道幅ほどに
誰が歩くのだろう
左手の草の向こうは側溝が

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ここに至っては歩道のほうが完全に道路よりも広い

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ここは変形T字路だから合流に気をつかう
歩道の幅を有効に使えばもっと効果的なレイアウトができると思うのだけど

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できてしまったものは仕方ないけど・・・


たぶん、使用するのに不便はないのだからガヤガヤ言うな、という意見もあるだろう。でも、新設するのだからどうしたら安全で円滑な交通が実現できるかという視点で考えれば、道路法には抵触するかもしれないけどそれはそれで解決するとして、走りやすいレイアウトが見つかるはずなのだが。どこに視点を置くかで合理性は生まれる。

例を挙げればきりがないけど、合理的とは言えない環境でクルマを走らせる我々は、自分自身が合理的な発想で、理にかなった運転をする必要があります。



第408回 交通統計

今年も、7月に発行された平成30年度版交通統計から数字を拾ってみた。そこから見えてきたものは...。
・交通事故の総件数、単独事故の総件数、死亡事故件数、単独死亡事故件数、交通事故死者数とも平成29年度より減少している。
・全ての交通事故に占める単独事故の件数は2.62%に過ぎないのだが、総死亡事故件数に占める単独死亡事故発生率は24.93%といぜん高い。
・単独死亡事故にいたる原因の1位は電柱標識家屋等の工作物衝突が35.7%、次いで路外逸脱の23.6%、ガードレール等の防護柵衝突が18.7%。
・平成30年度に起きた単独死亡事故は860件で総交通事故件数のたった0.2%ではあるが避けることができたはずの事故に変わりはない。

408-1
表1:全ての交通事故に占める単独事故の割り合いおよび総死亡事故件数に対する単独死亡事故件数の割り合い
表1のpdfファイルダウンロードはこちらから

408-2
表2:単独事故件数の推移および類型別単独事故の割り合い
表2のpdfファイルダウンロードはこちらから

408-3
表3:単独死亡事故件数の推移および類型別単独死亡事故の割り合い
表3のpdfファイルダウンロードはこちらから

408-4
表4:第1当事者から見た類型別死亡事故件数
表4のpdfファイルダウンロードはこちらから


クルマは我々人間の能力を拡大してくれる上、楽しみをもたらしてくれる頼もしい相棒です。畏怖の念を抱きつつ長く付き合い続けたいものです。



第396回 ブラッシュアップ講習 (4)

313回で触れたように、全国で起きた交通事故の件数は毎年明確に減少している。死亡事故件数も減り続け、1990年代前半には1万件という数字が見られたが、ここ数年は3,000件代に落ち着いてきた。交通事故による死者数も1992年の10,892人をピークに減少を続け2017年度には3,694人になった。
運転免許保有者数は2017年に過去最高の8,200万人あまりになったが、死亡者数に対する指数は0.0045%と1992年の0.0178%から大幅に改善した。
※現時点で警察庁が発表している交通事故データは2017年度が最新

交通事故と交通事故死者はなぜ減ったのか。様々な要因があるはずだけど、そのうち運転者の意識が減少に貢献した分はどのくらいになるのだろう。2017年に交通事故で亡くなった方の4分の1が単独事故によるものだという事実がある以上、交通事故総件数が減ったからといって喜べる状況にはないのだが。


396-2
雑談をしていると
「ブラッシュ講習に含まれてはいないんですけど」と前置きして天野さんが
「運転している時に意識していることを書いてみませんか」と付箋とペンを差し出す
「できるだけ早くたくさん」
ということで書いたのがこれなのだけど
で、出てこない
意識していることはゴマンとあるはずなのに出てこない

396-3
出てこないにイライラしていると
天野さんが
それぞれがどれに該当するかみてみましょうと
教室にあったパネルに貼りだした
その結果がこれ
運転中のそれぞれの操作が何に根ざしているかを整理することができる
自分の運転にどの部分の意識が欠けているかがわかる


これはいい。運転中に何を意識しているかを書き出すだけでも、自分の運転を振り返ることができる。今度改めてやってみよう。


1回目の走行が終わって急ブレーキのダメだしがあって、理想の運転って何だろって頭がレブアップ。一般にホントに急のつく操作はしないほうがいいものだろうかと疑問に思いながら、天野さんとあれこれ話しているうちに結論めいたものが見えてきた。
天野さんも動画でユイレーシングスクールのオーバル走行の様子を見てくれていて、けっこうなスピードで回るんですね、と驚いていた。だから、高速道路で100キロしか出したことのない人は100キロで走ることが限界ですが、130キロを経験したことのある人が100キロで走るほうが安全性は高いと思うのですよ、と付け加えておいた。そして、教習所はものすごく予防的な運転をするように指導するのですねとも。

で、ひとつの結論としてブラッシュ講習とユイレーシングスクールの両方を受講すると、より安全にクルマが運転できるのではないかと思うと伝えた。
実際ボク自身、事故を起こさないように運転しているつもりだけど、経験があるだけに多少速さとか加速度に対して鈍感になっていたことに気づいた。一般の交通社会の中での話。

けれど、ユイレーシングスクールが提唱するクルマを意のままに操るための講習と練習は絶対に必要だ。別にユイレーシングスクールでなくてもかまわないけど、速く走るための操作を教えることで、あらゆる場面で自動車を正確に操る操作方法が理解できる=場合によってはクルマが思い通りに動かなくなることを覚える、につながるのだから、具体的な操作の習得はもちろん、運転に対する意識を覚醒させるためにも必要だ。自動車教習所でやれれば一番いいのだけど。

自動車教習所は予防安全的に運転を深堀できるような講習をする。ユイレーシングスクールはどんな状況でもクルマを自身のコントロール下においておけるために積極安全的な運転を教える。どちらも交通事故が起きてほしくない、という思いは同じ。次は高齢者講習まで自動車教習所を訪れることはないかも知れないし、今回のブラッシュアップ講習の経験をどう展開すればいいかアイディアも今はないけれど、ともかく受講して良かった。


395-4
ある日
嬉しいメッセージが届いたことがあるので紹介
他にも
クルマを全損させる前に
ユイレーシングスクールにくれば良かった
などなど多数のメッセージをもらうから
スクールはやめられない


394-7
中勢自動車学校の天野さんと
天野さん ありがとうございました
教習所でイーブンスロットルを教えることになったら
声をかけて下さい
喜んでお手伝いします


<了>



第313回 どうせなら、

運転は楽しんだほうがいい。
人間、楽しいことには一生懸命になれるから。
運転は上手いほうがいい。
上手くなればもっと運転が楽しくなるから。
運転は一生懸命するほうがいい。
運転は、それだけの価値と意味のあることだから。


平成29年年度版の交通統計から数字を拾って、例年のようにユイレーシングスクールなりの集計を行った。そこから見えてくるものは、
・2004年に交通事故件数のピークがあった。その理由はわからないが、ここ数年はかなりの割合で減少している。昨年はピーク時の約半分だ。
・車両対車両、車両対人、車両単独の3分類どの発生件数も減少している。車両単独事故は2001年がピークだったが、理由は不明だが、昨年はその23%まで低下している。
・死亡事故の総件数は1992年がピークで11,000件近くあった。24時間死者しかカウントされないという不正確さはあるものの、死にいたる交通事故の件数は昨年3分の1まで減少した。
・交通事故総件数に占める単独事故件数の割合も1993年の5.92%をピークに、車両の進化が遠因にあるのか、減少傾向にある。昨年は2.65%だった。

2018traffic01
表1:交通事故に占める単独事故の比率と死亡事故に対する単独死亡事故の比率
表1のpdfファイルダウンロードはこちら


しかしながら、
昨年の死亡事故の総件数に占める単独死亡事故の割合は25.54%。ピークであった1983年の26.37%から2008年の19.83%までゆるやかに減少していたものの、それ以降は増加に転じ2016年には再び25%を超えてしまった。
つまり、全般的に交通事故が起きる度合いは少なくなってきている。死にいたる交通事故の件数も大幅に減った。単独で事故を起こす人も少なくなってめでたしめでたしなのだが、単独で事故を起こすと死にいたるケースが依然として多いという事実に変わりはない。

100件の交通事故があると単独事故はそのうちの3件にも満たず、残りは車両対車両や車両対人の相手がいる事故なのだけど、100件死亡事故があるとそのうちの26件は独り相撲による結果だ、というのも事実。
他人を傷つけなかったから幸い、と言ってはもちろん不謹慎だけれど、だからと言って、相手がいるわけでもなく、運転者自らが防ごうと思ったら防げる事故をこれ以上増やしてはならない。
昨年、全国で起きた単独死亡事故は927件。交通事故の総件数の472,165件から見れば小さな数字だけれど、ステアリングを握る人には少なからず単独事故の可能性があるのだから、無視してほしくない数字ではある。

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表2:単独事故件数の推移および類型別単独事故の割合
表2のpdfファイルダウンロードはこちら


今年はいつもの統計に加えて、『 第1当事者から見た類型別死亡事故件数 』 を集計してみた。
交通事故の中で絶対に起きてほしくない死亡事故に限り、車両単独、車両対車両、車両対人それぞれで、どんな時にどのような状況で事故が起きたか傾向がわかるようにまとめた。クルマを運転したことがある人が数字を見れば、どういう状況で事故が起きやすいか想像がつくはずだ。どんな交通事故でも、決して避けられないものではないのがわかるだろう。

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表3:第1当事者から見た類型別死亡事故件数
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※ 第1当事者とは:交通死亡事故が起きた時、事故を起こすきっかけになったのが第1当事者。単独事故ではもちろん本人だけれど、車両対車両、車両対人の場合は過失が重い人が第1当事者。過失が同程度の場合は、人身損傷程度が軽い人と定義されている。


クルマの運転にリスクはつきもの。事故が起きてからでは遅い。このブログに目を通してくれている方には縁のない話かも知れないけれど、油断せずにふだんの運転から一生懸命クルマを動かしてほしいと思う。
クルマを思い通りに動かす方法と心構えはユイレーシングスクールで微に入り細に入り理論的かつ合理的に教えていますから、その気になられたらぜひ遊びに来てみて下さい。