トム ヨシダブログ


第352回 富士山 FSW 食 飲

VSOPだとか、なんとかだとか言われようと好きなものは好きだから仕方がない。

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< 昼 >
春はまだ先だから
今回は桜海老のかき揚げ定食

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サクッとした衣の奥に広がる桜海老の香り
三つ葉がちっとも邪魔じゃない
至福
塩でいただくのが良かった

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< 夜 >
まずは水菜   水掛け菜

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ついでししとう

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これもあったほうがいい
味が濃かった

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極めつけはこれ!
2日前に姉妹店でマグロの解体ショーがあったとかで生の本マグロがあった
ラッキー!というわけで3種盛りを注文
大トロをお箸でつかめなかったのは愛嬌です

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ごちそうさまでした。また寄せてもらいます。



第351回 富士山とYRSツーデースクール

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YRSツーデースクール前日
午後1時40分の富士山を御殿場市山の尻から


YRSツーデースクール1日目の朝は曇りで富士山雲隠れ。

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YRSツーデースクール2日目
朝6時34分の富士山を須走から

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YRSツーデースクールでは
走行ラインを記入したコースレイアウトを事前に送る

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YRSツーデースクールの2日目は朝一番のコース歩行から
コース図からはわからなかった下り5%のストレートと上り8%のヘアピンを確認する
1周880mのコースを歩き走行上気をつけることと速く走るためのコツを説明
路面の状況や縁石を確認する

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RS乗りと記念撮影
毎年2回のYRSツーデースクールに香川から駆けつけてくれるIさん
アタシ
昨年のドライビングアカデミーで運転にはまりサーキットデビューのOさん
前回紹介したTさん

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RS3台が連なって1コーナーからヘアピンに向う

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RS3台が連なって下り5%のストレートを駆け下りる

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コース歩行から
インストラクターについて走るリードフォロー
インストラクターの運転を助手席から盗む同乗走行を経て
単独走行でのペースが徐々に上がっていく

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スタッフのYを含みコース上に5台のRS
スタッフKのルーテシアⅢRSを入れるとこの日6台のRSがFSWショートコースに
ルノー色濃く


ユイレーシングスクールでは理論的な説明と合理的な練習方法で安全にクルマを楽しむ環境を用意しています。RS乗りのみなさん、ぜひ遊びに来て下さい。



第350回 メガーヌRSのTさん

この週末は今年1回目のYRSツーデースクールだった。メガーヌⅣRSに乗る20歳のTさんが受講してくれた。聞けば免許取立てなので父君が受講を勧めてくれたのだとか。クルマも貸してくれたそうな。こういうのっていいね。
1日目は駐車場でスラローム、ブレーキング、フィギュアエイト、大小オーバル走行と盛りだくさん。2日目はショートコースを歩いて、リードフォローでラインを確認して、同乗走行で操作になれて、あとは終日単独走行。
「難しい」と言っていたTさんだけど、最後にはきれいにクルマを走らせていました。速さも初めてのサーキットにしては十分でした。

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Tさんと記念撮影
Tさん また遊びに来て下さい


第349回 4コントロール 同位相

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写真は本文とは関係ありません


高速道路でスピンして中央分離帯に衝突する事故があった。スピンした直接の原因は知らないけど、高速で走行中に急なステアリングを切るとクルマはスピンする傾向にある。高速で走るということは単位時間あたりの移動量が大きくなるから、というのも理由ではあるけれど、実はタイヤのグリップも関係している。

タイヤは路面とズレることでグリップを発生する。ステアリングを切ることで前輪にはスリップアングルが生じる。スリップアングルはタイヤがよれて路面とズレている証しでもある。つまりステアリングを切るということは、結果的に前輪のグリップを増加させることでもある。ステアリングを切る時の速度が高ければ高いほど、ステアリングを切る量が多ければ多いほどスリップアングルは大きくなるから、その分だけ前輪のグリップは大きくなる。

一方。ステアリングの切り始めるまさにその瞬間、後輪のスリップアングルはゼロだ。フロントが変位しクルマがコーナリングを始めるとホイールベース分だけ遅れて後輪にもスリップアングルがつくことにはなるが、前輪のそれを上回ることはもちろん、同等になることも絶対にない。要するに、前後輪のグリップバランスから見ると、前輪のグリップのほうが圧倒的に大きい。逆の見方をすれば、ステアリングを切るという行為は後輪のグリップを低下させることにつながる。

だから、そのステアリングを切るという操作が高速で、大きくかつ急に行われたとしたら。   結果は明白だ。   次の瞬間、前輪に比べて大幅にグリップの低下した後輪はもはや、遠心力を受け止めることはできず、フロントを軸にテールが急激にスライドを始める。これがスピンにいたるメカニズムだ。

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4コントロール 同位相
(画像はカタログから拝借)


4コントロールの同位相は前輪操舵車についてまわる前後輪のグリップの差、特に高速域でのインバランスを機械的に補正することを目的としているはずだ。
前輪にスリップアングルが生じると、その状況をそれこそ複雑な制御回路が計算して、間髪を入れず、後輪に同じ方向の最適なスリップアングルが生まれるように舵角を与えるのだろう。

明確な同位相はまだ、ある時にある場所で一度しか経験したことはないけど、オーバースピードでコーナーに入っても、想像していたほどクルマがロールをしなかった気がする。ターンイン後に横Gが逃げた感じがして、イン側がリフトしないように感じたのも印象的だった。

とは言っても、前後輪のグリップバランスを変える要因はスリップアングルだけではない。前後の過重移動でも前後輪のグリップバランスは変化するのだから、まずはトランジッションで4輪をしっかり路面にはりつける運転を心がけたいものだ。



第348回 想像力

雪のちらつく朝。湖西道路で工事のための片側交互通行。南行きがストップランプを点けて並んでいる。

かなり長い待機時間の末に車列が動き出した。「このサイクルで行けるかな」と思いながら、前を走るクルマとの間隔をつめる。

赤旗が振られた。2台前のクルマから止まる。もう少しでクリアできたのにと思うがいたしかたない。格別急いでいるわけでもない。

と、反対側の車列をやりすごしてから対向車線に出て赤旗を振っていたか係員が、腰を90度近くに折って誰かに頭を下げている。 『なんだ!』  
そのお辞儀が何度も何度も。何かおかしい。やや間があってまたお辞儀。

何事かと窓を開けると、なにやら大きな声が聞こえる。何をしゃべっているか聞き取れないが。それに応えて係員がお辞儀する。なんなのだろう。考えられるのは、自分を先頭に止められたことに腹を立てているのかな、と。

係員が頭を下げ続けている間、対向車線からクルマがやってくる気配はない !

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写真は対向車が動き出してから撮影した


こういうのは悲しいね。

実は2台前のクルマの前に大型トラックが止まっていた。隊列が動き出してから、大型トラックが視界の中で小さくなっていくのに、前のクルマとその前のクルマのペースは上がらない。車線の端によって前のクルマの前をうかがうと、大型トラックとの車間距離がどんどん大きくなるのにも関わらず悠然と走るクルマが。だから、とりあえず前のクルマとの車間をつめた。
これまた想像だけれど、係員はスペースの空いた大型トラックの後ろで赤旗を振ったのだろう。安全面を考えれば自然な流れだ。

状況が理解できていなかったのは大声を上げていた御仁。あくまでも想像ではあるけれど、片側交互通行で大方の人がやっていることに意識が及ばず、さらには合理的にものを考えたり、流れに乗りながら考える習慣がない方なのかな、と。

たった一人で道路を走っているわけではないのにね。

誰かに見られているからという動機ではなく、自分から交通の一員になる気持ちがあるといいと思うのだけど。



第347回 4コントロール

なんのことはない。カメラ機材の取り付けに動き回っていた時のほうが後輪の動きがよく撮れていた。



第346回 YRSトライオーバルスクールFSW

YRSトライオーバルスクールFSWの合間にメガーヌRSを走らせてみた。今回は動画の撮影ではなくデータの収集が目的。スクールの進行が優先なので、スポーツモードのパドルシフトでタイヤのウォームアップを入れて6周だけ。

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YRSトライオーバルFSWのレイアウトはこんな感じ。フルブレーキングから2速に落として回る低速コーナー、3速全開でアンダーステアを出さないように回る高速コーナー、トレイルブレーキングをしっかり使わないとクルマの向きが変わらない奥の深いコーナーと3種類のコーナーを楽しむ。

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以下のグラフはパフォーマンスボックスというデータロガーに収集したデータを専用の解析ソフトに読み込んだもの。左のグラフは、左の目盛りが速度で右の目盛りは横G、あるいは加減速G。右の図は数値を拾ったコース上の位置を示す。それぞれのピーク時を矢印で示した。

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ある周に記録した最高速は121.17Km/h
回転が上がる前に大きな加速度を感じるのはメガーヌRSならでは
小さな緑のはスタート地点
この周は24秒60で回ってきている
赤い線が速度の変化を表す

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ある周の最終コーナーを回っている時に発生した1.001Gが最大の横G
オーバースピードからトレイルブレーキングを使っているのに
リアが出る気配がないのは4コントロールが逆位相のせいか
青い線が横向き加速度の変化を表す

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低速コーナーを2速で立ち上がりながら記録したプラス0.470Gの加速
舵角ゼロの時にどのぐらいの加速Gを記録するかはまたの機会に
赤い線が速度の変化を表し
青い線が加速Gの変化を表す

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下りの低速コーナーのブレーキングでマイナス1.002Gの加速度で減速
到達速度が低く踏力をかけている時間はごく短いけどたぶん40Kgぐらいで踏んでいる
それでも制動力に余裕を感じる
赤い線が速度の変化を表し
青い線が減速Gの変化を表す


スクールの進行を優先する中で試しただけだからメガーヌRSの実力はこんなものではないけれど、それでも十分に速いし、それでいて安定しているので速く走っている感じが薄く、エキゾーストノートも快感だった。メガーヌRSのスロットルペダルを床まで踏み込むのも気持ちがいい。

何よりもグルグル回るだけだから、よけいにロードホールディングのすばらしさを仕組みを知らなくても十分に味わえる。メガーヌRSを買われた方はぜひユイレーシングスクールに遊びに来て下さい。公道では味わえない性能の高さを体感できます。ご自身の手で1Gの横向き加速度と1Gのマイナス加速度を発生させてみませんか。



第345回 FSWと食

肉と魚どっち?   と聞かれれば、迷わず魚。それも、生がいい。煮魚や焼き魚も好きだけど、ファーストプライオリティはお魚そのものの味が感じられる生。

だから、御殿場ICと沼津ICがことのほか近かったのは幸い。FSWでスクールがある時はつとめて沼津港に通うことにしてきた。もう何年になるだろうか。FSWでオーバルスクールを始めたのが2004年だから。とにかく沼津港界隈の美味しそうなお店にはほとんど足を運んだ。
場所が場所だけに出てくるお魚はどれも美味しかった。それでも1回行って、ここはもういいかな、というお店もあったし、何回か通ったお店もあった。観光客あいてにこれでもか、と勢いのあるお店は苦手。そんなこんなであちこち味わって、最近落ち着いているのが沼津魚市場第1市場のまん前にあるむすび屋さん。

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1月のスクールの時にちょっと寄り道をして初めて〆鯖をたのんでみた
〆かたは浅く鯖の味が勝つ
細かなすりゴマ
添えられたみょうがが絶妙

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もう何回も食べた 地アジ丼 のメニューがない
いちおう頼んでみたら「春から秋が旬なので今はやってません」
お勧めできないものは出さないということらしい
アジフライはあるのにね
でも嬉しいね
美味しいものを食べてもらおうという心意気は
でセカンドチョイスの えび天丼
追加のタレが小皿で出てくる嬉しさ

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お店はカウンターとテーブル席が3つ

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朝定食もやっています

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沼津魚市場第1市場前にあるむすび屋さん
市場関係者御用達のお店なので朝6時からやってます
平日は午後2時ごろまで

 

すごく仕事が丁寧で、もちろん美味しくて、人気店のように派手さも愛想もないけれど、ここに行くと幸せになる。

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地アジ丼も他人が大声で頼んでいるのを聞いて味わうことにしたけど
いつぞや常連とおぼしき人が入ってきてカウンターに座るなり「焼き鳥!」と
2月のスクールの時にお邪魔して気になっていた焼き鳥を注文した
とんでもなく柔らかく味が濃かった

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地アジ丼は春まで待つことにして
今回はマグロ赤身丼
中トロ丼 も美味しかったけど
赤味丼のほうがマグロの味を感じられる

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以前食べた中トロ丼
これはこれで美味

 

個人的な好みを押し付けるつもりはありませんが、機会があれば一度訪れてみてほしいお店です。

 

 


第344回 富士山

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2月2日 朝6時45分の富士山


2月2日のYRSオーバルスクールFSWロンガー。FSWに行く前にいつもの場所へ。寒い。マイナス2度。箱根の山に陽が上るのをクルマの中で待っていると、見慣れたクルマがライトをつけてこっちへ。

「んっ!」  やっぱりKさん。  何をしに来たんだろ?   窓を開けて「おはようございます」「どうしました?」
聞けば富士山の写真を撮りにきたのだと言う。ユイレーシングスクールに参加する時はいつもこの場所に来るそうだ。

歳をバラすと怒られるかも知れないけど、御歳70ウン歳。デフを入れ車高調を組んだ86で足しげくユイレーシングスクールに通ってくれているKさん。FSWのレーシングコースも走るほどのクルマと運転好き。

そのKさんがその時の写真を送ってくれた。

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違うアングルからの富士山 by K

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顔がひきつるほど寒い朝だった by K


それにしても、これほど裾野まで雪をまとった富士山を見たのは初めてだと思う。けれど、山頂付近に地肌がでているし。また違う表情の富士山に逢えました。



第343回 120キロ制限

3月1日から新東名の森掛川IC~新静岡ICで制限速度が120キロに変更されると聞いた。我が国で初めての試みだ。

YRSトライオーバルスクールFSWとYRSオーバルスクールFSWロンガーを開催するために湖西の自宅から栗東IC経由で御殿場ICまで走った時に、かの区間を意識して運転してみた。時間は午後いち。天候は雨。

すでに制限速度が110キロに緩和されている約50Kmの区間なのにもかかわらず、流れがスムースだとは言いがたい。最たる理由は2車線と3車線が混在しているからだ。第3車線の流れが110キロより速いところもあれば、100キロほどのところもある。車線が減少するところで大型トラックが第2車線に出てくると追い越し車線が80キロなんてこともあった。この調子だと、120キロ制限になったとしても交通の流れにたいした影響はないだろう。

交通の流れを促進するために制限速度を引き上げるのは場当たり的な対応でしかない。動脈としての機能を高めるのならば、制限速度の緩和より何よりも早く全6車線化をすみやかに進めるべきだ。

ひとつ気がかりになったこともある。規制緩和区間を走行中のクルマの速度差だ。かの区間でかなりのクルマが120キロオーバーで走っていた。その程度なら速度違反にとがめられないだろうと思っているのか。まぁ、速く走っても遅く走っても交通の流れという「秩序」を乱さなければいい。

ただ制限速度が引き上げられると130キロオーバーで走行する輩が現れるかも知れない。それでも大型トラックの制限速度は変わらず80キロ。大型トラックが制限速度を守っていることはめったにないが(笑)、もし制限速度で走っていると速度差は50キロになる。

我が家の前の道は4m道路。何か飛び出してこないか慎重に走る道幅だ。経験的に時速30キロなら瞬時に止まれるからそれ以上は出さないことにしている。で、高速道路の1車線の幅は3.5mか3.75m。狭い道を50キロでかっ飛んでいる時、目の前に突然何かが出てくるかも知れませんよ、用心したほうがいいですよ、という話。

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新東名 森掛川付近

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新東名 新静岡付近


それにしても、新名神にしても新東名にしても古い道ではないのにやたらとあちこちに補修箇所。補修が繰り返されているところもある。大きな衝撃を受けるくぼみもある。転圧が足りないのだと思う。日本の土木技術はどうしてしまったのだろうか。