トム ヨシダブログ


第773回 奇遇とはこのことか !

ある日、とあるホームセンターで買い物を済ませクルマに戻り出口に向かい歩道の手前まで移動。一旦停止をしたとたん、右の塀の陰から黒いデカールが印象的な黄色いクルマが現れそのまま進んで左の塀の陰に消えていった。黄色いクルマが目に入ったとたん反射的に短くホーンを鳴らしてしまったのには自分でも驚いた。 なんでだろ?
ついで助手席のスタッフTと思わず顔を見合わせた。ふたりとも口を開けていた。「こんなことあるんだねぁ」、「あるみたいね」。
なにしろメガーヌRSウルティムが世界で1,976台しか生産されない超希少車種だし日本にもそんなには入っていないだろうからめったに見ることはないよね、と話していたばかり。

左折すると渋滞中の車列が。その先の方によく目立つウルティムが。「気が付いてくれたかな」、「どうでしょう」。
しばらくのろのろと動くと、そのウルティムがウインカーを点けてスーパーマーケットの駐車場に。これは行くしかない。こちらも駐車場に乗り入れお目当てのウルティムが停まっている付近に直行。不躾なのは承知で歩いてウルティムに近づき、降りてきたオーナーに自己紹介。

お互い破顔一笑。「こんなことがあるんですねぇ」、「ありますね」、「気づかれていました」、「気づいていましたよ」。

ルノー・ジャポンのブログを書いていまして、さしつかえなけれぜひ写真を載せたいのでお願いできませんかの申し出に快諾していただき。

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メガーヌRSウルティムとオーナーのHさんご夫婦

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Hさんの奥さんがボクの写真もとおっしゃるので
ボク、スタッフT、Hさんで

 

思わぬ奇遇に興奮していたのだろう連絡先をお聞きするのを忘れた。Hさん、このブログを読まれていて、ユイレーシングスクールにお誘いしたいのでもしできることならばHさんの連絡先を yrs1999@ymail.ne.jp にお送りいただけないでしょうか。お待ちしています。



第768回 Tさんの場合

先日のYRSオーバルスクールFSWで初めてユイレーシングスクールを体験されたTさんが感想を寄せてくれた。

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一緒に来られたご主人とTさん

 

■■初めてのドライビングレッスン■■
メガーヌRSに乗り始めて約2年、殆ど夫の運転での移動と、近所への買い物で使う程度だった車生活でした。ある時、母と箱根の温泉旅行に運転して行ったら、メガーヌRSの乗りやすさと、バランスの良さを実感。それからもう少し車の運転を楽しみたくなり、夫指導のもと、箱根ターンパイクで何度か走りに行っていました。
でも、コーナーでクルマのコントロールがうまくできず、乗っている人に安心して乗ってもらえない感じがして、運転が上手くなりたいなあ・・、何が悪いのかどうすればいいのかわからない、これは一度正しい運転を教えてもらうしかない、ユイレーシングスクールに行きたい!と思っていました。
そんな中、同じメガーヌRSに乗るKさんに、ドライビングスクールを受けてみると話をしたら一緒に行きたい!!とのことで、早速2人で参加しました。
当日、座学の時に、スクールに参加した目的は?と聞かれて、皆さん、コーナリングでのボトムスピードを上げたいとか、新しく購入した車の特長を理解したいとか、もう何度もスクールに通われているベテランばかり、レベルの高いお話されていて、私は、運転上手くなりたいんですーなんて、ど下手であることを宣言している私・・まずい、ここは別世界・・と感じつつ、練習開始。
普段狭い世田谷の住宅街を時速20㎞ぐらいで走る程度で、【アクセルベタ踏み】をしたことないし、そもそも小心者の私。
ミニオーバル内を35㎞で走りましょう!!と言われても、それすら怖い・・そしてどんどんスピードが上がってきて…皆さんに引き離され、周回遅れになりながら、練習開始。同じ初参加のKさんは、軽快に走っていて、自分のダメさを感じながらのスタートでした。
見かねて、グループを離脱し、恐怖心を徐々に外しての練習、トムさんの横で個人指導も頂き、シートポジション、目線の改善、コースで反復練習をしながら、運転とスピード、ブレーキポイント、イーブンスロットル・・と徐々に慣れていきました。
だんだん、アクセル、ブレーキを強く踏むこともできるようになり、終わるころには運転にも慣れ、コツもちょっと掴み、楽しくなってきて一回目のスクールを、最後まで事故なく走ることが出来ました。
練習中は孤独に一人で悶々と走るのですが、トムさんはじめスタッフの方のカーラジオからのお声がけがタイムリーにいい感じに厳しくて、緊張感をもって練習し続けることが出来ました。(とてもよく見て下さっていて、心の中まで見てるのか??って感じました)
翌朝、2人とも肩がパンパンに凝っていて、徐々に脇腹、背中、右腕と痛くなり、運転はハードなスポーツだということと、シートポジションが悪いことを痛感しました。
またスクールに参加して、反復練習に励みたいです。トムさん、スタッフの皆さん そして、迷惑をかけてしまった皆さん ありがとうございました。またよろしくお願いします。

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午前中は手探りのようでしたが
午後には軽快なエキゾーストノートを響かせて

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一緒に申し込まれたKさんとご主人と



第743回 スタート&ストップ

たまに写真のようなメッセージが出る。   『もっと強くブレーキペダルを踏みなさい!』 と。

メガーヌRSトロフィーが完全に停止した後、エンジンがかかった状態の時に現れるこのメッセージ。現れる原因は単純に、スタート&ストップを解除するのを忘れていたから。本来なら停止と同時にエンジンも止まるはずなのだけど、エンジンは回り続けている。 つまるところ、ブレーキ操作、要するにブレーキペダルの踏み方や踏力がブレーキシステムが想定している値と異なるとコンピューターが判断した結果、修正しなさいと警告されたのかなと。

過去に運転診断でブレーキング区間で減速Gが変化している点を指摘された。

市街地走行でもブレーキング初期に大きな減速Gを立ち上げイニシャルの慣性力を減らし、その後踏力を連続して減らすことで減速Gの減少を図る。それはカックンブレーキはかっこう悪いと思っているから、結果的に停止する寸前の減速Gを限りなくゼロにするための手段。停止寸前から完全停止までの姿勢変化=荷重移動がゼロで減速Gの変化も限りなくゼロ、いつ停止したかわからないけど目的の場所に停める、そんな運転がかっこういいと個人的に勝手に思っているし、それを常に意識することが運転力の維持に役立つを思っている。

ふだんからそんな運転をしているものだから、右足はブレーキペダルにのっているしメガーヌRSトロフィーは完全に停止しているのだけど、エンジンを止めるにはもっと強い踏力が必要だとコンピューターが要求するのだろう。

実は、ふだんの足に使っている7速パドルシフトのフィットRSにもアイドリングストップ機構がついているのだけど、今や解除スイッチをオンにしてもオフにしても停止時にエンジンが止まることはない。どのような働きになっているか、機能に変化があったのかは知る由もないけど、ブレーキをかけて停止する最後の瞬間の減速Gと踏力が無視できるほどなので、速度がゼロになってもクルマとしてはまだ動いていると認識してエンジンを止めるには至らない、とコンピューターがが判断しているのではないかと想像している。だからフィットRSではアイドリングストップはオンにしたままでもさしつかえないので、ついメガーヌRSトロフィーでもスタート&ストップの解除をしないまま運転してしまう。

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警告が表示された
メガーヌRSトロフィーのインパネ

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フィットRSのインパネ



第722回 ルノー仲間が増えました

今年最初のYRSドライビングワークショップアドバンストコーチング。申し込みフォームを整理していたらNさんの名前が。んが、車名が違う。
しかししかし、スクール当日真新しいメガーヌから降りてきたのは紛れもなくNさん。

「クルマ変えたんですか?」
「こういうクルマはもう手に入らないんじゃないかと思いましてね」
「去年の12月に納車でした」
「そうでしたか。類稀なクルマです。大切に長く乗り続けたいですよね」

Nさんがユイレーシングスクールに初めて参加してくれたのは2006年11月にFSWで開催したYRSドライビングワークショップ。アルテッツアに乗っていた。その後ロードスターに乗り換えてエンジンドライビングレッスンやYRS筑波サーキットドライビングスクールに何度も遊びに来てくれた。今回が9回目。ユイレーシングスクールに来てから運転が楽しくなったと言ってくれたのが嬉しかった。

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クルマに乗り込む時に間違わないようにしないとねお互い、って
YRSスタッフを巻き込んで大いに盛り上がりました

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メガーヌRSトロフィーを終のクルマに選んだNさん
このブログの影響大だとか
しかもMTには脱帽

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NさんがYRSオーバルFSWロンガーのバックストレッチを快走します

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NさんがYRSオーバルFSWロンガーの下のコーナーに飛び込みます