4コントロール装備のメガーヌRSウルティムをフィーチャーした2月のYRSドライビングワークショップFSW。カリキュラムはいつも通り午前中にスラロームと2種類のブレーキング練習。午後は設置したコーンのレイアウトを変更してオーバルコースを走ってもらった。
午前中参加者にはまず自身のクルマで、座学で解説しデモランで披露し最短距離でクルマを止める方法とスラロームをできる限り速く駆け抜ける方法を練習してもらった。次にそれなりにコツが飲み込めたところでウルティムに試乗してもらったのだけど、初めてのクルマなのに全員がけっこうブイブイいわせて走っていた。
ユイレーシングスクールのスラローム練習は20m間隔で置いたコーンの間を縫って走るのだが、いつものスクールではコーンを蹴っ飛ばす人が何人かいる。本人は蹴るつもりはないのだろうけど切り返しで初期アンダーステアを出してしまうと、内輪差が大きくなって後輪でコーンをはねてしまう。その点がウルティムの試乗でも心配だったのだけど・・・。
参加者はウルティムの動力性能に酔ったのか(!)、スポーツモードのマニュアルシフト2速で果敢にスラロームを攻めていた。それを真後ろから見ていてたいそう驚いた。あの速度だとコーンを踏むなと思っていると、これがひっかけもしないない。
前輪操舵車の場合は、極点に言うと、後輪付近にヨーモーメントの中心があって前輪がコーンから離れたところで右に左に半円運動するようなイメージ、つまりフロントが左右に振り子のように動く。当然前輪と後輪の軌跡は異なる。後輪は全員より内側を通るから、アンダーを出してフロントがまっすぐに行くと必然的に後輪は円運動の中心付近を通る。これがコーンを蹴飛ばす理由。
ところが、初めて真後ろから見るウルティムの場合は、実際にそうと確認できるわけはないけど前輪が右に動くと同時に後輪が左に動く感じ。その写真も動画もないのが残念だけど、ホイールベースの中心にある支点がスラロームを駆け抜けているイメージ。おそらく上空から見たらホイールベースの分だけ離れてはいるが前輪と後輪が同じ軌跡を描いているように見えるはずだ。
ブレーキングでもオーバル走行でもウルティムは高い運動特性を見せたけど、今回の目玉はスラローム。参加者が自身のクルマであの速度でスラロームをやったら間違いなくコーンを蹴っ飛ばすであろうシーンで、ウルティムは何事もなかったようにスラロームを駆け抜けた。ここは4コントロールの勝ち。自動車技術が人間の能力を補佐した? 否、上回った! と言うべきか。
前輪操舵車と4輪操舵車のタイヤの軌跡については 『第831回 4コントロールを検証する』 で説明しています。なぜ内輪差が生じるのか、内輪差を少なくするためにはどうすればいいのか、イラストから想像できます。

参加者全員がウルティムの4コントロールを体験
ここはスラロームのスタート地点

かなりの速度でスラロームを駆け抜ける参加者
ステアと同時に一瞬アウト側フロントが沈むが
アンダーステアには陥らない

幅14mのオーバルコースのストレートの真ん中に
20m間隔で10本置いたコーンを右に左に駆け抜ける

前輪操舵車の場合
写真の状況では
まず間違いなく後輪がコーンを蹴飛ばしている

ユイレーシングスクールとしては
ウルティムで実現できたスラロームの走りを
今度は自身のクルマででもできるように
なってくれればと思っている
メガーヌRSウルティムをフィーチャーした2月のYRSドライビングワークショップFSW。その1回目になんと、遠路はるばる香港からの参加があった。
なんでも、コーディネーターに日本で運転の練習をする機会を探してもらっていて、いろいろなドライビングスクールをあたった結果ユイレーシングスクールが最も優れていると勧められたのが来日の理由だとか。素直に嬉しい。

香港から参加してくれたYさん
家族で来日したけど
この日は
奥さんとお子さんを東京に残しての参加

リードフォローの1
YRSドライビングワークショップFSW午後の部
半径22m直線130mのオーバルコースで
Yさんの駆るウルティムをボクが乗るウルティムで引っ張る

リードフォローの2

リードフォローの3

Yさんと記念撮影
この日の夜
Yさんからメール
「たくさん学べて楽しかったのでまた来ます」
Yさんは呑み込みが早く
アドバイスしていて気持ちが良かった

Yさんからの写真
Yさん待ってますヨ!
ウルティムの4コントロールをフィーチャーしたYRSドライビングワークショップFSWはあと1回、2月23日(日)に開催します。ウルティムの類まれなハンドリングを体験してみたい方にお勧めです。
・2月23日(日)開催 YRSドライビングワークショップFSW開催案内はこちらから
荒天に翻弄された昨日のYRSトライオーバルスクールFSW。周辺の静岡県は大変だったようだけど富士スピードウエイ駐車場は決定的な実害なし。参加者全員がおむすび型のオーバルコースを走り回りました。

右から運転大好き主婦Fさん@ルーテシアⅢRS
ルノー仲間の仲間入りをしたNさん@トゥインゴ
YRS初参加のKさん@メガーヌⅣRS MT
ワタクシ@ウルティム
久しぶりのSさん@メガーヌⅢRS
スタッフY@ルーテシアⅢRS
スタッフF@ルーテシアⅢRS
photo:Takashi Nakazawa
クルマと一体になって、と言えばいいのか。
クルマの一部になってと言うべきか。クルマの動きに同化すると感覚が研ぎ澄まされる気がする。 でも、それは事実。
左右の踵をしっかり床につけて、フットレストには左足を置くだけにして突っ張らず。スロットルペダルとブレーキペダルを同じ位置で踏み換えられる位置を探して右足の踵を置く。両方の踵を自分の1番遠い支点にするつもりで、両膝を開いて下っ腹に力を入れて、シートにできるだけ深く腰掛けお尻の後ろの空間をつぶし腰椎をシートバックに潜らせる。視線は目の高さの無限大に向けて物を点では見ないようにして、景色の中に自分が入って行くようにクルマを進める。
ドライビングポジションが決まるとクルマの動きを寸分の狂いなく感じられるから、目的に応じて過不足のない操作が可能になる。
実は、シートに座った時から運転は始まっている。
鈴鹿サーキットレーシングコース
奥比叡ドライブウエイ
YRSストリート@富士スピードウエイ駐車場
筑波サーキットコース1000
筑波サーキットコース1000
ユイレーシングスクールでは7月18日(木)に筑波サーキットコース1000でドライビングスクールを開催します。運転のたたき台になる理論を理解し、理論と実践を一致させるためにコーナーを区切って重要な操作を集中的に練習します。クルマの運転は上手くなればなるほど楽しくなります。
ユイレーシングスクールは所有欲から使用欲への転換のお手伝いをしたいと思っています。ルノー乗りの方、愛車を思う存分走らせてみませんか。お待ちしています。
・7月18日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波 開催案内のページへのリンク
今日は風も穏やかで澄んだ空気が気持ち良い。久しぶりに終の相棒を引っ張り出した。

比良山系の緑のグラデーションを背景に
も少し前には若緑がもっと鮮やかだったのだけど
やっぱりイイ! このエンジン。7,500回転まで回せばゾクゾクするし、4速約1,250回転30Km/hからでもよどみなく加速するし、右足のつま先の感覚が鋭くなった気がする。

湖面を渡る風が気持ち良く
湖東の山並みを望む湖畔にて
先日、無事後期高齢者の仲間入りをした。これまでのようにスクールを続けて我が身が傘寿を迎えたら、そのころ19歳になっている相棒をサーキットに連れ出そうとたくらんでいる。スクールは30歳になっているのかな。

近江平野のただ中に
もちろん最近のクルマの良さはちゃんとわかっている。特に一生懸命作られたルノー・スポールのクルマ達は大いに賞賛されるべきだと思っている。でも、59年前、10インチのバイアスタイヤを履いた軽自動車で轍にハンドルをとられて焦ったことのある経験者としては、根源的なクルマとしては個人的に究極だと思っているルーテシアⅢRSを、可能な限り長く走らせ続けたいと思っている。

遠く大津市堅田の街を望む琵琶湖畔で
プロローグ: ブログ第623回 我が終の相棒
2024年最初のスクールはYRSオーバルスクールFSW。メガーヌ4RSに乗る女性2人が初めてユイレーシングスクールを受講してくれました。効果は絶大。楽しそうに走っていました。

この日のルノー達
左からスタッフYとワタクシ
初参加のKさん
ルノーを手に入れたWさん
初参加のTさん
常連のOさん
スタッフF
パフォーマンスボックスのファイルを整理していたら富士スピードウエイレーシングコースを走った時のデータが出てきた。懐かしい。なので、ちょっと手を加えて昔を振り返ってみることにした。
以前はレーシングコースでもドライビングスクールをやっていたのだけど、ユイレーシングスクールの場合はオーバルスクールなど他のカリキュラムに参加した人のみを対象にしていたので、参加者が伸び悩み尻つぼみに。と言うより、原因は1度レーシングコースを味わってしまった人はFSWの会員になってユイレーシングスクールに来るよりスポーツ走行枠を利用するのを好んだから、というのが正しい。
ということで、まずは2010年11月にルノー・ジャポンがユイレーシングスクールに最初に貸してくれたトゥインゴGTで富士スピードウエイレーシングコースを走った時のブログがこれ。 第7回 体力測定(その2) 。
次に、その時にパフォーマンスボックスで収集したデータを可視化したのが下のふたつの画像。それぞれ速度と加減速Gを、速度と横Gを座標軸にとってみた。トゥインゴGTはタイヤも何もかも全くのノーマル。

画像1
最高速は1コーナー手前200mの看板で162.39Km/hを記録
1コーナーへのブレーキングでは最大マイナス1.133Gを記録
ダンロップコーナー手前では155.72Km/h
最終コーナーのボトムスピードは68.23km/h

画像2
1コーナーの最大横向き加速度は0.847G、100Rが0.847G、ヘアピンが1.209G、ダンロップコーナーが0.962G
2013年春にルノー・ジャポンが新しい相棒を貸してくれた。その名はルノー トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール。もちろんタイヤ、ブレーキはノーマルのままで富士スピードウエイレーシングコースを堪能しましたとも。
・トゥインゴゴルディーニRS FSWレーシングコースを走る
・トゥインゴゴルディーニRS 吠える FSWレーシングコースでフル加速 (協力:富士スピードウエイ)
※最終コーナーからスタートして直線部分で停止するという条件でトライしたものです。
※ふたり乗りで行っています。
・富士スピードウエイレーシングコース 巡る (協力:富士スピードウエイ)
富士スピードウエイレーシングコースほど大きくはありませんが、ユイレーシングスクールではいわゆるミニサーキットでこれからサーキットを走る方にうってつけのドライビングスクールを開催します。イーブンスロットル、トレイルブレーキングの練習を徹底しクルマの性能を引き出すコツをお教えします。ワンボックスカーでなければどんなクルマでも参加できます。事前に資料をお送りしますしサーキットを走る際のアドバイスも豊富です。愛車でサーキットを走ってみませんか。
・6月22日(木)開催 YRS筑波サーキットドライビングスクール開催案内
・7月20日(木)開催 YRS富士スピードウエイドライビングスクール開催案内
今年最初のYRSドライビングワークショップアドバンストコーチング。申し込みフォームを整理していたらNさんの名前が。んが、車名が違う。
しかししかし、スクール当日真新しいメガーヌから降りてきたのは紛れもなくNさん。
「クルマ変えたんですか?」
「こういうクルマはもう手に入らないんじゃないかと思いましてね」
「去年の12月に納車でした」
「そうでしたか。類稀なクルマです。大切に長く乗り続けたいですよね」
Nさんがユイレーシングスクールに初めて参加してくれたのは2006年11月にFSWで開催したYRSドライビングワークショップ。アルテッツアに乗っていた。その後ロードスターに乗り換えてエンジンドライビングレッスンやYRS筑波サーキットドライビングスクールに何度も遊びに来てくれた。今回が9回目。ユイレーシングスクールに来てから運転が楽しくなったと言ってくれたのが嬉しかった。

クルマに乗り込む時に間違わないようにしないとねお互い、って
YRSスタッフを巻き込んで大いに盛り上がりました

メガーヌRSトロフィーを終のクルマに選んだNさん
このブログの影響大だとか
しかもMTには脱帽

NさんがYRSオーバルFSWロンガーのバックストレッチを快走します

NさんがYRSオーバルFSWロンガーの下のコーナーに飛び込みます
ジムラッセルレーシングスクールでは初級クラスでも3日間走りっぱなしだった。集中して練習する効果は極めて高く受講者はめきめき上達した。オートマしか乗ったことのないアメリカ人が2日目の朝にはドグクラッチのレーシングT/Mで無難にヒールアンドトーを決めてくれていた。
3日は無理でも2日間ならと始めたYRSツーデースクールFSW。29名が参加してくれた今回が31回目。2006年4月の第1回以来延べ652名のクルマ好きが2日間ドップリと運転だけに浸かったことになる。年2回のYRSツーデースクールFSWに毎回参加してくれている方がいるぐらいだから効能はあるに違いない。来年も2回開催する予定で、日程が決まり次第お知らせしたい。
そして、今回はルノー仲間の参加が過去最多の10名で、スタッフKもYもルーテシア3RS乗りだから計13台のルノー車が集結。ちょっとした絵になった。

写真が小さくてわかり難いけど左からスタッフY、Mさん、Iさん、Oさん、Tさん、Sさん、Kさん、Wさん、Iさん、Oさん、Yさん、ワタクシ、スタッフKが勢ぞろい

MさんとメガーヌRS トロフィー

IさんとルーテシアRS

OさんとメガーヌRS

TさんとルーテシアRS

SさんとメガーヌRS

KさんとメガーヌRS

Wさんゴメンナサイ
写真班がWさんの顔写真を撮るのを忘れてました
WさんのルーテシアRS

IさんとメガーヌRS トロフィーR

OさんとメガーヌRS

YさんとルーテシアRS

こういうのを壮観と言う
遅れて参加したWさんのルーテシアRSが入ってないのが残念

2日間走りっぱなしが終わり

それらしく並べて

そして記念撮影

ユイレーシングスクールのイチオシ
コーナリングが上手くなること請け合いの
YRSオーバルスクールFSWは座学から始まります
どうすると4本のタイヤを使って走ることができるか

座学が終わると理論と実践とのギャップを埋めるために
半径22m直線60mの小さなオーバルコースをインベタで
イーブンスロットルとトレイルブレーキングの反復練習

イーブンスロットルとトレイルブレーキングが意識できるようになったら
大きなオーバルコースを走りますがその前に
コース幅が高速道路の3車線より広い14mあることを
実際にメジャーを使って確認します

半径22m直線130mのオーバルコース
最初は参加者のクルマをインストラクターが運転(オーナーは助手席)して
他の参加者を引っ張るリードフォロー
徐々にペースを上げながらインベタとアウトインアウトで走行
後ろを走る参加者は前のクルマの真似っこをします

前日の大雨の中のYRSオーバルレースFSWwにも参加してくれたSさんとメガーヌ4RS
YRSツーデースクールにも申し込んでくれています

Oさんとメガーヌ3RS

Gさんとルーテシア3RS

Hさんとルーテシア3RS

ルノー仲間で記念撮影
左からスタッフY、Gさん、ワタクシ、Oさん、Hさん、Sさん
本当は7月のオーバルスクールに初めて来てくれた Eさん も
参加してくれる予定だったのだけど
YRSオーバルレースFSWに参加するとクルマの運転が楽しくなります。クルマを思い通りに動かすコツがわかるからです。
いつもより少し速い速度で走ってみるとクルマさんの訴えを聞けるようになります。
次回のYRSオーバルレースFSWは11月12日(土)に開催します。ぜひ愛車に気持ち良く走ってもらって下さい。