トム ヨシダブログ


第791回 エンジン7月号

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エンジン7月号表紙

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クルマでスポーツしようぜ!

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「所有欲」から「使用欲」へ
ユイレーシングスクールのバックボーンです
 
2003年エンジン編集部に提出した
ユイレーシングスクールの企画書の表題が
『所有欲から使用欲への転換』でした

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初めてのエンジンドライビングレッスン阿讃も記事に
今回は座学をみっちり
リードフォローに同乗走行
アンケートを拝見する限り参加されたみなさんクルマとの対話が進んだようで
ユイレーシングスクール流ティーチングが功を奏したようでした

 

エンジンドライビングレッスン関連ブログ
・第790回
・第785回
・第772回

 

エンジン7月号にはスポーツするために最適な道具も載っていた
Hマークにも乗ったけれどしっとりとしてて奥行きのあるロサンジュ印が個人的好み
お世辞ではなく

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第724回 明日に向かって

ある日電話がかかってきた。「息子はまだ免許を持っていないのですが運転を教えたいと思います。参加を認めてもらえますか」と。YRSドライビングワークショップアドバンストコーチングFSWは私有地を第3者が入ってこれない専有の状態で借り切って開催するので運転するために免許証が必要なわけではないし、ユイレーシングスクールとしては運転を学びたい人は誰でも大歓迎だから問題ありませんと伝えておいた。

やがて申込みフォームが送られてきたのだけど、年齢欄を見て驚いた。Kさん12歳。車名はフェアレディZ34 ニスモ。次いで電話があって、Kさんとクルマをシェアして受講するというIさんから申込みフォームが。こちらは16歳。はからずも平均年齢が大幅に低くなったYRSドライビングワークショップアドバンストコーチングとなった。

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レーシングカートをやっているKさんはスクール当日13歳になっていた
レーシングカートをやっていたIさんは現在F4でFSWレーシングコースを走っている
IさんがF4車載ビデオをもってきたから昼休みに即席クリティーク
 
ふたりともFSWまではお父上のクルマに乗って
それではと記念撮影
こういうのいいね!

 

Kさん、Iさん。また練習に来て下さい。親父さん達も遊びに来て下さい。



第723回 ルノークラブ走行会

コロナ禍で3年間休止をよぎなくされていたルノー徳島主催のルノークラブ走行会が再開。ゴールデンウィーク真っただ中、四国は徳島の阿讃サーキットに行ってきました。

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<ルノークラブ走行会/阿讃サーキット関連ブログ>
・2015年 第142回 ルノークラブ走行会
・2015年 第143回 ルーテシアRS 阿讃サーキットを駆ける (車載映像)
・2016年 第186回 四国再訪 阿讃サーキット (車載映像)
・2017年 第235回 四国でルノークラブ走行会
・2018年 第297回 GWはいつもの四国への1
・2018年 第298回 GWはいつもの四国への2
・2018年 第299回 Lutecia de Asan Circuit (車載映像)
・2019年 第372回 ルノークラブ走行会
・2019年 第379回 MEGANE RS de ASAN Circuit (車載映像)

ルノー徳島の一宮さんが主宰するルノークラブ走行会はユイレーシングスクールより歴史が長い。その昔、お客さんが雨の峠道で事故を起こしたのをきっかけに運転操作を練習してもらうために始めたと聞いた。初期の頃はスピンする人やコースアウトする人もいたそうだが、ユーザーの運転に対する意識は確実に変わったと。
クルマがどんどん良くなり危なげなく走るようになった今、一宮さんは今後どのような方向に進めるべきか考えているようす。でも、とりあえず来年も5月3日に阿讃サーキットでルノークラブ走行会は開催するそうです。

 

photo:hiroaki terauchi,technical note



第701回 続・運転を見直してみませんか

『 運転している自分を後ろから見下ろしているもう一人の自分がいて、そっちが本当の自分で、やらないほうがいい操作をしたり横着な運転をしたら後ろからパシッと運転している自分の頭をはたいてやる。そんな運転を目指して下さい(笑) 』。 スクールでそう話すのは運転を俯瞰して客観性を保つことが大切だと思うからだ。

かく言う自分はどうなんだ、という自問自答が常にあった。3年前に安全運転講習を受講したのも、古希を前にして自分の運転を客観視したかったからだ。

ただ、最初に受けたブラッシュアップ講習の申込みに行った時に窓口で、2017年に始まったブラッシュアップ講習は本来高齢者向けのカリキュラムではなく、『 運転免許をとってから自分の運転を振り返ったことのない人を対象にしたもの 』で、高齢者が受けてはいけないことはもちろんないけれど、ブラッシュアップ講習の対象は運転免許証を持っている全ての人だと教わった。
確かにそうだ。費用と時間はかかるけど免許証を持っている人全てが受講すれば、個人間で差がある運転意識の共通化につながるだろうし、あいまいでいいかげんな運転癖が減り社会全体の運転レベルが上がる可能性がある。交通事故の減少にも寄与するはずだ。ただ残念なことにブラッシュアップ講習を行っている自動車教習所は現在でも37都道府県で144ヶ所しかない。※滋賀県にはまだ皆無 (驚)

こういったシステムがもっともっと増えて料金も下がり、誰もが気軽に受講できるようになるといいのだけど。
以下は過去に受けた安全運転講習に触れたバックナンバーです。運転を見直すきっかけになれば幸いです。

392-3
ブラッシュアップ講習

第392回 ブラッシュアップ講習 (1)
第393回 ブラッシュアップ講習 (2)
第394回 ブラッシュアップ講習 (3)
第396回 ブラッシュアップ講習 (4)

 

508-14
Objet講習(滋賀県警の場合)

第507回 運転技能自動評価システム
第508回 続・運転技能自動評価システム
第509回 続々・運転技能自動評価システム

 

547-1
高齢者安全運転診断サービス

第547回 またまた適正検査
第552回 結果は ⁇ またしても ‼
第553回 高安診の診断結果の1
第554回 高安診の診断結果の2
第555回 高安診の診断結果の3
第556回 高安診のその後

滋賀県警のObjet講習は65歳以上が、高齢者安全運転診断サービスは文字通り高齢者が対象だけど、ブラッシュアップ講習は中勢自動車学校の水谷さんが言うように年齢に関係なく自分の運転を見直したいという人に開放されている。
最近では愛知県のJAFがスタッフが受講者のクルマに同乗し車載ビデオを撮って後日運転を解析するということを始めているようだけど、試験的な開催のようで公にはなっていない。全国のJAFではドライバーズセミナーシニアコースというプログラムがあるようだけど、いかんせん開催日が極端に少ない。現実問題としてまだまだ自分の運転を検証する機会は限られている。

安全運転講習が普及して楽しみながら自分の運転を振り返れるようになるのが望ましいのだろうけど、その前に自分の運転を見直してみようという気持ちになることのほうが先なのかな。手前みそだけどユイレーシングスクールを活用してくれればこの上なく嬉しい。



第700回 運転を見直してみませんか

ある日のスーパーマーケットの駐車場。開店時間を過ぎると続々とクルマがやってきて瞬く間に駐車場は満杯になる。商業施設の駐車場では入口からできるだけ遠くにクルマを止めて歩く距離を稼いでいる。と言ってもわずかだけど。(笑) で、歩きながらいろいろな光景に出くわす。

真新しい白の軽トラックがやってきた。おじいさんが運転している。目の前を通り過ぎると入口の近くに空きスペースがないか探すように走り続けている。空いているところに止めて歩いたほうが健康的なのにと思いつつ見ていると、発進しては止まり、止まっては発進するのだが、どうも動きがぎこちない。発進する時には急にエンジン音が高まりテールスクワットするほどヴワッと出ていく。その直後、見事にスロットルは閉じられ加速し続けることはない。しかし止まる段になると、ギユッと止まるようにノーズダイブしながら急減速する。下がったフロントが「お釣り」をもらって跳ねるほど。とにかく動き始めと止まり際が急と言うか激しい。

想像するに、スロットルペダルにしてもブレーキペダルにしても踏み始めのストロークが大きすぎる。それぞれのペダルに足を乗せて一拍してから踏みこむのではなく、踏むために足を動かす際に 「ここまで踏み込むのが当たり前」 の運転を日ごろからしているように感じる。オンかオフの操作をする習慣が身についているのだろう。足を持ち上げて、つまり床から完全に足を放してペダルを踏みこむ人に見られる傾向だ。

正直言って、クローズドコース以外でこういう運転をする人がいると知ってかなりショックだった。

この日この高齢の男性はひとりで来られていたけど、時には同乗する方もいるに違いない。本人は気づかなくても、過去に家族や第三者が発進減速が激しすぎるのでは、と伝えることはできなかったのかなと。あの運転の延長には高まる事故の可能性しかない。経験的にそう思う。事故を起こさなければ、それはたまたま偶然に危険を回避できていたに過ぎない。それほど危なっかしい運転だった。

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※写真と本文は関係ありません

 

高齢者の運転を客観視して、その事実を本人が自覚する方法はないものだろうか。

高齢者の交通事故増加が叫ばれて久しい。マスコミによる増幅分も含まれていると思うけど、「アクセルとブレーキの踏み間違い」、「ハンドル操作の誤り」、「前方不注意」、「判断能力の低下」 と高齢者は運転能力が劣っているかのような表現があふれる。記事を書いた記者も現役世代もやがて歳を取るというのに、だ。

けれど、高齢者にも落ち度は確かにある。歳を重ねてきた自信から自分は間違っていないと思い人の話を聞かない。だから周囲は高齢者に直言することを避けるようになる。そんな高齢者の周りにはおそらく、この場合で言えば急発進が危険なものだと認識している人もいないのだろう。結局、危険な状況が見過ごされたまま時は過ぎていく。

高齢者の運転を客観視して、その事実を本人に納得させる方法はないものだろうか。

昨年5月から始まった75歳以上の高齢者を対象とした運転技能検査。さかのぼる過去3年間に事故につながる違反をした人が対象で、5項目の実技テストに受からないと免許証の更新ができないというもの。ここに愛知県のデータがあるが、それによると2022年5~11月で6,600人がテストを受け25%が不合格だったという。高齢者の何割が事故につながる違反をしたかがわからないので絶対数はわからないけれど、違反歴のある人の4人に1人は運転技能に問題があると推測できる。運転技能検査の話を聞いてから気にはしていたけど、予想していた数字より大きいので驚いた。

 

話は変わりますがこのブログに目を通された方は、ぜひ貴方のスロットルペダルとブレーキペダルの踏み方を次のような方法で試してみて下さい。年齢には関係ありません。ペダルを踏む時は必ず踵を床につけておいて下さい。できれば同じ踵の位置でスロットルペダルとブレーキペダルと踏み換えられるような踵の位置を探してみて下さい。同じ踵の位置でスロットルペダルを踏むのが難しい場合は右足の足刀で踏んでみて下さい。右足のつま先の動きが直線的ではなく円弧を描いているか確認して下さい。腿ではなくふくらはぎの筋肉を使ってつま先を動かしているか感じてみて下さい。どうしても違和感があるのならそれまで通りの方法に戻せばいいのです。一度だけ、踵を意識して、踵を床につけてペダルを踏むと何がどうなるかの確認をしてほしいのです。

それと、周囲にクルマを運転する高齢者がいらっしゃる場合は、貴方自身にとっても将来の課題なのですから、横に乗ってどんな操作をしているか見てあげてはどうでしょう。一緒に危険を避ける操作を模索することはできない相談でしょうか。

 

クルマは白モノ家電とは違います。家電は動きません。しかしクルマは運転者の意思に従い自由に動き回ることで役割を果たします。ですが、習慣とは恐ろしいもので過去にできた、前にできたことは再度できると思い込み、パンを焼くのと同じような感覚でクルマを運転しているかも知れないのです。
運転はクルマという道具を動かす全人格的な行為です。そこが肝心です。動かなくても役に立つトースターのダイアルを回すのとは違います。ですから、運転操作を検証するのは年齢を問わずクルマを運転する人全てに必要なことだとユイレーシングスクールは考えています。