トム ヨシダブログ


第810回 Nさんの場合

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8月のYRSトライオーバルスクールFSWに申し込んでくれていたNさんから
参加車両をルノー トゥインゴ インテンス EDCに変更したいとメール
Nさんは元々超ド級のスポーツカーでエントリしていたから
どうしたのかなと
 
Nさんと可愛らしいトゥインゴ

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タコメーターもないオートマのRR
初めてのRRにも関わらず
直線160mのYRSトライオーバルFSWを
けっこうなペースで走り回っていました
そこでルノー仲間になったNさんには早速
あつかましくも感想文のお願い

 

RRトウィンゴ

今年6月に中古でトゥインゴ3を購入しました。主に家内と娘夫婦が使う予定でしたが、乗ってみると、雑誌などでは評価されていましたが、900ccとは思えないキビキビした走りに驚きました。

トライオーバルスクールには別のスポーツカーで参加する予定をしていたのですが、RRでオートマのトウィンゴでどれほどオーバルコースを走れるのかを試してみたくなり、車両の変更をお願いして参加する事にしました。

最初の数セッションではマニュアルモードでシフトしながら走っていましたが、オーバルのコーナーでアンダーステアが出て、なかなか上手く立ち上がれません。
トム吉田さんから、Nさん調子どう?しばらく走ってみてね…と、やさしい…お声がけを…

しばらくするとトムさんに同乗して頂き、RR車のアンダーステアを出さないコツを教えて頂きました。
1)RRの車はフロントが軽く応答性が心もとないのでコーナー入口でハンドルを切るときに大きく切り込みすぎる傾向が強い
2)ハンドルは強く握らず手のひらを添える程度でほんの少し切りこむ
3)切ったあとに少し待つ、ハンドルを少し戻すくらいでも良い、少し待ってそこから切っていく

実際、トムさんが運転すると違うクルマかと思うほどキビキビ走ります。

最初はマニュアルモードで走っていましたが、ドライブモードで走ってみると結構ちゃんと走れたので、今日の課題はブレーキングとコーナー入口のハンドリングの練習と割り切ることにしました。

午後のセッションではインストラクターの山本さんにも同乗走行してもらい、コーナー入口でフロントをロールさせて、少し待ってリアのロールを感じてからのハンドリングを体験させてもらいました。
座学で説明された理論、ハンドルを切るとまずフロントがロールして、その地点にリアタイヤが到達した時にリアのロールが始まる…やっと理解出来ました!

今回トゥインゴで参加してよかったと思うのは、
1)絶対スピードが遅いので色々と自分で考えたり試してみる時間の余裕があること
2)足回りが柔らかいので挙動の変化を感じやすこと
3)パワーが少ないからこそモーメンタムを保った走行の練習になる。
4)RRトゥインゴの楽しさがこれまでにも増して理解できたこと。

最終セッションは前を走るルーティアRSに少しずつ離されながらもずいぶん遅れず付いて走れるようになりました!

次回はマニュアルシフトも使ってオーバルレッスンに参加してみようと思います。

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Nさんは2009年7月のYRSドライビングワークショップFSWで初めてユイレーシングスクールに参加してくれた。その時の参加車がTVR タモーラ。とんでもなくスパルタンで速いクルマだった。その後YRSオーバルスクールFSWやYRSツーデースクールFSW、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールやYRS筑波サーキットドライビングスクール、YRSドライビングスクールFSWにも参加してくれた。中でもYRSツーデースクールには2010年から10回も。昨年は秋だけだったけど、2021年からは年2回参加してくれた。
2012年春のYRSツーデースクールFSWにはTVR サガリス、2019年秋のYRSツーデースクールFSWからはマクラーレン600LT Spiderで参加されたからNさん=ハイパワー車のイメージがあったので、Nさんとトゥインゴの取り合わせをすごく新鮮に感じた。

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第767回 Wさんの場合

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ユイレーシングスクール初参加は
2017年3月のYRSツーデースクールFSW
それ以来
いつもご夫婦で来てくれるWさん
 
ご主人は顔出しNGだから例によって
 
ルノー乗りになったWさんには早速感想文を

 

昨年12月に中古でトゥインゴGTを購入しました。
実はトゥインゴGTにはかなり前から興味があり、中古車サイトをいろいろと物色していたのですがなかなかいい出会いに恵まれていませんでした。11月にルノー沼津の三島アプルーブドカーセンターで認定中古車が出てきて妻と二人で実車を確認して、1日悩んで購入を決意しました。オプションがてんこ盛りで購入後もほとんど手を入れる必要が無さそうだったのと、前のオーナーが大事に扱っていたことが感じられたのが購入の決め手でした。(ディーラーの担当者も非常に良い方でした。)

トゥインゴGTに興味を持った理由は、以下となります。
・5ナンバーサイズでコンパクトなこと
・RRレイアウトという駆動方式
・ルノースポールによるチューニング
・MT車が選べる
・フランス車(ルノー車)ってどんな乗り味なんだろう?
ある意味、今後二度と出てこない変態車に心引かれてしまいました(笑)

現在の愛車はトゥインゴGT以外に下記の2台に乗っています。
・718ケイマン
・NCロードスター
後輪駆動のMT車という共通点以外はレイアウトも車の乗り味も全く違う3台となります。

乗り比べると
718ケイマン
 ・非常にソリッドで、ステアリングからのインフォメーションもわかりやすい。
 ・足回りは堅いが、しなやかさも持っている。
 ・自身の直後にあるエンジンからの振動、音もその気にさせる。
 ・シフトレバーも節度やコクっとしたフィーリングで気持ち良い。
 ・ブレーキのタッチ、効き、耐フェード性はこれまで乗った車の中で最高。
 ・意外と低速トルクが無いため、他の車であれば2速でいけるところが1速まで落とさないと前に進まない。
 ・雨の日の挙動(スクール参加時やサーキット走行時)は正直怖い。電子制御を入れてもスピンしやすい。

NCロードスター
 ・車体は緩いが、挙動はわかりやすい。
 ・軽量な車体とエンジンパワーのバランスが取れている。
 ・MTでもイージーなドライブができる。
 ・オープンドライブは一度味わうとやみつきになる。
 ・雨の日に電子制御を切っても安心して操作できる挙動(スクール参加時やサーキット走行時)。

購入後は町乗りメインで使っていたので、トゥインゴGTの実力を知るためにオーバルスクールに参加させて頂きました。

スクールで自分の腕なりに車を操作して反応を確認し、以下の感想を持ちました。
・挙動はかなりクイック(前が軽い事と、ホイールベースが短いためだと思います)。
・目線は高いがコーナリング中に車が転倒するような気配は感じなかった(当たり前ですが)。
・パワーは無いですが、後ろが重く、後ろから押される感覚は新鮮。
・絶対的なスピードが遅いため、私のような未熟者でも手の内感を持って操作ができる。
・シフトレバーの感触が緩い、横Gがかかっているとシフトが入りづらい事がある。
・ブレーキのタッチがこれまで乗ったどの車とも違う(遊びのストロークが長い)ため違和感があったが、連続して乗ることが感覚は掴めた。効きに関しては問題ない。
小さい車をMTで操って乗るのは、もの凄く楽しい事を再確認しました。以前乗っていたマーチ12SRを思い出しました。

これまでの愛車歴
マーチ12SR
ランサーエボリューションX
BRZ
ゴルフGTIクラブスポーツトラックエディション → YRSに参加し始めた
E90 M3セダン
F87 M2クーペ
NCロードスター
718ケイマン
トゥインゴGT

以上です。



第577回 新緑とトゥインゴ

実は、我が終の相棒のカーナビが壊れてしまった。ずいぶんと前のことだけれど。たまに乗るとしても近場のなじみのある所だからとほっておいたのだけど、意を決して新たに購入することにした。ところが調べてみるとインダッシュタイプのカーナビはもう売っておらず、今やモニターを取り付けてスマホのカーナビを表示させるのが当たり前に。自慢ではないけどスマホはどうも扱うのが苦手で、なんとかとうの昔に発売中止になったCDユニットが別体のインダッシュカーナビを修理できないかあちこち当たってみた。幸いなことにメーカーが修理をしてくれるサービスセンターを紹介してくれて、ルノー栗東がカーナビの取り外しと取り付けをしてくれることになった。
修理が終わったカーナビの取り付けのために入庫した相棒の代わりに貸してくれたのが真新しいトゥインゴ。オドメーターは2,000キロにもなっていない。これは嬉しい。
トゥインゴと言えばスクールに来てくれたIさんのトゥインゴGTに乗ったのと、 2016年のルノーパッションデイズ でルノータコツボチャレンジに挑戦しただけ。だからふつうのトゥインゴでふつうに街中を走るのは初めてだったけれど、これが良かった。ボクがクルマを選ぶ時の基準になる動力性能も十分。なりは小さいけれど足がよく動いて挙動がわかりやすいのは、以前ルノー・ジャポンが貸してくれた トゥインゴGT トゥインゴRS に共通するルノーのお家芸か。

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木陰にたたずむ
 
ここまでいさぎよく前後のオーバーハングを削るとは痛快
前後タイヤの外側に重たいものがないから
取り回しが小気味良いはずだ
ノーマルのトゥインゴでYRSオーバルを走ってみたくなった

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新緑からは少し緑が深くなってしまったけど
1番奥の山が蓬莱山
 
4輪に荷重がかかっているのがわかるデザインがいい
走らせてもボディの四隅にタイヤがあるのがはっきりわかる

 

おかげさまで、地図データが古くて近年の高速道路網はフォローしきれないだろうけど、インダッシュに収まって少なくとも番地の検索ができるカーナビが復活したのは正直嬉しい。できるだけオリジナルの状態で乗り続けたいからね。    無理を聞いてくれたルノー栗東の井上さん、ありがとうございました。


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前回載せるのを忘れてしまった写真
終の相棒の前後フェンダーの張りにそそられる
 
2日間のスクールが終わって帰路につく前に富士山にご挨拶
5月9日午後5時54分の富士山を御殿場市山の尻から仰ぐ
次に富士山に逢えるのはいつかな



第486回 ダイダイ三兄弟

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service due が点灯したからルノー栗東で定期点検
ルノー栗東の駐車場に裏から入ったら橙色2台が並んでた
ちょっと色目は違うけどめったにない機会だから
橙色に近い黄色ということにして横に停めてパチリ

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末っ子を真ん中にして三兄弟のそろい踏みでした

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今回の代車は色は違うけど同じルーテシアRSトロフィー
対岸がかすんで見える琵琶湖のほとりで

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和邇漁港にたたずむ赤いルーテシアRSトロフィー
ルノー・ジャポンから借りているルーテシアRSトロフィーより2.5倍の走行距離
乗り心地とシフトフィールに明確な差がある
たぶんこれから熟成が進むに違いない



第431回 ルノーとの出会いとAさん

先日Aさんからメールが届いた。
「ユイレーシングスクール様 お世話になっております。メール配信登録をしていたAです。車を手放したので今後の参加は見込めません。メール配信及び案内は不要でございます。ありがとうございました。」

Aさんはルノーに乗っていたしボクと同じような歳だと記憶していたので、思わずメールを送ってしまった。

「ユイレーシングスクールのヨシダです。連絡ありがとうございます。送付リストからお名前を削除します。さしでがましいのは承知していますが、クルマを手放したというのは免許証を返納されたのでしょうか。差し支えなければ教えて下さい。」

Aさんが返事をくれた。

「ユイレーシングスクール ヨシダ様 免許は返納していません。先日 高齢者講習を初めて受講し更新しました。おかげ様で5年のゴールドをいただきました。今までルーテシアRSを所有していましたが諸般の事情によりカングーに乗り換えをしました。カングーではユイレーシングの講習会に参加するのは難しいと思います。ユイレーシングの講習会は大変参考になりました。ありがとうございました。ユイレーシングの益々のご活躍を祈念いたします。」

実は、AさんこそボクがルーテシアⅢRSを購入するきっかけを作ってくれた方なので、あつかましくも確認のために再度メールを送った。

「ヨシダです。返信ありがとうございます。ひとつお聞きしたいのですが、Aさんは一時期トゥインゴRSにお乗りではありませんでしたか。その前はシルバーのルーテシアRSにお乗りで、2010年のエンジンドライビングレッスンを受けられたと思うのですが、いかがですか。たしかAさんのルーテシアRSを見てボクもルーテシアRSを購入したと記憶しています。お手間をとらせますがお答えいただけますか。」

Aさんからの返事にはルノー車の香りがプンプン。

「Aです。その通りです。シルバーのルーテシアRSから白いトゥインゴRSに乗り換えたAです。トゥインゴRSから4ドアが必要になりルーテシアRSシャシースポールに変更しましたがこのルーテシアRSでは一度もレッスンに参加できませんでした。初めての2ペダルで乗り方がよく解らずサーキットに行く自信がありませんでした。車に乗る機会も徐々に減り車庫で眠る時間が長くなったので家族の要望を聞いてカングーになった次第です。今我が家ではEDCカングーとRRトゥインゴゼン(NAでMT)の2台を使用してますがどちらもサーキットを走るのは無理な感じです。MTがやっぱり好きです。」

ルノー・ジャポンからトゥインゴRSを借りていた時期のエンジンドライビングレッスンでAさんに印象を聞かれ、『過不足なくていいクルマです』と答えたら、その年のエンジンドライビングレッスンにはトゥインゴRSで来てくれたAさん。その後ルーテシアⅣRSも買われたようだから、根っからのルノー好き。

AさんがエンジンドライビングレッスンにルーテシアⅢRSに来なかったら終の相棒にめぐり合うこともなかったし、こうしてルノーのブログを書くこともなかっただろうし、Aさんを忘れることはできない。
だから、Aさんに再会するために、Aさんは無理だと言うけれど、カングーかRRトゥインゴで来年YRSオーバルスクールに来てくれるようにお願いした。もちろん無料招待です。Aさん、また遊びに来て下さい。

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トゥインゴRSでエンジンドライビングレッスンに参加された時のAさんと


ホント。もう歳だからクルマなんてモノを運べて動けばいい、な~んて好きなクルマを持ちたいという気持ちはさらさらなかったのだけど、AさんのルーテシアⅢRSを見た瞬間にゾクッとしたのを今でも覚えている。フロントフェンダーのルーバーが本物なのに驚き、NAでリッター当たり100馬力と聞いて大いに感動、広いトレッドと張り出したオーバーフェンダーの色っぽさ。大きくなくて重くなくて十分な速さがありそうなこのクルマを手に入れたいと思ったあの日。
あれから9年。先日もガレージから引っ張り出したけど、色あせていないのはもちろん、路面からの情報にあふれ、7500rpmまで回した時の快感。ルーテシアⅢRSとの出会いは人生の幅を広げてくれた。

ボクが『いいよ、いい!』というものだからスタッフのKもYもルーテシアⅢRSを手に入れたし、FRに乗っていた卒業生のFさんもルーテシアⅢRSに。ルーテシアⅢRSに乗っているKさんやTさんやSさんやKさんやSさんがユイレーシングスクールを受講してくれた。ボクもみんなもルーテシアⅢRSの走りに満足。優れた工業製品を送り出してくれたルノー・スポールに感謝。

我が終の相棒はブログの104回169回173回270回288回305回に登場しています。まだあると思うのだけど。



第430回 Iさんの場合

先日のYRSオーバルスクールに乗り換えたばかりのトゥインゴGTで参加してくれたIさんが感想文を送ってくれたので紹介。

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スクール終盤
RRの扱い方をマスターしたIさんが
動力性能に勝るルーテシアRSを追い上げるの図


トゥインゴ3、楽しいです。
今回のオーバルスクールでトムさんの同乗走行でRRのトゥインゴの特性をレクチャーしていただき、さらに運転が気持ちよく、楽しくなりました。

9年ほど前にユイレーシングに10万キロを超えたプジョー106で初参加しました。座学でこう言った操作をすると、こうなる。なぜなら、といった話で操作と車の動きを関連つけた話をしてもらい、実際の操作ができるかどうかは別にして、座学は何度聞いても飽きることはありません。
今回トゥインゴ3に車を変えたたので、リハビリと車の運動性能を引き出すために久しぶりに参加しました。座学で、そうそうと理論を思い出し、いよいよ実践です。操作の基本は同じでも、同乗走行で車の特性をつかんですぐにトムさんからアドバイスをもらいました。RRなので、ハンドルは〇・・・△だから進入では▽・・・・×のように操作、イーブンスロットルも・・・・のようにしたほうがいいねと。視線は〇・・・▽に、他にもこういったことはたくさんあります。実際にスクールに参加すれば、よーくわかります。

また、ここはスクールなので、普段できないことをいろいろ試せること、そして車の動きから今の操作のアドバイスをいただけます。単純コースのオーバルコースでもインベタで1m内のアウトインやハンドルの操作スピード、ブレーキの強さを変えたりして自己学習もしていけます。

トゥインゴ3はRR車で小さい車ですが、そこそこの運動性能があることを今回のスクールで得ることができました。トゥインゴ3は運転していてわくわくさせてくれる、楽しい車であることがわかりました。良い感覚を忘れないように、近いうちにまたスクールにお邪魔したいと思います。

※ Iさんは、正確には2008年11月15日のYRSオーバルスクールに初参加。以後プジョー106で14回参加。2017年4月15日。Iさんはプジョー106からルーテシアⅡRSに乗り換えて再度ユイレーシングスクールに。都合3回参加。
※ ルノー仲間になったその時の模様が 233回 に載っています。なぜルーテシアⅡRSを選んだ、とか。

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小さいオーバルをインベタでイーブンスロットルで走行
前後タイヤのグリップを均一にする練習
なのだけど
Iさんがパイロンを蹴とばした瞬間

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ピンが甘いけど
Iさんが大きいオーバルの上のコーナーを立ち上がる

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放送室(?)前を加速するIさん
「あとパイロン1本分奥までブレーキ引き摺ってぇぇぇ!」
※カメラの設定が変わっていたのに気が付かなかった

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100キロ軽く30馬力パワーのあるスイフトスポーツと
オーバルコースなら互角に走ることができるトゥインゴGT

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逆行なのにストロボをたかなかったので
男前がだいなしになってしまった
Iさん ゴメンナサイ


【独白】
オーバルコースで現行トゥインゴを走らせたのは初めてだったけど、とても面白く大いなる発見もあった。なにしろ思っていた以上に速かった!

オーバルコースでドライビングスクールをやるのは、第一義に人間の行う操作とクルマが示す挙動の因果関係に目を向けてほしいからだ。今のクルマは良くできているしタイヤの性能も高い。だから何気なく運転してもそれなりには走れるけど、運転手本人がクルマが求めている操作ができているのかどうか、あるいはクルマに助けられて走っているだけなのかを検証することが難しい。
うまい運転というのはクルマの性能を引き出す操作ができること、換言すればクルマの性能をスポイルする操作をしないことだ。しかしファミリーカーであってもその性能を100%発揮できる環境は日常にはない。
そこでクルマが一番苦手なオーバルコースの180度向きを変える必要のある、つまり奥の深いコーナーを少し速いペースを保って反復走行することで、スロットルとブレーキとステアリングの各操作が、クルマの加速、減速、旋回の動きと意思通りにリンクしているかを確認するのがYRSオーバルスクールの狙いだ。

今までも触れてきたようにクルマは曲がるのが苦手だ。奥の深いコーナーはなおさらだ。操舵輪と駆動輪が同じFF車や、フロントが軽くリアに常に荷重がかかっているRR車は特に奥の深い長~いコーナーが苦手だ。コーナリングするなら操舵輪と駆動輪が別のFR車に勝るものはないと個人的には思う。

けれど今回。IさんのトゥインゴGTに同乗させてもらってこの小さなRR車を生き生きと走らせる方法を見つけた。文章にして間違って伝わってしまうのは怖いから、トゥインゴオーナーのみなさんにはスクールに来てもらって目の届く範囲で試してもらうことしかできないけど、クルマの動かし方を4輪自動車のそれから逸脱しない範囲でアレンジすると、トゥインゴGTの特性を存分に生かす運転ができることを確認した。
GTでなくてもトゥインゴ乗りの方はぜひYRSオーバルスクールにおいで下さい。