所有欲から使用欲への転換と題した企画書から始まったエンジンドライビングレッスン。2003年11月に第1回を開催。基本的に午前中は筑波サーキットジムカーナ場でイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習。午後はコース1000を走行(例外として富士スピードウエイジムカーナ場で午前中にオーバルコースを午後ショートコースを走った回が1回)。2022年末までに73回開催し延べ1,858名が参加。
2023年1回目の今回が74回目。参加申し込みは30名の定員いっぱい。しかしながら急用ができたとかでキャンセルが2名。28名中初めてエンジンドライビングレッスンに参加される方が10名。そのうち3名が初めてのサーキット走行。23歳から70歳まで平均年齢53.9歳の若者が1日中運転に集中していました。
「運転が上手くなればクルマがもっと楽しくなります」
「免許を手にして以来、改めて運転を教わってみませんか」
村上編集長の言葉です
コース1000に移動して昼食
参加者を4グループに分けてセッションを繰り返します
雨も上がり
今回はコース上の記念撮影が再開
みんな笑顔笑顔笑顔
次は5月25日(木)開催
またお会いしましょう
行き当たりばったりで操作していては運転はうまくならない。その場しのぎの操作うまさにはつながらない。上達するには理論に基づいた知識と走行中のクルマの状況を知る感性と、理にかなった練習が必要だ。
練習に多くの時間をさけることができればそれにこしたことはないけど、ふつうは十分な練習ができる環境にはないだろう。だから練習の仕方も工夫が必要だ。午前中に運転の基本であるイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習を集中して行い、午後は短いセッションを繰り返して参加者にリズムを作ってもらう。
「最初からペースを上げるのは得策ではありません。ある程度の速さで走って不快な感じがしなければそれを2~3周続けます。同じような速さで走ることができたと思ったら、その時に少しペースを上げてみます。走っている周より次の周が遅くならないように、その時その時の速さを感じながら操作してみて下さい」。
1回目のセッションが終わってミーティングをしていたらけっこうな雨がおちてきた。
「最高のコンディションですね。恵みの雨です。路面がウエットだからといって極端にタイヤのグリップが低下するわけではありません。路面が濡れている時は操作と操作の間で何もしない時間を長めにとって、次の挙動に移る時にクルマをフラットにして安定させます」。
考えすぎてリズムに乗れなかった方も見かけたけど、大方はアドバイス通りセッションの後半でベストラップを刻んでいた。路面が濡れていたのでスピンが皆無と言うわけにはいかなかったが、まだウエットパッチの残る2回目のセッションでベストラップをたたき出した方もいる。おそらくほとんどの方が透明な気持ちで集中して運転していたに違いないと思う。運転がこなれたからだと思う。
参加者名簿から改造の有無とサーキット走行の経験
エンジンドライビングレッスンの参加回数と筑波コース1000の走行経験を軸に
セッションごとのベストラップとベストラップが何周目に出たかを集計
エンジンドライビングレッスンの面目躍如
2021年10月のエンジンドライビングレッスンに続いて
高知から駆けつけてくれたOさん
写真を撮り忘れたのでOさんに拝借
2021年8月のルノー・ミーティング@岡山サーキット
参考までに
筑波サーキット発行の13:00~1420の第1セッションの結果
参考までに
筑波サーキット発行の14:30~16:00の第2セッションの結果