トム ヨシダブログ


第854回 OさんとIさん@YRSツーデースクールFSW

少しばかり?前のことなのだけれど。

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3月22日
朝6時16分
御殿場市山の尻から富士山を仰ぐ
2025年春のYRSツーデースクールFSW1日目

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メガーヌRSを駆るOさんが
スラロームの1本目に向かう

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ウルティムに乗るIさんが
4コントロールを駆使して
スラロームを駆け抜ける

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スラロームを駆け抜けるOさんのメガーヌRS

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スラロームを駆け抜けるIさんのウルティム

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Oさんと愛車のOさんスペシャルメガーヌⅢRS

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Iさんと3台目のメガーヌRS
メガーヌⅢRSシャーシカップから
メガーヌⅢRSトロフィーRへ
そしていつの間にかメガーヌRSウルティムに

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YRSツーデースクールFSWの特長はとにかくたくさん走ること
加えてミーティング=アドバイスの多さ
 
1日目午前中は広大な駐車場で
スラローム走行とブレーキング練習2種類
午後はオーバルコースを走りっぱなし

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YRSツーデースクールFSWの2日目は
ショートコースのコース歩行から
走行上の注意点を自分の足で確認
 
朝が早いので影も長く

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初めてユイレーシングスクールに参加する方と
初めてサーキットを走る方を優先に
リードフォローで1周のリズムをビルドアップ
 
リードフォローに次いで同乗走行
その後3グループに分けて短いセッションを繰り返し
午前1回午後2回の計測を

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この日はメガーヌRSウルティムの試乗会を併催
2台のウルティムを用意して
スクール参加者にウルティムの走りを味わってもらった

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ウルティムが5%下り勾配のストレートを駆け下る

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ウルティムが1コーナーをクリアし
2コーナーから8%登りのヘヤピンを抜ける

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試乗を終えたスクール参加者は
口々にウルティムに乗った感想を

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2日間のスクールが終わり帰途へ
 
3月23日
午後5時31分
FSWから富士山を仰ぐ
 
富士山の頂きにひと筋の飛行機雲が

 

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YRSツーデースクールFSW前の燃料補給
今回は御殿場ICにほど近い大和田さんへ

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今回も美味しくいただきました

 

ユイレーシングスクールはサーキットを走行するカリキュラムでは周を重ねるごとにラップタイムを短縮するような走り方の構築を勧めています。いきあたりばったりの運転やall or nothingの走り方では操作が身体に馴染まないからです。計測周の最後にベストラップが出るのが理想と伝えます。もちろんそのために途中のアドバイスも欠かしません。

今回ユイレーシングスクールに参加するのが初めてで、サーキットを走ったことのないIさんが、その教えを具現化してくれました。Iさんは午前中に計64周、午後1回目に計44周、午後2回目に計48周と計測周だけで156周、全参加者のうちで最もたくさん周回しました。しかもベストラップを午後2回目の48周目、つまりこの日走った156周目にたたき出したのです。スクールをやっていてこれほど嬉しいことはありません。Iさんが乗っているクルマの絶対的な速さから見ればあと1秒強縮めることが理想ですが、Iさんなら間違いなくできるはずです。

YRSツーデースクールFSWは運転操作が自然に身につくようにカリキュラムを組んでいます。サーキットを走ったことのない方もサーキット走行のベテランにも有効な内容です。
ユイレーシングスクールではYRSツーデースクールFSWを年2回開催していますが、今年2回目の秋の日程が決まりました。11月1、2日の土日に開催します。参加申し込み受け付けは9月初旬を予定しています。運転で次のレベルへと考えられている方は、ぜひ参加を検討してみて下さい。



第853回 Kさんの場合

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Kさんは今年2月のYRSドライビングワークショップFSWに初めて参加してくれた
当日はウルティムの試乗が並行して行われていてドタバタ
初めて参加したルノー仲間にお願いする感想文のことを失念
 
YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールにも参加してくれたので
改めて感想文をお願いした

 

昨年2時間程鈴鹿サーキットを走りましたが、闇雲に走る事に怖さを感じ始めました。その前後に何度か鈴鹿でスクールの様なものには参加しましたがどう走ったら良いかは掴めませんでした。
そこで雑誌「エンジン」で時折記事を拝読していたYRSにお邪魔しました。2月のFSWでのオーバルは楽しく無意識にコーナーの走り方が身に付く様な気がしました。当日は快晴で富士山もとても美しく最高の気分で帰路につきました。
先生の教本にある「楽しく安全に速く」が実現出来たらと思いますが、今回の鈴鹿では他の皆さんの速さにとてもついていけませんでした。
今後また漠然とサーキットを走るしかなく、どういう事に気を付けたら(練習をしたら)良いのか教えてもらえる機会がもっとあればと思います。

 

関西にお住いのKさんは簡単にはFSWや筑波には来られないかも知れないから、サーキットを走る上でのアドバイスをメールでしようと思います。

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半径22m直線60mのYRSオーバルFSWで
Kさんを横に乗せてKさんのクルマで
イーブンスロットルとトレイルブレーキングのデモラン

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YRSオーバルFSWでKさん自身がイーブンスロットルを実践します

 

Kさん 機会があればまた遊びに来て下さい。



第852回 ルノー仲間@鈴鹿サーキットレーシングコース

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2025年YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール開幕
ピット前に整列した30台の参加車と
リードカーを担うメガーヌRSウルティム
 
ピットの作業エリアには
2週間前のF1日本GPの名残り
太い黒々としたブラックマークが

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ルーテシアⅣRS シャーシカップに乗るNさん
22年春のYRSツーデースクールFSWに初めて参加してくれて
最近では3月に開催したYRSドライビングワークショップFSWにも
 
Nさん初参加の時のユイレーシングスクール感想文はこちらから

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2.8%の下り勾配のストレートを駆け抜けるNさん

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メガーヌⅣRS トロフィーに乗るTさん
メガーヌⅢRSから乗り換えたのを機にユイレーシングスクールに
昨年8月のYRSトライオーバルスクールFSWに初めて参加してくれて
昨年9月のYRSツーデースクールFSWにも参加してくれた
満を持しての鈴鹿サーキット
 
初参加の時にユイレーシングスクールの感想文を寄せてくれました

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2.8%の下り勾配のストレートを駆け抜けるTさん

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2018年春のYRSツーデースクールFSWに初参加のIさん
メガーヌⅢRSからメガーヌⅢRS273トロフィー2へ
その後メガーヌⅢRSトロフィーRに乗り換えて自慢していたのに
今年3月のYRSツーデースクールFSWにメガーヌRSウルティムで現れた
根っからのメガーヌRS乗り
 
2018年のYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールでのIさん

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2.8%の下り勾配のストレートを駆け抜けるIさん

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今年2月のYRSドライビングワークショップFSWに初めて参加してくれたKさん
YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールにも参加してくれた
 
ただうかつにも感想文をお願いするのを忘れてしまった
Kさん改めて連絡いたします

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2.8%の下り勾配のストレートを駆け抜けるKさん

 

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鈴鹿サーキットを走ってもらうのに1時間じゃ短いから
2時間は走ってもらいたいけど
煮詰まっても困るから鈴鹿サーキットに無理を聞いてもらい
間にインターバルを入れてもらい今年は1時間半
 
セッション1についてのアドバイスを兼ねたミーティングの間に
熱くなったクルマと頭を冷やします

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2台で1つの広いピットの贅沢
計測結果とコース際の外撮り映像が流れています

 

当日の様子を動画でもご覧になれます。以下、順にビデオ1(セッション1の慣熟走行でストレート通過)、ビデオ2(セッション2の慣熟走行終了でピットイン)、ビデオ3(慣熟走行1周目を2コーナー外側から)、ビデオ4(2コーナー外側からフリー走行1周目)。ビデオ3と4はポルシェGT3で参加されたIさんの奥方が足を延ばして撮影してくれました。

今回も年に1度YRS鈴鹿サーキットドライビングスクールでサーキットを走られる方が数名おられました。それだけモータースポーツの聖地を安全に速く走る努力をするということは価値のあることだと思います。クルマの動力性能の差、運転技術の差があっても一生懸命さはみな同じです。ユイレーシングスクールとしてはクルマの動かし方の成熟度を確かめるためにも鈴鹿サーキットレーシングコースを走ることをお勧めしています。

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2026年のF1カレンダーが未定なので正確な日程はわかりませんが
来年も4月に卒業生を対象としたYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールを開催します
既に鈴鹿サーキットには申し入れ済みです
 
ユイレーシングスクールを未経験の方はぜひ
ユイレーシングスクールかエンジンドライビングレッスンを受講の上で
来年のYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに参加して下さい



第841回 YRSドライビングワークショップFSW

晴天なれど、とんでもなく寒くて風の強い日曜日。2回目のメガーヌRSウルティムをフィーチャーしたYRSドライビングワークショップFSWを開催。今さらながらにウルティムの動力性能の高さを実感。参加者が振り回しても音を上げないタフさは驚きだった。

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YRSドライビングワークショップFSWはFSW駐車場P2で開催

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参加者自身のクルマでスレッショールドブレーキングの練習をした後
参加者はメガーヌRSウルティムに乗り換えてフルブレーキングに挑戦!!

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100キロ+からのブレーキング
こんなノーズダイブを何十回と繰り返したけど
何事もなかったように

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14m幅のオーバルコースの直線部分に
20m間隔で置いたコーンの間でスラローム
テーマはできるだけ速く駆け抜ける

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参加者全員にスポーツモードのMT2速固定で走ってもらった
後ろから見ているとフロントが回り込んだ瞬間
リアが明確に外側に移動するのがわかる
旋回中心がホイールベース内に収まっている証拠
4コントロールならではの動き

 

ユイレーシングスクールでは3月22/23日(土日)に開催するYRSツーデースクールFSWの2日目。FSWショートコースを終日走るセッションの間にメガーヌRSウルティムに試乗する機会を設ける予定です。ご自身のドライビングポテンシャルの向上にはうってつけの2日間です。メガーヌRSウルティムのような走りを実現されたい方はぜひご参加を。

・YRSツーデースクールFSW開催案内と申込みフォームへのリンクはこちらから



第838回 4コントロールマジック

4コントロール装備のメガーヌRSウルティムをフィーチャーした2月のYRSドライビングワークショップFSW。カリキュラムはいつも通り午前中にスラロームと2種類のブレーキング練習。午後は設置したコーンのレイアウトを変更してオーバルコースを走ってもらった。

午前中参加者にはまず自身のクルマで、座学で解説しデモランで披露し最短距離でクルマを止める方法とスラロームをできる限り速く駆け抜ける方法を練習してもらった。次にそれなりにコツが飲み込めたところでウルティムに試乗してもらったのだけど、初めてのクルマなのに全員がけっこうブイブイいわせて走っていた。

ユイレーシングスクールのスラローム練習は20m間隔で置いたコーンの間を縫って走るのだが、いつものスクールではコーンを蹴っ飛ばす人が何人かいる。本人は蹴るつもりはないのだろうけど切り返しで初期アンダーステアを出してしまうと、内輪差が大きくなって後輪でコーンをはねてしまう。その点がウルティムの試乗でも心配だったのだけど・・・。

参加者はウルティムの動力性能に酔ったのか(!)、スポーツモードのマニュアルシフト2速で果敢にスラロームを攻めていた。それを真後ろから見ていてたいそう驚いた。あの速度だとコーンを踏むなと思っていると、これがひっかけもしないない。

前輪操舵車の場合は、極点に言うと、後輪付近にヨーモーメントの中心があって前輪がコーンから離れたところで右に左に半円運動するようなイメージ、つまりフロントが左右に振り子のように動く。当然前輪と後輪の軌跡は異なる。後輪は全員より内側を通るから、アンダーを出してフロントがまっすぐに行くと必然的に後輪は円運動の中心付近を通る。これがコーンを蹴飛ばす理由。

ところが、初めて真後ろから見るウルティムの場合は、実際にそうと確認できるわけはないけど前輪が右に動くと同時に後輪が左に動く感じ。その写真も動画もないのが残念だけど、ホイールベースの中心にある支点がスラロームを駆け抜けているイメージ。おそらく上空から見たらホイールベースの分だけ離れてはいるが前輪と後輪が同じ軌跡を描いているように見えるはずだ。

ブレーキングでもオーバル走行でもウルティムは高い運動特性を見せたけど、今回の目玉はスラローム。参加者が自身のクルマであの速度でスラロームをやったら間違いなくコーンを蹴っ飛ばすであろうシーンで、ウルティムは何事もなかったようにスラロームを駆け抜けた。ここは4コントロールの勝ち。自動車技術が人間の能力を補佐した? 否、上回った! と言うべきか。

前輪操舵車と4輪操舵車のタイヤの軌跡については 『第831回 4コントロールを検証する』 で説明しています。なぜ内輪差が生じるのか、内輪差を少なくするためにはどうすればいいのか、イラストから想像できます。

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参加者全員がウルティムの4コントロールを体験
ここはスラロームのスタート地点

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かなりの速度でスラロームを駆け抜ける参加者
ステアと同時に一瞬アウト側フロントが沈むが
アンダーステアには陥らない

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幅14mのオーバルコースのストレートの真ん中に
20m間隔で10本置いたコーンを右に左に駆け抜ける

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前輪操舵車の場合
写真の状況では
まず間違いなく後輪がコーンを蹴飛ばしている

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ユイレーシングスクールとしては
ウルティムで実現できたスラロームの走りを
今度は自身のクルマででもできるように
なってくれればと思っている



第831回 4コントロールを検証する

ルノー・メガーヌRSウルティムに搭載された4コントロールは従来のステアリング装置と異なるモノなのか、何を目指しているのか。そのコーナリングを運動特性とステアリング操作の両面から検証するために、2025年2月に開催するYRSドライビングワークショップFSWではルノー・メガーヌRSウルティムに試乗する機会を用意しました。

下の図は左が従来のシステムを搭載した前輪操舵車のタイヤ4本の軌跡と、逆位相で4コントロールが機能した場合のタイヤ4本の軌跡のイメージです。比較すると見えてくるものがあります。タイヤのトラベル量と個々のタイヤの回転半径にご注目。


以下はクルマのコーナリングの何たるかと4コントロールの機能に触れているブログのバックナンバーです。

第328回 スリップアングル

第329回 自転軸

第330回 ヨーモーメント

第331回 あ~あっ

第346回 YRSトライオーバルスクールFSW

第340回 逆位相

第347回 4コントロール

第349回 4コントロール 同位相

第389回 Megane de YRS Quad Oval

第403回 足して10を超えないように

第496回 クルマを曲げる

第540回 思いもよらず

第542回 縦Gと横G

第706回 続・クルマとの対話が楽しい

・ 2025年2月開催 YRSドライビングワークショップFSW



第829回 解良さんとアルカナ

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京都宝ヶ池にある静かなホテルのカフェでお話をうかがった

 

話をお聞きすると、アウディA4に乗っていたのだけどパッドを換えてもブレーキに満足ができなかったのでクルマを換えようと思った。プジョーとシトロエン等にも試乗したけど次のような理由で最終的にアルカナを選んだとのこと。

・デザインとコンセプトがわかりやすく軽量であること。
・シートの出来が良い。
・以前テスラにも試乗したことがあるが充電時間が長いのとインフラが未完なのを痛感した。
・作業機械の販売を通してBEVの問題点は把握していた。
・ハイブリッドに興味があった。
・ルノーの販売店は日産のバックアップがありサービスが安心。

ワタクシのアルカナに対する印象はというと、アルカナの報道関係者向け発表会の時に小1時間ほどFSWのマルチパーパスドライビングコースを全開で走ったのとルノー栗東からアルカナの新車を代車で借りて4日ほど大津の街を乗り回した経験だけだから、どこまでアルカナの神髄に迫れたかわからないけど、その足と動力性能と走りが自分好みなのは実感できた。傘寿を過ぎたら終の相棒のルーテシアⅢRSと2台持ちにしたいと思ったものだ。

それはそうと、ワタクシがまだアメリカに住んでいた80年代後半、トミーカイラなるR31スカイラインをベースにしたコンプリートカーが発売されたというニュースに触れた。アメリカに渡る直前、六本木のパーティでお会いしてからホントに久しぶりに印象的なお名前との再会だった。量産車を登録前にカスタマイズして販売した(つまり既に市場に存在しているクルマを改造したのではない)というからある意味で自動車メーカーと言えるわけで、既存の大手自動車メーカー以外から自由にデザインされたクルマが発売されたという事実。その先鞭をつけたのが解良さん。日本でもそんなクルマ道を究めることが許されるようになったのかと驚きもしたし、解良さんなら不思議はないなと思ったものだ。

その首謀者たる解良さんがアルカナを高評価したのは頷けるけど、それだけで終わるわけがないことも想像できた。案の定、待ち合わせ場所に表われた解良さんのアルカナのホイールは早くも黒色になっていたし、後日届いた写真には車高の下がった白いアルカナが写っていた。

念のため申し添えておくけど、ワタクシはクルマはストックのまま乗るのが主義。ストックのままのクルマの有り様を受け入れて、その上でクルマの髄までしゃぶりつくすのが楽しいし、なまじの素人がクルマをいじっても賢い人が寄ってたかって作ったクルマの性能を向上させることができるとは思わないから。クルマの持てる性能を余すとこなく引き出す努力にこそ意味があると思っている。

ただ、解良さんほどの経験と知識と洞察力と想像力があったならば、発想が変わるかも知れないなと思った。今からでは遅いけど。

 

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あれこれ乗り比べた結果のアルカナのようだ

 

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第825回 アルカナを選んだ解良さん

レース界はもちろん、クルマ好きの間でも解良さんの名前を知らない人はいないと思う。

その解良さん。小学生時代に、ボクの人生の行く末を定めてくれた人でもある。

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もはやこの記事の掲載誌は手元にないが
解良さんが登場した誌面は数知れず

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クルマを作るかたわら
自分でも走らせてしまうという
理想的なクルマ好きを絵に描いたような
生活を続けられている解良さん
 
そんな解良さんがアルカナを選んだのには理由がある



第823回 解良さんはアルカナ

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解良さんがルノー・アルカナを買った。解良さんのお眼鏡にかなったようだ。

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先月の29日が納車だったとか。時間をやりくりしてくれたので京都まで会いに行ってきた。写真のデータには12日午後1時37分撮影とある。



第821回 人間 or コンピュータ

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ブログ 第819回 カングー ヴァリエテ
第820回 続・カングー ヴァリエテ
をアップしたことをFBに書いたら
ユイレーシングスクールの卒業生のMさんから書き込みがあった

 

『 私も次の通勤車は所謂dctといわれるツインクラッチ式のミッションにしました。ホンダがかつてつくってたハイブリッドです。フィーリングを楽しみにしています 』

『 Mさん ツインクラッチTMには驚かされっぱなしです。機械が人間の領域に入り込んでくるような錯覚を感じます。個人的にはまだまだ現役ですけど。(笑)820回の続編もどうぞ 』

『 カングーは車自体も現代の車として良くできてるのですね。でも現代の車は良くはできているのだけど、ドライバーは、車をコントロールしているのでなく、車のコンピューターに指令を出していて、車自体はコンピューターが操ってるのかなぁ~と。。。』

『 Mさん 考えさせられる表現ですね。その通りですね。今度使わせてもらいます 』

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Mさんは2001年5月のYRS筑波タイムトライアルに初めて参加
以降YRSスプリントやYRSエンデューロYRSオーバルレースなど
速く走る&競争をテーマにしたプログラムに参加してきて
最近は年いちでYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに
 
Mさんは走るだけでなくクルマへの造詣も深く
今回のやり取りも以下のようなMさんの書き込みに
ボクがコメントしたのがきっかけ

 

『 通勤車を乗り換えることにしました。これまで使っていたプリウスは、14年12万キロ走ってますが、まだまだ使えそうで、今後も親戚が使用することになってます。実用車としては、素晴らしい車でした。そこでプリウスという車のハイブリッド機構を振り返ってみます。
一番の特徴は、THSの動力分割機構でしょう。電気式cvtとうたっていいますが変速機構を持たない、つまり減速させた分によってトルクを増大させる概念でなく、エンジン回転上げた分は発電機を回しその電気でモータを駆動させトルクを補う考えであってると思います。たぶんね。そして、トルコンもクラッチもありません。発電機を回す抵抗を変化させてるんじゃなかったかな。
で、この機械的に見ると世紀の大発見と言ってもいい分割機構により、シームレスな加速、スロットルをラフに扱ってもあまりギクシャクしないので、妻には大好評でした。通常のcvtが好きな人にはあってるでしょうね。じゃぁ自分はどうだったのかと言うと最初は違和感ありましたけど、慣れれば問題無しですかね。パワーモード使えばレスポンスもいいし、ゼロ発進のモータトルクは強大であの加速は結構病みつきになりますね。
次の車にかわるまでもう少しの間あのトルクを味わいたいと思います。そして次の車はハイブリッド機構が対極の車ですので、その違いが楽しみだなぁ 』

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クルマの進化は止まらない
進化の方向性も多様化を重ね続ける
だからクルマの進化は使い手に
さらなる多岐にわたる選択肢をくれる
 
Mさんの感じるところもわかるけど
いつの時代も人間が主体となってクルマと付き合えば
クルマはずっと相棒でいてくれるはずだ

せっかく登場してくれたのだから、今年のYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールに参加した時の Mさんの車載映像 をご覧下さい。