トム ヨシダブログ


第263回 YRS幸田サーキットドライビングスクール

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幸田サーキットは筆柿が特産品の愛知県幸田町にあります


幸田サーキットは回り込んだコーナーが多いのと、ステアリングを切った状態でブレーキングする場面が多いので、トレイルブレーキングとイーブンブレーキの練習にうってつけ。ブレーキとステアリングを連動させてロールコントロールとピッチコントロールを同時に進めるテクニックが学べる。

朝一番に直進状態でのブレーキング中に踏力を変化させて、ターンイン時を想定してクルマをフラットにする練習をしたものだから、続くコーナリングの練習でも前のめりでターンインする人は皆無。全員が初めて走るサーキットだけれど、アンダーステアを出すでもなく高い速度でのコーナリング。

昼休みをはさみ午後からは計測セッション。1時から5時まで休み時間なしで走った結果、最も周回した人は1周1,085mのコースを90周。操作が理にかなっているか確認するためにも、再現性のある操作をものにするためにもたくさん走ったほうがいいというのがユイレーシングスクールのポリシーで、この日だけでオドメーターが190キロを刻んだ人も。

※ 幸田サーキットコースレイアウト

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スクールカーのルーテシアを囲んで記念撮影


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ピットロードに陣取りアドバイスを飛ばすルーテシア



第258回 YRSドライビングスクール幸田

11月10日(金)に愛知県額田郡幸田町にある幸田サーキットで、中部地区初のYRSドライビングスクールを開催します。

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幸田サーキット


幸田サーキットは1周1,085m。長いハイスピードコーナーはありません(3速のコーナーは2ヶ所あります)が、次々に現れる形状の異なるコーナーを消化するためにクルマの姿勢をフラットに保つことが求められるコースです。

クルマを思い通りに動かすためには、最初にタイヤのグリップの限界内で操作する必要があります。次に走行中に変化するグリップを最大限に生かすために、姿勢変化をコントロールするための操作が必要になります。そのためにはクルマの過重移動を意識することが欠かせませんが、幸田サーキットのレイアウトはその練習に最適です。

スロットル、ブレーキ、ステアリングの各操作が過不足なく、正確に加速、減速、旋回の挙動に伝えることができればクルマは思い通りに動きます。

その、操作の手続き を身につけるのにうってつけのコースなので開催することを決めました。平日ですが、クルマを速く走らせる前に、意のままに動かしてみたい方はぜひ受講してみて下さい。

・11月10日(金)開催 YRSドライビングスクール幸田 開催案内 & 申し込みフォームへのリンク

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ホームストレート

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1~2コーナー

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バックストレート

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ブーメランカーブ

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Aコーナー立ち上がり

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ピットロード入り口

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最終コーナー

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ホームストレート


第252回 SさんとルーテシアⅢRS

249回に登場してもらったIさんと同じく、今年2回目のYRSツーデースクールに参加してくれたSさんもサーキットを走るのは初めて。
2日間。できる限りのアドバイスをしたと思っているけど、Sさんはどう感じたのか。YRSツーデースクールに参加して良かったと思ってくれているのか。Sさんが寄せてくれた感想文を紹介したい。

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ブレーキング、スラローム、フィギュア8を午前中に終えて
午後からは加速減速旋回を一筆書きできるオーバル走行
Sさんが下りのコーナーに飛び込む

※ YRSオーバルのコース幅は14m。高速道路の3車線より広いからスピンしても危なくはない。スピンする速度まで到達できればの話だけど。


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私のYRS初体験記

思えば子供の頃から車が好きだった。とはいえあの頃、子供はみんな車が好きだった気がする。ミニカーを親指と人差し指で挟んで絨毯や床の上を走らせていた。コーナーを曲がるときは決まってキキーっとタイヤを鳴らして少し滑らせながら走らせていた。滑りながらも四輪で地面をとらえて目的の方向に速く進む感覚はミニカーでなら昔からできた。
大人になって自分の給料ではじめて趣味で買った車はプジョー205GTIだった。ちょっとおしゃれでとにかくかっこいいと思った。運転が楽しいという雑誌の触れ込みも大事だった。気に入った。コンパクトで自分の身のうちにおさまる感じがして楽しかった。でも運転は上手ではなかった。高速道路への下りの流入路で調子に乗ってインベタで走って、なぜか少しアクセルをゆるめたら案の定スピンした。大切な車をダメにした。
一旦反省しておとなしく走ろうと思った。もっさりしたオートマ車を中古で買ったが3年経ったら、そろそろ少し楽しんでもいいかなと思った。フランス製ホットハッチが忘れられず、中古のルノークリオウィリアムズを探してもらって購入した。これがその後の車選びを決定してしまった。運転の楽しさ、スポーティなのに駆動系や操作系に共通してみられる何ともいえない柔らかさが大好きだった。スピードを出さなくても楽しい、というのは運転下手の言い訳かもしれないがとにかくそんな感じだった。訳あって手放してからは(これですべてではないが)ルノークリオ2 RS、ルノールーテシア1 16V、そして現在のルノールーテシア3 RSとルノーの小型車を好んで乗ってきた。
変に思われるかもしれないが、3年前に買ったルーテシア3RSはいまだに少し大きく感じる。スピードは出るしブレーキもよく効く。コーナーも簡単に速く曲がってしまう。走っていると気持ちはいいが、運転がうまくできているのかはわかりにくくなったと感じた。車の性能が上がって運転手の性能はそのままおきざり、“これでいいのか?!” と思ってしまった。
運転が好きなので運転の基礎をちゃんと学びたいと思った。YRSはインターネット検索で見つけたが、ホームページの情報量がすごく多い。未体験者として少し身構えたが快楽追求とまじめと親切のバランスがすごくいいと感じた。自信はなかったが初心者でもいけるかなと思った。自信がなかったのであえて2 day schoolを申しこんだ。

YRS 2 day school 1日目
富士スピードウェイ駐車場でのスラローム、ブレーキング、8の字走行の練習だ。運転テクニックの訓練なので注意点がテクニカルになるのは当たり前なのだが、細かい事にとらわれて大きな絵がみえず、総合的な運転操作としては全くバランスを欠いてしまう。はじめてやる事への緊張も大きく、アウトプットにはため息の連続だった。練習している内容とトムさんからの指示がどのような場面でいかに重要であるかは、翌日のサーキット走行で深く感じる事になるのだが、なかなか初日には実感できなかった。緊張と蒸し暑さと落胆の連続にちょっとやられてしまった初日だった。できはさておき色々考えてたくさん走った。

YRS 2 day school 2日目
ショートコースに場所を移してのサーキット走行だ。自分の車でサーキットを走るのは初めての体験だ。トムさんの運転に同乗させていただいて少し大げさに基本動作を繰り返していただくと助手席でうーん、なるほどと深く納得。でも実際に走ると、頭でわかったこともどこへやら。車を無理に振り回そうとして車の性能を発揮させてあげることができない。動作が重なってしまって一連の流れができない。おい、1日目の基本動作練習の成果はここで出すのだろう!でも全然できない。基本を身につけるよう繰り返し走ったが我ながらがっかりすることも多かった。
でもあえて言おう。これでいいのだ。丁寧にいただいた指示を思い出してそれだけを守ろうとすると、車が喜んで動いてくれたと感じる瞬間がある。そして今になって2日間かけて苦労した練習内容がじわりと感覚的に少しなじむ感じがある。身体の感覚が残っているうちにもう一回YRSの教科書をじっくり読んでやろうと思う。幸運な事に自宅近くには楽しい峠もある。スポーツドライビングの楽しさは日常運転の楽しさの凝縮されたエキスだと思う。奥深さをもう少しみてみたい。スポーツドライビング未体験の運転好きはいっぱいいると思う。ぜひYRSを体験することをおすすめしたい。受講生は若い人から先輩世代まで年齢は幅広いが運転好きという共通項でくくられており何ともいえない連帯感がある。自分たちもいつか通った道だからか、初心者にも皆優しい。運転好きなら必ず得る者があり、明日からの人生の足しになると思う。ありがとうYRS。またお願いします。


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ホントにみなさん走るのが好きでした


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経験者Nさんのルーテシアを借りてNさんが助手席に
サーキットが初めてのSさんをリードフォロー
NさんとSさんに真似っこをしてもらう

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自分で考えずについていくことに集中して下さいと伝え
徐々にペースを上げる


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Sさん また遊びに来て下さいね~


第251回 YRSスキッドスクール

8月のとてもとても暑い日。富士スピードウエイドリフトコースに停めたルーテシアRSの車載温度計は40度を示していたし、スマホで見た天気予報によれば小山町の湿度は85%だった。

そんな日に、久しぶりにYRSスキッドスクールを開催した。要するに、ユイレーシングスクールではふだんご法度のオーバーステアが楽しめる一日。

現代のタイヤはスリップアングルの小さいところで最大のサイドフォースを発生するから、前輪であれ後輪であれ流して走るのは正しくない。もちろん高速域では当然タイヤの滑り量は増えるが、タイヤの向きとタイヤが実際に進む方向が大きく違うとグリップが低下する。だから、クルマのバランスを崩さないためには前後輪のスリップアングルが等しくなるような操作が求められる、と『いつものスクール』では繰り返し説明している。

しかし、現代のよくできたクルマでは後輪のスリップアングルを感じる、あるいは後輪に意図的にスリップアングルをつけるのは至難の業だから、そこで、『リアを流せるものなら流してみろ』とばかりのスキッドスクールを開催している。

散水車で水を撒くそばから乾いてしまうのでどれだけ給水塔と往復したかわからないが、とにもかくにも参加者は『お尻』をなんとか流そうと格闘した一日だった。

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冬と違って水が冷たくないけどすぐに乾くのが難点

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FRは比較的簡単にお尻が出る

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うまくいくと後輪が前輪のそれを上回る状態をずっと維持できる

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FRといえども急激なオーバーステアはスピンにいたる

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メガーヌRSのHさんも参加
FFだから基本はアンダーステア 苦労されてました
リアを出すには遠心力しかないから速度が肝

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4駆乗りもきました

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フロントの軽いミッドシップも来ました


◎ 過去のYRSスキッドスクールの動画

※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難のようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい


第249回 IさんとMEGANE R.S.273 TROPHY-S

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富士スピードウエイの史跡 30度バンクを背景に
今年2回目のYRSツーデースクールに集まった
左からIさんのメガーヌRSトロフィー
NさんのルーテシアⅣRSトロフィー
SさんのルーテシアⅢRS
ルノー・ジャポンのルーテシアⅣシャーシスポール

 

今年2回目のYRSツーデースクールに参加してくれたIさん。そのIさんの申し込みフォームのコメント欄には「ネットの記事で御スクールを知りました。私はクルマ運転に関しまして全くの素人でありますが、たまたま今年2月に存在すら知り得なかったメガーヌに出会い現在に至ります。どんなクルマかも知らずに購入してしまい悩んでいました。今回御スクールに参加させて頂きどのようにすれば心地よく安全に運転できるのかを学べればと思いました。宜しくお願い致します」とあった。

2日間でかなりの距離を走った。2日とも暑い日でIさんは大粒の汗をかきながらメガーヌを走らせていた。それでもIさんはずっと笑顔だった。運転が楽しそうだった。

 

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IさんがMEGANE R.S.273 TROPHY-Sのスロットルを床まで踏み込む

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公道では経験できないほどの横Gを受けながら走る

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逆バンクのついたコーナーに飛び込む

 

帰り際、運転というものがわかりかけてきたような気がする、また来ますと言っていたIさんから感想文が届いたので紹介したい。(原文ママ)

『私は車は通勤やプライベートで毎日乗っております。しかし車に関しては運転だけではなくメカに関しても全くの無知であります。いままでほとんどボンネットも開けたことはなくタイヤ交換の経験もなく空気圧も測ったことも無いというレベルです。
昨年末に乗っていた車3200ccFRスポーツAT車が故障続きでそろそろ箱換えを検討しようと、年末に車屋さん巡りをしていました。
免許取得30余年、ここ最近はAT車を乗り継いでいましたがコンピュータ制御のレスポンスに違和感を感じていましたので、今度の車は『3ペダル式MT車、後部座席あり、2ドア、2000cc以上』を条件に車を探すことにしました。
MT車というだけでなかなか条件に見合った車がなかったのですが、たまたま立ち寄ったルノー有明で営業さんからメガーヌRS Trophy-S LHDという車名すら知らない車を紹介されました。営業の方も左MT車が運転出来るのなら絶対に面白いのでこの車にした方が良いと、この車に対する愛情と熱意を強く感じ即決し購入してしまいました。

箱換え前の3200ccFRの車は万人が乗れるようコンピュータ制御で味付けがしてあるのか、多少の力強さは感じましたが街乗り程度の運転は難しいとは思いませんでした。
若い頃に乗っていた150馬力左四駆MTセダン車も比較的優しく誰でも運転出来る車だったと思います。
しかしメガーヌは全く違いました。メガーヌ購入後、ルノーという会社のF1を始めとするヨーロッパのモータースポーツと共に歩んできた歴史と、RSという乗用車というよりは本気で作ったマシンであるということを知りました。273馬力のFF車、今まで経験したことがないその有り余るパワーとレスポンスで街乗り運転でさえどうしたら良いのか分からなくなりました。

そんな時にルノー公認トム ヨシダ先生のYui racing schoolのことを知りました。いくつかあるコースの中からYRS ツーデースクールFSWを選びました。最も充実したコースで初心者の自分にとり集中して学べるので良いだろうと考えたからです。

申し込み後にメールで教材資料やYouTubeサイトをご紹介して頂いたのでスクールでのドライビングについてのイメージをあらかじめ学ぶことが出来ました。また分からないことや疑問点が認識でき予習出来たのも良かったと思います
実際のスクールでは座学から始まりました。初めて耳にする用語ばかりでありましたが私のような未経験な初回受講生には特別に気遣いを頂き走行中の車やタイヤの状態や挙動がどのようになっているのか、どうすれば良いのかを分かりやすく教えて頂きました。

実際の走行ではフィギュア8 ブレーキング イーブンスロットル トレイルブレーキング オーバル走行 FSWショートコースでも初心者の私に優先的に教えて頂き、また各コースでトム ヨシダ先生に同乗走行をして頂けましたのでいろいろと体感することが出来ました。疑問に思っていたヒールアンドトーやドライビングポジションも直接教えて頂くことが出来ました。

ベテラン組受講生の先輩方からは数あるスクールの中でYui racing schoolは最も安全に真剣に走り込むスクールであると聞きました。

事実一日目もフィギュア8 ブレーキング スラローム オーバルの四つのコースを集中的に走行しました。二日目もFSWショートコースを1日で100周以上走りました。

                                       
自分の悪いところや試したいことが何度も何度も確認しながら走行し改善することが出来ました。コースタイムも走り込むごとに速くなっていきました。

わずか二日間のスクールでありましたが車の運転について常に挙動やタイヤのことを意識するようになりました。そしてより安全に走行出来るよう意識するようになりました。一般道での事故を起こすリクスが大幅に軽減されたのではと考えております。

しかし、スクールで学び走行させて頂いたことについてはまだまだ満足はしておりません。特に私の車はコンピュータ制御機構があまりない人間の指示通りだけで動いてしまう正直なマシンであると認識しておりまので、さらに練習が必要であると思います。

Yui racing schoolは普段車に乗られる方全ての方にお勧めしたい、是非受講すべきスクールであると思います。
これからも時々スクールに参加させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します』

 

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RS仲間
右からIさん
ルーテシアⅢのSさん
ルーテシアⅣのNさん

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滋賀県や福島県からの参加もあり
28歳から70歳まで
平均年齢51歳の青年が笑顔の記念撮影

 

1日目。駐車場だけでオドメーターが150キロを刻んだ強者も
写真は半径22m直線130mのYRSオーバルを走るIさん

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IさんとSさんがランデブー

※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難のようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい

2日目のショートコース。リードフォローや同乗走行は含まない計測ラップだけで、最も走った人が174周。ユイレーシングスクールが使うレイアウトだと1周が880mだから153キロをレーシングスピードで走ったことになる。2番目の人が173周。Iさんは実は146周していて、Sさんが143周、Nさんが144周。みなさん貪欲に走っていました。

 

 

Iさん また遊びに来て下さいね~


第248回 YRSツーデースクール速報

富士スピードウエイの日程の関係で、今年2回目のYRSツーデースクールは8月に開催。

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富士山に挨拶しようといつもの場所に寄るものの富士山は雲隠れ
ただよう白い雲と深い緑の稲穂と緋色のルーテシア4RS


今回のYRSツーデースクールには3人のルノーユーザーが参加。うち2人はサーキットを走るのも、クルマを速く走らせるのも初めて。それでも2日目の午後にはクルマとの対話が大いにはずんでいました。

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集合写真
白のメガーヌRSトロフィー
黄色のルーテシア3RS
白のルーテシア4RSトロフィー
緋色のルーテシア4RSシャーシスポール


第247回 YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール

年に一度、ユイレーシングスクールを受講してクルマの動かし方の基本をマスターした方々を対象に、日本のモータースポーツの聖地である鈴鹿サーキットでドライビングスクールを開催している。

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朝早く着くとピットロードは乾きつつあったけど
砕石舗装のコースはまだ濡れていた


F1開催に伴う改修で安全にはなった代わりにデグナーやスプーンや130Rの面白みが殺がれてしまったけど、一方、FIAルールに準拠したレースを開催しようとする限り、今後は間違いなく鈴鹿サーキットのような挑戦しがいのあるサーキットを作ることは不可能だ。アップダウンに富み、中速コーナーから高速コーナーまで、『さぁ、あなたはどう走るのよ?』と挑んでくるサーキット。走らなければもったいない。

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ということで、とにかく鈴鹿を走ろうと
F1が走るコースを自分のクルマで自分の力量で走る醍醐味


ユイレーシングスクールに来られる方は圧倒的に関東の方が多い。だから、遠く鈴鹿まで足を延ばしてもらうのだからと、YRS鈴鹿ドライビングスクールではいっぱい走ってもらうために1時間のセッションの後にインターバルを設けてもう1時間。合計2時間みっちりと走ってもらうことにしている。

今回は参加者の半数が鈴鹿サーキットを走るのが始めてだったけど、2回目のセッションではそれなりのペースで走っていた。コースを飛び出した人が3名ほどいたがグラベルまで行っちゃった人はいなかったし、スピンしたクルマは皆無だし、それでいてのペースだから上出来だと言える。

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今回参加したルノーユーザーはひとり
東京から来てくれたルーテシアRSに乗るSさん
シフトアップのたびに「ボホッ」と快音を轟かせてストレートを下ります


理にかなった操作ができればどんなクルマでも安全に速く走らせることができるし、状況判断さえ的確ならば初めてのサーキットでも安全に速く走れる、とスクールでは繰り返すのだが、1周が長く目の行き届かない鈴鹿サーキットではそれなりに、参加者の協力がなければドライビングスクールも成り立たない。
2時間なんて長いようだけど1周にかかる時間がながいから、走る前にそれなりのイメージができていないと走りにくいし、走っても楽しくない。

ということで、鈴鹿サーキットドライビングスクールの場合は事前にいろいろな読み物を送る。コース図も送るから目を通してもらって、あれこれ想像してもらってから来てもらうことにしている。今年の場合は、

・明日のためにの1
・明日のためにの2
・明日のためにの3

で、S字の走り方とかデグナーの1個目の入り方とか、スプーンの2個目の抜け方、130Rのターンインでの注意とか、より速くより安全に走るためのコツは鮮明に覚えてほしいから、当日朝のブリーフィングで話すことにしている。

今年参加したクルマの半分は全くのノーマル。サスペンションをいじっていたクルマは4分の1に過ぎない。
どんなクルマでも、たとえレースに参加するつもりはなくても、日常では経験できない環境で走ってみるのも楽しいものだ。
速いサーキットは、『自分が走る』のではなく、『クルマさんに走ってもらう』ことがいかに大切かということを教えてくれる。


今回紹介する動画はふたつ。慣熟走行のリードカーを務めるルーテシアRSと、セッションの合間に参加者の走りを覗き見に行くルーテシアRS。

慣熟走行だからと言ってゆっくり走っては意味がない。もちろん後続車がついてこれなければダメだけど


全ての参加者の走りを見ることは不可能だけど、出くわした参加者の走りに修正したほうがいいところがあれば、セッションの間に伝える。


今年も鈴鹿サーキットドライビングスクールが無事終わった。来年は暑い8月ではなく4月に日程を押さえてくれるように頼んである。
鈴鹿のサーキット走り方を一から教えます。鈴鹿サーキットを走ったことのない方は、ぜひ一度 ユイレーシングスクール を受講してみて下さい。


第244回 Nさん ルーテシアRSⅡを満喫す

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NさんのルーテシアRSⅡと一緒に


Nさんが初めてユイレーシングスクールに来てくれたのは2015年2月に開催したツーデースクール。その年のYRSオーバルスクールに2回、12月のYRSツーデースクールにも来てくれた。

・Nさんが初めて参加した2015年2月開催YRSツーデースクール
・初めてサーキットを走ったNさんのYRSツーデースクール体験記

翌2016年3月のYRSツーデースクールにも顔を出してくれたものの、その後は音沙汰がなかったのだが、この日曜日に開催したYRSオーバルスクールFSWロンガーの申し込みフォームを整理しているとNさんの名前が。

そして申込みフォームのコメント欄には『昨年、車乗り換えて1年ぶりの参加になります。久しぶりに思い切りアクセル踏み込み運転楽しみたいと思います。宜しくお願いします』。

ん? 乗り換えたのかな? でも車名はルーテシア!

当日真っ白のルーテシアRSトロフィーでやってきたNさんは、開口一番『初めて同じクルマを乗り継いじゃいましたョ』と笑顔、笑顔。
個人的にもこの大きさの速いクルマが大好きだから、Nさんの気持ちはよくわかる。

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20馬力の差がこんなにあるとは思っていなかったとNさん


Nさんは暑さにも負けず、30m直線が伸びて160m。より高い速度からのターンインが可能になったYRSオーバルFSWロンガーを1日中走りまわっていました。終わってみれば走行距離100キロ超。運転好きにはたまらない練習になったはずです。

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しばらくぶりのNさんはすごく上手くなっていた
操作と操作の間にクルマをフラットにすることができるから
ターンインの速度を上げてもアンダーステアが顔を出す気配もない

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減速のためのブレーキングに続き加重を抜かないためのブレーキングを引きずり
ヨーモーメントをホイールベースの間に収めながらターンイン


今年は8月19、20日の土日にYRSツーデースクールを開催します。暑い時期での開催ですが、運転のメカニズムを知りたい方、理にかなった操作を練習してみたい方の参加をお待ちしています。
・YRSツーデースクール開催案内&申込フォームへのリンク


第240回 スクール X 3

6月と言えば梅雨。しかし雨の降らない今年の梅雨。おかげで日に焼けながらのスクール三連荘。


6月8日 エンジンドライビングレッスン (筑波サーキットジムカーナ場+コース1000)
2003年。エンジン編集部に『所有欲から使用欲への変換』というタイトルの企画書を持ち込んで始まったエンジンドライビングレッスンも今回が60回目。常連さんに混じって「クルマを使い倒そう」と決心した人が運転を楽しんでいます。

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編集部の新井さんがオーバルコースでイーブンスロットルの練習中

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みっちり走って全員が笑顔

※今年はあと1回、9月28日にエンジンドライビングレッスンを開催します。


6月10日 YRSトライオーバルスクール&YRSオーバルレース (富士スピードウエイ駐車場)

スロットル/ブレーキ/ステアリングと加速/減速/旋回との結びつきを確認できるオーバルコース。オーバルコースで練習してからオーバルコースでレースをやります。テールツーノーズ、バンパーツーバンパー、スリーワイドを繰り返しながら運転の上達を図ります。
※反復練習が重要なので駐車場だけで1日に100キロ近く走りこみます。

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オーバルスクール参加者も最後にはレースに混じってヨーイドンを楽しみます

・YRSオーバルスクール

・YRSオーバルスクール


6月11日 YRSオーバルスクール (富士スピードウエイ駐車場)
効果絶大なのに誰も真似してくれないオーバルコースを使ったドライビングスクール。ユイレーシングスクールの専売特許ではありませんので、念のため。
今回は、いつもレーシングカーを作っている人達が鈴鹿から運転を楽しみにやって来ました。

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右回りに左回りと、とにかくグルグル回り続けた結果の笑顔、笑顔、笑顔


ところで、今回のオーバルスクールはとても嬉しいことがありました。

2000年5月から2001年12月までフィアットバルケッタでユイレーシングスクールのドライビングスクールに5回、タイムトライアルに2回、耐久レースに3回参加してくれたKさんが、なんと17年ぶりに走りに来てくれたのです。

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半径22m直線130mの大きなオーバルはKさんにとって初めてのはずなのに
プジョー205XSを駆り初めてとは思えないほど滑らかにそして速く

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スクールで「運転は一生ものだから一度しっかり練習したほうがいい」と言っていますが
一度身についた感覚というものは時が経っても忘れないしクルマが変わっても通用するものです

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またサーキットを走ろうと思うものの、どれだけできるかを確認に来たと言うKさんとパチリ
もちろんサーキットを走ることに大賛成です

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2001年4月28日のYRS筑波サーキットドライビングスクールでオーバルコースを走るKさん
当時のオーバルは半径16m直線48mの大きさしかとれなかった

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同じ日のKさんを別のアングルで
Kさん また遊びに来て下さい。


第238回 中里さんはチャンピオン その2

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資料として9,995字の「ドライビングポジションの重要性」と10,222字の「タイヤのグリップの探り方」と
2種類のショートコース走行ラインを事前に送るから、参加者はかなりの基礎知識を持って座学に臨むことができる
座学ではクルマの性能を発揮させるための操作方法とやってはならない操作とやったほうがいい操作説明して
あらかじめ見てもらったスラローム、ブレーキング、フィギュアエイトの動画を元に実際に目指すべきところを確認して
あとは練習を繰り返し目指すところと実際のギャップを埋めることだけに集中する

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3班に分かれて実技の開始
A班がスラローム、B班がブレーキ、C班がフィギュアエイトで中里さんはフィギュアエイトから
フィギュアエイトを練習する目的はコーナリングとコーナリングの間で直線的に加速すること
ステアリングを戻さないとスロットルを開けてもクルマは加速しない
どこでどれだけどういうふうに戻すのが理想か   つまりロール制御がテーマ
ノーマルのアクアが激しくロールする

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次に中里さんはスラロームへ移動
20m間隔で置かれたパイロンをできるだけ速いペースでクリアするのだけれど切り返しがあるので加速には限界がある
そこで加速減速イーブンスロットルのローテーションとステアリングワークを操作がふたつ重ならないようにすると
前後輪のグリップ変化を利用して明確に直線的な加速ができる区間を作り出すことができる
つまりピッチング制御がテーマ

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外から見ていて操作とクルマの挙動がちぐはぐな場合は職員室(!?)に来てもらってアドバイス
もちろん自主的に職員室を訪れる参加者も

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中里さんがスレッショルドブレーキングに挑戦
緑のパイロン付近でブレーキングを開始
止まれる速度の手前まで減速して赤のパイロン付近でノーズを拾い前後均等加重にもっていく
踏力の増加に比例して減速度が大きくなるようなブレーキングを目指す
思う以上に踏力をかけて大き目の前加重にしておけばフロントを拾うのが楽になる
交差点で止まる以外はブレーキングの後にコーナリングが控えるのだからその準備もブレーキング区間内で行う

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基本的にユイレーシングスクールのスクールは走りっぱなしでトイレ休憩も自主的に
とにかく繰り返し走ることで再現性のある操作を身につける
頭で考えるのはクルマを止めている間だけ
動き出したら情報処理に専念する
全体の傾向と対策のためのミーティングは必要に応じて

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中里さんがルーテシアRSを味わう

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半径22m直線130mのYRSオーバルを走る

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基本的なテーマはできるだけ速いペースでコンスタントに走る
そのためには何をしたほうがいいのか
なぜそうしたほうがいいのか
できない場合はなぜできないのか
理論的かつ合理的に説明するのがユイレーシングスクール流
クルマの運転は物理学 グレーエリアは存在しない

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1台ずつ走るなんて時間がもったいない
初めての人もみんなと一緒に走って距離をかせぐ
大勢で走るのが怖いという人はそもそも実力以上の速さを追いかけているから
自分の速さを自覚することがスポーツドライビングの第一歩
直線で目一杯加速するとか できることから始めるのが上達の第一歩

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少しの路面の傾斜で操縦性は劇的に変わる
ほんの少し操作を変えると劇的に挙動が変わる
それに気づくかどうかはあなた次第
反応できているかもあなた次第
運転の醍醐味

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YRSツーデースクールに毎回桑名から来てくれるKさんのメガーヌRSとつるんで中里さんが走る

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駐車場での練習の合間に記念撮影
兵庫県、三重県、愛知県からも参加してくれた
今回は比較的年齢層が高かった
富士山は残念ながら雲の中

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2日目は終日1周880mのショートコースをただひたすら走る
中里さんも初めてのショートコースをアクアで走る

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ハイブリッドだからと言って直線だけ速い(!?)わけではない
4輪を使えばコーナリングも遜色なく

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中里さんには失礼だけどタイヤの使い方を見せてもらうためにマーキング

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ストレートを駆け下る

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さすがチャンピオン
躊躇しないところはさすが
前輪の向きに注目

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ルーテシアRSで峠を走ってみたいという中里さんの気持ちは大いにわかる

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チェッカー!!
走った人は走りも走り、計測ラップだけで160周


YRSツーデースクールが終わって時間が経つが、まずは中里さんが感じたルーテシアRSの要約から
・気に入ったのは変速スピードが素早くスムーズなデュアルクラッチ式トランスミッション
・ステアリングホイールから手を離さずに変速できるパドルシフトも◎
・町乗りにはスポーティと思える足回りもサーキットでは少しやわらかいか
・回頭性がよくターンイン速度を上げていってもFF特有のアンダーステアはきわめて軽微
・タイヤのトレッド面をキッチリ使うことが若干難しい
・峠を走るのに向いている足回りのようなので機会があれば峠を走ってみたい
とのことでした。

次いで、『改めてクルマの運転の奥深さを知ることができた。YRSツーデースクールを受けて本当に良かった』と言ってくれた中里さん。お世辞半分にしてもチャンピオンからそう言われるのは悪くない気分だ。

スラロームではてこずったらしいイーブンスロットルも、コーナリング理論ともどもその重要性を認識できたとか。1日目が終了するころには心地よい疲れを感じていたと言うから、ベテランにとっても十分な練習ができたかなと。

YRSツーデースクールでの経験が中里さんのレース活動に生きてくれると嬉しいのだけれど、ドライビングスクールを主宰する者としては運転の速さと上手さについて考えるところが多かったのも事実。今回の経験を次のカリキュラムに生かそうと思う。

さて、さすがチャンピオンだけあってクルマがどんな姿勢になってもコントロールしてしまうし、その反応の早いこと早いこと。要するに高い速度におけるクルマの挙動を受け入れることができる幅が広いのだけれど、それは同時に、ターンイン直後に対角線に加重が移動するような操作をしてアウト側フロントが沈みこんでも、その次の瞬間には何事もなかったように修正してしまっているということでもある。実際、ある時点でアウト側前輪のショルダーがホイールの下に回りこんだ痕跡があった。それはどうなのか。
乗ったクルマがFFだったからかも知れないが、トランジッションを意識してダイアゴナルロールを押さえるとまだまだ速く走ることができると思った。

FF車で高い速度からターンインすると、様々な理由でまずアンダーステアが発生する。アンダーステアはクルマが曲がらないことであると同時に失速につながっているから、速く走るためにはそれをできるだけ回避したい。アンダーステアを軽減する方法はただひとつ。後輪にもスリップアングルを生じさせることで対角線に加重が移動することを防ぐしかない。
FSWのショートコースを一緒に走った時、ロラン・ウルゴンさんはターンインの手前でフェイントをかけることでヨーモーメントの中心をホイールベースの間に収めていた。

ロールもしない、アンチダイブ/アンチスクワットのサスペンションのVITAで中里さんの走りを、一度間近で見てみたいものだ。


237-30
FSWショートコースで中里さんとルーテシアRSと一緒に
お互いに得るところの多かった2日間でした
中里さん ありがとうございました
今年もチャンピオン目指して
応援しています