トム ヨシダブログ


第801回 ホントに暑かったTDS

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筑波サーキットコース1000
 
この日の午後3時
 
フラッグ台の日陰の温度計が
37.5℃を指す
路面温度は? 室内温度は?

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ふつうはこんな日に走らないよねだけど
 
1時間20分の計測走行時間で
最多周回数は99周
前日77歳になったOさんも71周を走破!

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この日のルノー仲間は
先日のYRSオーバルスクールFSWに続いて
メガーヌRSトロフィー(MT)を駆るEさんだけ
 
ルノー仲間の参加をお待ちしています

 



第798回 GPSLaps

Kさんは2003年9月の筑波サーキット公式ドライビングスクールで初めてユイレーシングスクールを体験してくれた。その後本職が忙しくなる2019年までYRSエンデューロやYRSスプリント、YRSオーバルレースなどをメインに延べ80回近く走りに来てくれた。

そのKさんが開発したのがラップタイムと加減速/横Gと速度に加えて走行ラインが記録できるアプリのGPSLaps。サーキット走行をする人の間で高い評価を得ている。ユイレーシングスクールに来る人の中でも装着率は高い。

先日のYRSオーバルスクールでスタッフFがGPSLapsとGPSレシーバーを持ってきたので、トレイルブレーキングとイーブンスロットルがキチンとできているか検証することになった。そこでFのルーテシアⅢRSでFと、GRヤリスに乗っているスタッフMとラップタイム勝負をしてみた。
結果は。もちろんどちらもボクの勝ち。ただし彼らの名誉のために付け加えると、ボクのデータを見てから再度走ったら、ふたりとも遜色ない速さを見せていた。速度と加速度を照らし合わせると、クルマがどこでどう失速しているかどうかが検証できるので、その部分を意識して操作をするとクルマが前に進むようになる。下の画像はルーテシアⅢRSで半径22m直線130mのYRSオーバルFSWロングを4周したうちのベストラップ。

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ルーテシアⅢRSでのベストラップで上段の赤線は速度
スタート後100m付近がYRSオーバルロングの下のコーナーで
330m付近が上のコーナー
下段の加減速度を表す青線の同じ区間でイーブンスロットル
コーナーのボトムスピードを維持している
緑線は横Gでどちらのコーナーでも瞬間的に1Gを記録している

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画像右が下のコーナーで進入が下りで脱出が上り
走行ラインを見るとクルマの動きがわかる
緑色の部分が加速で黄色が定速で赤色が減速
2本のストレートの真ん中あたりで
瞬間的に黄色になっているのは3速へのシフトアップ
トレイルブレーキング区間の色が赤ではない

 

時間が許せば7月18日のYRS筑波サーキットドライビングスクールで、将来的に開催したい参加者の走行データを解析してアドバイスするスクールのベースラインを作るためにGPSLapsを使ってみようと思う。

7月18日(木)開催 YRS筑波サーキットドライビングスクール開催案内へのリンク



第797回 YRS筑波サーキットドライビングスクール

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1周1,039mの筑波サーキットコース1000
限られた敷地にできるだけ長いコースをと
回り込んだコーナーを多くして
コーナーの曲率の割にはコース幅が広く
走行ラインの自由度が高く
練習にはうってつけ
 
ブログ 第601回 筑波サーキットコース1000の走り方

 

 

ユイレーシングスクールは筑波サーキットコース1000を終日使ったドライビングスクールを開催しています。朝一番の1コーナーだけを使って行うイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習が特長です。先行きサーキットを走るつもりのない方もサーキット走行のベテランもクルマの動きを理解する絶好の機会です。

7月18日(木)開催 YRS筑波サーキットドライビングスクール開催案内へのリンク



第796回 人車一体

クルマと一体になって、と言えばいいのか。

クルマの一部になってと言うべきか。クルマの動きに同化すると感覚が研ぎ澄まされる気がする。   でも、それは事実。

左右の踵をしっかり床につけて、フットレストには左足を置くだけにして突っ張らず。スロットルペダルとブレーキペダルを同じ位置で踏み換えられる位置を探して右足の踵を置く。両方の踵を自分の1番遠い支点にするつもりで、両膝を開いて下っ腹に力を入れて、シートにできるだけ深く腰掛けお尻の後ろの空間をつぶし腰椎をシートバックに潜らせる。視線は目の高さの無限大に向けて物を点では見ないようにして、景色の中に自分が入って行くようにクルマを進める。

ドライビングポジションが決まるとクルマの動きを寸分の狂いなく感じられるから、目的に応じて過不足のない操作が可能になる。

実は、シートに座った時から運転は始まっている。


鈴鹿サーキットレーシングコース


奥比叡ドライブウエイ


YRSストリート@富士スピードウエイ駐車場


筑波サーキットコース1000


筑波サーキットコース1000

ユイレーシングスクールでは7月18日(木)に筑波サーキットコース1000でドライビングスクールを開催します。運転のたたき台になる理論を理解し、理論と実践を一致させるためにコーナーを区切って重要な操作を集中的に練習します。クルマの運転は上手くなればなるほど楽しくなります。
ユイレーシングスクールは所有欲から使用欲への転換のお手伝いをしたいと思っています。ルノー乗りの方、愛車を思う存分走らせてみませんか。お待ちしています。

・7月18日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波 開催案内のページへのリンク



第794回 YRSドライビングワークショップFSW

ユイレーシングスクールは富士スピードウエイの駐車場で開催するカリキュラムでは、70歳以上の方の参加費を割引きにしているのだけど、今回は2名の方が利用してくれた。いくつになっても運転を楽しみ極みを目指してほしいから嬉しい限り。

今年2回目のYRSドライビングワークショップFSW。午前中にブレーキングとスラロームの練習。午後は2種類のオーバルコースを走り、クルマの運転にやってはいけないこととやったほうがいいことの仕分けを重ねます。

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デモランに先立ち目指すテーマの説明
良い例と悪い例を見てもらうのだが
これが効果てきめん
イメージ作りの大切さ

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2月のYRSドライビングワークショップFSWに続いて参加してくれたSさん
A110を豪快に走らせていました

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半径22m直線60mのYRSオーバルFSWを
時計回り反時計回りと交互に走ります

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YRSオーバルFSWで基本操作を練習した後は
半径22m直線130mのYRSオーバルFSWロングで
3速全開からの減速とターンインの練習をします

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走行中もFMラジオでリアルタイムアドバイスを送ります
オーバルコースでもロードコースでも
周回路は直線よりコーナーの方が遅く
いかにコーンリングを組み立てるかが鍵
クルマを安定させて走ることができれば
日常の運転も楽しくなります

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2月初めのYRSオーバルスクールFSWと
2月末のYRSドライビングワークショップFSWに
メガーヌRSトロフィーで参加してくれたKさん
YRS3回目の今回はクルマが魅力的なA110に替わっていた

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FFからMRに
フルスロットルにするのはこの日が初めてだとか

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A110の良く動く足を堪能していたようです

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次回のFSW駐車場を使ったスクールは
7月6日(土)開催のYRSオーバルスクールFSWです
クルマの動かし方を理解するのにうってつけです



第791回 エンジン7月号

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エンジン7月号表紙

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クルマでスポーツしようぜ!

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「所有欲」から「使用欲」へ
ユイレーシングスクールのバックボーンです
 
2003年エンジン編集部に提出した
ユイレーシングスクールの企画書の表題が
『所有欲から使用欲への転換』でした

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初めてのエンジンドライビングレッスン阿讃も記事に
今回は座学をみっちり
リードフォローに同乗走行
アンケートを拝見する限り参加されたみなさんクルマとの対話が進んだようで
ユイレーシングスクール流ティーチングが功を奏したようでした

 

エンジンドライビングレッスン関連ブログ
・第790回
・第785回
・第772回

 

エンジン7月号にはスポーツするために最適な道具も載っていた
Hマークにも乗ったけれどしっとりとしてて奥行きのあるロサンジュ印が個人的好み
お世辞ではなく

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第790回 エンジンドライビングレッスン

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昨日の朝
村上編集長の挨拶
なぜエンジンドライビングレッスンを続けるのか
その目的も
 
午前中は筑波サーキットジムカーナ場に作ったオーバルコースで
イーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習
速さを科学します

 

今年で22年目。2024年2回目。第78回目のエンジンドライビングレッスン。今回は4名の方がエンジンドライビングレッスン初参加。ユイレーシングスクール流ティーチングは、もちろん効果がありましたとも。

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筑波サーキットコース1000に移動し編集部が用意したお昼を食べてから
 
コース1000を走ったことのない方を対象にバンライド
その後参加者を動力性能と走行経験で4グループに分けて
短いセッションを繰り返します

 

4月のYRSツーデースクールFSWを受講してくれた、もともとエンジンドライビングレッスンの常連のIさんとAさんも参加。YRSツーデースクールFSWの効果はありましたかとたずねると、もちろんYES。結果ももちろん。

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朝8時から午後4時まで走りづめ
全ての走行が終わってからの記念撮影はみんな笑顔
 
 
photo:Sei Kamimura

 

昨日曇り空でそれほど暑くはなく、43歳から66歳まで平均年齢58.1歳の青年が一生懸命走り回っていました。

 

【参考資料】
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午後の走行は途中で計測を止めます
徐々にペースを上げるのが定石ですが
自身のベストタイムが何周目にでたか検証します

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休憩の後は最後まで計測
再度何周目にベストタイムが出たか確認します

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この日のベストラップタイム一覧
次回はこの速さからスタートしたいものです

 

今年のエンジンドライビングレッスンはあと1回。10月3日(木)開催です。



第787回 ユイレーシングスクール

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今後のユイレーシングスクールの開催予定です。各スクールの内容は案内頁に載っています。
※スクール名をクリックしていただくと案内頁に移動します。申込みへのリンクも案内頁下段にあります。

・6月15日(土)開催 YRSドライビングワークショップFSW(富士スピードウェイ駐車場)

・6月27日(木)開催 YRSドライビングスクールFSW(富士スピードウェイ ショートコース)

・7月6日(土)開催 YRS オーバルスクールFSW(富士スピードウェイ駐車場)

・7月18日(木)開催 YRS筑波サーキットドライビングスクール(筑波サーキットコース1000)

・8月24日(土)開催 YRS トライオーバルスクールFSW(富士スピードウェイ駐車場)

・9月21日(土)開催 YRS ツーデースクール1日目(富士スピードウェイ駐車場)
・9月22日(日)開催 YRS ツーデースクール2日目(富士スピードウェイショートコース)

・11月2日(土)開催 YRS ドライビングワークショップFSW(富士スピードウェイ駐車場)


第786回 続・YRSツーデースクールFSW

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ユイレーシングスクールのカリキュラムは全て座学から始まります

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走行プログラムに先立ち
GさんのA110Sをお借りして理祖的なドライビングポジションの取り方の説明

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次いで
午前中に行う3種類の練習のデモランを参加者に見てもらいます
 
GさんのA110Sをお借りしてスレッショルドブレーキング
最短距離でクルマを止めるコツを
足がよく動くA110Sはここまでノーズダイブします
この時おそらくマイナス1Gあたりの減速Gが

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午前中は参加者を3班に分けて3種類の練習をします
写真手前から
20m間隔のパイロンスラローム
ビッグブレーキング
スモールブレーキング

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朝いちは完全にウエットだったのに
スラロームの練習をしているうちに
トラックエボリューション!

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昼休みをはさんで
オーバル走行の練習
翌日のサーキット走行に備え
スロットル/ブレーキ/ステアリングの操作と
加速/減速/旋回の挙動との
ズレを感じ修正しておきます

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最初は半径22m直線60mのYRSオーバルで
イーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習

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オーバル走行に向けて待機する多種多彩なクルマ達

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YRSオーバルで
安定したコーナリングと速いコーナリングの手順を練習した後
半径22m直線130mのYRSオーバルロングを走行
まずはリードフォロー
徐々にペースを上げながら
インベタからアウトインアウトへ

786-10
YRSオーバルロングでのグループ走行に先立ち
YRSオーバルのコース幅が
高速道路の3車線より広いことをメジャーを使って説明
オーバルコースを
集団で全開で走る時のルールを説明します

786-11
1日目終盤はYRSオーバルロングで
追い抜きありの追いかけっこ
とにかく少しでも速くをテーマに
1周20数秒のコースを右回り左回りで

786-12
2日目は快晴
FSWショートコースのパドックに参加者が再集合

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2日目の始まりはコース歩行
ショートコースの特徴を説明
安全を担保しながら速く走るコツを説明します

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コースを歩いて1周してから座学
速さを求める走り方の説明をします

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走行時間の最初は
ショートコースを走ったことのない方を対象にリードフォロー
徐々にペースを上げながらリードカーの真似っこをしてもらいます
 
次いでおさらいの意味でショートコース経験者のリードフォロー

786-15
ユイレーシングスクールには基本的に
走行時間を確保するために昼休み以外の休憩時間はありません
ひたすら短いセッションを繰り返します
もちろんクルマと人間の調子に合わせてスキップすることはできます
 
ただアドバイスが必要な場合は
何度もミーティングを行います

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参加者と同伴者全員で記念撮影
 
この日42歳から76歳まで平均年齢55.9歳の青年が
ショートコースを延べ2,253周し平均で参加者ひとり約122周
最も走った人は149周でした
 
それでいてこの日のスピンはたったの1回
ユイレーシングスクールの面目躍如というところです

 

786-18
今回のルノー/アルピーヌ仲間は少なく
A100SのGさんと
顔出しNGのルーテシアRSに乗るTさんだけでした

 

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今回はユイレーシングスクールが初めての方が3名
FSWショートコースが初めての方も3名
それぞれの足跡をのこしました
 
参加者の中には2003年5月に初めてユイレーシングスクールに参加
2012年以降は毎年YRSツーデースクールに参加してくれている方も

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ユイレーシングスクールで常々
速く走るためには
クルマの性能を引き出す操作をする必要がある
と説いている

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ラップタイムは平均速度の裏返しだから
直線より遅いコーナーをどう抜けるかが速さにつながる

786-21
速いラップタイムよりもベストラップが何周目に出たかが肝心
セッションの後半でベストラップが出れば
速さが身体に馴染んでいるはずだから
 
※セッション1~3のラップタイム表の右端に
そのセッションの何周目にベストラップが出たか示すIn Lapがあります

 

ユイレーシングスクールでは年2回、2日間クルマの運転に没頭して運転を楽しみながらドライビングパフォーマンスの向上をはかるYRSツーデースクールFSWを開催しています。今年2回目は9月。クルマをもっと楽しみたい方は参加を検討されてはどうでしょう。

・9月21/22日(土日)開催 YRSオーバルスクールFSW 開催案内と申込みフォームへのリンク



第785回 エンジンドライビングレッスン阿讃

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今年も5月3日に四国の山あいに
新緑と常緑が織りなす景色に心奪われ

 

ただ、例年と異なるのは5月3日の午前中に関西で初めてのエンジンドライビングレッスンを開催したこと。今年3月で77回目を迎えたエンジンドライビングレッスンは1回だけ富士スピードウエイで開催したものの、あとは全て筑波サーキットが舞台だったけど、関西でも運転の楽しを伝えたいという村上編集長の意向でエンジンドライビングレッスン阿讃が実現した。

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2名のキャンセルが出て
山あいのサーキットに集まったのはちょっとさみしい9名のみ
 
 
 
 
photo:Shuichi Otanaka

 

写真では判別しにくいかもしれないけれど
前列左からワタクシ
A110の右は草津市から来てくれたIさん
3月のエンジンドライビングレッスンにも来てくれた堺市のTさん
千葉県は柏市から駆けつけてくれたTさんご夫妻
アルピーヌドライビングレッスンとYRSオーバルスクール経験済みで堺市からのMさん
雑誌エンジン編集長の村上さん
2列目左から
丸亀市からのMさん(YRS CDのお買い上げありがとうございました)
奈良市から参加してくれたIさんご夫妻
広島市から参加のOさん
3列目左から
三田市から100馬力超えのコペンで参加はMさん
岡山県高梁市から来てくれたKさん
それとYRSスタッフY

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昼からはルノー徳島主催のルノークラブ走行会が毎年のようになごやかに