第514回 富士山とFSWと食
8月も終わる。暑かったねぇ。今年は特に暑いと感じた。加齢によるものなのかね。そうであって欲しくはないけど。ま、それでも8月が終わるのだから季節は秋に向かっているはず、なんだけど。予報を見ると力が抜けそう。来月頭にはYRSドライビングスクール筑波があるのだけれど。
例年より開催回数が少ないのでFSWに行く回数も減ったから、頑張ってせいぜい美味しいモノを食べなくては、というのは口実で、ドライビングスクールと受講者のケアの次に大事な「 食 」を本筋に影響のない範囲で満喫。
御殿場IC第1ゲート正面のホテルの裏手にある「 さかなや本店 」
4か月ぶりに顔を出したら木内さんもみなさんも元気だった
なによりも廃版になったけど少し残しておいたウィスキーをとっておいてくれたのに感謝
あれこれ頼んでしこたま飲んで
なんとも言えない中トロ大トロに舌鼓を打って
鋭気を養います
沼津港魚市場の真ん前にある「 むすび屋 」
ちょっと欲張ってサザエと卵焼きを追加
秋になって駿河湾のアジが揚がらなくなるとメニューから消えてしまう地アジ丼
他に食べたいモノがないわけではないけれど
あるうちは浮気しません
御殿場IC近くにある「 名鉄菜館 」
昔はここでグラチャンの年間表彰式が行われていたっけ
ここでも食べたいモノはいろいろあるけど
五目入り焼きそば(炒め麺)をチョイス
お酢をいっぱいかけて
今年何回目かな
五目あんかけ+揚げ麺が単純に好きだから
次はリン〇ガー〇ットの皿うどんもいいね
御殿場駅ちかくの「 むつごろ 」
目の前でさばいて焼いてくれる鰻は絶品
御殿場界隈の鰻を食べさせてくれる他のお店より少し高いけど
食する価値はあります
蒸さない関西風もいただけますが
今回は関東風で
今年になって見つけた須走の町中にある「 長楽 」
昭和27年創業なんだそうな
アメリカに行く前もFSWでの取材で須走に泊まっていたけど知らなかった
もっと早くに知りたかった
YRSオーバルレースが終わってからスタッフと参加者と夕ご飯
今回はトンカツだけどステーキ定食が美味
写真のご飯はふつう盛で半分にしてもらいました
美味しいモノをいただいて、パイロンでせっせとコースを作ってドライビングスクールを全開でこなす。元気があればこそ。ありがたいことです。
YRSオーバルレースが終わってみんなでご飯を食べに行って
忘れ物に気が付いてFSWに戻ったらこんな素敵な光景が
富士山から見ると北北西になるのかな
微妙な方向に太陽が沈んでいくのだろう
富士山の真東にあるFSWから見ると
この時間
山頂のこちら側に光が少しばかり回り込んでいて
富士山の影が南に延びる
8月15日午後6時21分の富士山
第513回 交通統計
毎年7月に前年度の交通情勢を統計的にまとめた交通統計なる書籍が
公益法人交通事故総合分析センターから発行される
数字自体は警察庁交通局が全国の警察からの数字をまとめたものを使っているから
我が国の交通情勢ならびに交通事故の実体を知ることができる
クルマの運転を教えているユイレーシングスクールとしては
運転技術の向上が交通安全に役立ってほしいとの思いから
毎年この時期にユイレーシングスクールなりのまとめ方をした資料を公開している
クルマが好きで運転が好きな人にはそうあってほしくはないのだが
交通事故件数全体が減少している中で
運転している人に原因があるであろう単独事故も減ってはいるが
単独事故が死亡事故につながる比率は高いまま
運転している人の意識次第で避けられるはずの事故なのに
もっと自分とクルマを大切にしてほしいと願うばかり
ひところ
年間90万件を超えていた「 交通事故件数 」は40万件以下まで減少した
クルマの走行性能の向上や運転者の意識の向上
それに警察の取り締まり
要因はいろいろあるはずだが交通事故の減少は喜ばしいことだ
しかし警察庁が分類する「車両相互」「車両対人」「車両単独」の3つの中で
「単独事故」が事故全体に占める割合は近年3%未満なのに
死亡事故となるとその4分の1が単独事故によるものだというのは
免許人口8千2百万人のごくごく一部の数字だとは言えなんともやるせない
この統計の自動車には
自家用および事業用の乗用車、貨物車、大型小型特殊、特殊用途車、二輪車の
全ての車両が含まれるから個別の数字はわからないが
単独事故を類型別に見ると転倒と路外逸脱が目立つ
転倒の件数が増えているのは2輪の事故が増えているからだろし
路外逸脱が減っているのはクルマの性能が向上したからかもしれない
けれど結局はひとり相撲をとったわけなのだから
避けようとする意思があれば避けられた事故に違いはない
幸いなことに単独事故に起因する死亡事故は減ってきている
免許人口からすれば無いに等しい
けれど現実は決してゼロではない現実
自動車は便利な乗り物で生活に欠かせない道具だし
自動車は人間の能力や生活圏を拡大するし
自動車の運転自体が人間にとって楽しいはずなのだから
その自動車が原因で人やモノが傷つくのは不幸なことだ
単独事故をもっと減らすことはできない相談なのだろうか
それが車両対車両であっても車両対人であっても車両単独であっても
それが不注意であっても判断ミスであっても無知がなせる結果であっても
事故は間違いなく運転する人に起因する
止まっている自動車同士は決して事故を起こさない
人間の能力を超えた速度で走るから事故が起きる可能性を生む
運転を教える立場からは自動車の運転には畏怖の念を抱くべきだと言っておきたい
最近交通の流れの中にあってひとりよがりの運転を目にすることが多くなった
ルールを自分の都合に合わせて解釈している人が増えているような気がする
クルマやバイクの都合をも無視して運転していることはないのだろうか
運転している時は他人と他人の目を意識しながら自分を俯瞰し続ける必要がある
ボクは、実際にそうであるかどうかは別として、自分の運転が模範的だと思ったことは一度もない。決して自信家ではない。臆病でもある。
ただ、クルマ好き、運転好きの一人として絶対に事故を起こしてはならないという覚悟はしている。あらゆる状況に対応できるだけの知識と運転技術の裏付けを得る努力を続けながら、その一員である交通体系を乱さないことを心がけて、これまでクルマを走らせてきたし、これからもそうするつもりだ。
第512回 Sさんの場合
初めてユイレーシングスクールに参加されたSさんに
スクールの印象を聞きたくて感想文をお願いした
快諾してもらって届いたのが以下の文
8月16日のオーバルスクールに参加させていただきましたSです。
今までサーキット走行会には参加してきたのですが、スクール形式の学びながら走るということはほほ皆無であったので、今までの走り方にダメ出しをしてもらって今更ながら車の走らせ方の矯正をしてもらおうと参加しました。
午前の座学で「ビークルダイナミクス」の講義を受け、クルマの嫌がることをドライバーが行えばクルマは言うことを聞いてくれない。どんなに頑張ってもタイヤのグリップの限界以上のことはクルマは受け入れてくれないからその中でどうすれば限界内で走らせることができるかの説明を受けました。
頭では漫然と解ってはいても、いざ実践となると・・座学の後の走行で自分のダメさ加減がよく分かる訳です。(;^ω^)
午前の走行後、昼休み中にトムさんから「自分で限界を作っている、直線ではもっと踏んで、コーナーでは荷重移動を積極的に行って。」との指摘をいただき、午後の走行の糧としてみました。
午後はとにかくオーバルをひたすら走る!走る!
言われたことを頭の中で反芻して走り、走行の合間のミーティングでトムさんより「午前中より元気が出てきた・・でもまだいける。」と叱咤激励をいただき、その後も走行を続けていきました。
走行時間も最後になる頃には、午前の座学と実践が自分の中で少しずつシンクロしてきたかなぁ~?と感じながら走行終了となりました。
今回のスクールの内容は、街中で走行しながらでも行える事でもあるので、頭の中に荷重移動図や摩擦円の図を描きながら走るのを心掛けたいと思います。
最後にですが、自分はメガーヌR.S.で参加しましたが、ルノーのR.S.モデルに乗っている方にはこのスクールに参加することを提案したいと思います。
R.S.モデルに乗っている方は腕に自信のある方が多いと思いますが、普段では出来ないコーナリングも出来ますし何しろクルマのポテンシャルを出すいい機会になると思いますので是非とも。
私も時間が許せば忘れない内に再度の参加をしたいと思っております。今回はお世話になりました。
第511回 YRSオーバルスクールとルノー仲間
8月16日
日曜日
朝5時51分の富士山を須走から仰ぐ
早朝から猛暑の予感
やっぱり富士山には雪が似合うな:独白
トイレに手指消毒用のハンドソープとペーパータオル
教室に除菌用アルコールを用意して
エアコンを全開にして窓も全開で換気を促進
座学でクルマを思い通りに動かすために
クルマがどうやって動くかとどう動かすべきかを説明
やったほうがいい操作とやらないほうがいい操作
やるべき操作とやってはならない操作の仕分けの方法を説明
今回のYRSオーバルスクールは12名の参加でうち5名が初ユイレーシングスクール
オーバルコースを走ったことのない方のクルマを借りてデモラン
最初にイーブンスロットル
60キロノーブレーキでのターンインを体験して驚いてもらい
次にトレイルブレーキング
薄いブレーキを引きずると75キロからでもターンインできることを確認してもらう
HさんのメガーヌⅢRSとOさんのルーテシアⅣRSトロフィーが
半径22m直線60mのYRSオーバルFSWを
トレイルブレーキングを駆使してできるだけ速く走る
ユイレーシングスクール初参加のSさんが
YRSオーバルFSWで肩慣らし
TさんのメガーヌⅢRSが乾いたエキゾーストノートを残して
ストレートを加速する
OさんのルーテシアⅣRSも最初は小さなオーバルでウォーミングアップ
結局土曜日より暑かったし湿度も高かった
走行の合間のミーティングも密を避けるため
参加された方には暑い思いをさせてしまったのは反省
教室に戻れば良かったのだけど走行時間を増やすほうを選んでしまった
6月のYRSドライビングスクール筑波に続いて参加してくれた
OさんとルーテシアⅣRSトロフィー
このブログでユイレーシングスクールのことを知り
初めて参加してくれたSさんとメガーヌⅢRS
昨年12月のYRSオーバルスクール+アルピーヌA110体験でYRSオーバル初体験
バリバリのメガーヌⅢRSに乗るTさん
2013年8月のYRSオーバルスクールFSWに初めて来てくれた
常連のHさんとメガーヌⅢRS
ルノー乗りのみなさん、また遊びに来て一生懸命走って下さい。お待ちしていま~す。
第510回 YRSオーバルレースとKさん
お盆のさなかの土曜日だし暑いし
まだ外出を自粛している人も多く
YRSオーバルスクール卒業生を対象としていることもあって
2020YRSオーバルレース第4戦の参加申込みは4名のみ
なのに何故5台走っているかというと
朝のミーティングをしていると
Kさんがふらっと現れたのでレースに加わってもらったという次第
そしてしばらくすると
姫路から茨城の実家に帰っていたHさんが帰り道に顔を出してくれてので
Hさんにも加わってもらって6台でのレースに
もちろんKさんもHさんもYRSオーバルレース経験者です
それにしても暑さが尋常じゃない
メガーヌRSの車載温度計が40度
一面舗装だから照り返しが半端じゃない
この日はNさんとOさんがYRSオーバルレースデビュー
Nさんは2009年4月のYRSエンデューロ筑波を最後に顔を見なかったのだけど
仕事が落ち着いたとかでまた遊びにきてくれた
Oさんは2014年5月のYRSオーバルスクールに初めて来てくれて
その後頻繁に顔を見せてくれています
2人ともYRSオーバルスクール経験者です
氷を詰めたクーラーボックスにお茶とお水を用意して
塩分を摂るためのタブレットも用意して
テントの下で休みながら
「 こんな日にはふつうやらないよね 」
「 そうだよね 」
と自嘲気味の会話
それでも8周のヒートレースを16回もやったのだから決して嫌いではない証左
入り口を閉じてあったのに見知らぬクルマが駐車場に入って来たので
FSWで色々なイベントをやっていたから間違ってしまったのかなと思ってたら
真新しいルーテシアⅣRSトロフィーから降り立ったのは
第130回 に登場してもらったKさん
ルーテシアⅢRSはどうしたのと聞くと
エンジン内部にトラブルが見つかって
直すのに時間がかかりそうなので増車しましたと涼しそうに言うものだから
ならレースに出てしまえばと
第509回 続々・運転技能自動評価システム
評価結果報告書を開いて目が点になって
しばし 絶句
総合評価で30~50点のDランク
「 危険意識を向上させましょう 」との総合評価
約3キロのコースをいつものように運転した
少しだけスピードを控えめにして
少しだけ大げさに左右を確認したつもり
だから
もう少しいい点数を期待していたのだけれど
※それぞれの図の緑色の円で囲まれた地点が評価の対象
※時間軸で縦に灰色になっている部分が該当地点にあたる
※赤線が車速
※青線が―で右方向に+で左方向に首を振った角度と時間を表す
右頁:なぎさ公園前 直進 / 自動評価結果 得点30
[やや注意]やや速度が出ています 38.1Km/h (安全速度35km/h)
[要改善】左確認不足です
なぎさ通りは40キロ道路だけどObjetは35キロを安全速度としていた
速度を保つためにイーブンスロットルにしていたけど
右足の動きがアクセルでもなくブレーキでもない例外的な動きとして検知されていた
左から交差する道に対して確認しなかったので減点
青線が首振り角度だけどものの見事に左右に振れず真っすぐを見ている
遠くを見て視野を広くしているから必要な情報は得ているつもりなんだけど
頭を動かして確認したほうがいいのかしらん
自分の運転を可視化して評価されるのは大歓迎。運転している自分がやろうとしていることができていないのがわかったり、自分の操作を客観的に見ることができたり、安全に対して異なる見識を知るのは自分の運転に幅をもたらすはずだ。まずObjetは事故を起こす可能性が最も少ないであろう運転を定義し、各個人の意識や操作から収集したデータとの乖離を数値で表し評価まで下すのだから、負け惜しみでなく、点数が悪くても良くてもそれはそれで受け止めるべきだろう。
だから、ここはそれ、Objetの評価を純粋に見てみることにする。
左頁:島ノ関西交差点 左折 / 自動評価結果 得点30
[要改善]交差点進入前のバックミラー確認不足です
[要改善]交差点進入前の右方向確認不足です
[注意]交差点侵入前の左巻き込み確認が浅いようです
右頁:なぎさ公園前T字路 / 自動評価結果 得点66
一時停止OK
[要改善]交差点侵入前の左確認不足です
交差点進入前の右確認[OK]
交差点進入中の右確認[OK]
左頁:におの浜一丁目交差点 右折 / 自動評価結果 得点70
[注意]カーブ進入前の進路方向確認が少し浅く確認時間も短いようです
[やや注意]カーブ進入中の自転車確認が少し浅いようです
右頁:大津警察署前 左折 / 自動評価結果 得点86
交差点進入前のバックミラー確認[OK]
交差点進入前の右方向確認[OK]
[注意]交差点進入前の左巻き込み確認が浅いようです
左頁:ピアザびわ湖前T字路 左折 / 自動評価結果 得点93
一時停止OK
[やや注意]交差点進入前の左確認時間が短いようです
交差点進入前の右確認[OK]
交差点進入中の左確認[OK]
右頁:におの浜一丁目交差点 帰り右折 / 自動評価結果 得点30
[要改善]カーブ進入前の進路方向確認不足です
[注意]カーブ進入中の自転車確認が浅いようです
コラボしが21前 直進 / 自動評価結果 得点30
安全速度です 25.8Km/h
[要改善]左確認不足です
試しに自動評価結果の得点を合計してみたら435点。8地点での評価だから平均点は54.375点。これならCじゃないと言いたいけれど、滋賀県警のObjet担当の高岡警部補はしきりに左右の確認が不足のところに赤鉛筆で線を引いてたから、[要改善]が多いと減点が多くなるシステムなのかも知れない。
ちなみにボクの運転は[要改善]が6ヶ所、[注意]が3ヶ所、[やや注意]が3ヶ所あった。自分では十分安全に配慮して運転しているつもりだけれど、Objetが定義する安全運転には及ばなかった。
昨年のブラッシュアップ講習の際は、ブレーキング時に減速Gが大きすぎて減点された。ブレーキング開始から停止までの間を同じような率で速度を落とすより、イニシャルで大きく速度を落としたほうが安全だと思ってやっているのだけど、ブラッシュアップ講習のプログラムはもう少し長い距離でもっとなだらかに減速することを是としていた。
今回の左右確認でも、必要な情報を得るために真っすぐ遠くを見て、どこかに焦点を合わせずに自分が刻々と変わる景色の中に入って行くような感じで運転しているのだけれど、Objetは頭をしっかり振って確認することを是としていた。
自分では危険な目に合わないように運転しているという自負はあるし、点数のことはさておいて、ブレーキングにしても運転中の視線の持っていき方にしてもこれで十分だろうと思っていたけど、「 もっと工夫してみようかな」 と思えたことが2回の講習を通じて得られた収穫になるのだろうね。
自宅に最も近い大津市堅田にある真野自動車教習所に聞いてみたら、Objetを用いた教習コースがあるとのこと。2人1組で受講する運転レベル確認コースがひとりあたり税込み9,900円。ひとりで受講出来て路上運転を2回行う徹底コースが29,700円だとか。
検索すると全国的にObjet講習が行われているようなので、年齢に関係なくご自身の運転を客観視してみたい方は受講してみてはいかがだろう。
滋賀県でしかやっていないけど、65歳以上の方は県警管轄下12か所の警察署で無料でObjetを受講できるのだから、ご自身の運転を客観視するためにもぜひ受けてみてほしいと思う。
第508回 続・運転技能自動評価システム
受け付けをすませると
さっそく婦警さんがGPSとロガーをダッシュボードの上に取り付けてくれて
④島ノ関西交差点を左折
交差点を渡ったところに京阪石山坂本線の踏切があるので
通常の信号機の他に踏切用信号が併設されているので注意が必要です
県道大津草津線を東に進みます
ずっと行くと琵琶湖を渡る近江大橋があります
そのせいか
この道はいつも交通量が多く混雑しています
⑤島ノ関交差点を左折し細い道を進みます
速度超過で減点されないように慎重に
⑥一時停止を右折するのですが
県道大津草津線と並行に走っているなぎさ通りの交通量も多く
右折するタイミングがとれません
おそらく頭の動きも検知しているのだろうと
いつもより大げさに左右確認をしてみたつもりだったのだけど
⑧NHK前交差点を左折
横断歩道を渡る人がいたので
もちろん手前でしっかり停止
なおかつ後続車の進行を妨げないように配慮して
なぎさ通りを西に向かい
滋賀県警察本部を目指します
高齢者マークが平然と路上駐車をしていました
ボクも高齢者マークですが
無事帰着で記念撮影
本来4月の受講予定がコロナ禍で7月に延期に
受講実現のため高岡警部補(右端)にはお世話になりました
机の上にはお土産とアンケートが
走行データの解析を待つ間にアンケートに答えます
・身体能力の低下を感じますか? とか
・ふだん運転で気をつけていることは何ですか? とか
・免許を返納するつもりはありますか?
もちろんありませんと答えておきました
これが結果ですと渡されて中を開いてみると
ともあれOjbetは
自分の運転が客観的に見てどうなのかを知るには絶好のツール
全国の警察でObjetを取り入れているのは滋賀県警だけ
滋賀県にお住いの65歳以上の方は受けてみて下さい
無料です
※話を聞くと滋賀県内の自動車学校3ヶ所で有料ではあるけどObjetによる講習が行われているとか。調べてみると全国の教習所でもやっているところがあるみたい。全て有料みたいだけれど。興味のある方は問い合わせてみてはどうだろう。
<続く>
第507回 運転技能自動評価システム
年に一度の定期点検に行った病院の待合室に置いてあったパンフレットに目が止まる。「車の運転を見直してみませんか?」の文字が躍っていた。
パンフレットの裏表
第392回、
第393回、
第394回、
第396回で紹介したブラッシュアップ講習と同じようなもののようだが、
頭と右足にセンサーをつけて操作をより詳しく解析するようだ
これはおもしろそうだと早速滋賀県警の高齢者安全運転推進室に電話
運転技能自動評価システム受講の手続きを教えてもらい
滋賀県警のウェブサイトから必要書類をダウンロード
自分のクルマを持ち込み
GPSロガーを取り付けセンサーを付けて指定されたコースを走り
収集されたデータをコンピュータに入力すると
運転技能を自動的に評価してくれるという
滋賀県内12か所の警察署で実施しているけど滋賀県警察本部での受講を選択
コースは図のように大津市の中心部を走る
コースから外れると評価ができないとのこと
左はコース図と一緒にダウンロードした誓約書
Objetと呼ばれる運転技能自動評価システムでは警察官の同乗はなく
親族もしくは知人が乗って道案内するのだそうだ
(おそらく警察官が乗っていると緊張してふだんの運転ができないから?)
1人ではだめか聞いてみたらミスコースしなければOKとのこと
そこで作ったのが右のアンチョコ
大津に越してきて10年
車庫証明の申請以外は全く縁のなかった警察署
<続く>
第506回 Kさんも乗った
Kさんはユイレーシングスクール開校直後からのスタッフ
昔は若かったって今も若いけど
RX-8 / NDロードスター
2012年BMW R1200GS / 2001年BMW F650GS Dakar
2010年SUZUKI グラストラッカー・ビッグボーイ
2012年HONDA リード110
を所有する走ること大好き人間のメガーヌRSトロフィーRの感想文です
ルノー・メガーヌのトロフィーRを運転するチャンスをもらいました。
初めにお断りしておきますが、私はトロフィーRの事も、メガーヌRSトロフィーの事も、メガーヌRSの事もあんまりよく理解していません。知っているのはFF最速の為に色々外して軽量化した潔いモデルだと言うことくらいです。
試乗コースは、富士スピードウェイの駐車場に特別に作られる、ストレートが160メートルもある 1周502メートルのユイレーシングスクール・オーバルロンガーです。
試乗した頃に雨が降ってきまして、急に激しく降られました。昨今ではゲリラ豪雨と表現した方が分かりやすいでしょうか、相当の雨量です。駐車場のため全域ほぼフラットなので1cmくらい雨が溜まっているような状態での試乗でした。この車には多くのレーシングドライバーやジャーナリストの方が乗ったでしょうが、おそらくこれだけの激しいレインコンディションで試乗したドライバーはいないと思いますので、大変貴重な経験になったと思います。
まずは欲をかいて「Sport」モードで乗ってみます。コーナーリングの立ち上がりで、 2速では無論のこと、ショートシフトして3速に入れても駆動輪である前輪がホイールスピンするのでアクセル全開にはなかなかできません。ですが、トルクステアでどこかに飛んでいくような感じはなく、真っすぐ走ってくれました。これだけハイパワーなのに大したものです。ハイドロプレーンが起きてもきちんと制御してくれました。
次に「Race」モード。電子デバイスが全部キャンセルされるそうです。興味津々、果たしてどうなるか。立ち上がりでは「Sport」モード同様でホイールスピンしまくりで細かいアクセルを要求されます。滑りやすコンディションでのFF車はシビアなアクセルワークが必要になりますが、特にトロフィーRのような大パワー車では繊細なコントロールが必要で神経を使いますね。「Race」モード は「一昔前のチューニング・カー」的な感覚です。富士スピードウェイのレーシングコースでは大雨になると300Rあたりで川ができますが、そういうシーンではあまり使いたくないですね。
最後に「Neutral」モード。これにはびっくりです。電子デバイスが全てを上手に制御してくれました。ターンインの初めにアンダーステアさえを出さなければ、水深1㎝のような最悪のコンディションの中をまるで線路が敷かれているように何事もなく相当の速さで走ってくれます。思わず「何だこりゃ!スゲーー!」と大笑いしてしまいました!コーナーリング中はどこの車輪をどのように制御しているのか分からないほど細かく細かくコントロールしているのでしょう。アクセルを踏めば踏んだだけ前に出ますし、それでいてグイグイ曲がってくれます。立ち上がりでアクセル開度を大きくするとホイールスピンを最小限に抑えつつ加速してくれました。あの路面コンディションでは考えられないほど高次元で走ってくれました。「メガーヌすげー!」「トロフィーすげー!」です。ウルゴンがドライブしても、私がドライブしてもおそらく差が無いくらい本当によく出来ていると感心させられました。このモードが私には一番印象深く、メガーヌ買っちゃうかな!?とちょっと思ってしまいました。
ルノーは日本ではあまりメジャーなメーカーではないかもしれませんが、極めて真剣にクルマを作っていますね。今回は特別なモデルでしたが、標準車でも曲がる、止まる、真っすぐ走るが徹底しています。今回の試乗であらためて感じました。
欠点はほとんどないのですが、強いてあげれば、パワーの割にはデフの効きが弱いと感じました。立ち上がりでロスしちゃってもったいないですね。それと、シフトノブが遠すぎです。腕を伸ばして操作する感じでした。これでは疲れてしまうかなー?