トム ヨシダブログ


第525回 いと恥ずかし

頭の片隅で確かにワーニングメッセージが響いてたんだ。ホームセンターのこっちの出口は段差が急だから斜めに出るかゆっくり出ないとリップやナンバープレートをこする可能性があるよ、と。 けれど先のことをあれこれ考えていて、かつ同乗者と話をしていたからだろう、道路に降り立った瞬間 『 ザッ 』

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「あ~あ」である
 
まさか自分が
歳のせいなのかどうか
意識が飛んでいたね
運転に集中していなかったな

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ナンバープレートの下がちょっと曲がってしまい写真を撮ると微妙に光沢が変化する
ナンバープレートのおかげでスポイラーが傷つかなかったのは良かったけど
ナンバープレートを外して叩いたりバイスグリップではさんで曲げてみたりしたけど
元には戻らない
 
写真写りが悪いのがイヤだからではなく早く失態を忘れたいから(笑)
ナンバープレートの再発行を申請することに

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窓口で車検証を見せるとバーコードを読み込みすぐに
「申請書をプリントアウトしてきて下さい」
画面にタッチすると申請書がプリントされてそれを持って窓口に戻る
この間2分もかからない
 
すごいシステムだなと思ったけど
希望ナンバーや記念ナンバーの発行が可能になったわけだ

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今回は前の1枚だけだから765円を払い引換証をもらう
出来上がりまで1週間

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写真上がビニール袋に入った新品のナンバープレート
下は新品の発行に替えて返却しなければならない傷ついたナンバープレート
ふつうは破損したのを返却してからしか新品をもらえないのだけれど
記念に無理を言ってパチリ
慌ててたから曲がった部分と擦過傷が欠けてしまった

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新しいナンバープレートを取り付けながら
改めて
もっと集中して運転せねばと思いはしたけれど



第524回 エンジンドライビングレッスン

確か、あれは2003年の残暑厳しい9月のある日。当時のエンジン編集長の鈴木さんが会ってくれるというので『所有欲から使用欲への転換』と題した企画書を手に神楽坂駅の階段をのぼっていた。

お寿司をご馳走になりながら身勝手にも、
・クルマは道具でもあるのですから正しい使い方を覚えないともったいないです
・今のクルマはサーキットを走ったぐらいで壊れることはありません
・クルマを誌面で紹介するだけではなくクルマを所有する人に動かし方を教える機会を作りませんか
と身を乗り出して。

『おもしろそうじゃない。試しにやってみたら』。編集長の一声でその年の暮れに記念すべきエンジンドライビングレッスン第1回を開催。
以来、年5回開催した年もあったけど、ここ数年は年3回のペースで「大人の運転教室」を開き、先週のエンジンドライビングレッスンで69回目を数えた。

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朝からかなりの雨が降る中を午前中はジムカーナ場にあつらえたオーバルコースで
冠水した路面でイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習
午後はコース1000に移動してまずコース1000が初めての参加者を対象にバンライド
次いで雨で路面が濡れているからといって滑るのではなく
クルマが滑るような姿勢に持って行くのが原因なんだと
そして2輪を滑らすのではなく4輪を滑らせれば問題ないしと
タイヤが滑るのを堪能してと送り出す
記念撮影の時だけ雨がやんでくれたのは・・・

今回も参加してくれたHさん(写真中央左グレーのセーター姿)。御歳77歳。2008年11月のエンジンドライビングレッスンに初めて参加してくれた。それからほぼ欠かさず参加の30回。ユイレーシングスクールのオーバルスクールにも3回来てくれた。コロナ禍で4月の1回目は中止。7月の2回目はなんとか開催できて、Hさんがポルシェ911で42秒台をマークしてトップタイム。今回も完全ウエットの路面で46秒台を連発で2ndトップタイム。初めの頃はトレイルブレーキングが厚すぎてアンダーステアを出していたものだけど、もう身体が自然に動いているとしか思えない‼  ユイレーシングスクールの誉れです。

現編集長の村上さんが閉会の挨拶で、『今日はクルマを思い通りに動かそうとするともっと楽しくなることを経験されたと思います。我々はこの楽しさをこれからも伝承していく努力を続けたいと思っています』。   編集長、エンジンドライビングレッスン担当の塩沢副編集長、これからもよろしくお願いします。



第523回 Yさんと

「いい車ですね」で話は始まり、後日、クルマが好きで4台も所有するYさんとまだ秋浅い鯖街道へドライブに出かけた。
道中、最近クルマの運転に違和感を感じると言うYさんに臨時の座学。クルマを運転しながらだから、公道でもそれなりの説得力はあったようだ。

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ドライブが終わって記念撮影
Yさんの所有する4台のうち唯一のマニュアルシフト車のNA8と

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あれこれしゃべりながらワインディングロードを走る
鯖街道(若狭街道)を初めて走ったけど山あいの道
両側に山がそびえ自然一杯で
これからの季節にオープンで走ると気持ちいいだろうなと

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YさんにメガーヌRSトロフィーに乗ってもらった
古いクルマが好きだと言うYさんだけど
気に行ってくれたみたいで良かった

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京都の大原で昼ご飯をご馳走になってしまった

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鰆の西京焼きと松茸ご飯
優しい味でした
Yさんごちそうさまでした


Yさん撮影



第522回 タイヤが姿を変える ‼

要約すると、、、ユイレーシングスクールでは座学で
・クルマは4本のタイヤでしか地面と接していない
・なのでクルマは性能の高い低いに関わらず加速減速旋回の機能をタイヤを通してしか発揮することができない
・クルマを人間の行う操作通りに動かすためにはタイヤが地面をつかむ力=グリップが必要
・しかし動いているクルマは絶えず挙動変化しているから輪荷重も変化を続ける
・するとグリップは摩擦力の裏返しだからそのグリップは走行中に絶えず変化している
・グリップは一定で常にそこにあるものだとは保証されいるわけではない
・4本のうちグリップが増えているタイヤがあれば減っているタイヤもあるということだ
・そして刻々と変化するグリップを察知しながら運転することは不可能だけれど
・変化するグリップにも対応できるように人間が操作するのは可能で
・それができるのが上手い運転だ
という話をします。

座学ではグリップが変化する理由を物理学的に解析し、グリップの変化がクルマの走行性能にどんな影響を与えるかと、そしてグリップが変化しても操縦性に影響を与えない走り方をビークルダイナミックスの原点として理論的に説明します。
そんな座学での理論的な内容を、現実問題として可視化するのにうってつけの動画を見つけました。タイヤがうごめいています。地面をつかまえていない瞬間があるかも知れません。タイヤが不確かなものだと感じることができます。走行中にグリップが変化していることを十分に想像させてくれる動画です。

走行中のタイヤがどうなっているかをタイヤの内側から撮影しています。

9分近い動画ですが、できれば大きな画面で Program Guide を参考にご覧下さい。 必見です! 驚きます !

Program Guide
00:00 Intro
01:00 Getting Car
02:00 Mounting GoPro
02:38 Mounting Tire with camera Inside
03:00 Filling Tire with air
04:05 Driving with Camera inside tire
06:04 Hitting Turns w/camera inside tire
07:47 Releasing air from tire camera inside


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この動画をブログ上に展開する許可は warped perception x から得ています



第521回 ユイレーシングスクール + YouTube

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2008年に開設したユイレーシングスクールのYouTubeチャンネル
先週アップした動画でその数306本
クルマの運転にまつわるいろいろなシーンがご覧になれます
こちらからどうぞ YRS on YouTube
 
アップデートが終わってませんが
YRSオリジナルビデオ プレイリスト もあります

518-1
タイトルに使った画像の原画です



第520回 YRSオーバルスクールFSW

520-00
9月
シルバーウィーク真っただ中のYRSオーバルスクールFSW
小山町はすっかり秋の気配
 
次の日のYRSオーバルレースFSWの朝
朝風呂に入っていると富士山の頂上がうっすらと白い
今年の初冠雪に立ち会えたのは嬉しいかぎり


520-01
エアコンは必要なかったけど窓を開けて送風の意味もかねて強風/スイングの冷房に
 
いつものように座学で始まり
今回はユイレーシングスクールが初めての方が2名
ドライビングスクールで検索して見つけてくれたとか

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ユイレーシングスクールに初めて参加される方のクルマをお借りして
オーナーを助手席に乗せてデモラン
 
ノーブレーキ60キロで22mのコーナーに進入
進入が60キロなら180度コーナーの頂点でも60キロ
まず最初にクルマの走行性能の高さに驚いてもらいます

520-03
次いで参加者が半径22m直線60mの小さなオーバルコースで
イーブンスロットルの練習を
ズラリと並んで自分が走っていない時は
他人の走り方からヒントを得ます

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今回のルノー仲間は2人
繰り返し小さなオーバルで
走行中いかなる時でも
直進している時もコーナーを回っている時も常に
加速もしない減速もしない状況をつくることのできる
イーブンスロットルの概念を養います

520-05
次いで
金魚のなんとかではありません
半径22m直線130mのオーバルコースを周回しながらブレーキタッチを練習します
 
スロットルは開けずにアイドリングで発進してブレーキペダルに足を乗せ
どこで遊びが消えるか確認してから
エンストする寸前まで踏力を増やし開放の繰り返し
ブレーキパッドがローターに触り始める位置をつま先に覚えさせます

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イーブンスロットの練習で60キロ近くなると
アンダーステアを消せない方が出てきます
 
クルマのせいではなく本人がシートの上で揺れているからで
クルマと一体になって
人間がクルマと同じ速さでロールし
人間がクルマと同じ量だけロールするための
ドライビングポジションの説明もします

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もっとルノー仲間に来てほしいと思っています

520-08
ルーテシアⅢRSを駆るHさん
イーブンスロットルを実現するために
ステアリングとスロットルの連携を模索中

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トゥインゴGTを駆るIさん
クルマがピッチングしないようにスロットルを
開けすぎないように足りなくないように連続して調整

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HさんとIさんが
中心線で測って1周435.8mのYRSオーバルFSWロング
アメリカ流に言うとラージクォーターマイルオーバルを
できるだけ速く走ります

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BRZからルーテシアⅢRSに乗り換えたHさん
今回は感想文を送ってくれるかな
 
同乗走行の時に最初のブレーキングで足が滑ってしまったのは内緒です
足元を撮っているビデオカメラに映ってなければいいけど

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Hさんが大きなオーバルの通称「 下のコーナー 」を立ち上がります
ロールしていないように見えるけど
ワイドトレッドが踏ん張っているので
実速度は十分に速い

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トゥインゴGTで動力性能に勝るクルマを追い回していたIさん
 
2008年11月のYRSオーバルレースFSW(当時はジムカーナ場で開催)に
プジョー106で初めて来てくれてルノーのブログも読んでいてくれて
ルーテシアⅢRSを終の相棒に選んだボクに影響されてルーテシアⅡRSに変更
昨年トゥインゴGTに変更するまでのいきさつと感想は
233回 430回 に載っています
ぜひ読んでみて下さい

520-14
Iさんが大きなオーバル右回りのコーナーを立ち上がる
コーナーの立ち上がりではRRの真骨頂が発揮される
 
ただでさえリアが重いのに
加速するとさらに荷重がリアの両輪にかかるので
他の駆動形式のクルマと比較して
速度が速くても少ないロールで立ち上がることができるという利点


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8月のYRSオーバルレースFSWに続いて参加してくれたMジュニア
Mさんも一緒でした
少し慣れてきたので時々操作が雑になるけど
呑み込みが早いので先行きが楽しみな22歳
 
今回も父君からのメールが来るかしらん



第519回 Mさん親子とYRSオーバルスクールFSW

8月のYRSオーバルスクールFSWを前にMさんからメールが届いた。
『8月16日(日)のオーバルスクールですが、息子がスイスポで参加予定です。私も同伴します。酒の肴にロガーデータを比べることができればと思っています。昼休みに数周程度、私に走る機会をいただけると幸いです』

ロータスエリーゼに乗るMさんに最初に会ったのは2010年3月のYRSツーデースクール。その後もユイレーシングスクールのオーバルレースを含むいろいろなカリキュラムに参加してくれて、かれこれ60回になる。前々から、『息子が免許とったら連れてきますから』と言っていたっけ。他にもエリーゼCupレースに何年も出場したりの走り大好き人間。

当日、Mさんはご子息を助手席に鮮やかな黄色の、初心者マークを貼ったスイフトスポーツに乗って、いつも通りの笑顔でやってきた。運転してきたのはMさん自身がスイフトスポーツに乗りたかったのか、それともまだMジュニアの運転を信用していないからなのかは聞きそびれたけれど(笑)。いい景色。座学では間隔を空けてひとつの机に座って、Mジュニアは真剣にメモをとり、時々ジュニアに話しかけるMさん。ウンウン。

518-1
Mジュニアを横に乗せて参加者の前でデモラン
最初にクルマの性能は想像以上に高いことを体験してもらう
 
その後いつものYRSオーバルスクールのように
走りに走りに走り回り
初めはぎこちなかったMジュニアも
コツがわかったのかけっこうなペースにまで
これは親子対決が見もの


後日、再度Mさんからメール。

『トムさん エリーゼのMです。昨日はありがとうございました。お陰様で息子もより興味を持てたようです。それにしても、若いとは素晴らしいことです。スタッフの近藤さんもぼやいていましたが、嫉妬しますね...
とは言っても、データをよくよく見てみると、色々と問題点があぶり出されてきました。まずは、ラップタイムについて、確かに最速タイムは私よりも 0.02 秒速かったのですが、最速タイムを含む連続した5周の平均値と標準偏差を比較すると、次の通りです。
息子 22.41 ± 0.54 秒
私  21.95 ± 0.07 秒
息子の方はかなりバラツキが大きいことが分かります。

次に、速度と縦Gを比較した図を添付します。ちなみに、 Apple 公認の GPS は適切なフィルタ処理ができていないせいか、速度波形が極端に歪むことがありますので、その点を差し引いてご覧ください。(以前使用していた Apple 非公認の GPS ではこのようなことはありませんでした。)
添付ファイルの図の赤の線がすべて息子のデータです。この図は距離で正規化していますので横軸のタイミングで速度や縦Gを比較するには適しません。したがって、背景のヒストグラム(これは差分を表しています)は無視してください。
速度に関しては、おおよその速度波形の形ぐらいしか見るべきものがありません。トムさんの場合、息子の同乗走行だったので、やはり、加速が少し鈍っています。ちなみに、トムさんのデータで2速と3速を使った場合と3速ホールドの場合を比較させて頂きましたが、加速はほぼ同じですね、これは少し驚きです。また、私のエリーゼと比較してみると、エリーゼの方がボトムスピードが高いのですが、加速は変わらないですね。
縦Gのデータからは、興味深いことが分かりました。下りのコーナーで、息子はトレイルブレーキングができていないようです。課題が明確になりましたので、次回もよろしくお願いします』。

200816_速度_父 vs 息子
親子対決の結果かな
赤いグラフがMジュニアのらしい

200816_速度_父(エリーゼ) vs 息子
同じYRSオーバルFSWロングを走った時の
Mさんのエリーゼとの比較みたい

200816_速度_トムさん vs 息子
ボクがMジュニアを横に乗せて3速を使った時のグラフのようだ
ボトムスピードが遅いMジュニアのほうがトップスピードも速いという驚き
やはり踏んでいるのだろうね
でもコーナリング速度を高く長い間維持することに関しては
まだまだ若いモンには負けない !
 
ンッ     そういう話ではない?


これを機に、ご子息がクルマの動かし方に興味を持ち、安全にクルマと付き合いながら、クルマと運転を大いに楽しんでくれるといいですね、Mさん。
またお2人で遊びに来て下さい。




第518回 フロントを拾う

コーナリング中の挙動もコーナリング速度もターンイン時の荷重配分にかかっています。
加速、減速、旋回。後荷重から前荷重、そして横荷重へと姿勢変化する間、対角線に荷重が移動しないようにターンインするまでにフロントを拾うのが上手い運転です。換言すれば、減速区間の最後までに踏力を弱め、縦方向に使っているタイヤのグリップを横方向に振り分けやすい状況を作るのが〇です。

※ 大きくしてご覧いただくとノーズの動きがわかります


今度の日曜日には加速から旋回までの手続きを繰り返して練習できるYRSオーバルスクールFSWを開催します。一度オーバースピードでコーナーに入るために姿勢作りに挑戦してみませんか。まだ間に合います。

9月20日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW開催案内 はこちらから



第517回 YRS FJ1600ライドとYRSドライビングスクール筑波

516-01
早朝のピットにFJ1600
 
FJ1600については
第477回
YRS Pages をご覧下さい

516-02
[ I love motorsports ]
 
21年前にアメリカで作ったデカール

516-05
YRSドライビングスクール筑波が始まる前に
FJ1600を走らせるためのブリーフィング

516-04
Tさんがコクピットに収まる
 
以下が初めてフォーミュラカーに乗ったTさんが送ってくれた感想文


先日、ドライビングスクール筑波に参加したTです。7月にオーバルスクールで教わったことをサーキットコースでも実践してみたくて、今回の参加を決めました。実際、サーキットコースでも、教わったイーブンスロットルはとても有効で、スクールの合間に体験試乗したFJ1600も、余裕を持ってコーナーに進入できました(私レベルの話しですが)。
実は今回のFJ1600試乗は前に体験された方から「必ず自分のドライブにプラスになるから」と、勧められ、チャレンジする事にしたのですが、実車を目の前にすると、まんまフォーミュラーカー!少し後悔しましたが、いざ運転してみると、意外と乗れる!そしてよく曲がる!さすが速く走るために作られた車だと感心しました。
自分のドライブにプラスになったのかどうかはわかりませんが、一言、おもしろかった〜、貴重な体験をさせてもらいました。スクールの方では、新たにブレーキの使い方の奥深さに触れ、これから工夫してみようと、目標ができたところです。サーキットって、楽しいですね。またお邪魔させてください、ありがとうございました。
                        
516-06
Hさんがコクピットに
 
初めて風の当たるマシンに乗ったHさんは
こんな感想を送ってくれました


フォーミュラーカーに一度は運転したかったのでFJ1600に応募しました。
初めにシート合わせをしましたが、狭い、キツい…エンジンスタート方法、シフトチェンジを教わりました。
午前中のプログラムを終了し、いよいよFJ1600を運転します。FJ1600のシートに身体を入れ、シートベルトは外から締めて貰います。ドライバー自ら締めることはかなり難しいよとスタッフの方が言っていました。ギチギチに締められたのでお尻にスポンジがあるが尾てい骨が痛い…
キルスイッチON、スタートスイッチONにしたがエンジンがかからない…アクセルを少し煽りながらONにしてねを思いだし、再度ONにするとエンジンがかかった♪
1速に入れクラッチを繋ぐとエンスト… 数回同じ事を繰り返していたら、スタッフから2000で繋いでと言われて、2000までアクセルを煽り無事に発進出来ました(笑)
2速、3速と上げて、コースイン!トレイルブレーキ、イーブンスロットルをしながら1コーナーへステアリングを操作し無事に曲がることが出来ます。肩に当たる風を感じ気持ち良いままヘアピンへブレーキをかけますが、惰力が重く減速しているのが良くわからず曲がれそうな所でステアリングを操作し無事に曲がりました。(笑)
1番手だったので壊したらまずいので4000縛りで走行を行いましたが、充分に満足な走行が出来ました。走る直前にトムさんから秘密な呪文を教えて貰いましたが、「主催者の指導方法が良いので」秘密な呪文を使うことはありませんでした。(笑)
最後にこのような機会を作ってくれましたトムさん、スタッフの方ありがとうございました。

516-09
Yさんがスタートの準備
 
6月に続いてFJ1600に乗ったYさんからの感想文


6月にユイレーシングスクールのFJライド1回目で初めてFJ1600に乗るという経験を致しました。1回目の感想は「ズバリ楽しすぎる。刺激的で最高。」でした。自分の操作・車の反応が即時で且つリニアなのが非常に印象的でした。そんなわけで、FJライド2回目のチャンスがユイレーシングスクールから発表された際には、即決で「もう1回乗る!」と決めました。
1回目では「身長が高い私が乗り込めるのか?」「いや、何としても乗り込んでやる」と変に気負ってましたが、今回は筑波コース1000の1~2コーナーでの気持ち良い遠心力を感じることと、最終コーナーでは操作を加え続けて、少しでも車を前に進めることをテーマにして臨みました。
1~2コーナーで遠心力を感じながら車をコントロールすることは午前中に自分の車(ルーテシア3RS)で1コーナーにイーブンスロットルで進入する練習と、同じく1コーナーにトレイルブレーキを使って進入する反復練習が非常に役立ったと感じました。
4本のタイヤを使って走るという同じ理論(考え方)で丁寧にコーナーに侵入することで安定して強い遠心力を感じることができました。低い姿勢の操縦席で真横に感じる遠心力は何とも言えないすごい体験です。
また、最終コーナーについても自車で同じコースを走行していることから自分の頭と体の準備体操ができている状態となっていることで、FJでの走行時に前回よりも積極的な操作ができたと思います。(走行の最中にも、「前回より良いのではないか?」と自分を俯瞰して 見ることができました)
セッション後半では「風が気持ちいい、また乗りたい。」なんてことも思いながら、濃密な時間を過ごせました。
自分の運転を見直すためにも、ダイレクトで妥協のないFJに乗ることは大変効果的だと思います。
これは自分がルーテシアをよりうまく操り、楽しむこと・車さんの声を聞いて操作することに間違いなく役に立ちます。車好き・運転好きならば機会があれば、是非一度は乗ることをお勧めしたいです。
「こんな車に乗ってきたよ」とちょっと自慢気に家族に写真を送ったところ、シンプルに「すごい。速そう!何キロ出るの?」と驚いた様子ですぐに返信がありました。やはり見た目のインパクトは大きいようです。

516-08
OさんがFJ1600のコクピットに


量産車とは異なるFJ1600の走り

ルノー仲間が筑波サーキットコース1000を攻める

516-10
YRSドライビングスクール筑波はドライブスルー受付で検温
問診票に記入してもらい回収
 
座学は参加者がクルマに乗ったまま配布した資料を見ながらFMラジオで
三密を避けるために始めたのだけれど
向かい合って停めたクルマの間でデモランをしながら説明ができるという副産物が
クルマを動かすのは物理学だけど理論を可視化できると吸収が早いはず

516-11
進行を説明するのにクルマから降りてもらって
ソーシャルディスタンスを保ちながらミーティング

516-13
その後
コース1000の1~2コーナーを使ってイーブンスロットルと
加速→減速→旋回の反復練習をするため
全員でインフィールドのストレートにクルマを移動
 
2班に分けて一方が走行してもう片方は見学

516-14
イーブンスロットル(ノーブレーキ)でも90キロで進入できる1コーナー
ターンインの位置が奥すぎないか
ターンインの瞬間に前荷重ではないか
1人ひとりの走りを見てアドバイス

516-15
見学組の参加者が見守る中
Hさんが1コーナーにアプローチ

516-16
Tさんのコーナリング
 
ステアリングを切るに従い
前後荷重を均等にするためイーブンスロットル
Tさんは〇です

516-17
Oさんのコーナリング
 
ターンインの時に前のめりだとアンダーステアを誘発しやすい
OさんはOKです

516-18
Yさんのコーナリング
 
ターンインの速度が十分に速くて
遠心力が期待出来て
舵角の増加に応じて荷重をリアに移すことができれば
FFでも4輪を使ったコーナリングができます
Yさんは合格です

516-21
ルノー仲間がコース1000の最終コーナーを立ち上がります

516-19
ユイレーシングスクールではインアウト入れて7~8分のセッションを繰り返します
進行は複雑になりますが3グループに分かれた参加者とクルマは走行の後に休憩ができるのと
クルマから降りてる間に復習と予習ができます
 
長い時間走り続けるのは集中力がそがれるので練習という観点からは避けています
 
今回は暑かったので短いセッションとピットに用意した冷たいお茶が特に効果的でした

516-12
セッションの合間に個人的にアドバイスしたり同乗走行をしたり
全員が理解したほうがいいと思われる場合は全員ミーティングもします
 
教える方も教わるほうも一生懸命になりすぎて近寄りすぎ
これは今後の反省点でした


516-20
ユイレーシングスクールでは速く走ろうとする前に
クルマの性能を引き出すことに集中することを提案しています
 
今回は減速中にクルマの姿勢をコントロールする
つまり減速から旋回に移る時に前荷重を十分に減らすために
踏力を変化させるブレーキングを練習しました
 
参加者に間近でクルマの姿勢変化を確認してもらいます




第516回 YRSドライビングスクール筑波

まだ8月の暑さが残る筑波サーキットコース1000で今年2回目のYRSドライビングスクール筑波を開催した。6月と同様にフォーミュラカーを体験するYRS FJ1600ライドも併催。

516-2
今回は4名のルノー乗りが集結
右からあちこちいじってある赤いメガーヌⅢRSに乗るOさん
ルーテシアⅢRSのNAエンジンをブン回していたYさん
ひとりおいて
黄色いメガーヌⅢRSでしょっちゅう遊びに来てくれるHさん
どこかいじってあるような白いルーテシアⅣRSに乗るTさん
 
4名全員がFJ1600も味わった


湖西にある自宅から下道で栗東ICに向かい、名神→新名神→伊勢湾岸→新東名→東名→首都高→常磐と高速道路を乗り継ぎ、谷和原ICで降りて下道で筑波サーキットまで583キロ。
長距離を一気に走るし、距離の割にはストップ&ゴーが少ないからエンジンには好都合なはずなのだけど、あたりがつくのはまだ先みたい。相変わらず、どの速度からでも踏めば身体が平行移動するような加速感に包まれるのは変わらないけれど。今回帰宅してオドメーターが10,600キロ。燃費は少しずつ向上しているみたいだ。


516-1
それにしても
筑波サーキットまでいくつのトンネルをくぐったかわからないけど
最近トンネルの中でヘッドライトを点けていないクルマが目立つ
大津から筑波サーキットに通うのはもうすぐ11年になるけど年々増えている気がする
何を考えてのことだか理解に苦しむ
 
そんなクルマに出会った時は制限速度を上回ることになったとしても
極力並走する時間を少なくするようにしている