トム ヨシダブログ

第701回 続・運転を見直してみませんか

『 運転している自分を後ろから見下ろしているもう一人の自分がいて、そっちが本当の自分で、やらないほうがいい操作をしたり横着な運転をしたら後ろからパシッと運転している自分の頭をはたいてやる。そんな運転を目指して下さい(笑) 』。 スクールでそう話すのは運転を俯瞰して客観性を保つことが大切だと思うからだ。

かく言う自分はどうなんだ、という自問自答が常にあった。3年前に安全運転講習を受講したのも、古希を前にして自分の運転を客観視したかったからだ。

ただ、最初に受けたブラッシュアップ講習の申込みに行った時に窓口で、2017年に始まったブラッシュアップ講習は本来高齢者向けのカリキュラムではなく、『 運転免許をとってから自分の運転を振り返ったことのない人を対象にしたもの 』で、高齢者が受けてはいけないことはもちろんないけれど、ブラッシュアップ講習の対象は運転免許証を持っている全ての人だと教わった。
確かにそうだ。費用と時間はかかるけど免許証を持っている人全てが受講すれば、個人間で差がある運転意識の共通化につながるだろうし、あいまいでいいかげんな運転癖が減り社会全体の運転レベルが上がる可能性がある。交通事故の減少にも寄与するはずだ。ただ残念なことにブラッシュアップ講習を行っている自動車教習所は現在でも37都道府県で144ヶ所しかない。※滋賀県にはまだ皆無 (驚)

こういったシステムがもっともっと増えて料金も下がり、誰もが気軽に受講できるようになるといいのだけど。
以下は過去に受けた安全運転講習に触れたバックナンバーです。運転を見直すきっかけになれば幸いです。

392-3
ブラッシュアップ講習

第392回 ブラッシュアップ講習 (1)
第393回 ブラッシュアップ講習 (2)
第394回 ブラッシュアップ講習 (3)
第396回 ブラッシュアップ講習 (4)

 

508-14
Objet講習(滋賀県警の場合)

第507回 運転技能自動評価システム
第508回 続・運転技能自動評価システム
第509回 続々・運転技能自動評価システム

 

547-1
高齢者安全運転診断サービス

第547回 またまた適正検査
第552回 結果は ⁇ またしても ‼
第553回 高安診の診断結果の1
第554回 高安診の診断結果の2
第555回 高安診の診断結果の3
第556回 高安診のその後

滋賀県警のObjet講習は65歳以上が、高齢者安全運転診断サービスは文字通り高齢者が対象だけど、ブラッシュアップ講習は中勢自動車学校の水谷さんが言うように年齢に関係なく自分の運転を見直したいという人に開放されている。
最近では愛知県のJAFがスタッフが受講者のクルマに同乗し車載ビデオを撮って後日運転を解析するということを始めているようだけど、試験的な開催のようで公にはなっていない。全国のJAFではドライバーズセミナーシニアコースというプログラムがあるようだけど、いかんせん開催日が極端に少ない。現実問題としてまだまだ自分の運転を検証する機会は限られている。

安全運転講習が普及して楽しみながら自分の運転を振り返れるようになるのが望ましいのだろうけど、その前に自分の運転を見直してみようという気持ちになることのほうが先なのかな。手前みそだけどユイレーシングスクールを活用してくれればこの上なく嬉しい。



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