第694回 祝 二十万キロ
ある日、写真を添えてスタッフのYからメールが届いた。
トムさん
日常のパートナーとして、時にはトムさんに操られてスクールでのデモ走行披露にと大活躍の愛車です。12月を迎えてスタッドレスタイヤに交換する前に、いつもお世話になっているルノー滋賀栗東でエンジンオイル交換です。作業の間にコーヒーをいただきながら帰り道の距離を調べてみると、今日の帰り道のドライブ後が節目になりそうな予感です。オイルとオイルフィルターを交換後にお店の前で記念撮影。もちろん帰り道のエンジンはすこぶる快調。
そして達成!
第693回 ルノークラブ走行会 再開
今朝。ルノー徳島の一宮さんから電話があった。
あの後、相談とか打ち合わせで何度か話したことはあったけど、今日の電話は朗報。「そろそろいいのではないかと思いましてね。従来通りルノークラブ走行会を阿讃サーキットでやろうと思うのですよ。5月3日に予定を入れておいてもらえますか」。「やりますか。もちろん行かせてもらいます」。
ルノー・ジャポンのディーラートレーニングで一宮さんと出会い、ボクがドライビングスクールをやっていることから四国、関西のルノーオーナーに走り方のアドバイスをしてほしいと話が進んだ。そんなこんなでドライビングスクール簡易版をやることに。座学をやって同乗走行をやって2015年に初めて阿讃サーキットを走った。1周は1Kmちょっとだから筑波サーキットコース1000ぐらい、FSWのショートコースよりは長い。けれどコロナ禍でここ3年間は中止に。
四国の山間に作られた阿讃サーキットはロードコースというよりどちらかというとワインディングロードといったイメージ。これはいいと思ったね。サーキットと言うとエスケープゾーンがあったり公道とは少し趣が違うけど、ここはサーキットと言うより峠道に近い。コース脇がすぐガードレールだし。サーキットと言うと速く走ることがとりあえずの目的になると思うけど、ここはクルマを上手く動かさないと気持ち良く走れない。だから普段の運転に通じるものがたくさんある、という点がお勧め。
主催はユイレーシングスクールではなくルノー徳島。開催日は来年5月3日。少しばかりスリリングな時間を過ごしに足を延ばしてみませんか。
以下はブログで取り上げたルノークラブ走行会@阿讃サーキット
・2015年 ルノークラブ走行会 ← 必読です
・2016年 四国再訪 阿讃サーキット
・2017年 四国でルノークラブ走行会
・2018年 GWはいつもの四国へ 1
・2018年 GWはいつもの四国へ 2
・2018年 Lutecia de Asan Circuit
・2019年 阿讃サーキット
・2019年 MEGANE RS de ASAN Circuit
第692回 富士山とFSWと飲
11月のYRSオーバルスクールFSWとYRSオーバルレースFSWの顛末記。
新東名の上りで事故直後に通過。大型トラックが2台側壁に刺さっていてもう1台が中央分離帯に突っ込んでいた。通り過ぎた時は衝突事故だと思ったけど、その後火災事故になったと知る。東京の母のご機嫌をうかがって御殿場に戻ろうとするとまたもや火災事故で東名下りが通行止め。最近トラックの事故が多いなと憂いながら、とんでもない渋滞に耐え、見知らぬ道をおそるおそる迂回するはめになり 「なんという日だ!」 と悪態をつくも、余波は翌日まで続いた。スタッフが事故渋滞に巻き込まれ横浜町田の料金所手前で1時間止まったままだと連絡が。
スタッフには悪いけどそれではといつもの所に
御殿場市山の尻から11月11日午前10時46分の富士山
結局6時間もかけて走ってきたスタッフが合流したのは午後3時近くだったから沼津はなし。時間も中途半端ということで、久しく食してない皿うどんを食べに。前回はミニ皿うどんとミニちゃんぽん両方を間食したのだけど、いずこも同じく値上げ。と同時にミニシリーズ廃止。食も細くなったし、ここは温まろうとチャンポン麺少なめ一択。
FSWに取って返し、パイロンでコースを作る準備。パイロンを置き始めるころには水銀灯が灯り、「あぁ、美味しいものが食べたいなぁ」。11月のスクールはゴルフトーナメントとか何とかで定宿にしているホテルが満室。ホント久しぶりに御殿場駅近くのホテルに。「そうだ!あそこだ」とばかりにパイロンを並べながら予約。パイロン立てを終わり駆け足で教室に消毒用アルコールを置いたりトイレにハンドソープとペーパータオル持っていったり、週末に使うイラストを机の上にいそいそと配ってから市内に向かう。
ここ、ここですよ
すっかりご無沙汰の新五月
御殿場駅から徒歩3分
惚れてしまうような
ねじり鉢巻きでひっつめ髪のいなせなお姉さんが包丁を握っています
まずはともあれ
この景色をご覧あれ
ここのお勧めは〆サバ
締めすぎてなくてとにかく締め方が絶妙
お勧めは〆サバ
最後は美味しそうなあさりの酒蒸し
お出汁は全部飲み干してしまいましたとも
で
〆は醤油の焦げた香り立つ焼きおにぎり
ごちそうさま
幸せな時間でした
お店の回し者ではありませんが
ぜひみなさんも新五月で絶品の〆サバを味わってみて下さい
味は保証します
今年最後のYRSオーバルレースFSWにはYRSツーデースクールFSWに来てくれたYさん親子、2001年5月にYRS筑波サーキット公式ドライビングスクールに初めて来てくれて、その後YRSオーバルスクールやYRSスプリントレースなど2003年11月までに25回遊びに来てくれたKさんがホントに久しぶりに顔を見せてくれた。YRSオーバルスクールFSWにはユイレーシングスクールが初めての方が4名も来てくれた。今年は新規の参加者が多くて◎。残すところYRSドライビングワークアウトFSWアドバンストコーチングとYRSオーバルスクールFSWロンガーのみ。寒そうだけど雨の心配はないようなのが〇。
第691回 ENGINE x ALPINE ドライビングレッスン
今年2回目のENGINE x ALPINE ドライビングレッスンを鈴鹿サーキット南コースで開催。
朝が早いので前日から準備
積載車で運ばれてきたA110が鈴鹿サーキット南コースのピットにたたずむ
12月1日
鈴鹿サーキット西コースパドックから見上げると
スプーンカーブ方向に大きな大きな虹が
それにしても寒い
エンジンの参加者は申し込み多数につき抽選で18名
朝6時半
1人の遅刻もなく全員集合
参加者全員が
リードフォローに次ぐ単独走行でコースに慣れたところで
マイナーチェンジ後のA110GTとA110Sの両方に試乗
愛車とGTとSの3車を乗り比べ
A110オーナーの参加は15名
時間差で鈴鹿サーキット西コースパドックに集合
パドックハウスで座学が始まります
全国各地からA110オーナーが集結
ピットロードに整列したA110には
15台それぞれのオーナーの思い入れが
A110オーナーもリードフォローと単独走行を消化
マイナーチェンジ後のA110GTとA110Sの両方を味わいます
参加された方全員が大いに運転を楽しまれていました。来年もENGINE x ALPINE ドライビングレッスンが開催されるといいですね。
第690回 Gセンサー その1
G-Sensorを利用してブレーキを蹴とばした時の減速Gの立ち上がり方を可視化した。
サーキットであれ公道であれ短時間でスピードを落とそうとブレーキを蹴とばすのだろうけど、制動力と減速度は別物。間にタイヤのグリップが介在していることを忘れてはならない。ここでは蹴とばした結果何が起きているかを検証する。
フラッシュの後の後半は25%のスローモーションで表示されるようにしたので操作と挙動の関係がわかりやすい
・ブレーキペダルを蹴とばしたので減速Gが瞬時に立ち上がっている
・減速Gの大きさを表すバーの数がある程度のところまで急進的に増えるが
・その後バーの数が減ったり増えたり減速Gが一定していないことがわかる
・これはABSが介入した結果で一定のサイクルで制動力が抜けていることを表している
・制動力が低下するということは減速Gも減っている
・必然的に制動距離が伸びることになる
ブレーキペダルは蹴とばさないようにしましょう。どのように踏力を加えればいいかは、12月10日(土)開催のYRSドライビングワークアウトFSWアドバンストコーチングで説明します。実際にどのように踏力をかければ最短距離で減速できるか体験していただきます。定員は12名。お申し込みはお早めに。
※ 最短距離で減速できるようになれば次の操作までに時間的な余裕が生まれるので、クルマを安定させた状態にしてから次の操作を行えます。クルマの性能を引き出す第1歩です。
第689回 2023エンジンドライビングレッスン
エンジン村上編集長いわく「クルマは持っているだけでも楽しいけど、走らせるともっと楽しい。うまく走らせられるともっともっと楽しくなる。運転に向き合ってみませんか」。そのお手伝いをするのがYRS+エンジンドライビングレッスン。
来年20年目を迎えるエンジンドライビングレッスンの日程が決まりました。従来の年3回に戻り、3月2日(木)、5月25日(木)、10月5日(木)に開催します。午前中は筑波サーキットのジムカーナ場にパイロンで作ったオーバルコースでイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習。編集部が用意するお弁当を食べて、午後は1周1キロちょっとのコース1000を走りっぱなし。サーキットを走ったことのない方にもサーキット走行のベテランにも満足していただけるカリキュラムです。多くの方においでいただきたいと思っています。
第688回 Gセンサー
スタッフYが見つけてきたスマホアプリのGセンサー。すごくシンプルでクルマの加減速Gと横Gが見てとれる。録画もできるからモニターにつなげれば大人数でも操作の検証ができる優れモノ。これはスクールに生かしたい。
今回は初めて試したので便宜上写真のようにスタッフYのクリオRSのフロントウインドウに取り付けた。本来ならホイールベースの中心付近に取り付けるべきなのだろうけど、ここはアプリの作動を確認するのが目的なので。
いつもYと話しているのだけど、YRSオーバルを使ったスクールをやっているとほとんどの参加者がコーナリング中にクルマが前のめりになっている。つまりなんらかの原因でアンダーステア傾向が強いまま走行を続けている。その原因のひとつがクルマがイーブンスロットルになっていないこと。
状況を説明して、こうだからこうしてみてはどうですかとアドバイスするのだけど、言葉ではなかなかニュアンスを伝えるのが難しい場合もあった。そこでこのGセンサーを使って操作の可視化を図り、参加者に状況を把握してもらい操作を修正する手掛かりにしてもらおうというわけだ。理にかなったグラフと参加者のグラフを比べれば、操作の過不足が明確になるはずだ。
最初の動画は半径22m直線60mのYRSオーバルFSWをイーブンスロットルでインベタで周回した時のモノ。反時計回りに周回した。
イーブンスロットルはいわゆるアクセルだけで走行中のクルマが加速もしない減速もしない状況を作る、テクニックと言うより走り方の思想。クルマは加減速することで前後輪にかかる荷重が変化するから、それにつれてタイヤのグリップも変化する。だからイーブンスロットルを実現できれば理論上は前後輪のグリップが均等になるわけで、イーブンスロットルでコーナリングすればアンダーステアやオーバーステアに陥ることはない。結果的に望むならコーナリングスピードを上げることができる。
次の動画は同じYRSオーバルFSWを同じくインベタでトレイルブレーキングを使ってできるだけ速く周回したモノ。イーブンスロットルじと同じ反時計回りに周回した。
トレイルブレーキングはいわゆる引きずりブレーキングだけど減速のためのブレーキングとは目的が全く異なる。原理としてはターンイン時にフロントに荷重を残すことによってタイヤのグリップを前輪>後輪にして回頭性を上げる=ヨーモーメントを立ち上がりやすくする。ただし前輪に荷重がかかり過ぎているとターンインの瞬間にアウト側前輪が限界を越えてアンダーステアに陥る可能性が高くなる。ターンイン時にブレーキペダルに足を乗せていても前後輪に同じような荷重が乗っている状況が作れればクルマは思いの他高い速度からコーナリングすることができる。
ただトレイルブレーキングは回り込んだコーナーや中速までのコーナーには有効だけど、高速コーナーや短いコーナーではクルマがバランスを崩しやすいので注意が必要だ。
YRSオーバルをイーブンスロットルで走る場合、直線もコーナーも同じ速度で走りながら徐々にペースを上げていくように指示する。半径22mのコーナーならどんなクルマでも60キロ/時ぐらいまでならアンダーステアを出さずにインベタで周ることができる(正確に言うとクルマはアンダーステアでコーナリングしているのだけどパイロンから離れずに、という意味)。しかしそれ以上の速度になると前輪のグリップが運動エネルギーに負けてフロントが外に逃げ出す。
一方トレイルブレーキングを使う前提だと直線で加速できるからより高い速度でターンインすることができる。直線の終わりで必要ならば減速しブレーキを残してターンインするのだけど、踏力が適正ならばトレイルブレーキングの効果で前後輪のスリップアングルを均等に近い状態にすることが可能だから4輪を使ってコーナリングを始めることができる。コーナーに入る速度が高いのだからアプローチが終わって舵角による走行抵抗が増えたとしても、イーブンスロットルを実現できればコーナリング速度を上げることができる。横Gを示すグラフがイーブンスロットルで走る時より伸びる理由だ。
第687回 YRSツーデースクールFSWのルノー仲間
ジムラッセルレーシングスクールでは初級クラスでも3日間走りっぱなしだった。集中して練習する効果は極めて高く受講者はめきめき上達した。オートマしか乗ったことのないアメリカ人が2日目の朝にはドグクラッチのレーシングT/Mで無難にヒールアンドトーを決めてくれていた。
3日は無理でも2日間ならと始めたYRSツーデースクールFSW。29名が参加してくれた今回が31回目。2006年4月の第1回以来延べ652名のクルマ好きが2日間ドップリと運転だけに浸かったことになる。年2回のYRSツーデースクールFSWに毎回参加してくれている方がいるぐらいだから効能はあるに違いない。来年も2回開催する予定で、日程が決まり次第お知らせしたい。
そして、今回はルノー仲間の参加が過去最多の10名で、スタッフKもYもルーテシア3RS乗りだから計13台のルノー車が集結。ちょっとした絵になった。
写真が小さくてわかり難いけど左からスタッフY、Mさん、Iさん、Oさん、Tさん、Sさん、Kさん、Wさん、Iさん、Oさん、Yさん、ワタクシ、スタッフKが勢ぞろい
Wさんゴメンナサイ
写真班がWさんの顔写真を撮るのを忘れてました
WさんのルーテシアRS
第686回 Iさんの場合
Iさんは先日のYRSツーデースクールFSWで初めてユイレーシングスクールに参加してくれた。7月には申し込んでくれていたのだけど、開催1週間前に次のようなメールが届いた。
『 先月末に、鈴鹿サーキットのフルコースを初めて走って来ました。その時のドラレコの映像をYoutubeに上げてあります。現在の私の実力を把握して頂くのに見ていただければと思います。
今年の5月まで、前の型のキャプチャーに乗っていたのですが、「鈴鹿サーキットのフルコースを走りたい」との思いがあり、中古のルーテシア4RSに乗り換えました。(西コースは昔JAFのイベントで自分の車で走ったことがあります)乗り換え後、ルーテシアに関する記事をネットで漁っていたところ、ヨシダ先生のブログを見つけ、ドライビングスクールを開催していることを知りました。
鈴鹿サーキットもそれなりに走れるかな、と思っていたのですが、一度基本的なトレーニングをした方がより安全に走れる、また、新たな気づきがあるかも知れないと思い、今回ツーデースクールに申し込みました。
今回の自分の鈴鹿の走りを振り返って、自分なりに課題と感じた箇所は以下です。気づき事項等あれば、スクールの時にでもアドバイスを頂ければありがたいです。
・ブレーキング シケイン手前など、自分では結構ブレーキを踏んでいるつもりでしたが、0.5G程度しか減速Gがでていません。スクールで練習しがいがありそうです。
・コーナリング 速度感になれていないこともあり、ビビって全体的に減速しすぎです。ストレートの速度を抑えて、旋回できる速度でコーナリングする練習が必要かなと思います。
・ラインどり 2コーナー、スプーン2個目は、もう少し奥から回り込んだ方が良さそうに思いました。
・S字から逆バンク 初めてにしては、割と上手く走れたのかな、と思います(安全運転ですが)。 』
Youtubeを見せてもらって気が付いた点がいくつかあったので座学が始まる前にIさんに伝えておいた。参考になったかな。
『 今回初めて参加させていただきました。
今年の5月まで、ルノーのキャプチャーに乗っていたのですが、「鈴鹿サーキットのフルコースを走りたい」との思いがあり、中古のルーテシア4RSに乗り換えました。乗り換え後、ルーテシアに関する記事をネットで漁っていたところ、トム先生のブログを見つけ、ドライビングスクールを開催していることを知りました。鈴鹿サーキットもそれなりに走れるかな、と思っていたのですが、一度基本的なトレーニングをした方がより安全に走れる、また、新たな気づきがあるかも知れないと思い、今回スクールに参加しました。
1日目午前中のブレーキング・定常円旋回・スラロームは、それなりにこなせたと思ったのですが、午後からのオーバルは一気について行くのが難しくなりました。普段の運転ではすることがない、低速ギアでの全開加速による加速Gと、強い横Gにとまどい、直線でもなかなか一気にアクセル全開にできません。前の車についていけず、だんだん差が開いて行きます。
それでも、何回か走っているうちに、「この位までやっても大丈夫」というのが分かって来て、直線でアクセル全開にできるようになりました。ただ、速度が上がってくると、今度はブレーキが遅れがちになり、コーナーでトレイルブレーキではなく減速ブレーキが残った状態になり、失速してしまいます。なかなか難しくて、もっと数をこなす必要があると思いました。
2日目のショートコース、走るのは初めてです。最初のリードフォローでのトム先生の同乗走行の際、1コーナーの手前でブレーキに足を乗せておき、短く強くチョンと踏む、と教えて頂きました。が、実際にやってみると私のチョンではなかなか上手く1コーナーへ進入できず、ずるずると減速ブレーキを引きずりがちになってしまいます。周回を重ねますが、なかなか「上手く走れた」、と実感する走りができません。
そうしているうちに、参加者のYさんが、「スタッフのYさんの同乗走行はわかりやすくていいよ」と教えてもらい、スタッフのYさんに同乗走行をお願いしました。同乗走行では、一つ一つの操作を説明しながら走って頂きました。実際に自分で周回を重ねた後でもあり、「なるほど、そうゆうことか」と、より具体的にどうすれば良いかイメージすることができました。
私の走りと、スタッフのYさんのお手本とで一番大きく違ったのはブレーキングポイントでした。私よりも大分手前でブレーキングをして、大きく加速しながら1コーナーを抜けて行きます。私の場合はずるずるとがまんのコーナリング、お手本の走りは積極的に駆け抜けて行くコーナリングだと思いました。改めて、ブレーキングポイントは手前にして、コーナリングの体制を作ってからコーナーに進入できることが大切だと思いました。(ドラレコの映像を見返すと、トム先生のブレーキングポイントもスタッフのYさんと同様、私より大分手前でした。ブレーキングポイントが遅いため、私のチョンでは上手く進入できなかったんだと思います)
その後の2セッションでは、1コーナー手前と最終コーナー手前のブレーキングポイントを、以前よりも大分手前にして走ってみました。すると、以前より1コーナーに上手く進入できるようになり、通過速度も速くなりました。後でタイムをみると、午前中の早い時間に出ていたそれまでの最速タイムよりも速く走れていました。
今回参加したことで、全く車の性能を引き出せていないことを実感しました。いろいろと新しい発見があり、充実した2日間でした。参加して良かったです。ありがとうございました。 』
Tさんのルーテシア4RSと連なって
5%のストレートを駆け下るIさん
YRSツーデースクールFSWが終わって1週間。Iさんから次のようなメールが届いた。
『 先日のツーデースクールに参加したIです。スクールで教わったことを意識しつつ、2回目の鈴鹿走ってきました。
・ブレーキングポイントは手前に
・視線は先へ
・イーブンスロットル、トレイルブレーキング
・さぐりを入れてターンイン
・S字の切り返しでは一旦ハンドルをまっすぐにしてアクセルON
今回(2回目)の動画:
前回(初回)の動画:
1回目よりも、ずいぶん速く走れるようになりました。来年のどこかで、また、スクールに参加したいと考えています。
ありがとうございました。 』
Iさんが送ってくれた2本の動画を見る限り2回目の走りは格段の進歩があった。鈴鹿サーキットレーシングコースはある程度慣れも必要だけど、走り方を構築する方向は間違ってはいない。Iさん、まだまだお伝えしたいことがあります。FSWは遠いですけどまた遊びに来て下さい。