第360回 富士山とFSWと雪
桜の開花がニュースになっていると言うのに、もうすぐ4月だと言うのに、今年3回目のYRSオーバルレースはみぞれ混じりの雨。寒いのなんのって。予報で夜にかけて雪、なんて出てるから、YRSオーバルレース史上たぶん初めて、参加者と夕ご飯を食べずに解散した。
日曜の予報は晴だったよなと思いながらも、部屋が寒いなぁと起きて窓の外を見ると、たま~に通るクルマのヘッドライトに照らされた道が白い。
え~っ である。
朝5時43分
焦る気持ちを抑えていつものように富士山の写真を撮り
(土曜日は雲隠れ)
朝食をとる前に外の様子を見に行くと
旅館の方が雪かきをしてくれていたから駐車場からは出られそう
しかししかしウインドシールドの雪は完全に氷
朝食前にエンジンを暖気しようと近づくと
開錠と同時に展開するドアミラーがバキバキと音を立てるから心配に
乗り込んでモニターを見たらなんとなんとマイナス6度
確か須走で経験した最低気温
朝食をかき込み荷物を積み込み
須走の町をマニュアルモードの2速で下る
時々ABSが効くほどブレーキをかけて路面の状態を探る
いつものワインディングロードの近道は使わずできるだけ真っ直ぐな道を選び
参加者がやってくるであろう国道まで出て確認
やはり下のほうが暖かいのか
道端に雪はあるものの道は乾きつつある
これなら開催できるなと晴ればれFSWの駐車場に到着したら
路面が凍っている
今年から始めたYRSクワッドオーバルスクールFSWの1回目なのにと
コースを回ってみると樹氷(?)がきれい
なんて見とれている場合ではなく
駐車場の周りは真っ白
きれいな白
どうやって路面の氷を溶かすかねぇと考えながら
遠くの山の雪景色もいい感じと強がってみて
日ごろの行いがいいから(!)なのもあるのだろうけど、太陽の力はもっと偉大で路面の雪が溶け出した。氷が厚いところはかかとで砕く。
早めに到着した参加者にお願いしてクルマで走り回ってもらう。とにかく氷をつぶしたい。みんなの協力で、座学を始める頃には路面はウエットに。
昼を過ぎてもこの日は快晴
路面は完全にドライ
空の青さがたまらない
参加者はコーナーが4つあるYRSクワッドオーバルFSWに大満足
あれこれあったけど
無事初めてのYRSクワッドオーバルスクールFSWが終了し
パイロンを片付けて振り返れば
雲の陰が伸びていた