第242回 テクノパン
今回はルノープレスのバックナンバーをめくっていて見つけた京都のパン屋さんを訪問。
2015年12月発行ルノープレスのメモラブルドライブにテクノパン
京滋バイパス下りを久御山淀(くみやまよど)で降りて側道を300mほど走り、北川顔(きたかわづら)の信号をを左折。200mぐらいで右手に赤い帯に大きな窓の建物が現われる。バイパスを降りてからものの4分。そこが今回お邪魔したテクノパン。
ルノープレスの記事でテクノパンのフェイスブックがあることを知って覗いてみると、美味しそうなパンがこれでもかこれでもかと。食べてみたいね、と思いながら電話してみた。記事にはオーナーの佐々木さんがカングーに乗っていると書いてあったけど、まだ乗っているのか確認したくもあったから。
無事(?)2台目のカングーに乗っていることがわかったし、仕込みが終わる頃ならと比較的時間がとれるという定休日前日にうかがった。
お店のドアを開けると好い匂い。所狭しと並んだパン、パン、パン。12時だと言うのにまだ大車輪で仕込み中の佐々木さんの許可を得て写真を撮りまくる。
「こんなのがあるんだ!」 「これ美味しそう」 どれもこれも美味しそうで興奮状態。自分の備忘録にとシャッターを押す。
店内にはイギリスで修行した時の思い出のユニオンジャックとカングーが
写真を撮っている間にも次から次へとお客さん。仕込みが終わった佐々木さんに話を聞いていると青いトゥィンゴが駐車場に。
パンを買い終えたところで話を聞くと・・・。
佐々木さん、「実はDr.Tさん、僕が勧めたのでスマートフォー2から乗り換えたんですよ」
トゥィンゴは往診用だという
Dr.Tさんは「○○キロまでの蹴りだしはトゥィンゴ最高」「ヒラヒラ動くしルノーはいいよ」
ゴルフGTIをお持ちのDr.Tさんは「デュアルクラッチはルーテシアRSのほうがいいね」
テクノパンのオーナー佐々木さん。YMOに魅せられて東京でテクノバンドをやっていたそうだ。担当はもちろんドラムス。店名の由来だ。当時はドラムを積むために背の高いシビックシャトルに乗っていたとか。
が、遠い先を見据えて『もうひとつの好きな物=パン作り』にまい進することを決心。それからが実に合理的。京都に戻り4軒のベーカリーで修行。最後の仕上げにイギリスにも1年。初めに開いたお店で作ったパンを手づくり市などのマーケットに出店して評価を得た後、今のお店をオープン。
ひとりでこれだけのパンを作るとなると大変じゃないですか、と水を向けると、「好きなことですからね。それに何にも束縛されないでやれるので、苦痛には感じませんね」。だからなのか、パンに表情があるわけではないけれど、どのパンも輝いているように見える、と言ったら持ち上げすぎか。でも、佐々木さんの言葉に確固たる自信のようなものを感じるもの事実。
佐々木さんと一緒にお店をきりもりする妹さんに撮ってもらった
店内にはテクノパンオリジナルのトートバッグやマグカップが
イートインスペースもある
本当はルノープレスを真似てカングーと佐々木さんを撮りたかったのだけど
営業中なので無理は言えずそれはまた
ルーテシアRSが代役をつとめるの図
さぁ、佐々木さんが丹精こめた作品をご覧下さい。
週末は朝7時オープン。平日でも9時オープンのテクノパン。サンドイッチこそパンだけ作って後は先任者にまかせるけど、あとは全て佐々木さんがひとりで作るそうな。想像できないけど大変な作業には違いない。
佐々木さん お忙しい中をありがとうございました。
佐々木さんの愛情一杯のパン。あなたもおひとついかがですか?
【 追伸 】
このブログをアップするまでに買ってきたテリヤキバーガー、カレーパン、カツサンドハーフサイズ、チキンカツサンド、みそカツサンドを食べた。どれも美味。お腹がひとつしかないのが恨めしい。チキンカツサンドはひとつでお腹一杯。また仕入れに行くつもりだ。
◎ テクノパン
613-0915 京都市伏見区淀際目町241-6
電話:075-631-5599
→ → → テクノパンの情報はテクノパンのフェイスブックで。