トム ヨシダブログ


第551回 異業種交流、になるのかな

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ある日
ユイレーシングスクールの教科書 を紹介したいと電話があった
 
聞けばラジコンに関するブログを書かれている方で
操り方に共通するものがあるからブログで紹介したいとのこと
メールでやり取りしてブログを見せてもらって納得
もちろん快諾
 
テールエンダーさんのブログ はこちらです

言い方は古いかも知れないけれど、同じ『四ツ輪』を動かす仲間。参考になればこの上なく幸い。



第547回 またまた適正検査

”地域高齢者の運転事故ゼロ”を目指して
「本気の運転診断」してみませんか

のキャッチが目に止まり、高齢者安全運転診断サービスに申込んでみた。運転に関しては高齢者だという自覚は 全く ないけれども。

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メールで申し込むと
折り返しに受講料振り込みの案内が来るから
税込み33,000円を払うと
宅配便で写真の一式が送られてくる
前後を撮影できるドライブレコーダーと二股のシガーソケットアダプター
取り付け用の小物

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なんと問診票が入っていた
自分で自分の運転を診断するためのものらしい
ちらっと見たら挑戦的な質問が
実はまだ答えてないけど

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同梱されていたドライブレコーダー取り付けマニュアルで取り付けは難しくない
 
機器が貸与されるのは2週間まで
その間に90分以上走行したドライブレコーダー一式を返却すると
後日診断の結果が送られてくるという寸法
 
今週のスクールが終わったら送り返して診断を待つ

 

果たして結果やいかに !!!



第546回 Yさんとのやりとり

ユイレーシングスクール22年目の始動を前に虚心坦懐。

過去にYRSオーバルスクールに参加してくれたYさんとのやりとりを載せるのを承諾してもらって。   Yさんはクルマの運転を全開で楽しみ中。

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赤い矢印に注目です

 

ありがたいことに、ユイレーシングスクールは参加してくれた方々とともに成長しています。今までも、そしてこれからも。



第542回 縦Gと横G

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メガーヌRSトロフィーの性能を目いっぱい引き出しているかと言うと
まだまだそうではないし
もっといけると思ってはいるけれど
 
改めて8月にビデオ撮影のために
YRSオーバルFSWロンガーを左回りで4周走った時のデータから

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パフォーマンスボックスで拾ったデータで青線が速度(左目盛)で緑線が横G(右目盛)
1G以上の横Gを発生していた時間の最も長かったのが4.1秒
途中1.462Gのスパイクがあったが4コントロールによるものなのだろうか
波形に落ち着きがないのはヨー変化が連続しているからだと考えられる

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同じく青線が速度(左目盛)で赤線がプラスマイナスの加速G(右目盛)
下り勾配の下のコーナーで前荷重でターンインをしたくないから
ある周はコンマ1秒以下の速さでマイナス0.66Gのブレーキングの後リリース
薄いトレイルブレーキングだから舵角が増えても減速Gは減少傾向にある

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昔の人間としてはクルマをこじることにどうしても抵抗がある
4コントロールの機能は確認済みだし
スロットルを開けすぎた時の挙動を確かめたい気持ちは十分にあるのだけど
タイヤのショルダーから生えている糸を削りたくないという意識があるのだろうね
身体が自然に動いてスロットルを思い切って開けるのを躊躇してしまう自分がいる
 
もっとも4秒も1G以上の横Gが続くのは4コントロールのたまものなのは間違いなく
次の機会にはもう少し踏み込んでみようと思うのだが果たして



第540回 思いもよらず

開店前に着いたので、スーパーマーケットの立体駐車場に入ってくるクルマを定点観測したという話を第302回のアンダーステアに書いた。

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先日ガソリンを入れに行ったついでに初めてメガーヌでこの近辺ではそこにしか売っていない〇〇〇の麺つゆを買いにかのスーパーマーケットに行った。

坂を上って左折しもう一度左折しながら場内に入る。   『 ンッ! 』  地元での足に使っているフィットRSで来た時はベタベタにスピードを落とさない限り、手前からステアリングをチビチビ回しても摩擦係数の高い駐車場の路面では、かすかなスキール音をも回避することはできなかったのに 無音

人間の記憶と認識はあいまいなものだ。てっきりスキール音が耳に入ると思っていたのに肩透かし。一瞬おいて、メガーヌRSに乗っていることを悟り、メガーヌRSには4コントロールがついていることを認識した。  歳か ?

 


第539回 腰で曲がる

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YRSオーバルスクールFSWロンガーでIさんのポルシェ911に同乗
 
Iさんのポルシェはタイプ991Ⅱの7速マニュアル
1,440キロの車重の60%が後輪荷重
タイヤはフロントが245/35ZR20でリアが305/30ZR20
ホイールはフロントが8.5Jでリアが11.5J
最高出力は420hp

 

RRだからリアが重い上にリアのオーバーハングマスが大きくて、リアの荷重を吸収するのと大パワーを受け止めるためにリアタイヤがフロントタイヤに比べてかなり幅広で、成り立ちとしてはインバランスなクルマでも4本のタイヤの限界を使って速いコーナリングをすることは理論的に可能だし、できない話ではない。それは、タイヤの幅に関わらずコーナリング中常に前後のタイヤのスリップアングルが均等になるような操作を行うことで実現できる。

クルマがアンダーステア気味かあるいはアンダーステアでコーナリングしている時、前輪のスリップアングルは後輪のそれより大きい。つまり前輪は限界付近か限界を越しているのに対し、相対的に言って後輪にはまだ余力がある状態なので4本のタイヤの限界を使ってコーナリングしていることにはならない。オーバーステア気味、あるいはオーバーステアでコーナリングしている場合はその逆。4本全ての美味しいところを使っているわけではないから、遅い。

アンダーステアを出すとフロントが逃げるのを感じるはずだし、オーバーステアではクルマが失速しているのを感じるだろう。どちらもクルマが予定された軌跡に乗って前に進んでいるわけではないのだから、結果的にそのコーナリングは遅いことになる。

ブレーキ、ステアリング、スロットルをトランジッションを意識して操作すれば、前後輪のスリップアングルを均等に持って行くことはできる。もちろんコーナリングをしているクルマの動きは複雑だから、瞬間瞬間の話ではなく、コーナリングのアプローチ、コーナリング、脱出の各パートにおいて、という話だ。

Iさんのポルシェに積まれていたロガーによると、YRSオーバルスクールFSWロンガーの下のコーナーで1.35Gの横向き加速度を記録している。太いリアタイヤのおかげか。それだけのコーナリングフォースを4本のタイヤが発揮したということは、クルマが受けていた遠心力がそれだけ大きかったということであり、それだけの遠心力を発生するほどコーナリング速度が速かったという証明に他ならない。クルマもタイヤも運転手もいい仕事をした、ことになる。

コーナリング初期にアンダーステアを出さないようにするのは簡単ではないけど、前後輪のスリップアングルの大きさに差が出ないように意識して運転していると、ターンイン後のアプローチで、肩ではなく腰で遠心力を感じ始めることができる。4WSでない限り後輪のスリップアングルの源は遠心力だけなのである程度の速度が必要だけど、その時には前後輪のスリップアングルが均等に近づいていると言ってもいいだろう。ヨーモーメントの中心もホイールベースの間に収まっているはずだから、4本のタイヤが同じように働いてくれる状況を作れたことにもなるからクルマは安定して旋回運動を続けることができる。

速度が低い場合は   遠心力やヨーモーメントの影響を受けることは少ないけれど、クルマが動いている間は全てのタイヤにスリップアングルが生じているのだから、前後輪のスリップアングルを意識した操作はバランスを崩さない運転につながるからスリップアングルを意識して損はない。

 

動画はIさんが提供してくれました。静止画は動画からキャプチャーしたものです。



第532回 Gさんのブログから拝借

p1mユイレーシングスクールのことを書いたブログを見つけたので拝借
7年前の書き込みでした
 
2013年のYRSツーデースクールFSWで
初めてユイレーシングスクールにきてくれたGさん
楽しくサーキット走っているかな
 
写真もGさんのブログから拝借

 

ちょっと、真面目な話かな・・・。チョッと、宣伝になるのかな・・・。

確か、免許を取得したのは、1986年。子供ながらに、世間の景気が良くなっていくのが分かる時代でした。僕の家庭は、特別バブル景気の恩恵を受ける家庭ではありませんでしたが、浪人もさせてくれたし、大学にも行かせてくれました。

そんな時、2台目の車として出会ったのが、VW シロッコGTI16V。すでに、ゴルフはゴルフⅡになっていましたが、シロッコはゴルフⅠのシャーシのままでした。初めてのMT車で、うれしくて、走りまわりました。何の知識も無く、ただ、山や高速を飛ばして楽しんでいました。

バイト代は、車の改造費とガソリン代とデート代に消えて行きました。しかし、山の中で自爆事故。

修理完了後、KONIスポーツのショックをガチガチに固め、バネをサンダーでカットし、フロントに目分量で鬼のようなキャンバーをつけて、(笑)・・・・ジムカーナに行く前日、練習していて自爆事故・・・・・・ \(-o-)/

2回もつぶしてしまいました。 (-_-;)

その後に乗った、ALFA75も、テールスライドが止められず、自損事故。さらに、その後に乗ったBMWでも、雨の高速でテールスライドを起し、自爆大破全損。他人様にあまり迷惑をかけていないのが、唯一の救いです。 m(__)m

少し大人になり、山にも行かなくなり、高速でも無茶はしなくなりました。しかし、やっぱり走るのは好きだし、上手に運転出来る様になりたいと本心で思うようになりました。

他人様に迷惑をかけずに、運転が上手になる方法・・・・。”やっぱり、サーキットで練習” ここに、行きつきました。

いきなり、サーキットへ行っても怖い・・・。そんな気持ちから、何か、きっかけを与えてくれるものは無いかな・・と探している時に出会ったのがこの教科書でした。

ユイ・レーシングスクールの教科書

トム・ヨシダさんという方が書かれていました。

技術論はさておき、その冒頭の言葉に感銘を受け、今でも心にしている言葉があります。

”最近のクルマは実に良くできている。 運転のセオリーを知らない人もそこそこには速く走れる。 しかもお金を出せば誰にでも高性能車を買うことができる。ハイグリップタイヤをおごれば下手なやつも上手く見えるから、ヒーローになるにはとりあえずお金さえあればいい。しかし、本当はあらゆる状況においてどんなクルマでもコントロールすることができるテクニックを身につけてこそ、クルマの運転は楽しいはずだ。”

”クルマを速く走らせるには理にかなった方法で運転することが必要だ。セオリーを理解すれば、クルマの限界に安全にしかも簡単に近づくことができる。クルマに余計な負担をかけずにすむから痛みも少ない。そして、操作を間違った時の危険度も低くなる。”

”絶対にクルマの性能を越えては速く走れない。速く走る為には自分が速く走ろうとするのではなく、「クルマに速く走ってもらう」ように運転することが必要だ。”

”運転手がどんなに頑張って速く走ろうとしても、絶対にクルマさんの性能以上には速く走れない。速く走りたければ、クルマさんに速く走ってもらえるように努力をしろ。”

”速く走るのはクルマさん。運転手までもが速く走っているつもりになるな。速い操作(慌てた操作、雑な操作)をする必要もない。”

”サーキットを走る場合、クルマさんを振り回して楽しむのか、それともクルマさんとの共同作業で(自分の)限界に挑戦するのか、はっきりとどちらかに決めろ。”

”ラップタイムを基準に速く走るのが目的とするならば、運転手は必要最低限の操作をしろ。よけいなことはするな。”

”クルマさんが不安定になるのは運転手の操作が間違っている場合がほとんどだ。自分のミスをクルマさんのせいにするナ。運転を見ればその人の他人に対する接し方がわかるというもんだ。”

”複数のクルマが高速で走るサーキットには守らなければならないマナーがある。決してナンデモアリの世界ではない。サーキットでの行動は全て自己責任に基づいて行われなければならない。サーキットを格闘場にしないためにも。一人で走っていて自爆するぶんにはまだしょうがないが、サーキットでは複数のクルマが同時に走る機会がほとんどだから、他人の安全はもちろん自分のためにも最低限のルールは守らなければいけない。”

そして、僕は彼の開催する2Dayスクールという、泊まりこみのスクールの門をたたきました。富士でみっちり2日間。1日目は広場で基本練習。2日目は富士ショートコースで走りこみ。すごくためになりました。

色々調べると、僕の知らない所で、様々な講師がスクールを開催しているようですね。関西ではあまり開催されていないようで、寂しいですが・・・。

僕は、たまたま、初めてのスクールがトムさんの所でしたので、他はあまりよく知りませんが、広場での基本操作の練習は、本当にためになりますね。

そんなトムさんが関西(和歌山)で来年、2015年1月25日(日)にスクールを開催するようです。僕もまだ、予定が確定していませんので、参加表明が出来ていませんが、出来るだけ参加したいなと思っています。

まあ、何だか宣伝みたいになってしまいましたが、自動車の運転が好きな方は、いちど、どこかの広場スクールに参加してみられてはいかがでしょうか・・・。

運転の楽しさの幅が広がりますよ! (^_^)



第525回 いと恥ずかし

頭の片隅で確かにワーニングメッセージが響いてたんだ。ホームセンターのこっちの出口は段差が急だから斜めに出るかゆっくり出ないとリップやナンバープレートをこする可能性があるよ、と。 けれど先のことをあれこれ考えていて、かつ同乗者と話をしていたからだろう、道路に降り立った瞬間 『 ザッ 』

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「あ~あ」である
 
まさか自分が
歳のせいなのかどうか
意識が飛んでいたね
運転に集中していなかったな

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ナンバープレートの下がちょっと曲がってしまい写真を撮ると微妙に光沢が変化する
ナンバープレートのおかげでスポイラーが傷つかなかったのは良かったけど
ナンバープレートを外して叩いたりバイスグリップではさんで曲げてみたりしたけど
元には戻らない
 
写真写りが悪いのがイヤだからではなく早く失態を忘れたいから(笑)
ナンバープレートの再発行を申請することに

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窓口で車検証を見せるとバーコードを読み込みすぐに
「申請書をプリントアウトしてきて下さい」
画面にタッチすると申請書がプリントされてそれを持って窓口に戻る
この間2分もかからない
 
すごいシステムだなと思ったけど
希望ナンバーや記念ナンバーの発行が可能になったわけだ

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今回は前の1枚だけだから765円を払い引換証をもらう
出来上がりまで1週間

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写真上がビニール袋に入った新品のナンバープレート
下は新品の発行に替えて返却しなければならない傷ついたナンバープレート
ふつうは破損したのを返却してからしか新品をもらえないのだけれど
記念に無理を言ってパチリ
慌ててたから曲がった部分と擦過傷が欠けてしまった

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新しいナンバープレートを取り付けながら
改めて
もっと集中して運転せねばと思いはしたけれど



第523回 Yさんと

「いい車ですね」で話は始まり、後日、クルマが好きで4台も所有するYさんとまだ秋浅い鯖街道へドライブに出かけた。
道中、最近クルマの運転に違和感を感じると言うYさんに臨時の座学。クルマを運転しながらだから、公道でもそれなりの説得力はあったようだ。

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ドライブが終わって記念撮影
Yさんの所有する4台のうち唯一のマニュアルシフト車のNA8と

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あれこれしゃべりながらワインディングロードを走る
鯖街道(若狭街道)を初めて走ったけど山あいの道
両側に山がそびえ自然一杯で
これからの季節にオープンで走ると気持ちいいだろうなと

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YさんにメガーヌRSトロフィーに乗ってもらった
古いクルマが好きだと言うYさんだけど
気に行ってくれたみたいで良かった

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京都の大原で昼ご飯をご馳走になってしまった

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鰆の西京焼きと松茸ご飯
優しい味でした
Yさんごちそうさまでした


Yさん撮影



第513回 交通統計

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毎年7月に前年度の交通情勢を統計的にまとめた交通統計なる書籍が
公益法人交通事故総合分析センターから発行される
数字自体は警察庁交通局が全国の警察からの数字をまとめたものを使っているから
我が国の交通情勢ならびに交通事故の実体を知ることができる
 
クルマの運転を教えているユイレーシングスクールとしては
運転技術の向上が交通安全に役立ってほしいとの思いから
毎年この時期にユイレーシングスクールなりのまとめ方をした資料を公開している
 
クルマが好きで運転が好きな人にはそうあってほしくはないのだが
交通事故件数全体が減少している中で
運転している人に原因があるであろう単独事故も減ってはいるが
単独事故が死亡事故につながる比率は高いまま
運転している人の意識次第で避けられるはずの事故なのに
もっと自分とクルマを大切にしてほしいと願うばかり

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ひところ
年間90万件を超えていた「 交通事故件数 」は40万件以下まで減少した
クルマの走行性能の向上や運転者の意識の向上
それに警察の取り締まり
要因はいろいろあるはずだが交通事故の減少は喜ばしいことだ
 
しかし警察庁が分類する「車両相互」「車両対人」「車両単独」の3つの中で
「単独事故」が事故全体に占める割合は近年3%未満なのに
死亡事故となるとその4分の1が単独事故によるものだというのは
免許人口8千2百万人のごくごく一部の数字だとは言えなんともやるせない

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この統計の自動車には
自家用および事業用の乗用車、貨物車、大型小型特殊、特殊用途車、二輪車の
全ての車両が含まれるから個別の数字はわからないが
単独事故を類型別に見ると転倒と路外逸脱が目立つ
 
転倒の件数が増えているのは2輪の事故が増えているからだろし
路外逸脱が減っているのはクルマの性能が向上したからかもしれない
 
けれど結局はひとり相撲をとったわけなのだから
避けようとする意思があれば避けられた事故に違いはない

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幸いなことに単独事故に起因する死亡事故は減ってきている
免許人口からすれば無いに等しい
けれど現実は決してゼロではない現実
 
自動車は便利な乗り物で生活に欠かせない道具だし
自動車は人間の能力や生活圏を拡大するし
自動車の運転自体が人間にとって楽しいはずなのだから
その自動車が原因で人やモノが傷つくのは不幸なことだ
 
単独事故をもっと減らすことはできない相談なのだろうか

2020jiko04
それが車両対車両であっても車両対人であっても車両単独であっても
それが不注意であっても判断ミスであっても無知がなせる結果であっても
事故は間違いなく運転する人に起因する
止まっている自動車同士は決して事故を起こさない
人間の能力を超えた速度で走るから事故が起きる可能性を生む
運転を教える立場からは自動車の運転には畏怖の念を抱くべきだと言っておきたい
最近交通の流れの中にあってひとりよがりの運転を目にすることが多くなった
ルールを自分の都合に合わせて解釈している人が増えているような気がする
クルマやバイクの都合をも無視して運転していることはないのだろうか
運転している時は他人と他人の目を意識しながら自分を俯瞰し続ける必要がある

 

ボクは、実際にそうであるかどうかは別として、自分の運転が模範的だと思ったことは一度もない。決して自信家ではない。臆病でもある。

ただ、クルマ好き、運転好きの一人として絶対に事故を起こしてはならないという覚悟はしている。あらゆる状況に対応できるだけの知識と運転技術の裏付けを得る努力を続けながら、その一員である交通体系を乱さないことを心がけて、これまでクルマを走らせてきたし、これからもそうするつもりだ。