第31回 活動開始
1月に予定していたYRSドライビングワークショップFSWが雪のため中止。今年も天候が不順な様子。それでもようやく14年目を数えるユイレーシングスクールが始動した。
2月11日にYRSオーバルスクールを受講したことのある方を対象としたYRSオーバルスクールロンガーと、これまたYRSオーバルスクール卒業生を対象としたYRSオーバルレース第1戦を開催。
”ロンガー”はオーバルスクールで使っている半径22mの半円を60mの直線で結んだオーバルよりも大きな、半径22mで直線が130mのオーバルをアウトインアウトで走って高速コーナリングでの姿勢作りを練習してもらうのが目的。クルマによっては3速に入れなければならないし、クルマを曲げながらシフトダウンしなければならないから、それはそれですごく楽しいのだけれども、原則的にオーバルスクールでクルマを安定させて走ることに慣れた方に受講してもらっている。
オーバルレースは同じ大きさのオーバルで自動車競走をしてもらうのが目的。我が国では最も敷居が低くて、最も中身の濃いモータースポーツだと自負している。
オーバルスクールを受けた方が全てオーバルレースに参加しているわけではないけれど、自動車レースなど『自分には関係ない』と思っていた方が少しずつではあるけれど参加してくれるようになった。
クルマ好き、運転好きが全て自動車レースを意識する必要はもちろんないけれども、ある理由から運転がうまくなるためには欠かせない要素でもある。どんな理由かは別の機会に。
今年初めてのYRSオーバルスクール。10名の参加者と並ぶトゥインゴGT。
翌12日に開催したのがYRSオーバルスクール。加速、減速、旋回というクルマの3つしかない性能を存分に発揮してもらうことが目的。オーバルスクールで初めて愛車のスロットルを床まで踏んだ方も数知れない。街中ではヒンシュクもののスキール音を発生しながらのコーナリングもオーバルスクールの目的のひとつ。スキール音が出ていないと「もう少し元気に走ってみましょうか」というアドバイスが飛ぶ。
良くできた道具であるクルマは、ある程度の速さで走ってみないと『やってはいけないこと』と『やっていいこと』と『やらなければならないこと』が見えてこない。見えれば、それだけでクルマさんにずっと近づくことができる。オーバルスクールの目的はあくまで、ご自身のドライビングポテンシャルと一度向き合ってみてはどうですか、というところにある。
この日は遠くからルノー メガーヌRSも参加してくれた。サーキットを走ったこともないしサーキットを走るつもりもないIさん。クルマの性能を引き出すことも考えてなかったらしいが、終わってみればご自身の運転に課題が見つかったと言われる。
クルマをどう使うか、どう乗るかは一人ひとり異なるのだろうけれど、せっかく安くない買い物をしたのだから、安全な所でキチンと動かし方を教えてくれる機会に試してみるのは無駄なことではないはずだ。
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ユイレーシングスクールでは以下のドライビングスクールを開催します。クルマの使い方に興味のある方は参加してみませんか?トゥインゴGTもお待ちしています。(詳細は以下の案内頁をご覧下さい。)
○ 3月17、18日(土、日)YRSツーデースクールFSW 案内頁&申し込みフォーム
○ 4月4日(水) YRS鈴鹿ドライビングスクール南 案内頁&申し込みフォーム
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●クルマはよくできた道具なので、性能を発揮させるためにはそれなりの使い方を知る必要があります。ユイレーシングスクールが10周年を記念して制作したCDを聞いてみて下さい。バックグラウンドミュージックもないナレーションだけのCDですが、クルマを思い通りに動かすためのアドバイスが盛りだくさん。クルマ好きにとっては一生ものです。
・YRS座学オンCD案内頁
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