第180回 私見 偏見 卓見
ニュースで、中央道の一部の登坂車線で走り方が変わる、と言っていた。
複数の車線のある区間で、低速車両用に第一車線の左側に張り出して追加された登坂車線。従来は第一車線を走行していて流れに乗れない車両が登坂車線に移動して後続車両を先に行かせ、登坂車線が終わる前に第一車線に戻る、というシステムだった。
それが、登坂車線を廃止し張り出し部分を第一車線にして、最右車線を追い越し車線にするという。使用者の立場からすれば当たり前のことなんだけど、ようやく。
NEXCOのコメントは「右側付加車線方式への変更により、低速車が車線をゆずるのではなく、比較的速度に自由度のある車両が右側から追い抜くこととなり、安全性の向上が期待されます」だから、もっと早くに実施しても良かったのではないのかね。
我が家の近くを通る湖西道路にも同様な車線が存在するが、名称は「ゆずり車線」。名称も含めその合理性のなさを2013年10月11日のブログ、『第80回 なんだかなぁ…』 に書いたことを思い出した。「ゆずり車線」の文字が消えて「追い越し車線」の看板が出現する日は来るのかねぇ?
同じブログで触れた制限速度も、湖西道路の一部で60キロ制限から70キロ制限になった。なぜ複線区間の一部だけなのか理解に苦しむけど、改善しようとする方向は評価したい。