第536回 11月のYRSオーバルスクールFSW
朝8時集合
教室の窓は全開でエアコンの送風は強
クルマの機能は3つしかないこと
クルマの機能は4本のタイヤを通じてしか発揮されないことや
減速Gは制動力に比例するのではなくタイヤのグリップによるものだと
イラストとホワイトボードを使ってわかりやすく説明
座学が終わると最初にイーブンスロットルでコーナリングするクルマを観察してもらう
今回はユイレーシングスクールが初めてのSEKさんのクルマを借りて
SEKさんは助手席からイーブンスロットルの実際を観察
ブレーキは使わずに60キロでターンイン
コーナリング中はイーブンスロットルで速度を維持
クルマの性能って高いでしょの問いかけに
SEKさんうなずく
デモランでイーブンスロットルのなんたるかを確認した後
参加者が4人ひと組で速度を指示して練習
45キロから50キロへ55キロへあと数キロペースを上げて
速度が上がると運動エネルギーが増えるから
操作の開始を手前に操作の終わりを奥にして
瞬間瞬間のクルマの挙動が急にならないように補正します
OKBさんとKONさんがイーブンスロットルの練習中
今年7回目のYRSオーバルスクールには16台が参加
うち7台がルノー車
ユイレーシングスクールが初めての方が3名
小さなオーバルでイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習をしてから
大きなオーバルにコースを替えて1周20秒ちょっとのコースを走る走る
午前中に3分間のセッションを左右で4回
午後に3分間のセッション左右3回と4分間のセッションを左右で6回走ることになります
イーブンスロットルの練習が終わると大きなオーバルに乗り入れて
何をやっているかと言うと
ブレーキタッチの練習
アイドリングでクラッチをつないで発進して定速に
かかとを床につけてブレーキペダルに足を乗せて
ブレーキパッドとローターが当たりだす位置を確認
エンストする寸前まで踏力を増してからリリースの繰り返し
慣れてくると右足先で前輪に抵抗が生じたのがわかると同時に
自分を取り巻く空気が前方に移動するのを感じられるようになる
加速から減速へのトランジッションの基本中の基本
荷重が前輪にかかり出すタイミングを見つけるのが目的
大きなオーバルのイン側とアウト側に分かれて繰り返し練習
SUZさんとOKBさんがつま先に神経を集めてブレーキタッチ
速く走ることだけが練習ではありません
いかにYRSオーバルFSWのコース幅が広いかがわかる1枚
イン側のパイロンとアウト側のパイロンまで14m
高速道路の1車線が3.5mだからその3車線より広い
複数のクルマが同時に走っても安全なように考えられているYRSオーバルFSW
写真左からHIRさんSAWさんKONさんSEKさん
ブレーキタッチの練習が終わるとトレイルブレーキングの練習
小さなオーバルで目いっぱい加速した後
限りなく薄いブレーキを引きずってオーバースピード気味にターンイン
イーブンスロットルでも60キロでターンインできるけれど
トレイルブレーキングを使えば80キロからのターンインも可
ユイレーシングスクールが初めてのSUZさんのクルマを借りてデモラン
走り終えてどうでしたと聞くとレース経験のあるSUZさんが〇〇〇と
イーブンスロットルとブレーキタッチの練習が終わって
トレイルブレーキングの練習をする頃になると
クルマを近くに停めて
ああでもないこうでもないと話に花が咲くルノー組
大きなオーバルに舞台を移してまずリードフォロー
初めはインベタで1分半次にアウトインアウトで2分半
車間距離6mで前のクルマの真似っこをしながらペースを上げていきます
SUZさんのクルマを借りてSEKさんとHIRさんを引っ張ります
セッションの合間を使って
ドライビングポジションの矯正や
ヒールアンドトーのやり方の説明もします
クルマの動きを遅滞なく感じることができるドライビングポジションは大切
エンジンブレーキを減速に使うことはご法度だけれど
シフトダウンを正確にするためのヒールアンドトーも大切です
運転の上達には正しい操作と間違った操作の仕分けが大切
そのためたくさん走るにこしたことはない
時間の節約のために通常は3グループに分けて走行
巻き尺を使ってコース幅を確認して
アウト側のクルマの走り方とイン側のクルマの走り方を説明
この大きさのオーバルだと動力性能に差があっても
双方がミスなく走ると永遠にサイドバイサイドが続きます
イン側のKONさんとアウト側のSAWさんが並んで下のコーナーに進入します
左回りの場合イン側は4.7mほどの第1車線内でアウトインアウト
アウト側は第2車線と第3車線を使ってアウトインアウトで走ります
すると距離を走らなくてはならないアウト側と
コーナーの直後からフルトラクションの加速ができるイン側の
パフォーマンスがバランスします
オーバルコースではイン側が有利ですがアドバンテージはアウト側にあります
ユイレーシングスクールが初めての
SEKさんとSUZさんが中心線で測って1周442mのYRSオーバルFSWを
半周離れて走ります
お互いに横を見て
近づいたか離れたか一喜一憂しているはずです
透明な時間が過ぎていきます
今月のルノーな人達 (下の方にお知らせがあります)
常連のHIRさん
いつもユイレーシングスクールのことを気にかけてくれてありがとうございます
神戸から参加してくれるKONさん
春のYRSツーデースクールに続いての参加でした
遠路はるばるありがとうございます
ルーテシアⅣからルーテシアⅢRSに乗り換えたOKBさん
マニュアルシフトとワイドトレッドの踏ん張りはどうでしたか
8月のYRSオーバルスクールに続いて参加してくれたSAKさん
まだまだいけますよ
今回ホイールをインチダウンしてきたSAWさん
厚くなったタイヤの感触はどうでしたか
春のYRSツーディスクールに続いて参加してくれました
初めてユイレーシングスクールに参加してくれたSEKさん
レース経験がおありです
また遊びに来て下さい
初めてユイレーシングスクールに参加してくれたSUZさん
SUZさんもレース経験がおありです
また遊びに来て下さい
お知らせ
ユイレーシングスクールでは来年、YRSオーバルスクールを受講したことのある方を対象とした新しいカリキュラムを始めます。今年のYRSオーバルスクールは12月のあと1回。日没時間が早いので時間を短縮し安価になっていますので、ぜひこの機会に。
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