トム ヨシダブログ


第266回 またひとり

仲間が増えたよ !

愛知県にお住まいのFさんは2人のお子さんのお母さん。クルマの運転が好きでサーキットも走るようになったのだけど、もっとクルマをスムースに走らせたいと2015年6月に富士スピードウエイで開催したYRSドライビングワークショップに初めて参加してくれました。

それ以降、YRSドライビングワークショップ3回、YRSツーデースクール1回、YRSオーバルスクール3回、YRSドライビングワークアウト1回、YRSトライオーバルスクール2回、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール2回、YRSエンデューロレース1回と、富士より東にある筑波以外のプログラムのほとんどに参加。 その数、2年半で13回。

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今年8月の鈴鹿サーキットドライビングスクールでストレートを駆け下るFさん


そんなFさんがある日突然、きれいな青色のルーテシアⅢRSで現れた。「クルマを買い換えたいからしばらくはスクールをお休みします」と言っていたものだから驚いた。しかも、どちらかというと硬派のクルマに乗って登場したものだから。

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幸田サーキットのピットロードにたたずむFさんのルーテシアⅢRS
この日は受講生ではなくユイレーシングスクールのお手伝い


で、RSの仲間が増えるのはもちろん嬉しいことだけど、なぜルーテシアⅢRSなのかを知りたくて聞いてみた。以下はFさんからのメール。


『 もっと前のルーテシアや前身のサンクは知っていましたが、現在のルーテシアに最初に興味を持ったのは、スクールカーのルーテシアRSに座らせていただいた時です。単純にシートと内装の雰囲気の印象ですが、ステキ。走りは、トムさんが運転すればどんな車も楽しそうに動きますから…(^ ^)
その時は、自分が車を買い替えるなど考えてもいませんでした。

常々トムさんからルノーはいいぞという話を聞いたり、トムさんのブログで読んだりしていたので、漠然と、次に車を買えるような事になったらルノーはどうなんだろうと気にはなっていました。トムさんがルーテシアⅢRSを個人で持っておられることもスクールで聞いたり、ブログで見て知っていました。

出入りのお店に今回買ったルーテシアⅢRSが入ってきたと知った時に、ふと気になって、基本スペックを中古車サイトで調べました。
大雑把に言うと自分のBMW318(E46)が1900cc 1.3t で120馬力弱。ルーテシアⅢRSが2000cc 1.2t台で200馬力。ルーテシアの世界の想像がつきませんでした。過給器ではなくNA…。これってすごいことなんじゃないかなと。

慌てて他の、運転の経験がある車のスペックをいくつか調べましたが、200馬力で動かしたことのある車は、山本さんのBMW330でオーバルを数周でした。ルーテシアⅢRS運転してみたいなあ…その時は誰にも言いませんでしたがそう思いました。それが興味をもったきっかけでした。

その後ふた月ほどして、ルーテシアⅢRSを実際に試乗させてもらって、驚きました。とにかく、よく走り、よく曲がり、よく止まる。良い感じにシャープ。ワクワクしました。お金の算段がついていたので即決で探してくれる様にお願いしました。

その前後に車屋さんがしていた話を総合すると、「 純正部品を取り寄せた際に、過去生産モデルでも、対策品の部品が出てきたりするところにメーカーの良心を感じる、車の元々の作りが良く感心した。劣化した部品を交換するなら多少値が張っても純正部品で行きたい。久々にこのサイズの車でワクワクした。乗れば乗るほど奥が深そうだ」 という印象だそうです。

私には、いろいろなひとから聞いた話の全てを実感としてはまだ理解ができませんが、インテリアエクステリア共に好みであったことと、コンパクトなこと、試乗した時の感触で操作系の重さ感、シフトフィールなど気に入って選びました。街乗りでも楽しく運転できます。

今までの自分の車よりパワーがあります。加速感はもちろんのことですが、試乗した時に一瞬にとどめましたが、踏み込んで回転数が上がると車が吠えると感じました。いろいろなことを想像して躊躇しました。

しかし、欲しい!と感じる車が他になく、せっかくユイで運転を習ってきたのだから、チャレンジしてみたいと決めました。

運転を習ってみて思うようになったのですが、コーナーに飛び込む時に、何か起きるか保証はないけれど思い切って飛び込むことが勇気ではなくて、速さを目指そうとした時に、手順を踏めば物理的に大丈夫なんだけれど、感情の方では「怖い」と思ってしまう状況というのもあって、その気持ちを越えることが勇気で、自分の天井を破ることなんじゃないかと。
それがどういうことか、簡単ではないと思いますが、チャレンジしてみたい。8月にユイのスズカフルコースのスクールに参加した時に怖さと共に初めて実感として感じた思いです。

その後、ルーテシアⅢRS に乗るほどに、知るほどに、車のスペックに追いつくには、頭も体も勇気も不足と感じますが、精一杯やってみようと思います。

まずは借金の返済から!泣笑 』

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写真右端がFさんご夫妻
そう、この日は幸田サーキットドライビングスクールを受講したご主人のつきそい
そう、ご主人がこの日サーキットデビュー


スクールの合間にFさんにルーテシアⅢRSで走ってもらった。借金が残っているそうなのでタダで。(笑) まだルーテシアⅢRSの美味しいところは使えてないけど、そんな簡単にできては面白くないし、ルーテシアRSはそんなに薄っぺらくはないから。

そのFさんから。   『 幸田サーキット、昨年くらいからずっと気になっていて、WEBサイトで調べていて、行ってみたかったサーキットでした。もっと早くチャレンジしてみれば良かった。楽しいです。1コーナーから3コーナーをどう走るか、バックストレートからブーメランカーブの走り方は?Aコーナー立ち上がりから最終コーナーをどう走る?などなど。もっと走ってみたいです。

筑波のスクールは経験がありませんが、以前、ユイレーシングスクールのツーデースクールでフジのショートコースを走りました。
いつものP2の練習に加えて、ひとつのコースをトータルで指導を受けたことで、後日、事あるごとにそれを振り返って考えたりもできて、他のコースに初めて行った時にも、いつものコースに戻った時にも、その経験が生きてくる実感を持ちました。その実感はユイへの参加回数を重ねるごとに増してきました。

具体的にいうと、ブレーキング、トレイルブレーキ、イーブンスロットル…そういうものをサーキットの中でどう使ってどう当てはめて行くかを考えたり、最初は間違ったとしても、正解を知ることで、それがなぜかを知ることで、少し古い言葉かも知れませんが、アハ体験、脳内革命が起きて、どんどん面白くなっていきます。アンダー地獄に陥っていたユイ受講前がずいぶん遠い昔に思えてきます。

地元でユイのスクールが実現します。楽しみです。走れなくてもスタッフでお手伝いできるようにと思っています。 』


ステキな相棒を手に入れましたね、Fさん。

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実はFさん。初めて参加した時にユイレーシングスクールを選んだ理由を聞いたら、「主人に勧められたので」と。
今回、ユイレーシングスクールを勧めてくれたその本人が受講してくれたので感想をお願いした。少し長くなるけどFさん夫妻のクルマ観、運転観。

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まずは、夫婦揃ってありがとうございました。私も五体満足で、五十路に突入しました。

サラリーマンが分不相応と思いつつ、それでも念願だったFerrari328gtbを手に入れて5年が過ぎました。

私は昔からドライブが好きでしたので、いつまでも運転を楽しみたいですし実際、他のヒストリックFerrari乗りの方からはドン引きされるほどの頻度で普段から乗ってます。使わないと調子が悪くなるんですよ…当たり前なのに…何台も欲しい車をチョイスできる人達には解らないみたいです。

経済的に何年維持できるのか正直見当も付きませんが「思うように動かせなくなった…」を言い訳に降りたくはありませんし「峠に刺さった!」なんてのは、まっぴらです。だからと言って飾っておくつもりもありませんし(そもそも飾るほどの家でもない)

自分の今の運転には、それはそれで満足はしていますが自分の引き出しが多ければ多いほど、どんな状況にでも対応できるのは間違いないわけで、せっかくのクルマを痛めつけて速く走るのではなくちゃんと走ることで「傷めずに速く走る」のが今の私の理想です。
「乗るのも大変そうなクルマをまわりの流れを妨げず、実際は楽に運転するジジイ」になりたい、と昔から思っています。

スクール、とても楽しかったです。初心者にはコースが複雑すぎて、考える事・操作することが一定にならずその場その場ですべての正解が見えぬまま(当たり前ですよねぇ、イメージのラインをトレースできないのはそこに至るまでの操作がきちんとできていない…しかもひとつ出来れば別のことがおろそかに…)答えを味わえなかったのが正直消化不良なのですが、いろいろな経験が出来たこと。それ以上にお手本を目の当たりに出来たことは、とても有意義な一日でした。悶々と走るだけではなく、疑問点が出た段階でもう一度同乗していただければよかったなぁ…と反省もしてます。せっかく参加者が少なかったのですから…

私の中で昔からPorscheは「売られた喧嘩を買う男のクルマ」っていう勝手な印象があってそれは今も変わらないのですが、乗り手にしっかりと答えてコーナーを立ち上がっていく姿は傍から見ていても「スポーツカー」ですもの。
でも「Ferrariは弱っちいお上品なスーパーカーだから…」って車のせいにして何も考えず金持ちぶってのんびり転がしてるのは、私にはつまらないです。いつか余裕があれば、328で富士のスクールに行ってみたくなりました。
どう考えても、サーキットのコースよりもオーバルの方が単純にブレーキングからターンインへの荷重移動やその先のタイヤ4輪の接地面をどこまで理想的に使い切ってラインに載せれたかの答えが「コーナーの脱出速度」に手っ取り早く現れますから。30歳のリアヘビーなMR車は、丁寧に乗らないと前荷重もちゃんと載らないので苦労もしますが、ボケ防止と思って楽しんでいます。全編、あのペースでスクール受講はクルマの車齢からは厳しいでしょうが結果的にそれに近いペースでも「クルマを傷めずサラッとこなせる運転」を身につけたいです。

実は昨日、幸田サーキットに忘れ物をしていたので受取に行ってきました。近場の特権ですねぇ。筑波なら途方に暮れますもの…
晴天の土曜日の昼下がり、カリカリにいじり倒したマシンがギュインギュイン走ってました。どれだけの人が 「その車の実力の全てを引き出して導き出したタイム…」 なんて眺めてました。
くるまをいじる楽しみは、それはそれで有りなのですが、日本ではサーキットでタイムを出す=「タイムを手っ取り早くカネで買う…」って風潮に、私には見えてしまいがちです。何となく敷居が高くなってて…
「此処から先の2秒はコーナー脱出の時のトラクションを逃げないようにするためにこのデフとタイヤを…」なんて感じに車屋が、わざわざ敷居を上げてきてたような…わざわざスイートスポットを狭くして、難易度を上げて凄いこと的な空気感を作り上げる様な…

まぁ実際、それをしなくても費用はそれなりにかかりますが…(苦笑)

そのクルマでしか実現できない2秒はそのクルマだけの物ですが自分のドライビングを少し見つめ直して詰める2秒はこの先のどのクルマででもできるものですからねぇ。せめて人生を折り返す前までに気がついてほしいですねぇ…(笑)

幸田サーキット自体もはじめて行った場所だったので、レイアウトも全くイメージ出来ないサーキットでしたが、曲がるクルマには楽しいレイアウトでしょうねぇ。スクールを何度か受講されてる人には楽しいのでは…
私個人では、Aコーナーの入りが全く揃わなかったので当然脱出も揃わず、その先の右コーナーにきれいにイン側に寄れず最終コーナー手前左複合がグダグダになり、結果的に最終右コーナの脱出速度も方向も揃わず、当然1~2コーナへのコース取りからブレーキングへの…
考えてみれば、毎回Aコーナーの先から仕切り直して同じ速度でライントレースをし直せば、もっと早くに1~2コーナーのブレーキングからの荷重移動がつかめたかも…(涙)タイヤの状況変化もハッキリ理解できたかも…(汗)そこが、初体験のド素人って事ですよねぇ。最後に乗ったヨメのルーテシア、AT車みたいに3速ホールドで乗ってましたもの…もったいない!

趣味らしい趣味を持っていなかったヨメが、紆余曲折ありながら、それでも普段から乗っていたMT車の運転を「趣味にしたい…」と言い出し、普段から我が家のクルマの面倒を見ていただいてる車屋の親父に「とりあえず近場のサーキットでも行ってみたら?」って言われた…なんて聞いてたうちに家事の空いた昼下がり、一人で西浦サーキットに通うようになり、あれよあれよと鈴鹿サーキットのSMSCに入会してサーキットに高速代まで掛けて通うようになった頃から「いやいや、どうせ金を掛けて行くなら…」と、当時(今もたまには…)読んでいたENGINE誌に掲載されている筑波でのドライビングレッスンが実は多少近い富士でも開催されているのを知り、ヨメに勧め続け、実際に通うようになるまで2年近くかかりましたが、その一介の主婦であるヨメも既に3年ほどお世話になってるわけですねぇ。

本人の人生の中で今まで殆ど言ってこなかったワガママを、久しぶりに言ったのが「ルーテシアの購入資金の相談」だったことは、彼女の本気度がわかって素直に嬉しかったですし我が身の所得の低さを情けなくも思いましたが変な峠道を攻めて、人さまに迷惑をかけることになる前に真っ当(?)なドライビングの本質をご教授頂き、普段の乗り方も明らかに変わり違う出費が伴わなくて良かった(謎)と常々思いますし、マトモな思考でドライビングを楽しむ姿を観ていると「私の薦めは間違いなかったなぁ…」と自画自賛している次第です。(爆)

来年のいい目標がひとつ出来ました。ありがとうございました。


第264回 選手交代

ユイレーシングスクールの活動を応援してくれているルノー・ジャポンがスクールカーを入れ替えてくれた。今度はルーテシアRSシャシーカップ。

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選手交代の図


広いところでルーテシアRSシャシーカップを思いっきり走らせてみたい方はユイレーシングスクールのオーバルスクールにおいで下さい。試乗できます。


第255回 ローンチコントロール Chap.2

ルーテシアⅣRSに惚れ直したよ!


※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難のようです。ChromeやSafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい


RSにお乗りのみなさん、ユイレーシングスクールでお待ちしています。



協力:富士スピードウエイ


第254回 ローンチコントロール Chap.1

富士スピードウエイの全長1,475mにもおよぶ長いストレートを使ってルーテシアⅣRSのローンチコントロールを試してみた。

過去に、筑波サーキットコース1000の長くはないバックストレッチを逆走して試したり、ウエットコンディションの富士スピードウエイでやったことはあるけど、あんなもんじゃないという思いがあったので再度チャレンジ。過去にローンチコントロールは装備していないけれどトゥィンゴRSを走らせたこともあるし。
※ 過去の動画へのリンクは末尾に用意しました。


0-100Km/h 7.09秒、0-1000m 26.68秒

今回、ローンチコントロールを次のような条件で試した。
・富士スピードウエイのストレートのみを使い停止状態から直線的に加速し、直線的に減速、停止する
・RACEモードにしてESPオフのマニュアルシフトとする
・安全マージンを確保するため1コーナーの200m看板でスロットルをオフ
・1コーナーのランオフエリアまでに十分なマージンを残して停止する
・スクール用機材の一部は積んだままとした


写真は左から、最終コーナーのスタート位置、1コーナー200m看板、ランオフエリア手前の停止位置

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従って、得られたデータはあくまでも参考であって、ルーテシアRSシャーシスポール本来の性能を反映したものではないことをお断りしておきます。
実際、スタート地点は最終コーナーの中にあってかなりの登り勾配であること、200m看板では5速のまだまだ加速中にスロットルを戻すことになったことを付け加えておきます。

それでも、ローンチコントロールはすごい性能を見せつけてくれた。

以下の図は搭載したパフォーマンスボックスというデータロガーが記録したもの。いくつかのたいそう興味深い事実が判明する。

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収集できるデータのうち速度と進行方向の加速度のみを表示
赤いグラフが速度、青のグラフが加速度を表す
目盛りは左が速度で右が加速度
速度は0-210Km/hを、加速度は-1.1から0.6Gを表示するように設定
パドルシフトだと加速が全く途切れないのは大きな驚き


記録を出すためには適しているとは言えない状況にも関わらず、2015年式ルーテシアRSシャーシスポールは、ローンチコントロールが機能し発進からわずか0.29秒後に0.594Gの最大値を示し、発進から33.23秒後には200m看板に到達し200.07Km/hをマーク。スレッショルドブレーキングでは最大-1.084Gにもなる高い制動力を発揮した。

※数値は全てパフォーマンスボックスに記録されたデータを専用アプリで解析したもの。


ちなみに、下の図はあるマニュアルシフトのクルマで富士スピードウエイの最終コーナー手前から1コーナー先までの速度と加速度を表したものだが、シフトのたびに速度の上昇が一瞬だけどもたついているのがわかる。(緑色の円内)   同時に加速度も一瞬マイナス方向に振られる。

技術が進むということはこういうことなのだな。

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今回はさらに、ユイレーシングスクール卒業生でスタッフとしても手伝ってくれているYさんが見つけてきた仏ルノーが提供する『R.S.Monitor』というスマホ用アプリも試すことにした。
4つのモードが選べるが、今回は『Run Mode』を選択。パフォーマンスボックスを補完する意味で0-100Km/hのタイムと0-1000mのタイムを測定できるように設定した。その結果が、0-100Km/hが7.09秒で0-1000mが26.68秒という速さ。

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写真は左から
『R.S.Monitor』のオープニング画面
『Run Mode』の設定画面
今回記録した『Records』
速度設定は25~150Km/hの間でいくつかの選択肢
距離設定は400~2,000mの間でいくつかの選択肢あり

※このアプリは日本語非対応です。ダウンロードおよび使用は個人責任で行って下さい。



こんなすごい性能を備えるクルマに乗るみなさんは、やはり運転が上手いほうがいいと思う。
ぜひユイレーシングスクールに遊びに来て下さい。どうすればクルマの性能をキチンと引き出せるか、そのコツをお教えします。さらに、操作中に安全と危険を見切る感覚を養うための練習もします。
YRSオーバルスクールロンガーは0-80Km/hまでのローンチコントロールを安全に試すことのできるコースレイアウトなので、ローンチコントロールを試したい方もぜひおいで下さい。

お待ちしています。


( 協力:富士スピードウエイ )


※ 過去の加速シーンを収めた動画
・富士スピードウエイ(ウエットコンディション)

・筑波サーキット(バックストレッチ逆走)

・トゥィンゴRS(富士スピードウエイ)



第252回 SさんとルーテシアⅢRS

249回に登場してもらったIさんと同じく、今年2回目のYRSツーデースクールに参加してくれたSさんもサーキットを走るのは初めて。
2日間。できる限りのアドバイスをしたと思っているけど、Sさんはどう感じたのか。YRSツーデースクールに参加して良かったと思ってくれているのか。Sさんが寄せてくれた感想文を紹介したい。

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ブレーキング、スラローム、フィギュア8を午前中に終えて
午後からは加速減速旋回を一筆書きできるオーバル走行
Sさんが下りのコーナーに飛び込む

※ YRSオーバルのコース幅は14m。高速道路の3車線より広いからスピンしても危なくはない。スピンする速度まで到達できればの話だけど。


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私のYRS初体験記

思えば子供の頃から車が好きだった。とはいえあの頃、子供はみんな車が好きだった気がする。ミニカーを親指と人差し指で挟んで絨毯や床の上を走らせていた。コーナーを曲がるときは決まってキキーっとタイヤを鳴らして少し滑らせながら走らせていた。滑りながらも四輪で地面をとらえて目的の方向に速く進む感覚はミニカーでなら昔からできた。
大人になって自分の給料ではじめて趣味で買った車はプジョー205GTIだった。ちょっとおしゃれでとにかくかっこいいと思った。運転が楽しいという雑誌の触れ込みも大事だった。気に入った。コンパクトで自分の身のうちにおさまる感じがして楽しかった。でも運転は上手ではなかった。高速道路への下りの流入路で調子に乗ってインベタで走って、なぜか少しアクセルをゆるめたら案の定スピンした。大切な車をダメにした。
一旦反省しておとなしく走ろうと思った。もっさりしたオートマ車を中古で買ったが3年経ったら、そろそろ少し楽しんでもいいかなと思った。フランス製ホットハッチが忘れられず、中古のルノークリオウィリアムズを探してもらって購入した。これがその後の車選びを決定してしまった。運転の楽しさ、スポーティなのに駆動系や操作系に共通してみられる何ともいえない柔らかさが大好きだった。スピードを出さなくても楽しい、というのは運転下手の言い訳かもしれないがとにかくそんな感じだった。訳あって手放してからは(これですべてではないが)ルノークリオ2 RS、ルノールーテシア1 16V、そして現在のルノールーテシア3 RSとルノーの小型車を好んで乗ってきた。
変に思われるかもしれないが、3年前に買ったルーテシア3RSはいまだに少し大きく感じる。スピードは出るしブレーキもよく効く。コーナーも簡単に速く曲がってしまう。走っていると気持ちはいいが、運転がうまくできているのかはわかりにくくなったと感じた。車の性能が上がって運転手の性能はそのままおきざり、“これでいいのか?!” と思ってしまった。
運転が好きなので運転の基礎をちゃんと学びたいと思った。YRSはインターネット検索で見つけたが、ホームページの情報量がすごく多い。未体験者として少し身構えたが快楽追求とまじめと親切のバランスがすごくいいと感じた。自信はなかったが初心者でもいけるかなと思った。自信がなかったのであえて2 day schoolを申しこんだ。

YRS 2 day school 1日目
富士スピードウェイ駐車場でのスラローム、ブレーキング、8の字走行の練習だ。運転テクニックの訓練なので注意点がテクニカルになるのは当たり前なのだが、細かい事にとらわれて大きな絵がみえず、総合的な運転操作としては全くバランスを欠いてしまう。はじめてやる事への緊張も大きく、アウトプットにはため息の連続だった。練習している内容とトムさんからの指示がどのような場面でいかに重要であるかは、翌日のサーキット走行で深く感じる事になるのだが、なかなか初日には実感できなかった。緊張と蒸し暑さと落胆の連続にちょっとやられてしまった初日だった。できはさておき色々考えてたくさん走った。

YRS 2 day school 2日目
ショートコースに場所を移してのサーキット走行だ。自分の車でサーキットを走るのは初めての体験だ。トムさんの運転に同乗させていただいて少し大げさに基本動作を繰り返していただくと助手席でうーん、なるほどと深く納得。でも実際に走ると、頭でわかったこともどこへやら。車を無理に振り回そうとして車の性能を発揮させてあげることができない。動作が重なってしまって一連の流れができない。おい、1日目の基本動作練習の成果はここで出すのだろう!でも全然できない。基本を身につけるよう繰り返し走ったが我ながらがっかりすることも多かった。
でもあえて言おう。これでいいのだ。丁寧にいただいた指示を思い出してそれだけを守ろうとすると、車が喜んで動いてくれたと感じる瞬間がある。そして今になって2日間かけて苦労した練習内容がじわりと感覚的に少しなじむ感じがある。身体の感覚が残っているうちにもう一回YRSの教科書をじっくり読んでやろうと思う。幸運な事に自宅近くには楽しい峠もある。スポーツドライビングの楽しさは日常運転の楽しさの凝縮されたエキスだと思う。奥深さをもう少しみてみたい。スポーツドライビング未体験の運転好きはいっぱいいると思う。ぜひYRSを体験することをおすすめしたい。受講生は若い人から先輩世代まで年齢は幅広いが運転好きという共通項でくくられており何ともいえない連帯感がある。自分たちもいつか通った道だからか、初心者にも皆優しい。運転好きなら必ず得る者があり、明日からの人生の足しになると思う。ありがとうYRS。またお願いします。


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ホントにみなさん走るのが好きでした


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経験者Nさんのルーテシアを借りてNさんが助手席に
サーキットが初めてのSさんをリードフォロー
NさんとSさんに真似っこをしてもらう

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自分で考えずについていくことに集中して下さいと伝え
徐々にペースを上げる


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Sさん また遊びに来て下さいね~


第249回 IさんとMEGANE R.S.273 TROPHY-S

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富士スピードウエイの史跡 30度バンクを背景に
今年2回目のYRSツーデースクールに集まった
左からIさんのメガーヌRSトロフィー
NさんのルーテシアⅣRSトロフィー
SさんのルーテシアⅢRS
ルノー・ジャポンのルーテシアⅣシャーシスポール

 

今年2回目のYRSツーデースクールに参加してくれたIさん。そのIさんの申し込みフォームのコメント欄には「ネットの記事で御スクールを知りました。私はクルマ運転に関しまして全くの素人でありますが、たまたま今年2月に存在すら知り得なかったメガーヌに出会い現在に至ります。どんなクルマかも知らずに購入してしまい悩んでいました。今回御スクールに参加させて頂きどのようにすれば心地よく安全に運転できるのかを学べればと思いました。宜しくお願い致します」とあった。

2日間でかなりの距離を走った。2日とも暑い日でIさんは大粒の汗をかきながらメガーヌを走らせていた。それでもIさんはずっと笑顔だった。運転が楽しそうだった。

 

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IさんがMEGANE R.S.273 TROPHY-Sのスロットルを床まで踏み込む

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公道では経験できないほどの横Gを受けながら走る

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逆バンクのついたコーナーに飛び込む

 

帰り際、運転というものがわかりかけてきたような気がする、また来ますと言っていたIさんから感想文が届いたので紹介したい。(原文ママ)

『私は車は通勤やプライベートで毎日乗っております。しかし車に関しては運転だけではなくメカに関しても全くの無知であります。いままでほとんどボンネットも開けたことはなくタイヤ交換の経験もなく空気圧も測ったことも無いというレベルです。
昨年末に乗っていた車3200ccFRスポーツAT車が故障続きでそろそろ箱換えを検討しようと、年末に車屋さん巡りをしていました。
免許取得30余年、ここ最近はAT車を乗り継いでいましたがコンピュータ制御のレスポンスに違和感を感じていましたので、今度の車は『3ペダル式MT車、後部座席あり、2ドア、2000cc以上』を条件に車を探すことにしました。
MT車というだけでなかなか条件に見合った車がなかったのですが、たまたま立ち寄ったルノー有明で営業さんからメガーヌRS Trophy-S LHDという車名すら知らない車を紹介されました。営業の方も左MT車が運転出来るのなら絶対に面白いのでこの車にした方が良いと、この車に対する愛情と熱意を強く感じ即決し購入してしまいました。

箱換え前の3200ccFRの車は万人が乗れるようコンピュータ制御で味付けがしてあるのか、多少の力強さは感じましたが街乗り程度の運転は難しいとは思いませんでした。
若い頃に乗っていた150馬力左四駆MTセダン車も比較的優しく誰でも運転出来る車だったと思います。
しかしメガーヌは全く違いました。メガーヌ購入後、ルノーという会社のF1を始めとするヨーロッパのモータースポーツと共に歩んできた歴史と、RSという乗用車というよりは本気で作ったマシンであるということを知りました。273馬力のFF車、今まで経験したことがないその有り余るパワーとレスポンスで街乗り運転でさえどうしたら良いのか分からなくなりました。

そんな時にルノー公認トム ヨシダ先生のYui racing schoolのことを知りました。いくつかあるコースの中からYRS ツーデースクールFSWを選びました。最も充実したコースで初心者の自分にとり集中して学べるので良いだろうと考えたからです。

申し込み後にメールで教材資料やYouTubeサイトをご紹介して頂いたのでスクールでのドライビングについてのイメージをあらかじめ学ぶことが出来ました。また分からないことや疑問点が認識でき予習出来たのも良かったと思います
実際のスクールでは座学から始まりました。初めて耳にする用語ばかりでありましたが私のような未経験な初回受講生には特別に気遣いを頂き走行中の車やタイヤの状態や挙動がどのようになっているのか、どうすれば良いのかを分かりやすく教えて頂きました。

実際の走行ではフィギュア8 ブレーキング イーブンスロットル トレイルブレーキング オーバル走行 FSWショートコースでも初心者の私に優先的に教えて頂き、また各コースでトム ヨシダ先生に同乗走行をして頂けましたのでいろいろと体感することが出来ました。疑問に思っていたヒールアンドトーやドライビングポジションも直接教えて頂くことが出来ました。

ベテラン組受講生の先輩方からは数あるスクールの中でYui racing schoolは最も安全に真剣に走り込むスクールであると聞きました。

事実一日目もフィギュア8 ブレーキング スラローム オーバルの四つのコースを集中的に走行しました。二日目もFSWショートコースを1日で100周以上走りました。

                                       
自分の悪いところや試したいことが何度も何度も確認しながら走行し改善することが出来ました。コースタイムも走り込むごとに速くなっていきました。

わずか二日間のスクールでありましたが車の運転について常に挙動やタイヤのことを意識するようになりました。そしてより安全に走行出来るよう意識するようになりました。一般道での事故を起こすリクスが大幅に軽減されたのではと考えております。

しかし、スクールで学び走行させて頂いたことについてはまだまだ満足はしておりません。特に私の車はコンピュータ制御機構があまりない人間の指示通りだけで動いてしまう正直なマシンであると認識しておりまので、さらに練習が必要であると思います。

Yui racing schoolは普段車に乗られる方全ての方にお勧めしたい、是非受講すべきスクールであると思います。
これからも時々スクールに参加させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します』

 

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RS仲間
右からIさん
ルーテシアⅢのSさん
ルーテシアⅣのNさん

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滋賀県や福島県からの参加もあり
28歳から70歳まで
平均年齢51歳の青年が笑顔の記念撮影

 

1日目。駐車場だけでオドメーターが150キロを刻んだ強者も
写真は半径22m直線130mのYRSオーバルを走るIさん

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IさんとSさんがランデブー

※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難のようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい

2日目のショートコース。リードフォローや同乗走行は含まない計測ラップだけで、最も走った人が174周。ユイレーシングスクールが使うレイアウトだと1周が880mだから153キロをレーシングスピードで走ったことになる。2番目の人が173周。Iさんは実は146周していて、Sさんが143周、Nさんが144周。みなさん貪欲に走っていました。

 

 

Iさん また遊びに来て下さいね~


第247回 YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール

年に一度、ユイレーシングスクールを受講してクルマの動かし方の基本をマスターした方々を対象に、日本のモータースポーツの聖地である鈴鹿サーキットでドライビングスクールを開催している。

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朝早く着くとピットロードは乾きつつあったけど
砕石舗装のコースはまだ濡れていた


F1開催に伴う改修で安全にはなった代わりにデグナーやスプーンや130Rの面白みが殺がれてしまったけど、一方、FIAルールに準拠したレースを開催しようとする限り、今後は間違いなく鈴鹿サーキットのような挑戦しがいのあるサーキットを作ることは不可能だ。アップダウンに富み、中速コーナーから高速コーナーまで、『さぁ、あなたはどう走るのよ?』と挑んでくるサーキット。走らなければもったいない。

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ということで、とにかく鈴鹿を走ろうと
F1が走るコースを自分のクルマで自分の力量で走る醍醐味


ユイレーシングスクールに来られる方は圧倒的に関東の方が多い。だから、遠く鈴鹿まで足を延ばしてもらうのだからと、YRS鈴鹿ドライビングスクールではいっぱい走ってもらうために1時間のセッションの後にインターバルを設けてもう1時間。合計2時間みっちりと走ってもらうことにしている。

今回は参加者の半数が鈴鹿サーキットを走るのが始めてだったけど、2回目のセッションではそれなりのペースで走っていた。コースを飛び出した人が3名ほどいたがグラベルまで行っちゃった人はいなかったし、スピンしたクルマは皆無だし、それでいてのペースだから上出来だと言える。

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今回参加したルノーユーザーはひとり
東京から来てくれたルーテシアRSに乗るSさん
シフトアップのたびに「ボホッ」と快音を轟かせてストレートを下ります


理にかなった操作ができればどんなクルマでも安全に速く走らせることができるし、状況判断さえ的確ならば初めてのサーキットでも安全に速く走れる、とスクールでは繰り返すのだが、1周が長く目の行き届かない鈴鹿サーキットではそれなりに、参加者の協力がなければドライビングスクールも成り立たない。
2時間なんて長いようだけど1周にかかる時間がながいから、走る前にそれなりのイメージができていないと走りにくいし、走っても楽しくない。

ということで、鈴鹿サーキットドライビングスクールの場合は事前にいろいろな読み物を送る。コース図も送るから目を通してもらって、あれこれ想像してもらってから来てもらうことにしている。今年の場合は、

・明日のためにの1
・明日のためにの2
・明日のためにの3

で、S字の走り方とかデグナーの1個目の入り方とか、スプーンの2個目の抜け方、130Rのターンインでの注意とか、より速くより安全に走るためのコツは鮮明に覚えてほしいから、当日朝のブリーフィングで話すことにしている。

今年参加したクルマの半分は全くのノーマル。サスペンションをいじっていたクルマは4分の1に過ぎない。
どんなクルマでも、たとえレースに参加するつもりはなくても、日常では経験できない環境で走ってみるのも楽しいものだ。
速いサーキットは、『自分が走る』のではなく、『クルマさんに走ってもらう』ことがいかに大切かということを教えてくれる。


今回紹介する動画はふたつ。慣熟走行のリードカーを務めるルーテシアRSと、セッションの合間に参加者の走りを覗き見に行くルーテシアRS。

慣熟走行だからと言ってゆっくり走っては意味がない。もちろん後続車がついてこれなければダメだけど


全ての参加者の走りを見ることは不可能だけど、出くわした参加者の走りに修正したほうがいいところがあれば、セッションの間に伝える。


今年も鈴鹿サーキットドライビングスクールが無事終わった。来年は暑い8月ではなく4月に日程を押さえてくれるように頼んである。
鈴鹿のサーキット走り方を一から教えます。鈴鹿サーキットを走ったことのない方は、ぜひ一度 ユイレーシングスクール を受講してみて下さい。


第244回 Nさん ルーテシアRSⅡを満喫す

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NさんのルーテシアRSⅡと一緒に


Nさんが初めてユイレーシングスクールに来てくれたのは2015年2月に開催したツーデースクール。その年のYRSオーバルスクールに2回、12月のYRSツーデースクールにも来てくれた。

・Nさんが初めて参加した2015年2月開催YRSツーデースクール
・初めてサーキットを走ったNさんのYRSツーデースクール体験記

翌2016年3月のYRSツーデースクールにも顔を出してくれたものの、その後は音沙汰がなかったのだが、この日曜日に開催したYRSオーバルスクールFSWロンガーの申し込みフォームを整理しているとNさんの名前が。

そして申込みフォームのコメント欄には『昨年、車乗り換えて1年ぶりの参加になります。久しぶりに思い切りアクセル踏み込み運転楽しみたいと思います。宜しくお願いします』。

ん? 乗り換えたのかな? でも車名はルーテシア!

当日真っ白のルーテシアRSトロフィーでやってきたNさんは、開口一番『初めて同じクルマを乗り継いじゃいましたョ』と笑顔、笑顔。
個人的にもこの大きさの速いクルマが大好きだから、Nさんの気持ちはよくわかる。

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20馬力の差がこんなにあるとは思っていなかったとNさん


Nさんは暑さにも負けず、30m直線が伸びて160m。より高い速度からのターンインが可能になったYRSオーバルFSWロンガーを1日中走りまわっていました。終わってみれば走行距離100キロ超。運転好きにはたまらない練習になったはずです。

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しばらくぶりのNさんはすごく上手くなっていた
操作と操作の間にクルマをフラットにすることができるから
ターンインの速度を上げてもアンダーステアが顔を出す気配もない

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減速のためのブレーキングに続き加重を抜かないためのブレーキングを引きずり
ヨーモーメントをホイールベースの間に収めながらターンイン


今年は8月19、20日の土日にYRSツーデースクールを開催します。暑い時期での開催ですが、運転のメカニズムを知りたい方、理にかなった操作を練習してみたい方の参加をお待ちしています。
・YRSツーデースクール開催案内&申込フォームへのリンク


第241回 新しい靴

ルーテシアⅣRSがやってきたのは2015年3月の初め。それ以来2年とちょっと。長尺の荷物を運ぶために何度かフィットRSで行ったり、たまにはエンジンを回してやらなければとルーテシアⅢRSを2度ほど連れ出した以外は毎回スクールで使ったから、5月の末にはオドメーターが47,300キロをさすほどに。

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入稿時には5万キロ近くにも


鈴鹿サーキット、富士スピードウエイのレーシングコーストショートコース、筑波サーキットのコース1000、阿讃サーキット。スクールを開催しているサーキットは全て走った。お世辞ではなく懐の深い、具体的に言えば伸び側のダンピングが秀逸なサスペンションをしっかり堪能できたし、パドルでもフロアセレクターでもできるシフトチェンジはたいそう楽で楽しかった。

とは言え、サーキットと駐車場にあつらえたパイロンコースを含め5万キロ近く走ったのだから、ショルダーの磨耗が進むのはいたしかたなかった。スクールの参加者に乗ってもらった時にもタイヤをこじらないようにアドバイスしたのだけど、そこはハイパワーのFF。ショルダーのエッヂが丸ぁるく削れるのを避けられなかった。

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一度前後のローテーションはしたけどFFでサーキットを含む5万キロでこれなら悪くない

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以前に左前に履いていたタイヤ


立っていたエッヂがなくなると微舵角の時の反応を得にくくなる。ショルダーが削れると、ことに扁平率の小さなタイヤでは横方向のグリップに対してだらしなくなる。そこで、まだまだ使えるタイヤではあるけれど、一度リセットするために定期点検の時に磨耗が進んでいると言われていたフロントのブレーキパッドとタイヤを交換することにした。

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新しい靴はダンロップDZ101の205/45R17を通販で安く買った
こんな荷姿で到着
安いから古いタイヤなのかなと思ったけど製造年月日は2016年9月上旬
生産国がインドネシアだったけど最近のアジアンタイヤのレベルを知っていれば・・・

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お世話になっているルノー滋賀栗東
今回は持ち込みタイヤを快く換えてくれた
※将来持ち込み部品の取り付け/交換は別途費用が発生する可能性もあるそうです

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外したタイヤはエッヂを気にしなければまだまだ使えるレベル
裏表を換えればあと4万キロはいきそうだけど
だけど扁平率の小さなタイヤは基本的に一度外したタイヤは使わない主義

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新品の時の溝の深さは測ってないけど浅いところで4mm深いところで5mm強残っていた

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交換したフロントのブレーキパッド
左右どちらもピストン側より固定されている側のパッドの磨耗が進んでいた
残り3mmと4mm

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ダストの少ないパッドにすることもできたけどパーツの耐久性もみたいから純正品を選択
新品のパッドの厚みは12mm
ローターにも問題なし

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エッヂが立ってシャキッとした

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ガレージの中の弟は惰眠をむさぼったまま(笑)

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今回の代車キャプチャーも良かった



第239回 アルプスならぬ四国の山あいを

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アルプスの山あいを颯爽と駆け抜けるアルピーヌA110がかっこいいなぁと思って四国の山の中で真似してみたのだけど、アングルがかなり違ったし吸盤の上から貼ったテープが映り込んでいるし、うまくいかなかった。(悲)



※アルピーヌA110の後ろ姿はAlpineの動画、” Col de Turini “ からキャプチャーさせてもらいました

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