トム ヨシダブログ

第254回 ローンチコントロール Chap.1

富士スピードウエイの全長1,475mにもおよぶ長いストレートを使ってルーテシアⅣRSのローンチコントロールを試してみた。

過去に、筑波サーキットコース1000の長くはないバックストレッチを逆走して試したり、ウエットコンディションの富士スピードウエイでやったことはあるけど、あんなもんじゃないという思いがあったので再度チャレンジ。過去にローンチコントロールは装備していないけれどトゥィンゴRSを走らせたこともあるし。
※ 過去の動画へのリンクは末尾に用意しました。


0-100Km/h 7.09秒、0-1000m 26.68秒

今回、ローンチコントロールを次のような条件で試した。
・富士スピードウエイのストレートのみを使い停止状態から直線的に加速し、直線的に減速、停止する
・RACEモードにしてESPオフのマニュアルシフトとする
・安全マージンを確保するため1コーナーの200m看板でスロットルをオフ
・1コーナーのランオフエリアまでに十分なマージンを残して停止する
・スクール用機材の一部は積んだままとした


写真は左から、最終コーナーのスタート位置、1コーナー200m看板、ランオフエリア手前の停止位置

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従って、得られたデータはあくまでも参考であって、ルーテシアRSシャーシスポール本来の性能を反映したものではないことをお断りしておきます。
実際、スタート地点は最終コーナーの中にあってかなりの登り勾配であること、200m看板では5速のまだまだ加速中にスロットルを戻すことになったことを付け加えておきます。

それでも、ローンチコントロールはすごい性能を見せつけてくれた。

以下の図は搭載したパフォーマンスボックスというデータロガーが記録したもの。いくつかのたいそう興味深い事実が判明する。

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収集できるデータのうち速度と進行方向の加速度のみを表示
赤いグラフが速度、青のグラフが加速度を表す
目盛りは左が速度で右が加速度
速度は0-210Km/hを、加速度は-1.1から0.6Gを表示するように設定
パドルシフトだと加速が全く途切れないのは大きな驚き


記録を出すためには適しているとは言えない状況にも関わらず、2015年式ルーテシアRSシャーシスポールは、ローンチコントロールが機能し発進からわずか0.29秒後に0.594Gの最大値を示し、発進から33.23秒後には200m看板に到達し200.07Km/hをマーク。スレッショルドブレーキングでは最大-1.084Gにもなる高い制動力を発揮した。

※数値は全てパフォーマンスボックスに記録されたデータを専用アプリで解析したもの。


ちなみに、下の図はあるマニュアルシフトのクルマで富士スピードウエイの最終コーナー手前から1コーナー先までの速度と加速度を表したものだが、シフトのたびに速度の上昇が一瞬だけどもたついているのがわかる。(緑色の円内)   同時に加速度も一瞬マイナス方向に振られる。

技術が進むということはこういうことなのだな。

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今回はさらに、ユイレーシングスクール卒業生でスタッフとしても手伝ってくれている山本さんが見つけてきた仏ルノーが提供する『R.S.Monitor』というスマホ用アプリも試すことにした。
4つのモードが選べるが、今回は『Run Mode』を選択。パフォーマンスボックスを補完する意味で0-100Km/hのタイムと0-1000mのタイムを測定できるように設定した。その結果が、0-100Km/hが7.09秒で0-1000mが26.68秒という速さ。

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写真は左から
『R.S.Monitor』のオープニング画面
『Run Mode』の設定画面
今回記録した『Records』
速度設定は25~150Km/hの間でいくつかの選択肢
距離設定は400~2,000mの間でいくつかの選択肢あり

※このアプリは日本語非対応です。ダウンロードおよび使用は個人責任で行って下さい。



こんなすごい性能を備えるクルマに乗るみなさんは、やはり運転が上手いほうがいいと思う。
ぜひユイレーシングスクールに遊びに来て下さい。どうすればクルマの性能をキチンと引き出せるか、そのコツをお教えします。さらに、操作中に安全と危険を見切る感覚を養うための練習もします。
YRSオーバルスクールロンガーは0-80Km/hまでのローンチコントロールを安全に試すことのできるコースレイアウトなので、ローンチコントロールを試したい方もぜひおいで下さい。

お待ちしています。


( 協力:富士スピードウエイ )


※ 過去の加速シーンを収めた動画
・富士スピードウエイ(ウエットコンディション)

・筑波サーキット(バックストレッチ逆走)

・トゥィンゴRS(富士スピードウエイ)



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