トム ヨシダブログ


第565回 YRSツーデースクールFSW

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コース作りの前に
まだ早いとは思ったけど桜の名所に
蕾は膨らんでいたけどね
今年は見られるかな

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金曜日
夕方から雨
土曜の雨量を心配しながらパイロンを並べて

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土曜日はかなりの雨と寒さ
座学はクルマの中で

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クルマに乗ったまま移動してもらって
デモランを見てもらう

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午前中のブレーキ、スラローム、フィギュアエイトが終わって
オーバルコースに変更
イーブンスロットルの練習から

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滑りやすい路面でフロントが逃げないように
リアタイヤに意識的にスリップアングルをつける操作を見学してもらう
 
予報によると雨は上がるはずだったけれど
結局1日目は終日降られることに

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日曜日の朝7時
FSW東ゲートをくぐって坂を上っていくと正面に
刻々と変わる雲の影に見とれて

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日曜日は7時半に集合
早速コースを歩きます

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ストレートの斜度は5度ですと言っても実感がわかないけれど
自分の足で立つと結構な下りであることを認識

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風邪は強いけど日差しは暖か
ミーティングはピットで

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コース上のアクティビティの最初はリードフォロー
間隔をあけずに前のクルマの真似をして
徐々にペースを上げて
最後はそれなりのスピードで

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慣れている人でもいきなり単独で走るとペースがつかみにくいもの
リードフォローはサーキットを走るリズムをつかむのにうってつけ
ペースに乗ればあとは細かな修正だけですむ

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前日の大雨で濡れに濡れたパイロンと備品を干して

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リードフォローの後は単独のラッピング
同乗走行をはさんで短いセッションを繰り返す
 
Nさんがストレートを駆け下る

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午前中の走行が終わって記念撮影

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昼休みに足を延ばせば
雪がいっぱい積もっているのがわかる富士山の姿が

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とにかく疑問があったら先送りしない
走りながら考えていては操作が遅れる
セッションの合間にとことんイメージを養う

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Yさんがストレートを駆け下る

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Wさんがストレートを駆け下る

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ルーテシアⅣRSからルーテシアⅢRSに乗り換えたYさん
YRSツーデースクールFSWの常連
いい音を響かせて走っていました

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WさんもYRSツーデースクールの常連
三重県甲賀市から駆けつけてくれます
 
今回は土曜日に走ったメガーヌのHさんがクルマの調子がいまいちで早退
四国高知から毎回来てくれるIさんが急遽仕事で欠席
ルノー仲間ふたりだけのスクールに

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この日最後のチェッカー
速く走ることで操作が適切か検証を続けた2日間200キロ弱
間違いなくドライビングパフォーマンスが向上します

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オリンピックの関係でカレンダーが不透明な今年
それでも秋には今年2回目のYRSツーデースクールFSWを開催する予定です



第564回 YRSツーデースクールFSWとNさん

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昼休みに
岐阜から参加してくれたNさんのクルマの周りに集まって記念撮影

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Nさんはハンドコントロールのアルファロメオ・ジュリアを駆り
1日目の雨もものともせず2日間果敢な走行を見せてくれました
 
鈴鹿、富士、岡山国際、筑波、茂木、菅生の走行経験があるNさんは
他にもハンドコントロールのポルシェGT3RSとヤリスGRをお持ち
昨年10月のエンジンドライビングレッスンにはポルシェで
昨年暮れのYRSオーバルスクールFSWにはヤリスで走りにきてくれました

 

こういう言い方が失礼だとは重重承知しているけど、Nさんの走りを見ていて人間のすごさと、人間の思いの強さを感じたと正直に書いておきたい。

 
Nさん また遊びにきて下さい。待ってます。



第563回 YRSツーデースクールFSW終了

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予報ほど降らなかったものの雨量はハンパなくとんでもなく寒かった1日目
2日目は晴れはしたけど風がものすごく強く天気に翻弄された2日間だったけど
参加した17名は元気に走り回っていました
 
1日目の駐車場での走行距離が全員ゆうに100キロ越え
2日目のショートコースでは最多ラップが午後だけで96周で参加者平均が80周
延べ1359周してスピン無し
ユイレーシングスクールの小さな誇りです

2日目が終わってショートコースからの帰路。富士山が微笑んでくれていたように見えました。



第562回 久しぶりに

久しぶりに終の相棒を連れ出すことにした。

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久しぶりに長距離を走ろうってんでルノー栗東でリフレッシュ

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久しぶりに高速道路を飛ばすから靴も換えて
 
ガレージの住人だから
オリジナルの靴も10年経って減ってないしひび割れひとつないけど
念のために新しく

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おめかしして
お腹をいっぱいにして
 
さぁ出発と予報を見たら
なんと土曜日は10mmを上回る大雨だと
 
ガーン‼

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それならばと
荷物を移して
スクールで使うのに便利な5ドアの
7速なんちゃってパドルシフトのホットハッチ
小さな相棒に変更
 
終の相棒とのデートはしばしおあずけに



第561回 富士山とFSWと食

月をまたいでしまったけれど、先月の景色いろいろ。

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2月19日(金) 17:55
FSW駐車場
土曜日のスクールのコース設営中に仰いだ富士山

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2月20日(土) 6:23
FSWに向かう途中に御殿場市山の尻から富士山を仰ぐ
紅い
この日御殿場の日の出は6時36分

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同日ほぼ同時刻
少し間をおいてデジカメを持ち出したけど
紅いのが薄れないうちにと慌てて手ブレで失敗
 
富士山が紅く染まるのは一瞬だけ
太陽が箱根の山から顔を出した途端
富士山に積もった雪が紅から純白に

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2月20日(土) 17:14
FSW駐車場
日曜日のスクールのためにコースを変更中に仰いだ富士山
富士山の影が伸びる

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2月21日(日) 6:22
朝食前に須走の旅館から富士山を仰ぐ
もう少しすればもっと紅くなるはずだったけど
出発の時間が迫っていたのでやむなく

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2月21日(日) 7:42
参加者が集まりだしたFSW駐車場
この日のコースは大きいのでいつもの反対側に職員室!?

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2月21日(日) 17:22
スクール2連ちゃんが終わって西に向かう前に
いつものところでしばしのお別れ
また来月に
 
山頂に回り込んだ光がいいね


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2月19日(金)の朝食の1
沼津港魚市場真ん前のせきのさんで
地アジのお刺身を前菜に
 
なぜかいつものむすび屋さんは長蛇の列

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2月19日(金)の朝食の2
同じくせきのさんで
メインはウニ丼を
 
ゴメンナサイ
美味しそうだったので先に手をつけてしまいました
 
せきのさんは朝5時からやっているようです

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2月19日(金)の遅い昼食
神田きくかわ御殿場店さんで
うな重のイを
 
今まで食べたうなぎの中で最も柔らかかったかも

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2月20日(土)の夕食
須走の長楽さんで
焼肉定食を
 
タレをご飯にからめると最高
2回連続で注文で完食
 
次回は?
ステーキかトンカツか迷うんだよなぁ

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2月21日(日)の朝食
須走の扇屋旅館さんで
いつも健康的な朝ご飯
 
扇屋さんの朝ご飯で
朝ご飯をしっかり食べると元気がでることを知った

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2月21日(日)の夕ご飯
御殿場のやま城さんで
トンカツ定食を
 
いつも天丼にするか迷うけど
この日は肉を選んで完食

 

【番外編】

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ある晩のこと
キャベツの千切りをチンしてしなっと
中濃ソースとケチャップをまぜてコロッケを泳がせて
バターとからしを塗ったパンにはさむ
 
ラップして冷蔵庫で一晩寝かせれば

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ある日の朝食
Tom’s cafe のコロッケサンド
 
ハーフボイルドエッグとトマトを添えて
汁物はお豆腐となめこの赤だし
これが合う

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ある日の朝食
Tom’s cafe の玉ネギいっぱいのコンビーフサンド
 
スープは端折ってインスタント
マグカップはルノー

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ある日の朝食
Tom’s cafe の玉ネギいっぱいのツナサンド
 
スープは端折ってインスタント
マグカップはクロネコ

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ある日の昼食
吉田庵の昆布そば
 
おぼろ昆布いっぱいに天かす添えて
右は追加の板昆布

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ある日の昼食
吉田亭の熊本ラーメン
 
チャーシュー/きくらげ/メンマ/紅しょうが/ネギ/ごま入り
 
塩分調整のため月2食限定

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ある日の昼食
Tom’s cafe のシーフードグラタン

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ある日の昼食
吉田庵の梅そうめん
 
なんだかあっさりしたものが食べたくて

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ある日の昼食
Tom’s cafe のスパゲティナポリタン
 
汁物はとろろ昆布とおぼろ昆布のW昆布和風スープ
これが最高

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ある日の夕ご飯の用意
本ワサの保存方法をかなり確立できたし
漬けダレも満足いくようになったので密かなブーム

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ある日の夕ご飯
割烹吉田の鮪漬け丼
 
汁物はお豆腐になめこの赤だし冷凍三つ葉添え

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ある日の夕ご飯
吉田家のうな丼
 
一度洗ってから
皮目をパリッと焼き直すのが吉田家流

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ある日の肴
牛ヒレのシャトーブリアン
 
伊賀に単身赴任中のスタッフYが
伊賀牛ヒレのシャトーブリアンを送ってくれた
ありがとう

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肉厚の絶品
最高でした
少し焼き過ぎたけれど

 
3月はYRSツーデースクール。富士山に会うのが楽しみ。さて、何を食べるかな。



第560回 YRSツーデースクールFSW参加者募集中

来る3月13日(土)、14日(日)に今年1回目のYRSツーデースクールを開催します。
ユイレーシングスクールが2日間にわたるスクールを開催し続けているのは、短期間に集中してクルマをいろいろな局面で様々な操作を反復練習することにより、適正でない操作とそうでない操作の仕分けをより一層深く掘り下げて行うことができるからです。

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1日目午前中は広大な駐車場に
スラローム、ブレーキング、フィギュアエイトのコースを作り3通りの操作を反復練習
午後にはオーバルコースに設定を変更し
タイヤの限界付近を使って走る際に
加速減速旋回の一連の操作を過不足なく行う練習をします

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2日目は朝いちばんでFSWのショートコースを歩きます
5%の下り勾配のストレートや1コーナーのクリッピングポイントで路面が折れていること
ヘアピンが8%の急な登りなことを確認し
走行する際にクルマを安定させる方法をイメージします
リードフォロー、追い越しなしのラッピング、同乗走行を経てフリー走行に移ります
サーキットが初めての方も不安なくペースを上げていけるカリキュラムです

 

どんな練習をするか次の動画をご覧下さい。
・YRS流ブレーキング(好例)
・YRS流ブレーキング(悪例)
・YRS流スラローム
・YRS流フィギュアエイト
・YRSオーバル走行
・FSWショートコース走行

2019年秋のYRSツーデースクールFSWの模様もご覧下さい。

ユイレーシングスクールでは感染症対策に万全を期しています。クルマを思い通りに動かしてみたい方、ご自身のクルマの性能を存分に発揮させたい方はぜひ参加してみて下さい。お待ちしています。 2日間集中して走るとスクール10回分ぐらいの効果があります。下記の頁からお申し込みになれます。

・YRSツーデースクールFSW開催案内と申込みフォームへのリンク



第559回 Sさん親子

実に様々な人たちがユイレーシングスクールを受講してくれるけど、概して速く走ることに慎重な人たちと速く走ることに抵抗のない人たちに大別できる。

初めてSさんに会ったのは2012年7月のエンジンドライビングレッスン。BMWのツーリングで参加と記録にはあるけど、申し訳ないことにどんな走りだったかは記憶にない。次にSさんと会ったのは2013年6月のYRSドライビングワークショップFSW。ポルシェGT3での参加だった。Sさんはどちらかと言うと後者で、クルマをねじ伏せて走るようなところがあった。いわゆる『何かがあってもどうにかしてしまう』タイプの走り方だった。それが正しい方法かどうかは別にして。それでもYRS鈴鹿サーキットドライビングスクールやYRSスキッドスクールを含めいろいろなカリキュラムに参加してくれているうちに、運転の仕方が穏やかになっていった。と言っても、遅くなったわけではなく、むしろ速度域は上がっていった。ありていに言えば、人間主体の運転からクルマとの共同作業で動かすことに目覚めた始めた、と言うべきか。その後、会社の後輩を何人も何度も連れて参加してくれたり、ユイレーシングスクールのカリキュラムをそれなりに評価してくれているようだった。

いつだったかある時、「きちんと運転できたほうがいいから、今度息子が免許とったら連れてきますから」と。そして言葉通り2016年6月のYRSドライビングワークショップFSWに19歳の息子さんがやってきた。かすかにだけど、運転操作だけではなく、クルマを運転するということについてかみ砕いて話した記憶がある。親父さんが一度はたどった方向には進まないように。

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そして
先週の土曜日のYRSオーバルスクールFSW
今度は免許を取ったばかりの大学生の娘さんと参加してくれた

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どうせ運転するのだから安全に楽しく運転してほしいというSさん
Sさんがユイレーシングスクールの思想をどのくらい理解しているかは?だけど
娘さんに自分なりに伝えたいことがあると言うから
『おかしな走りになったら降りてもらうから』と脅かしておいて助手席に乗ることを許可
 
最初のうちはSさんが話しかけるとペースが乱れることがあったけど
これから先親子で運転についての話題作りになるならと静観

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これは同乗走行中の写真だけど
 
いつもの通りYRSオーバルスクールFSWは短いセッションを繰り返すので
Sさんに『今度は娘さんがひとりで走るのを見ていれば』と無理やり降ろす
それでもセッションを重ねるうちに娘さん
ひとりでも十分クルマの動きを理解した操作ができるようになって
セッションの間に娘さんにどうですかと水を向けるとはにかんで

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これも同乗走行中の写真で
 
具体的な操作を説明しながら
とにかくクルマの動きをこと細かく知ろうと努力してみて下さい
状況が正確に把握できれば正確な対応ができます
と進むべき方向も伝えておいた

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娘さんの走りをビデオに収める父親の図
 
Sさんは車載動画を撮るためにビデオカメラをセットしていただけでなく
ラップタイムが計れるようにロガーも積んでいた

 

週が明けて火曜日にSさんからメール。「2/20のレッスンありがとうございました。日曜に日常走行練習しました。練習の成果が明らかにわかるぐらい、安全に安定した走りになりました。また、レッスンに参加させていただきます」とあった。

メールにはYouTubeに上げた娘さんがひとりで走った時とボクの同乗走行の車載動画のURL。ロガーのデータを落としてラップタイムはもちろん、娘さんがひとりで走ったのか、Sさんが横に乗っていたのか、ボクが乗っていたのか、右回りか左回りかまで、この日娘さんが走った108周の詳細がわかるエクセルファイルが添付されていた。  このブログをアップしたら、動画を見て気が付いた娘さんへのアドバイスをSさんにメールするつもりだ。

親父万歳‼ だね

 

【追記】 Sさんからメールが来た。

メール、ブログ確認しました。身体のブレはシート等もあり仕方がないと思っていました。同乗レッスンのビデオを参考に勉強します。
YRSは誰でもどんなレベルでも、安全に走る基本を教えて頂ける場所と理解しています。スポーツ走行しないので、必要ないと思う人が多い様です。まだ、道路を700km程度しか走っていない娘でも参加できて、安全運転の基礎レベルが向上出来ている事を周りに伝えたいと思っています。また、参加させて頂きます。



第558回 Aさんとの再会

先週のYRSオーバルスクールの申込みフォームを整理していたらAさんの名前が目に飛び込んできた。正直言って嬉しかった。
第431回 でも触れたように、Aさんが乗っていたルーテシアⅢRSに見惚れて試乗もしないで購入し、それが縁でルノー・ジャポンのブログを書かせてもらうようになった経緯がある。けれども 第431回 でAさんがドライビングスクールは卒業です、というようなことを書かれていたのが残念で、クルマは何でもいいからまた遊びに来てくれないかなと思っていたから。

スクール当日の朝早く。申込みフォームの車名欄にNDロードスターとあったからフムフムと思いながらFSWの東ゲートに着くと、既に〇〇ナンバーのNDロードスターが。小走りに駆け寄り窓をノックすると、懐かしいAさんの顔が。「また来ちゃいましたよ」と笑うAさんの笑顔が最高でした。

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『第431回 ルノーとの出会いとAさん』 にも登場する相変わらず柔和なAさん
「やっぱりMTが好きです」と書かれていた通りに選ばれた終のクルマ

558-2
「いや~ 難しい」を連発されるも
何年かぶりのYRSオーバルコースで
本当に久しぶりにFRとMT
破綻しない走りは基本ができているからです

558-3
ご自身は「遅くて遅くて」と言われるけど
ナラシもそこそこで操舵輪と駆動輪が別々のクルマを
あそこまで走らせられば遅くはありません
これからが楽しみというものです
 
お願いしておいた感想文が届いたので紹介します


ユイレーシング ヨシダさま

 前回お世話になったのは2015年5月のツクバと記憶してます。なんと6年も間が空いてしまいました。実はその当時所有していた車両は手放してしまいもう参加することも無いだろうと思っていたのです。

 今回突然に参加させていただいたのはロードスターNDを入手してしまったからです。数年前に70歳を迎えた今、なぜロードスターを入手したかと言えば丁度70歳で免許更新となり高齢者講習が必要となりました。講習には2種類あり通常の高齢者講習とチャレンジ講習があり、前者は受講でOK、チャレンジは試験です。高齢者の事故が話題になっているのでいつまで乗るか、いつ返納するかと考え「そうだ チャレンジを受けて3回受からなかったら免許返納だ」と思い申請しようと7校ほど問い合わせましたが何処も受けつけてもらえずチャレンジは断念となりました。自己判断で返納時期を決めるのは非常に難しいのではないでしょうか?試験で検定員が不合格と判断してくれれば決断できるのではないでしょうか?
 
 そこで多少の無理は承知の上でロードスターにたどり着きます。後がないなら最後の車は基本のFR、MTにしよう。それにアイドルストップはいらないし高齢だから他人は乗せない。それにマツダはドライビング教室も開催してるし30年以上も2シーターを作り続けている。この会社を応援しようと思ってしまった。30年イベントは終わってしまったが次は40年イベント。参加したいな。その時、私は何歳?。

 オーバル参加の当日が初東名です。初ETCは正常に作動するかなんて心配しながらFSWに。東ゲートでヨシダさんに声をかけてもらいました。ロードスターは軽快でしたが他の参加者の速いこと速いこと。どんどんおいて行かれてしまいます。リードフォローなんてついて行かれずリードフォローになりません。後の方、ごめんなさい。同乗走行でヨシダさんのドライブを体験してこんなに速くそしてスムースに車は動くんだって感激でした。前後輪が同じにドリフトするなんてすごい。車にストレスを与えない乗り方です。また 参加させてください。よろしくお願いいたします。

 

 

Aさんは書かれていないし極めて僭越なことだと思うけど、ボクはAさんがロードスターに行きついた理由がわかるような気がする。当日の朝、ゲート前であれこれ話していて、高齢者講習を受けたと聞いたからどんなものかたずねてみた。ボクは来年の春が高齢者講習だから参考にしたいと思って。結局Aさんはチャレンジ講習ではなくて高齢者講習を受けたのだけど、受講者3名と教官が1台のクルマに乗って実技をやったそうだ。その実技がひどかったらしい。縁石に乗り上げるは一旦停止で止まらないは、それでもその人たちは合格だったそうだ。Aさんはこんな人たちと一緒に走るのは怖い、と思ったとのこと。当然だ。何のための講習かとも思ったに違いない。一方で、そんな経験からAさんは改めてクルマを動かすことに真剣に向き合ってみようと思ったのではないだろうか、今いちど運転を楽しんでみようと思われたのではないか。 だから、FRでMTでプリミティブなロードスターでなければならなかったのではないかと想像する。違っているかも知れないけれど。
家族用に万能なカングー、自分用に走りに特化したロードスター。高齢者として理想的なクルマ選びの一例ではないか。

AさんYRSオーバルスクールFSWの70歳以上割引きの特典を使ってまた遊びに来て下さい。7月のYRS筑波サーキットドライビングスクールにもぜひ。ユイレーシングスクールは老いも若きも一生懸命運転する人を応援します。



第557回 速さの限界

陸上を最も速く駆ける生物であるチーターの速さは100キロ/時だと言われているが、個体によっては120キロ/時が可能らしいから驚きしかない。高速道路を走るクルマと同等の速さ。その速さで草原を駆ける時、チーターがどこを見て何を見てどんな情報を得て、身体はどう反応しているのだろうか。足の裏はどうなっているのか。痛くはないのか。どうやって筋力を地面に伝えているのか。捕食のため本能のままに走っているのだろうけど、生き物としては驚異的な、その速さを生み出す決定的なメカニズムを知りたいものだ。

陸上を最も速く走った人類がウサイン・ボルトであることに異論はないだろう。2009年8月16日の100m走で記録した9.58秒は平均時速にすると37.58キロ/時になるけれど、65m地点で44.17キロ/時の最高速度に達していたという記述もある。ふつうに自転車をこいでいる時の速さが15キロ/時だと言うからその3倍だ。
人間が時速45キロで疾走している時に何が起きているのか。意識は、身体は、筋肉はどうなっているのか。同じ人間なのに全く想像できないのが残念だ。そして、この記録は果たして破られるのだろうか。おそらく人間の速さの限界。

一般的な人間の場合はどうか。  ってボクの場合は、小学校に上がる前から眼鏡をかけていたし、低学年では医者の指示で運動が制限されていたから今もって運動オンチ。自慢にはならないけど、跳び箱も飛んだことがないし逆上がりもしたことがない。100mって言われても走り切れるかどうかってレベルだろうし歳だから、とりあえず40秒ならなんとか。とするとその速さは9キロ/時。まぁ、要するにそれがボクの速さに対する限界で、それ以下であれば安全によどみなく快適な生活が送れるということになるのだろう。それ以上は『危うい世界』になるのだろうね。

だからと言うわけではないけれど、スクールの座学でこんなことを話すことがある。
「人間の速さには限界があると思っています。クルマを運転するということはその限界を敢えて越える行為です。言わば未知の領域、何が起きるか予断を許さない世界に踏み入るわけですから、慎重の上にも慎重になる必要があります。一方で限界を越えることが高揚感を誘い、思いもよらない衝動にかられることがあるのでいましめが必要になる時があります。クルマを動かすということはクルマとの共同作業です。クルマの力を借りて人間ではとうてい及ばない速さで移動するのですから、人間が主役では決してありません。人間ができることはクルマを目的に応じてキチンと動かすことだけです。クルマを思い通りに動かすためには、運転中の状況や情報を取り込み、的確な判断を下し、理にかなった操作をすることが必要です。座学でお話しすることは、その全てのたたき台になるものです」。
「クルマはよくできた道具ですから操作したことがそのまま正確に挙動として現れます。オーバルコースで加速減速旋回を繰り返しながら徐々にペースを上げていきます。自分が思った通りにクルマが動いてくれない瞬間があれば、その手前でクルマが求めていない操作をしたことになります。慣れるまでは操作の開始を手前から、操作の終わりを奥にして、クルマの挙動を穏やかにするように探りながら操作してみて下さい。上手くやろうとする必要はありません。身体の力を抜いてまずクルマの動きを感じて下さい。操作と挙動の因果関係が見えてきます」。

ユイレーシングスクールは速く走る方法を教えているけれど速さが危ういものであってはならないし、秩序なく速く走ることを奨励するものでもない。クルマは速く走らせると操作が正しいか間違っているかはっきりと挙動に表れる。安全な場所でいつもより速く走ってもらうことで、操作と挙動の因果関係の例をできるだけたくさん経験してもらい、クルマを思い通りに動かすために必要な操作とやってはならない操作の仕分けをしてもらうことがスクールの目的だ。
思い通りにクルマを動かすのには、まずクルマが人間の手で瞬間瞬間にどう動いているかを感じてもらうことが必要になる。クルマの運転は定点観測ですむテレビゲームと異なり、自分が移動しながら操作をしなければならない。どうしても味覚以外の五感をフル動員し、六感の助けも借りて、自分が抱くイメージとクルマの動きを一致させる努力を絶え間なく続ける必要がある。それができればクルマは人間ひとりでは及びもしない世界を見せてくれる。

クルマはと言えば、 2019年4月22日のブログ 第367回 メガーヌRS加速 では209キロ/時の最高速度と0.581Gの加速度とマイナス-0.973Gのマイナス加速度を経験させてくれた。 2020年12月4日のブログ 第539回 腰で曲がる では1.35Gの横向き加速度を体験させてくれた。  『クルマは人間能力拡大器』 とユイレーシングスクールが唱えるゆえんだ。クルマを動かすという意識が明確で理にかなった操作ができさえすれば、身体能力や年齢に関係なく、クルマは自分の限界を越えた世界を見せてくれる。

そして。クルマの速さと言えばF1を外せない。F1からも学ぶことはある。あの速さは自分とは無縁の世界ではあるけれど、速さよりもコクピットの中でドライバーがどこを見て何を見て何を感じ、身体がどう反応しているのか想像するのは意味がある。あの速さなら判断を下す間はないはずで、無意識行動、つまり本能で運転しているのに違いない。いったいどんな思考をしてどんな身体能力をしているのか、肺活量は大きいのか握力はどうなのか、視力は等々。強烈な加速度に翻弄されないで操作するのにはコツがあるのか。同じ人間なのに、と思う。近づくことなどできないけれど、あの領域を目指したいとは思う。100mランナーがウサイン・ボルトの走りに思いを馳せるのはこういうことか。 クルマという乗り物が人間にもたらしてくれるものはとてつもなく大きい。

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あるサーキットで行われたF1レースQ1での車載映像
左コーナーを7速全開時速254Kmで回っている時
横向き加速度は4.4Gを示している
 
コーナリング中のフルスロットルなのにアンダーステアが出ていない
サスペンションのメカニカルグリップとタイヤのグリップ
そして巨大なダウンフォースのなせる業か

546-2
あるサーキットで行われたF1レース中Q1の車載映像
300キロプラスからのフルブレーキング
2速に落とす過程で5.2Gのマイナス加速度を発生している
 
近年のF1ではフルブレーキング時の150Kg以上の踏力が必要だと聞いた
狭いコクピットでそんな力をひねり出し
しかもタイヤのロックもさせないコントロールをするドライバーはまさに超人

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あるサーキットで行われたF1レース中Q1の車載映像
ストップ&ゴーのサーキットゆえ高速コーナーがなく
このサーキットでのコーナリング中の最大横Gは5G未満
 
それでもF1は速いしそれを操る人間の限界は高い
右コーナーの出口付近の瞬間は6速全開で時速218Km
わずかだがアンダーステアによる減速Gが発生している

 

最高速度ではF1より速いクルマがあるけど、複合的に高い機能を有し、決められた条件の中での速さに限れば地上で最速なのはF1マシン。それを操るのが人類最速のF1パイロット。その営みを想像する価値は十分にある。

 

静止画は © フジテレビNEXT



第556回 高安診のその後

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一般社団法人高齢者安全運転診断センター
高齢者安全運転診断サービス
その 概要はこちら
 
※高安診の回し者ではありません為念
※画像は高安診から拝借

 

過去にブラッシュアップ講習(392回393回394回395回に掲載)と、Objet講習(507回508回509回に掲載:リンクは全て新しいウインドウに)とふたつの安全運転講習を受講した。どちらも定められた道順をふだんと同じように運転した結果の評価だったけれど、今回受けた高齢者安全運転診断サービスは日常の運転を録画して、それを元に診断が下されるのでより実際の運転の癖なり習慣なり性格が浮き彫りになるかなと。 自分の運転が心配な人なら何歳でも受けられるそうだ。不安がなくても運転に自信満々であっても、自分の運転を他人が見るとどう評価するか受けてみる価値はあると思う。

閑話休題。世の中、『高齢者の運転は危ないよ』のイメージ作りが盛んだけど、それは当を得ているようで得ていない。高齢者になれば、確かに身体的に衰えるだろうし注意力が散漫になるかも知れないし、いっそう我が儘にもなる。けれど、だから運転も危なくなるのだ、と断じるのはいささか乱暴だ。

ボクは、 危ない運転をする高齢者は、歳をとったから運転がおぼつかなくなって危ない運転をするようになったのではなく、元々その人には危ない運転をする素地があったけれど歳をとるまでそれが結果として表れなかっただけ にすぎないと思っている。
運転というものは人間の習性に大きく左右されるものだと思っている。こと安全に関して、若い頃は自分の横着な運転や自分本位の運転を許していた人や運転をなめていた人とそうでない人の差が表れにくかったかも知れないけど、その差が何10年も積み重なれば潜在的に運転の危ない人とそうでない人の運転力の開きは限りなく大きくなる。高齢になって事故を起こす人はがいして、若い頃から運転を軽んじきたのではないかと思っている。持論だけど。

クルマの進化はおせっかい技術の裏返しと言ったら言い過ぎかも知れないけど、クルマが手軽に、楽に運転できるようになったからと言って、クルマは気軽に運転したり何げなく運転したり、行き当たりばったりで運転してもかまわない種類の道具ではないと主張したい。
朝起きてお茶を飲むために電気ポットのスイッチを入れたり洗濯するのに洗濯機の設定をしたり、帰宅して冷たいビールを飲むために冷蔵庫を開けたり。そんな家電製品を扱うのと同じ日常的感覚でクルマを動かしているならば、それは結果的、将来的な危うさを育てていることにつながるはずだ。

高齢者の仲間に入りつつある身としては、これからも高齢者の運転が本当に危ないのかというテーマに注目していきたいと思う。同時に、もっとたくさんの高齢者(昨年の最高齢受講者が78歳)にユイレーシングスクールを受講してほしいと思うし、来週のYRSオーバルスクールには22歳の娘さんと一緒に受講する常連組がいるように、老若男女、たくさんの人に運転の何たるかを探るためにユイレーシングスクールを活用してもらると嬉しいのだが。

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