第606回で触れたクラッチ交換と同時にトランスミッションのマウントを交換したスタッフY。ワタクシの終の相棒も同じモデルだから参考になると思い、交換にいたった経緯をYに聞いてみた。
——————————————— 以下がYからの返事 ———————————————–
自分が所有してきた1989年式ポルシェ911カレラ4(964-5MT)と2001年式BMW330iMスポーツ(E46-5AT)での経験から、車を安心して且つ思いっきり使って遊ぶには以下の点を決めています。それをルーテシアを所有してからも実行してます。
・エンジンはノーマルで調子よい状態を保つ(無理に改造しない)。そのためには、良い空気(ノーマルのエアクリーナー)、良い電気(プラグ・バッテリーや充電を健全に)、 良い燃料(インジェクターも健全に、時にはしっかり全開にしてガソリンをしっかり噴射する)の3ポイントを意識してます。
・その次に、YRSのオーバルスクール、オーバルレースでの経験から、エンジンマウントやミッションマウントの健全性が重要であるということ。マウントが弱っていると、横Gがかかった時にシフトが入りにくいです。また加減速時にエンジンが「どっこらしょ」と動くというか、妙な振動やもっさり感・ピッチングが感じられるからです。(YRS参加者の動画でもコーナー中にシフトレバーが勝手に動くほどエンジン・ミッションにGがかかっているのが見てとれましたので)
このことから、「マウントはいつ交換しようかな?」とは車を購入する前から考えていました。ディーラーで質問したところ
・エンジン側マウントはタイミングベルト交換時ならついでの作業なので工賃が割引。
・ミッション側マウントはクラッチ交換時ならついでの作業なので工賃が割引。
と有益な情報を教えていただきました。
ですので、これにならってメンテナンスしているというのが今回ミッションマウントを交換した背景です。
私のルーテシアでは、エンジンマウントの交換 → アイドリング時のブルブル振動が激減(効果大でした)。
ミッションマウントの交換 → クラッチ交換の効果の方が大きいと思いますが、シフトのフィーリングが良くなりました。
——————————————— 以上がYからの返事 ———————————————–
なるほどね。ワタクシの終の相棒はそれほど走っていないけど、時間は経過しているから気にかけてやらないといけないね。

しばらく前に数字がそろったと言ってYが送ってきた画像
ホント
クルマって丈夫なんだなとつくづく思う
しっかり使ってあげるのがいいのかもね
長生きしなきゃ ‼ 相棒のためにも
オリンピックとパラリンピックで4ヵ月も使えなかったから、9月末に通常営業に戻ったら誰よりも先に借りてやろうとたくらんでいたのだけど、FSWが自身のレース日程を差し込んでくれたのとトムスが急遽スクールをやることになって三番煎じ(‼)に。でも平日だったにも関わらず先月末のYRSオーバルスクールFSWには10名の方が参加してくれた。うち1名が初のユイレーシングスクール。

4ヵ月半ぶりに須走に宿をとり
9月30日の朝5時47分
朝風呂から出て富士山を仰ぐ
数日前に初冠雪の報道も
頂上に雪はなかった
暑かったからね

ちょっと手を付けてしまったけれど
扇屋さんの朝食でいつも元気
昔は残すことが多かったけどここ数年は完食
歳のせいかしらん

YRSオーバルスクールFSWは8時集合
アルコール装備の窓全開でエアコン強送風の教室でまずは座学
配布したイラストとホワイトボードを使ってビークルダイナミクスを
操作がタイヤのグリップに与える影響を中心に説明
常連の方もこの座学があるからリセットできると太鼓判

5月9日以来のYRSオーバルスクールFSW
座学の後はデモラン
ユイレーシングスクール初参加の方のクルマを借りて
参加者には外から初参加の方には中から観察してもらう

YRSオーバルスクールでは頻繁にミーティングを行う
理論的に説明がつく理想的な走りに近づくために何をするかの確認
教室に戻ってミーティングをしないのは戻る時間がもったいないから
昼休み以外は休憩時間もなし
トイレに行きたい人はセッション終了後に自主的に直行
でもどれだけ走るかは参加者自身が決めます

今回のルノー仲間はトゥインゴGTを駆るIさん
また施した新機軸を確かめに
今回も100キロ近くグルグルしたはず
今年のYRSオーバルスクールFSWはあと2回。11月6日(土)と12月19日(日)。運転の概念が変わります。クルマとの対話が進みます。コーナリングが間違いなく楽しくなります。ぜひ参加してみて下さい。詳しくは YRSオーバルスクールFSW開催案内 をご覧下さい。

YRSオーバルスクールFSWと言えば沼津港
沼津港と言えばむすび屋さん
なのだけど
この日は定休日
そこでお隣のせきのさんに
朝5時からやっています
ここもお勧めです

沼津港と言えば地アジ刺し
むすび屋さんとは違った趣きでも美味しいことに変わりはなく

わき目もふらず好物に一目散

期待にたがわず
あ~幸せ
19年の10月のYRSオーバルレースに来る途中エンジンが止まってしまったKさんのルーテシアⅢRS。あれこれやってみても復活せずという話は聞いていた。直るといいなと思っていたら去年8月のYRSオーバルレースに突然遊びに来た。まっさらで純白のルーテシアⅣRSに乗って。Ⅲはと聞くと、直すのに時間がかかりそうなので増車しましたと涼しい顔。Ⅲを手放すつもりはないらしいから安心したのを覚えている。なら走っちゃえば、とまだ慣らしの終わってないのにレースに参加。

2020年8月15日
突如現れたKさん
たいがい神出鬼没だ
そのKさんがまたもや予告なしに先日のYRSオーバルレースに現れた。今度はルーテシアⅢRSに乗って。直ったの?と聞くと、なんとか直りました。まだ慣らし中ですけど、と言うから、ならレースに出ちゃえばと。走ることになったのだけど、実はトラブルが、と。
聞けばFSWに来る途中でガソリンを入れようとしたら給油口の蓋が開かなかったとらしい。あーでもないこーでもないをやっているうちに、レースに参加していたAさんがパカッと。リアのショックアブソーバー近くにある点検口に手を突っ込んで探っていたら可動部分があったので引いてみたとのこと。Aさん大手柄。
結局この日、プラクティスや計測ラップをしこたまやってからヒートレースだけで左回り右回り合わせて120周。ガス欠の心配がなくなったKさんも、もちろん最後まで元気に走り回っていました。
※ Kさん次回から参加する時は当日でもいいですから申し込みフォームを送って下さいね。
ということで、何はともあれ完治したルーテシアⅢRSと久しぶりのKさんの記念写真。フューエルリッドを指さしてもらった写真のほうはヤラセです。

というわけで、件のフューエルリッドの写真も掲載
物はワタクシのだけど
フューエルリッド側についている角様のパーツの先の穴にロックロッド通る

給油口の左上にコの字状のブラケットがある
上下に穴が開いていてこの間に角様のパーツが挿入される

ドアロックすると写真のようにロッドが上から飛び出してきて
角様のパーツの穴に貫通し
フューエルリッドが開かないようにする仕組み
つまりロッドがもどらないとフューエルリッドは開かなくなる
ルーテシアⅢRSオーナーとしてひとつ引き出しが増えた
ワタクシのⅢはまだ若いから大丈夫だと思うけど
ことの顛末は KさんのSNS に詳しい。
さてと、

明日はYRSオーバルスクールだなとふりかえれば富士山が
♪♪♪ あーたまーをくーもおのうーえにだあしー ♫♫♫ だな
第608回で通学路に触れた。それを読まれた方からメールをいただいた。
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通学路への配慮が決定的に不足していると思います。添付した写真は近所の通学路です。環七から分岐した1車線(白いキャラバンが見える道)を小学生が歩きます。制限速度30km/hですが、勿論歩道はなく白線のみです。この先が赤堤通の起点なので、朝晩は相当な交通量です。この道を通らなくても小学校には行けるのですが、この道が通学路に指定なっています。

メールありがとうございます、Tさん。この道も中央線のない道のようですね。なぜそんな道を通学路に指定するのでしょうね。
30年余り合理的かつ階層的に作られたアメリカの道を走ってきた身としては、日本の道路事情は百歩譲っても褒めることはできない。通学路に限らず一般道から高速道路まで、道路交通法の理念である『安全かつ円滑な交通』を実現するのには心もとない。自分の経験からすると日本の行政は予備的な、あるいは予防的な対応をするのが苦手なようだ。ここはこうしたほうがいいのにな、と思うことも少なくない。そうすれば走りやすくなるのになと。しかしながら、いつも予算が…、時間が…で終わってしまう。どうやら我々はこれから先も褒められない交通環境の中でクルマを運転することは間違いなさそうだ。
だから道路事情のせいにするのではなく、自分だけでも事故を起こさないという覚悟で運転する必要がある。運転に真剣になる必要がある、と思う。
第597回令和2年版交通統計から見えてくるもの で触れたように年々交通事故件数は減少しているし、交通事故死者数も減ってはいる。けれど、昨年の運転免許人口の半分の4千百万人が日常的に運転しているとするとして交通事故件数が30万9千件だから、数字上200人が運転しているとその中の1.5人が交通事故にあう計算になる。200人の知人がいたら、そのうちの誰か1人は1年間に1回は事故にあっている、という数字だ。現実に交通事故は減ってはいるけど。我々自身からはるか遠い出来事では決してない。
ボクの場合。 毎年通う人間ドックで、「そのうち酸素吸入器が必要になるかも」と言われてタバコをやめたのが6年前。それまではかなりのヘビースモーカーだった。それでも運転中にタバコを吸ったことはなかった。吸いたい時はクルマを止めて喫煙可能な場所で吸った。自分が運転に一生懸命だということを証明するためにも、運転中に吸うことは考えられなかった。さらに言えば、そこまでやらなくてもと思われるだろうけど、運転中にラジオや音楽を聴いたことはない。純粋に運転を楽しみたいから。
ま、どちらかと言うとおっちょこちょいのほうだから、残念ながらホイールをこすったりの悔しい自損事故の経験はあるけれど、相手のある事故は絶対に起こしてはならないという前提で運転したいと考えている。
スクールで留守にしていた間に録画しておいた番組を見ていて思わず声が出た。
今年6月に八街市で抜け道が常態化していた道路で起きたいたましい事故。番組ではその道路に施された様々な安全策が紹介されていた。
事故のことはニュースで知っていたが、驚いたのがこの画面とナレーション。安全のためにそれまでの制限速度60キロを30キロに変更したとの報道。
エ~ッである。今まで制限速度が60キロ、つまり速度規制の標識さえない道が通学路だったなんて信じられない。文字ニュースによるとその道の道幅は7mあるらしけど、当時ニュースで見た事故現場には中央線がなかった。正確なことはわからないけれど、中央線がないということはその区間の幅員が5.5m未満の道である可能性もなくはない。そんな道を子供たちだけで通っていたなんて、誰も危ないと思わなかったのだろうか。誰も子供たちを守る手立てを講じようとはしなかったのか。
当該の道路では安全対策としてガードレールで部分的に車線を1台分に規制したりハンプを設けたりしているが、番組の後半ではそれでもスピードを上げて走るクルマの映像を流していた。物理的な対策も必要だろうけど、最後はやはり運転する人の意識に頼らざるを得ないのが現実だ。番組のサブタイトルも、”仕掛け”で事故は防げるか、だった。
歩行者にとって危険と隣り合わせの道は日本中にあるに違いない。大津市にもクルマの往来が激しいのに中央線のない道がある。我が家の周りは4m道路だ。しかし道路のせいにばかりはしていられない。結局のところ安全はクルマを動かす者次第な部分がのほうが大きい。番組を見終わって、今さらながらに交通弱者に対してこれまで以上の配慮をしたいと強く思った。ステアリングホイールを握る者の責任として。
9月29日の朝6時15分
首を垂れた黄金色の稲穂と、朝日を浴び黄金色に輝くメガーヌRS@御殿場市山の尻

4月10日以来のYRSオーバルレース。平日だったから参加者は少なかったけど、やっぱりヨーイドンは楽しい。今年はあと1回、12月に開催。
いささか旧聞に属するけど、スタッフのYがクラッチ交換をしたという話。
————– 以下Yが送ってきた画像とメールを紹介————–

クラッチレリーズシリンダーからのクラッチフルード(ブレーキフルードと共通)漏れが発生しまして、クラッチペダルが戻ってこなくなりました。シフトチェンジができなくなりましたので、いつもお世話になっているルノー滋賀栗東に入庫です。写真は交換したクラッチレリーズシリンダーと合わせて交換したクラッチ板とクラッチカバーです。クラッチ板の消耗は少ないです、とメカニックの方にコメントいただきましたが、今回はクラッチフルードが付着してしまったので交換です。交換後はクラッチのフィーリングが変わりました。交換して良かったです。
ペダルが軽い!加えてクラッチの切れが良い!です。今まで信号待ちなどの完全停止時に1速へのシフト入りが若干渋かったのですが、交換後は気持ち良くシフトが入ります。無理を言って迅速に交換対応していただいたディーラーの皆さんに感謝、感謝です。運転がより一層楽しくなりましたので、今後も走行距離を増やして行きたいと思います。
およそ3年半前に120000kmで購入しましたがクラッチ交換時は174849kmでした。ワンオーナー車だったのですが、記録簿が新車時からはそろっていませんでした。タイミングベルトの交換推奨が70000km毎なので、140000kmの整備をする前に手放したのではないかと思いました。私がタイミングベルトを交換した時には、ベルトの傷み具合から一度は交換したような気がする とは滋賀栗東のメカさんが言ってました。メカさん曰く、クラッチは、おそらく一回も替えてないか、タイミングベルトと同時に一回だけ換えてあるかも知れないとのことでした。
請求書から抜き出した部品名と部品番号は以下の通りです。
・キットクラッチ #7701478638 (クラッチカバーとクラッチ板のキット部品)
・シリンダーアセンブリー #306206627R (レリーズベアリングとクラッチシリンダーの一体部品です。今回、このシリンダー部が壊れてオイルが抜けてしまいました。そのオイルがクラッチ板とクラッチカバーにべったり付着して交換となりました。クラッチ板の摩耗状況は「減ってないので使える」レベルでしたが、メカの方からクラッチカバーと合わせて経年劣化があるかもしれないので今回交換を実施した、とのことです)

クラッチ交換のついでにミッションマウントの交換もお願いしました。交換した部品は次の2点です。
ブラケット #8200777542
インシュレーター #8200352861

YouTube「Inter Proto Series x KYOJO CUP CHANNEL」で
9月26日(日) 15時30分~15時55分の間
『AIM Legend’s Club Cup 2021』レース
がライブ配信されます
リジェンドクラブカップレースはモータースポーツ界で活躍してきた名ドライバー達がVITAというマシンで戦うワンメイクレース。今回は最高齢87歳の多賀さんを初めとする17名が参加予定。お遊びではなく本当の本当の真剣勝負に参加するドライバーの平均年齢は72.7才です。みなさん競技ライセンスもお持ちです。驚いて下さい。

AIM Legend’s Club Cup 2021 エントリーリスト
お名前を耳にされた方もいると思います
ぜひご覧下さい
いささかこじつけがましいのはわかっているけれど、レースともなれば危険が伴うというのが定説。なのに、なぜリジェンドドライバーたちは丁々発止のレースをしても事故を起こさないのか。
ひとつだけ答えを探すとするなら、それはクルマの動かし方を体と頭で理解しているから、になるだろう。この方達がその昔クルマを動かすことに一生懸命だったのは想像に難くない。どうすれば人より速くクルマを動かせるか頭を使い仮説を立ててそれを検証し、その結果として、運転していて次に起きることがあらゆる場面で連続的に読めるようになり、間違いのない対応をとることができるようになったからだと思う。
そして、加齢だけが高齢者交通事故多発の要因ではないとも思っている。確かに若者より年寄りのほうが事故を起こす可能性は高いだろうけれど、若者が無事故なわけでもない。高齢者でも事故とは無縁の人もいる。筆者が高齢者マークだからいきおい年寄りの話題が登場することにもなるけれど、今若い人もいずれは歳を取る。歳をとっても安全に思うようにクルマを操る人達がいる。運転というものは一生ものだ。早いほうがいいに決まっているけど、だからと言って遅すぎるということはない。今や高齢ドライバーの仲間入りをした名運転手同士のつばぜり合いを見ながら、これから自分が運転とどう向き合っていくかに思いを巡らすのも悪くはないと思う。
#リンク #ブログ #高齢者 #運転 #安全運転 #事故
・第556回 高齢者安全運転診断サービス その後
・第566回 高齢者と運転
・第579回 レーサーだって歳をとる!
・第597回 令和2年版交通統計から見えてくるもの
※ レジェンドクラブカップレース広報資料

今年2回目のYRS筑波サーキットドライビングスクールには23名が参加
うち3名がユイレーシングスクール初めて
2004年4月YRS筑波サーキットドライビングスクールから13回通ってくれているIさん
2012年10月のYRSツーデースクール以来久しぶりに参加してくれた(喜)
いつも通り座学に始まってイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習
予報が外れて気温が上昇したしコースが滑りやすかったけど
常連のIさんは42秒080で惜しくも41秒台ならず

今回セッションの合間にカートを走らせていた喜色満面のこのご婦人
御年74歳でカートを始めたばかり
後ろに写るのがご主人のOさん
Oさんは2017年10月のYRS筑波サーキットドライビングスクールに参加してくれた
Oさんが参加するレースのビデオを撮っているうちに自分もやりたくなったとか
何が面白いですかと聞くと「スピード」と即答
Oさんご夫妻万歳 ‼‼ いつまでも走って下さい。
保存していた2015年MotoGPアメリカラウンドの予選でワールドチャンピオンのマルク・マルケスが見せた感動的なライディングテクニック。やっぱりみんなにも見てもらいたくなって、編集してユイレーシングスクールのYouTubeにアップしたのが2017年5月。
予選終了3分前のストレートでマルク・マルケスのマシンがエンジントラブルでストップ。マシンを止めピットウォールに立てかけ、駆け足でピットに戻りスペアマシンにまたがり残り2分30秒でピットアウト。1周2分はかかるサーキットだから計測されるにはチェッカー前に一度コントロールラインを通過する必要がある。チェッカー8秒前(‼)にコントロールラインを越えたマルク・マルケスは、そこから鬼神の走りを見せる。結果、3つのセクション全てでタイムを更新し、当然ながらポールポジションを手にする。見どころは3点。編集ではその部分をスローモーションにして追加した。
・マシンのテールスライドを腰で止めた
・ハードブレーキングでスライドを始めたリアタイヤをカウンターステアとステップから左足を離してリアタイヤに荷重をかけて修正
・ハードブレーキングで後輪が宙に浮いた状態からバランスをとりながらターンイン
人間が操る乗り物を、我々のレベルではとうてい垣間見ることすらできない領域で操る人たちに対し純粋な畏怖の念を抱く。
自分にできないことを彼らがやってしまうからあこがれているのではなく、現実にそんな人たちが存在することを強く認識する。もちろん彼らに及ぶべくもないけれど、彼らを目指すのだという意識があれば、到底届くことなどないことはわかっているけど、彼らと比べれば笑えるほどわずかなものかも知れないけれど、少しは前に進むことができるのではないかと思い続けてきた。どうすればああゆうことができるのか。持てる知識と経験を総動員してイメージする。全ての乗り物は機械だから物理学的に考えると糸口にたどりつけた。
それ以来、『魂が震える』のタイトルを付けたこの動画。視聴回数が340万回を越えた。コメントも1,000件を越えた。中には動画に挿入した字幕に誤字があることを指摘されたのが何通かあってへこんだけど(泣)、ほとんどはそんなことを気にかけずにタイトルを肯定してくれる内容だったのは嬉しい限り。
昨年第2戦の怪我から復帰したマルケス。12日に行われた2021MotoGP13戦アラゴンGPでは今年2回目の表彰台にのぼったものの、「まだ元のように走れてはいない」とのコメントが気になる。
たくさんのファンがあなたの超人的なライディングをもう一度見たいと思っています。慌てなくても大丈夫ですから、またあの鬼神のような走りを必ず見せて下さい。待っています。
※ 誤字を訂正してアップした動画は https://youtu.be/FPTlfnzruB0 です
※ MotoGPの商標権者は Dorna Sports です