
第466回 YRSツーデースクールと動画
今回のYRSツーデースクールはスタッフのTさんが神出鬼没の大活躍。静止画と動画を撮影してくれました。
※YRSツーデースクールの進行については第464回をご覧下さい。
◎ スラロームのデモラン(良い例です)
◎ ブレーキングのデモラン(小さくて見えにくいですが良い例です)
◎ フィギュアエイトのデモラン(良い例です)
◎ オーバル走行(YRSオーバルFSWロング右回り)
◎ FSWショートコースストレート
ストレートが下り勾配なので前荷重でターンインすると右前輪に過大な負担がかかり大きなスキール音が発生します。しないということはブレーキング区間の最後にクルマがフラットになっている証拠です。ブレーキングは遅らせるものではなく、それよりもブレーキング終盤の姿勢のほうが速さには結びつきます。
◎ FSWショートコース1コーナーからヘアピン
午前中の早い時期の動画なのでまだ前荷重でターンインしているクルマがあります。荷重がどこからどこに移動しているか想像してみて下さい。
◎ FSWショートコース俯瞰
アップダウンがあるので全コースを見渡せるわけではありませんがショートコースの全容がうかがえます。
第465回 YRSツーデースクールとルノーの仲間
風はとても強かったけど天候に恵まれた2日間
仕事の都合で土曜日だけで帰られた方を除く24名が
これでもかってFSWのショートコースを走り回りました
最多ラップされた方は計測周だけで146周
1日目にも相当練習しているわけですから
運転がこなれるわけです
今回は10名のルノー仲間が参加してくれました。これだけのルノーがショートコースを走り回るのを見るのは楽しいことです。
仲間を紹介しましよう。(車名の後は改造の有無/改造の度合い/サーキットの走行時間)
毎年2回YRSツーデースクールに四国は高松から駆けつけてくれるIさん
今度は5月の阿讃サーキットで会いましょう
メガーヌRS273トロフィー2
無/0/11
長野から来てくれた元自動車メーカーのエンジニアのOさん
シフトメカニズムを交換していたりステアリングホイールの位置を変更していたり
クルマをハードとソフトの両方から堪能されています
ルノーメガーヌ3 RS Trophy2
有/5/01
ユイレーシングスクールが初めてのKさん
サーキットを10時間ほど走っているだけあってスムースに走っていました
メガーヌRS
無/0/10
兵庫県からユイレーシングスクールに初めて来てくれたKさん
後日スクールが大いに役立ったとメールをもらった
嬉しいことです
ルノー ルーテシアRS トロフィー
有/1/05
昨年10月のYRSオーバルスクールに初めて来てくれて
その後2回連続で参加してくれて走るのが楽しくなったと言っていたTさん
初めてサーキットに挑戦です
ルーテシアRS
有/3/01
Tさんのお連れ
娘さんと息子さん
3人とも2日間いい子にしていました
Tさんはすごい子煩悩でした
ユイレーシングスクールの常連でトゥインゴRSもお持ちのHさん
ユイレーシングスクールで得た情報を他の参加者に惜しげもなく開陳してくれます
メガーヌRS
有/5/11
スタッフが同乗走行中のHのメガーヌRSが最終コーナーを立ち上がる
YRSツーデースクール1日目に仕事で来れなかったHさん
翌日のYRSオーバルスクールにも参加してくれました
昨年春に某自動車メーカーに就職したHさん
昨年オーバルスクールにお父上と一緒に参加してくれて
今回もお父上と一緒にサーキットデビュー
ルノー ルーテシアRS トロフィー
有/5/00
ユイレーシングスクールは初めてサーキットも初めてのHさん
探りながら走っていましたが
午後には1秒強短縮していました
メガーヌRS カップ
無/0/00
速い某独社からルーテシアに乗り換えたMさん
初めてのFSWショートコースに挑んでいました
ルノールーテシアRSシャシーカップ前期
無/0/10
一時は某独社の旦那クルマに走ったのに虫が騒いで
「しんぼうたまらん」って新車のルーテシアを増車したWさん
ルノールーテシアRSトロフィー
有/2/99
声高のエキゾーストノートを残してフィギュアエイトを走るWさん
スロットルオフの時のバックファイアが官能的なWさんのルーテシアがストレートを下る
第461回 愛しの相棒
ほんとにずっと寒いし雲が低く垂れこめ、雨模様の日が続いていたけど、昨日、今日は青空が広がり薄手の長袖でこと足りる暖かさ。
ここぞとばかりに引っ張り出して近くのランプから入って湖西道路を3往復。
こぶしひとつ分だけステアリングホイールを左右に振ってフロントの動きを確認。いいねぇ。フィットのように節操のない軽さではなく、舵角ゼロから切り始めた時に漸進的に重くなる。重ステと同じふるまい。ホント。ステアリングを切りはじめるとある程度の舵角まで回す癖がある人にはわからないだろうけど、タイヤがどっちを向いているか=スリップアングルがどれだけ増えているか感じることができるのは嬉しい。
個人的には、クルマを走らせている間は前後左右のタイヤのスリップアングルの合計が等しくなるように運転したいし、クルマの向きと運動エネルギーの方向がずれないように運転したいと思っているから、タイヤのヨレが手のひらに伝わってくるのは嬉しい。
操作が正確に遅滞なく過不足なくクルマの挙動に反映しているのを実感できるのは幸せなことだ。
今回は距離を走れなかったけど、すいているところでしっかり7,500rpmまで回してあげた。いつもと同じ官能的だった。
第459回 ルーテシアRS de YRSオーバルFSWロング
YRSオーバルFSWロングの合間に車載動画の撮影をしました。
オーバルスクールはユイレーシングスクールのオリジナルのカリキュラムで、スロットル、ブレーキ、ステアリングの操作を遅滞なく正確にクルマの加速、減速、旋回に反映させる練習をします。練習の過程で操作の遅れや操作の過大さが浮き彫りになります。10秒に1回のコーナリングを繰り返すことで、どんな場面でも過不足のない適正かつ的確な操作ができるようになります。
ご自身のクルマを活きいきと走らせたい方にうってつけのカリキュラムです。次回のYRSオーバルスクールは3月22日(日)開催です。ルノーユーザーの方の参加をお待ちしています。
◎ YRSオーバルスクールFSW開催案内と申し込みフォームへのリンク
また3月20、21日(金、土)に開催するYRSツーデースクールの参加申込みも受付中です。
◎ YRSツーデースクール開催案内と申し込みフォームへのリンク
※ 感染が拡大している新型ウイルスですが、3月3日の時点で富士スピードウエイは通常通り営業を行っております。ウイルス関連の規制も発表されていません。ユイレーシングスクールとしては3月のスクールを、消毒用アルコール等を用意した上で予定通り開催する予定です。マスクは参加者に用意していただくことになります。
※ IE(Internet Explorer)で動画を視聴するのが困難なようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい
第458回 ルーテシアRS de FSWショートコース
YRSドライビングスクールFSWの合間に車載動画の撮影をしました。
FSWショートコースはYRSツーデースクール2日目に走ります。1日目に広大な駐車場でブレーキ、スラローム、フィギュア8、オーバルコースの練習をして、2日目はコースを歩くことから始まり、リードフォロー、同乗走行、単独走行と自然な流れでサーキット走行に馴染めるカリキュラムになっています。
ルノーユーザーの方の参加をお待ちしています。
第456回 グランツーリスモ
アメリカには5歳からレースに参加できるクォーターミヂェットレースがある。サスペンションのついた本格的なマシンでオーバルコースを走る。言うなればインディ500マイルレースに続くアメリカンオープンホイールレーシングの入り口だ。レース好きの親父が子供と一緒になって頂点を目指している。
クォーターミヂェットにあやかったわけっではないが、カリフォルニア州レドンドビーチで生まれた双子の息子が5歳になった時にレーシングカートを買い与えた。エンジンをガバナー付きの4サイクルに換装しシートを子供用に換えた。月に1回ぐらいの割合でリバーサイドにあるアダムスモータースポーツパークに走らせに行った。
もとより息子達をレーシングドライバーに育てるつもりは毛頭なく、単純に小さなうちに自分で動かすものを正確に動かす術を身につけてくれればいい、ぐらいの気持ちだった。しかし息子達の反応はいまいち。走るたびに上達はするしなかなかの速さを見せるのだけど興味が湧かないのか、楽しそうではない。しまいには「もう少し乗るからゲームを30分追加してもいい?」と親を脅そうとする。(笑) 格闘技のゲームはできるかぎりやらせたくなかったのでマリオカートならとOKを出して、丁重に実物のカートに乗ってもらうはめに。(苦笑)
それでゲームには全く興味がなかったのだけど、息子達がやろうというのでマリオカートをやらされるはめに。(笑)ところがこれがうまくいかない。レーシングカートの経験は豊富なのに、何度やっても子供には勝てない。自分の中で現実の世界ではないゲームを嫌い始めていた。実感がわかないと見切りが狂うことを再認識した。だから、それ以降テレビゲームはおろかアーケードゲームもやったことがない。ついでにパチンコもマージャンもやったことはないけど。
まぁ、息子たちは成績がまずまずだったので16歳で免許がとることができて(ある成績以上でないと18歳)クルマを乗り回すようになり、思いのほか慎重に運転するのを見て、カートをやらせたのも無駄ではなかったかな、と思うことにしたのだったなと30年前の日々を思い出しながらYさんの話を聞いていた。
スクールの帰りにご飯を食べながらスタッフのYさんが最近のゲームはかなり実車に近い動きをすると言う。速く走らせるにはユイレーシングスクールが教えているような操作が必要になっていて、ゲームの世界も進化していることをブログの読者に伝えてはどうかと言うのだけれど、ボクはそのゲームをやったことがないのでYさん自身に文章をしたためてもらった。以下がYさんからのメール。
「最近はユーチューブなどの動画に懐かしい音楽がアップされていることがありまして、昔懐かしい車のゲーム音楽を見つけてシンプルな効果音・BGMに聞き入ったりすることがあります。
そんな事から「車のゲームもどんな進化をしたのかな?」と気になりまして普段はゲームをしないのですが玩具屋さんを散策してみました。ある程度ネットで下調べしておいたのですが、最新ゲームですとe-スポーツというかゲームを超えてドライビングシミュレーターになっているそうです。
ブームが落ち着いた頃の物が好きというか、自分の性格からちょっと古めのゲームソフト「グランツーリスモ5」とゲーム機本体「プレイステーション3」を中古で購入し、早速遊んでみました。内容を簡単に説明すると、車を購入してレースやタイムアタックに参加して、入賞するともらえる賞金を貯めてさらに速い車を購入し上位を目指し続けるというものです。
車種ごとに駆動方式や車両重量、最高出力、最大トルク、全長、全高などによる癖・運動性能が表現されています(右ボタンを押したときにどれだけ反応よく右に曲がっていくとかアクセルボタンを押したときのレスポンス・車速の上がり具合など)。ゲーム制作者の方もクルマの動きを研究したり諸元からプログラム数値を決めたりいろいろとご苦労されながらゲームを作りこんだそうです。
さて、そうなると気になるのがルノーです。ゲーム内の数あるカーディーラーやチューナーの中からルノーを選ぶとルノースポールがあります。最初にお金を出して購入できるのが’08メガーヌRSと’00クリオRS V6 24Vです。
メガーヌRSをゲームで操縦してみると「なるほど、素直な性格だな」、パワーがあるな。」、「ターボの音を表現しようとしてるな」など楽しくなります。
そして、さらに続編の「グランツーリスモ6」を購入してプレイしてみました。バージョンアップしてどのように車の運動性能表現が変わったのか、興味津々でした。なぜならトムさんからグランツーリスモのゲーム開発者がユイレーシングスクールを受講したことがあると聞いていたからです。
するとプレイしてみてびっくり、「グランツーリスモ6」ではブレーキ操作とステアリング操作を重ねると「曲がらない」のです。タイヤが悲鳴を上げやすいと傾向が強よまっています。
ネット上では「グランツーリスモは5から6になって運転が難しくなった」、「コーナーで突っ込んでいけない」との書き込みが多いことを発見。もしかして、YRSオーバルスクールでブレーキ操作とステアリング操作を重ねると車さんが嫌がることを身をもって体験したことが、ゲームの開発に反映されているのではないかと想像してニンマリしてしまいます。
もう一点、グランツーリスモ6ではゲームの初期の段階で優勝するとプレゼントとして’11 クリオRS(ルーテシア3RS)がプレゼントされるのです。これが素直な運動性能を持つクルマと評価されていて、レースに勝ってゲームを進めていくのに大変効果的な車種として位置付けられています。(攻略情報やネット情報には「最初のうちはルノースポール クリオが無敵。使える車!」との評価も)
自分の愛車であり、トムさんの所有車でもあるルーテシア3RSがこんな形でゲーム内で表現されていて幸せを感じます。
Yさんのはまさにこれ
キャリパーが赤
ボクのは2010年製でキャリパーはシルバー
ゲーム開発者の努力に敬意を表しますが、一方でオーナーとして確実に言えることもあります。「ルーテシア3RSも含めて、実車はもっと素晴らしいよ」と(ゲームは主に映像:目からの情報に偏りますが、実車は音・振動・接触操作感・加減速G・旋回Gなど自分の感覚を通じてもっともっと車と一体になれると思うんです)。
ちょっと古いゲームですが、ゲームでルノースポールの良さを体験して、実車でのドライビングに関心を進めてくれる人がいたら嬉しいなと思っています。
’73アルピーヌ1600S等もゲーム内で入手できるのでどんな形容がされどんな評価を得ているか楽しんでみます。実車への想像力を膨らませながら。」
第434回 速報:A110の足はすごい を実感
ユイレーシングスクール20周年特別企画と題して行ったアルピーヌA110体験走行。YRSオーバルレースに20名、YRSオーバルスクールに19名が参加した。アルピーヌ・ジャポンのご厚意で実現したこの企画。全員がA110ピュアとA110リネージをYRSオーバルコースFSWロングで味わい、走行後はみんなが笑顔。
当日体験した人全員に代わりこのような機会を提供してくれたアルピーヌ・ジャポンに感謝です。
YRSオーバルスクールに参加したルノー仲間と
写真左からUさんのルーテシアⅡRS
TさんのメガーヌⅢRS
ボクとルーテシアⅣRSトロフィー
A110リネージとA110ピュア
TさんのルーテシアⅣRSトロフィー
YさんのメガーヌⅣRS
スタッフYとルーテシアⅢRS