トム ヨシダブログ


第489回 YRSドライビングスクール筑波とルノー仲間

まるっと2か月ぶりのドライビングスクール。YRSドライビングスクール筑波が開催出来て良かった。同日併催を予定していたYRS FJ1600ライドも無事に終了したし。参加者全員が久しぶりに走るサーキットを楽しみにしていたみたいでパドックの雰囲気も上々。

それでもまだ世の中は油断できない状況にあるから、できるかぎりの対策をしながらいつも以上の内容にしようと工夫した。

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参加確認はドライブスルーで
まず検温をしてそれを伝え
座学で使うイラストと問診表とボールペンを手渡し
ガレージで荷物をおろしてもらって問診表に記入してもらってから
クルマを並べてもらった
問診表は全て回収してから筑波サーキットコース1000事務所に提出
受付にはアルコール
トイレには消毒用ハンドソープとペーパータオルを用意

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駐車場の両側にお互いが見えるようにクルマを停めてもらって参加者はクルマの中
走る時以外はマスクを着用してもらう
参加者のクルマが並び終えたところでスタッフの紹介と進行の説明
今回ばかりは参加者同士の自己紹介は割愛しました
今週末のYRSオーバルスクールFSWでも参加者に同様に並んでもらう予定です

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いつもはホワイトボードがある事務所棟2階の教室で座学をやるのだけれど
今回はクルマに乗ってもらったまま
イラストを見てもらいながらFMラジオを通して座学
座学では荷重とタイヤのグリップの関係や
なぜブレーキを蹴とばしてはいけないかを話すのだけど
今回は初参加のKさんのクルマを借りていい例と悪い例を実際に見てもらった
説明したことを直後に目の当たりにするのだから効果はありそう
今週末のYRSオーバルスクールFSWもクルマに乗ったまま座学を受けてもらいます

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筑波サーキットコース1000の走行時間は9時から
座学が終わったら参加者全員にインフィールドのストレートに移動してもらいます
2班に分け最終コーナーから発進して1コーナーでイーブンスロットルの練習をします
ベテラン組が最初に走ってお手本を
初参加組はその走りをインストラクターのアドバイスを聴きながら見学します

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ほんの10mほど先をノーブレーキで1コーナーに進入するクルマ
イーブンスロットは75キロから始めて5キロ刻みで90キロプラスまで
速度を上げていくとアンダーステアが顔を出します
FMラジオからは
○○さんステアリングを切る前にスロットルを戻す癖がありますね
××さんペース上げたのですからターンインはもっと手前からですよ
と聞こえているはずです
何度も何度もノーブレーキでターンインしてイーブンスロットルコーナリングを練習します

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一方の班が走っている時はもう片方の班が見学
ターンインで初期アンダーステアを出さないステアリング操作と
コーナリング中に前のめりにならないようにイーブンスロットルが使えるようになったら
次は全開で1コーナーにアプローチしてブレーキングからターンインの練習
ブレーキを使うようになると前荷重がそのままで前のめりのターンインになりがち
前荷重のままステアするとアンダーステアになり失速してコーナリング速度が落ちる
FMラジオでもっとクルマの姿勢に集中するようにあれこれアドバイス
ユイレーシングスクールのコーナリング練習には情報があふれています

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イーブンスロットルの時はまだ良かったのだけど
ブレーキを使うようになったら前荷重を抜けないままステアする人が続出
本人達は踏力を緩めてからターンインに移っているつもりなのだけど
ドライビングポジションのせいかブレーキペダルの踏み方のせいかフロントを拾えない
今回16名が乗るFJ1600は前荷重でステアするとまず回るし楽しくないから
再びKさんのクルマを借りてKさんを助手席に乗せて
ブレーキング区間の最後でクルマをフラットにするイーブンブレーキのデモラン
姿勢変化の流れを確認してもらう

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筑波サーキットコース1000は回り込んだ(長い)コーナーが多く直線は長くない
そんなコースを速く走るのにはクルマが旋回している時間を短縮することがキモになる
コースの長さは変わらないのだから
ターンインでアンダーステアを出さないこととコーナリング中に失速させないことが肝心
だからイーブンスロットルの練習とイーブンブレーキの練習が終ったら
それを意識してあとはひたすら走りこむのがユイレーシングスクール流
この日の午後はとんでもない豪雨に見舞われたけど軽いコースアウトが2件だけ
スピンは皆無でした

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メガーヌⅣRSのYさんが
4コントロールと対話しながら走ります

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メガーヌⅢRSからダンナグルマからルーテシアⅣRSトロフィーにもどったWさん
クルマがどんどん進化していて
今回はスペシャルインタークーラーがおごられていたとか

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「知り合いからとても有意義なスクールと伺いました」とコメント欄にありました
ユイレーシングスクール初参加でルーテシアⅣRSに乗るOさん
1周1,040mのコース1000をこの日最多の66周
午後の豪雨でも安定していました
次はYRSオーバルスクールでお会いしたいと思います
Oさんのクルマもあちこちがノンスタンダードでした

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TさんがルーテシアⅢRSで初めてユイレーシングスクールに来てくれたのは
2011年10月のYRSツーデースクールFSW
途中転勤になってこれなかった年があるけど
それ以外は毎年最低2回は顔を見せてくれます

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ユイレーシングスクールを支えてくれているスタッフのY
今回はFJ1600に乗りたいからと参加者の立場で

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ルノー仲間の記念撮影が終わったら
みんなそれぞれに写真が撮りたくて臨時撮影会に


どういう内容を付加するかはこれから検討するのだけど、長年続けてきたYRSドライビングスクール筑波は今年あと1回、9月6日(木)に開催します。

と、その前にまだ今週末のYRSオーバルスクールFSWに余裕があります。コーナリングのなんたるかを知りたい方はぜひ遊びに来て下さい。



第488回 ルノー仲間が増えました

6月11日木曜日。4月、5月と都合5回のドライビングスクールを中止にしたけれど、コロナ禍が沈静しつつあると判断して2か月振りにユイレーシングスクールが主宰するYRS筑波サーキットドライビングスクールを開催した。

この日集まったルノー仲間は6名(YRSドライビングスクール筑波の参加者は26名)。常連の、メガーヌRSに乗るYさん、めちゃくちゃ速い某ダンナグルマからルーテシアⅣトロフィーでルノーユーザに戻った滋賀県のYさん、ルーテシアⅢRSを大切に乗ってくれているTさん、今回は参加者として三重県から来たクリオⅢRSのスタッフのY、いつもユイレーシングスクールを支えてくれているルーテシアⅢRSに乗るスタッフのK、

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そして
クルマの配置が悪くて写りが小さくなってしまって申し訳なかったけど
ユイレーシングスクール初参加で
少しばかりいじってあるルーテシアⅣRSに乗るOさん
前列左がYさん
2列目右がYさんで左がOさん
3列目右がTさんで中がKで左がY

 

そのOさんから早速メールが届いた。

昨日はありがとうございました!! 初参加したOです。

これまで数回サーキット走行した事はありますが、どこをどう走っていいのかわからず。。頭でわかってるつもりでいても、アンダーが多かったです。(スピンの経験は少なく。。スピードが出てないんでしょうね)

これまでサーキット走行時にグリップや荷重移動については、読んだり聞いたりした事はありましたが、実行できていなかったように思います。また、イーブンスロットルについては考えた事もありませんでした。ドラポジも指導して頂き、とても有意義な経験でした。

午後は初のウェットであったのも良かったかと思います。限界が低く丁寧にコントロールする事に注意を払い。4輪のスリップアングル、荷重移動や姿勢変化を先読みし、ギリギリのコントロールをする事が出来ました。中身が充実したスクールでした。毎週試行錯誤しながらコントロールを覚える事が出来たと思います。

残念なのはFJ1600に乗れなかった事です。次回機会があれば是非体験させてください!!

知り合いにも本スクールを紹介したいと思います。また次回も参加したいと思います! 取り急ぎ御礼まで。

Oさんは路面が冠水するほどの雨量の中でも十分速くスムースに走らせていました。で、Oさんが残念がったのは、 第477回 で紹介したFJ1600ライド。

20200611fj1600
この日用意したのは4台のFJ1600
募集した16名はすぐにうまり
YRS筑波サーキットドライビングスクールで
イーブンスロットルとイーブンブレーキの練習をした後で
一切の遊びがなく操作がそのまま挙動として現れる
操っている感満載のFJ1600を楽しみました

 

くどいようだけど、レーシングカーは速く走るためにデザインされている。一言で言うなら、常に4輪が地面に均等に張り付くように作られている。だから、なぜレーシングカーがそのように作られているかを知り、そして、乗ってみてピッチングもローリングもしないクルマが速く走るんだということを理解することができれば、自分のクルマの性能を存分に引き出すための道筋が見えてくる。単に、風のあたるマシンを楽しむためではなく、クルマを動かす基本を知ってもらうために、希望が多ければ、また開催したいと思っている。

と書いてきて、ファイルを見直したらありました。スタッフのTがOさんを撮ってくれていました。

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というわけで
ユイレーシングスクール初参加
漆黒で羽の生えたルーテシアⅣRSトロフィーに乗る
Oさんです

 

次回YRSドライビングスクール筑波は9月3日(木)に予定しています。



第481回 YRSオーバルスクールとYRSオーバルレース開催

本来なら自転車競技の会場として専有使用されることになっていたので6月から9月まで全面的に使用ができなかった富士スピードウエイだけど、オリンピックとパラリンピックが延期されたことで使えることになった。新型ウイルスの感染拡大防止が叫ばれている中、予断は許されないがユイレーシングスクールは6月20日(土)と21日(日)の2日間富士スピードウエイの駐車場P2を借りてドライビングスクールとスクールレースを開催することにした。

駐車場P2は180mX290mもある広さだし、最近のYRSオーバルレースは参加者が20名に満たないことが多いしYRSオーバルスクールは定員が24名。だから三密を避けることができると考え、次のように通常とは異なる進行で開催することとした。以下がメールマガジンで告知した開催案内の補足です。

・参加確認はドライブスルーで行います。
・荷物を下ろす場所は原則として土手手前のスペースとします。雨天の場合は教室に置くことができますが、一度に教室に入る人数をトイレ側、階段側からそれぞれ1名とします(昼食の搬入もこれに準じます)。撤収も同様に行います。
・YRSオーバルレースFSWのミーティングはYRSバンの周囲で行います。雨天の場合はトイレ前で行います。最後の総括も同様です。
・YRSオーバルスクールFSWの座学は教室では行わず、通常ホワイトボードに描くイラストを印刷したものを配布しFMラジオを通して参加者がクルマに乗ったまま行います。最後の総括も同様です。
・走行開始後は可能な限り参加者がクルマから降りなくてすむよう配慮します。
・トイレに手指消毒用のハンドソープを準備します。参加者自身で複数のトイレ使用を避ける努力をお願いします。
・教室に除菌用のアルコールを用意します。
・スクールレース、オーバルスクール参加中はマスクの着用をお願いします。
・その他三密につながらないように進行に配慮します。

YRSオーバルスクールに参加したことのある方はぜひYRSオーバルレースに、クルマを思い通りに動かしてみたい方はぜひYRSオーバルスクールに参加してみて下さい。

・6月20日(土)開催 YRSオーバルレースFSW開催案内
・6月21日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW開催案内


※ YRSオーバルスクールを題材にした過去のブログをお読みいただけます。
第100回 YRSオーバルスクール
第202回 モメンタムレース
第282回 YRSオーバルスクールロンガー



第477回 FJ1600に乗ってみませんか

昨年12月。ユイレーシングスクール20周年記念にアルピーヌA110の体験試乗を行った。大好評だった。自分のクルマと比較することで、それまで見えなかった自分の運転の本質と、自分のクルマの特性が見えてくる。今回は第2弾としてFJ1600を体験してもらう機会を準備した。FJ1600は既にレースを終えているカテゴリーではあるけれど、マシン自体は多数現存するし、写真を見てもらえば入門用フォーミュラカーと言っても上級フォーミュラと変わらない手法で作られていることがわかる。そのFJ1600に乗ってもらおうという企画だ。そこでFJ1600を改めて見てみたい。
細部をよく見てほしい。ノーズダイブもせずテールスクワットもしないで平行移動するがごとく走るフォーミュラカーの作りがわかる。ノンパワーでダイレクト感に圧倒されるステアリングとブレーキ。当日晴れならば、温まるほどにグリップが増しステアリングが重くなるスリックタイヤを履いた本格的なレーシングマシンに乗ることができる(雨天の場合は溝付きレインタイヤ)。
FJ1600を安全に走らせるためと楽しんでもらうために、ご自身のクルマでブレーキングとイーブンスロットルの練習をしてから試乗していただくことになるが、6月11日(木)に開催するYRSドライビングスクール筑波を受講しながらFJ1600ライドに挑戦してみてはいかがだろう。

・ 6月11日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波 開催案内
・ 6月11日(木)開催 YRS FJ1600ライド開催案内


東京R&Dが制作したFV95のフロントサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
コイルダンパーユニットがシャーシ側についているので
ばね下重量を低減できて路面追随性を高めている


同じくFV95のフロントサスペンション
バンプステアを避けるため
ステアリングタイロッドとアッパーアームが同じ高さにあるのがわかる


同じくFV95のフロントサスペンション
ステアリングラック、アンチロールバーが見える


同じくFV95のフロントサスペンション
ベルクランクを使ったプッシュロッド式インボードサスペンション


FV95のリアサスペンション
同じくプッシュロッド式インボードサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション
コイルユニットの下にスバル製トランスミッションが見える


FJ1600に共通のパワープラント
スバルEA71型エンジンとトランスミッション
パワーは約110馬力
ドライバー込で465Kgのマシンを走らせるには十分


FV95のドライビングポジション
シートは固定式
試乗時にはバスマットでドライビングポジションを調整する


WEST04Jのフロントサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
Aアームがワイドスパンなのに注目


WEST04Jのリアサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
ロアにトルクロッドが追加されている


同じくWEST04Jのリアサスペンション
コイルユニットが内蔵されているので空力的にも有利


WEST04Jのリアエンド
元はFF用だったエンジントランスミッションユニットをミッドシップに移植
長いが剛性のあるリンクでスバル製トランスミッションを動かす


WEST04Jのエアファンネル
奥に見える赤いのが給油口
安全燃料タンクはドライバーズシートとエンジンの間にある


WEST04Jのダッシュボード
初期にはアナログ式メーターが並んでいたが
全盛期にはマルチファンクションのデジタルメーターに


WEST04Jのドライビングポジション
FV95よりスペースがある


FJ1600指定のフロントタイヤ


フロントタイヤのサイズは
150/575R13


FJ1600指定のリアタイヤ


リアタイヤのサイズは
170/605R13

FJ1600のコクピットは狭いのでクイックリリースステアリングハブが標準装備(写真はWEST04J)

WEST04Jのエンジンをかけてみる(バーグラフ式のデジタルタコメーターは映せなかった)

◎参考資料 ウィキペディア FJ1600


第468回 富士山とFSWと食

ドライビングスクールでクルマの楽しさをさらに加えて知ってもらったり、新しい発見をしてもらうことはホントに幸せなことだ。クルマが全てだった70年に渡る人生を現在進行形で集約し、集大成につなげられているのだから。これ以上の時間は得られない。感謝以外の何物でもない。だから、できるだけ自分でしてきた、一般的に見れば得難い経験や広範囲に渡る知識を参加者に積極的に伝えておきたいと思っている。

そんな気持ちが醸成された結果なのか、昔は好き嫌いはあったもののあまり食べ物に執着がなかったけれど、ユイレーシングスクールを始めてから少し食べるものにも欲がでてきた。自分が何を望んでいるか確認したくなってきた、ということだろううか。決して食通だとは思わないけど、素朴で素材がそのまま感じられるモノを食べたいという主義が明確に。あちこち当たってみて、ここはと思うお店をみつけるとそこしか行かないワンパターンだけれど、感激できるうちはそれで良しとして幸せを感じている。

そして、FSWのスクールは富士山に逢えるのが嬉しい。FSWが2005年4月10日に正式リニューアルオープンする前にお願いして、2004年3月から最初に完成したジムカーナ場を使って特別にドライビングスクールを開催させてもらっていた。それ以降、富士山と顔をあわせた日は果たしてどのくらいにのぼるのか。逢えない日ももちろんあったけど。FSWに行くたびに見せてくれる、二度と同じであることはない富士山の表情も幸せにしてくれる。

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3月19日
快晴
御殿場市山之尻から朝5時50分の富士山を仰ぐ

467-02
沼津魚市場第一市場前にあるむすび屋さん
残念ながら地アジはまだみたい
駿河湾に春よ早く来い
なので今回は本マグロ定食を
トロもおいしかったけど赤身もたまらなかった

467-03
須走の街並みから少し外れたところにある滝口わさび園で
本付きわさび蕎麦を

467-04
お店の横にわさび田がある
ここのわさびはそれほど辛くはないけれど香りがなんとも言えない
わさびの花の時期なのに写真を撮り忘れたのが✖

467-05
欲張って
わさび茶漬けも
わさびの葉っぱの上の本わさびがたまらない
お出汁も最高
お腹いっぱいに


467-06
19日
YRSツーデースクールのコースを作っていたら
富士山の方向になにやら神秘的な光が
夕暮れで曇っていたから暗いはすなのに
富士山の裾野が明るいのが不思議


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御殿場ICに近いさかな屋さんで一杯
焼き物に焼き魚に好物に水割り
いつも何にするか悩むのが悩み
後になってあれを食べれば良かったと後悔したり

467-10
3月20日朝6時5分
YRSツーデースクール1日目
FSWに向かう途中
山之尻から仰いだ富士山
19日の写真と比べて裾野あたりの雪が減ったと思いませんか

467-11
3月21日朝5時40分
YRSツーデースクール2日目
朝風呂から出て
須走からの富士山を仰ぐ
もう少し待てば赤みを帯びたのだけど
見る方位によって姿を変える富士山に目を奪われる

467-12
3月21日
YRSツーデースクール2日目が終わって
ショートコースから東ゲートに向かうと正面に
17時35分の富士山が

467-13
FSWで3日間のスクールを終えていつもの場所に
3月22日17時55分
山之尻から富士山にさよならをして西に向かいます


3月20日。YRSツーデースクール1日目午後。身体が持っていかれそうな強い風の中。参加者がオーバルコースを走ります



第466回 YRSツーデースクールと動画

今回のYRSツーデースクールはスタッフのTさんが神出鬼没の大活躍。静止画と動画を撮影してくれました。

※YRSツーデースクールの進行については第464回をご覧下さい。

◎ スラロームのデモラン(良い例です)

◎ ブレーキングのデモラン(小さくて見えにくいですが良い例です)

◎ フィギュアエイトのデモラン(良い例です)

◎ オーバル走行(YRSオーバルFSWロング右回り)

◎ FSWショートコースストレート
ストレートが下り勾配なので前荷重でターンインすると右前輪に過大な負担がかかり大きなスキール音が発生します。しないということはブレーキング区間の最後にクルマがフラットになっている証拠です。ブレーキングは遅らせるものではなく、それよりもブレーキング終盤の姿勢のほうが速さには結びつきます。

◎ FSWショートコース1コーナーからヘアピン
午前中の早い時期の動画なのでまだ前荷重でターンインしているクルマがあります。荷重がどこからどこに移動しているか想像してみて下さい。

◎ FSWショートコース俯瞰
アップダウンがあるので全コースを見渡せるわけではありませんがショートコースの全容がうかがえます。



第465回 YRSツーデースクールとルノーの仲間

464-0
風はとても強かったけど天候に恵まれた2日間
仕事の都合で土曜日だけで帰られた方を除く24名が
これでもかってFSWのショートコースを走り回りました
最多ラップされた方は計測周だけで146周
1日目にも相当練習しているわけですから
運転がこなれるわけです

 

今回は10名のルノー仲間が参加してくれました。これだけのルノーがショートコースを走り回るのを見るのは楽しいことです。
仲間を紹介しましよう。(車名の後は改造の有無/改造の度合い/サーキットの走行時間)

464-01
毎年2回YRSツーデースクールに四国は高松から駆けつけてくれるIさん
今度は5月の阿讃サーキットで会いましょう
メガーヌRS273トロフィー2
無/0/11

464-01a
Iさんフィギュアエイトを走る

464-01b
Iさん ストレートを駆け降りる


464-02
長野から来てくれた元自動車メーカーのエンジニアのOさん
シフトメカニズムを交換していたりステアリングホイールの位置を変更していたり
クルマをハードとソフトの両方から堪能されています
ルノーメガーヌ3 RS Trophy2
有/5/01

464-02a
Oさんフィギュアエイトを走る

464-02b
Oさんストレートを駆け下る


464-03
ユイレーシングスクールが初めてのKさん
サーキットを10時間ほど走っているだけあってスムースに走っていました
メガーヌRS
無/0/10

464-03a
フィギュアエイトを走るKさん

464-03b
1コーナーにアプローチするKさん


464-04
兵庫県からユイレーシングスクールに初めて来てくれたKさん
後日スクールが大いに役立ったとメールをもらった
嬉しいことです
ルノー ルーテシアRS トロフィー
有/1/05

464-04a
YRSオーバルを走るKさん

464-04b
1コーナーのクリッピングポイントを目指すKさん


464-05
昨年10月のYRSオーバルスクールに初めて来てくれて
その後2回連続で参加してくれて走るのが楽しくなったと言っていたTさん
初めてサーキットに挑戦です
ルーテシアRS
有/3/01

464-05a
Tさんフィギュアエイトを回る

464-05b
Tさんストレートを駆け下る

464-05c
Tさんのお連れ
娘さんと息子さん
3人とも2日間いい子にしていました
Tさんはすごい子煩悩でした


464-06
ユイレーシングスクールの常連でトゥインゴRSもお持ちのHさん
ユイレーシングスクールで得た情報を他の参加者に惜しげもなく開陳してくれます
メガーヌRS
有/5/11

464-06a
ストレートを駆け下るHさん

464-06b
スタッフが同乗走行中のHのメガーヌRSが最終コーナーを立ち上がる

464-06c
YRSツーデースクール1日目に仕事で来れなかったHさん
翌日のYRSオーバルスクールにも参加してくれました


464-07
昨年春に某自動車メーカーに就職したHさん
昨年オーバルスクールにお父上と一緒に参加してくれて
今回もお父上と一緒にサーキットデビュー
ルノー ルーテシアRS トロフィー
有/5/00

464-07a
Hさんがストレートを駆け下る

464-07b
最終コーナーを立ち上がるHさん


464-08
ユイレーシングスクールは初めてサーキットも初めてのHさん
探りながら走っていましたが
午後には1秒強短縮していました
メガーヌRS カップ
無/0/00

464-08a
フィギュアエイトを走るHさん

464-08b
ストレートで全開にするHさん


464-09
速い某独社からルーテシアに乗り換えたMさん
初めてのFSWショートコースに挑んでいました
ルノールーテシアRSシャシーカップ前期
無/0/10

464-09a
フィギュアエイトを回るMさん

464-09b
ストレートを駆け下るMさん


464-10
一時は某独社の旦那クルマに走ったのに虫が騒いで
「しんぼうたまらん」って新車のルーテシアを増車したWさん
ルノールーテシアRSトロフィー
有/2/99

464-10a
声高のエキゾーストノートを残してフィギュアエイトを走るWさん

464-10b
スロットルオフの時のバックファイアが官能的なWさんのルーテシアがストレートを下る

 

464-11
ルノー仲間全員集合
もっと集まるといいね

 


第464回 YRSツーデースクールFSW

464-1
参加者のルノーが10台でスタッフのが2台だから
横4台で3列だなと並べたら1台余るのでおかしいなと思ってたら
自分の分を数えてますかと聞かれて初めて自分を勘定に入れてないことに気づき (笑)
苦笑いしながらのルノー車13台の記念撮影


今回のYRSツーデースクールには25名の方が参加してくれました。うち7名が初めてユイレーシングスクールを受講される方で、5名が初めてサーキットを走られる方でした。

464-a
駐車場で行うYRSツーデースクール1日目は8時に集合
参加者全員の自己紹介の後で40分ほどの座学を行います
クルマが動いている時に何が起きているかを説明します
操作とクルマの挙動の因果関係を説明します
やってはいけない操作やらなければならない操作やったほうがいい操作を説明します
イーブンスロットルとイーブンブレーキングの概念も説明します
換気のために窓は全開なので風が強くても晴れで助かりました

464-b
座学の次はデモランです
土手にそって並べた参加者のクルマのそばから
まずスラロームのデモランを見学します
最初に悪い例を示して次にクルマが走りやすい操作をして比べてもらいます
走りやすい操作をするとクルマが失速しません
パイロンを縫うように走ることができます
なぜそうしたほがいいのかの説明もします

464-c
自身のクルマに乗り込んでもらって移動します
次のデモランはブレーキングです
できるだけ短い距離で速度を落とす練習をします
最初にABSが働くような雑なブレーキングを見てもらい
続いてスレッショルドブレーキングを見てもらいます
車速を短時間短距離で落とすには
前輪のグリップを最大限に利用する必要があることを確認してもらいます
するとクルマはつんのめらずに車速を落とします

464-d
再度移動してフィギュアエイトのデモランを見てもらいます
ふたつ並んだ半径20mの円を速く走る時に必要な操作を確認してもらいます
クルマはふたつの操作が重なることを嫌います
メリハリをつけて円と円を直線的に結ぶとクルマの性能を引き出せることを説明します
どうすると直線的に走れるか説明します
最初に人間が速いと思うだろう操作で周回して見せます
次にクルマが速く走れるような状態を作って周回します

464-e
YRSツーデースクールに限らず
ユイレーシングスクールのドライビングスクールはどれも
座学で説明した理論と運転のコツを練習で生かせるようにミーティングを繰り返します
風が強いので富士山に積もった雪が舞っているのが遠目に見えます

464-f
1日目午前中の駐車場全景
手前からスラロームで次がブレーキングのコース
奥に見えるのがフィギュアエイトのコース

464-g
FSWの駐車場で食べ物を外に置いておくのは危険です
過去何人もの犠牲者が出ています
コンビニの袋を狙っていて
500㏄のペットボトルが入っていても袋ごと持って行ってしまいます
SFWのカラスは太っています

464-h
昼休みにコースを変更して午後はオーバル走行の練習をします
最初は半径22m直線60mのYRSオーバルFSWを使います
まずオーバル走行が初めての方のクルマを借りてデモランを行います
オーナーは助手席から見学します
最初にイーブンスロットルで周回します
ストレートが50Kmならコーナーもずっと50Kmで走ります
半径22mのコーナーだとどんなクルマでも60Kmでコーナリングできます
次にトレイルブレーキングをつかってより高い速度からターンインします

464-j
イーブンスロットルの練習は速度を指定して徐々にペースを上げながら走ります
速度が上がると操作開始の位置と操作量を変える必要があることを説明します
トレイルブレーキングを使うと速い人はYRSオーバルFSWを1周16秒で回ります
8秒に1回コーナリングができるので操作の良し悪しの仕分けが進みます
ステアリングを切ってタイヤのグリップを横方向に使い始める時
タイヤのグリップを縦方向に使っていてはクルマは曲がりません

464-k
小さなYRSオーバルFSWでイーブンスロットルとトレイルブレーキングに慣れたら
半径は同じ22mですが直線が130mのYRSオーバルFSWロングで練習します
コース幅は14mあるので3速まで使って
アウトインアウトのラインとインベタのラインと
どちらでもコーナリング速度を落としすぎない練習をします
インベタのラインは突然コーナーが始めるのでアウトインアウトより
長めにブレーキを引き摺ります


スラローム、ブレーキング、フィギュアエイト、オーバル走行で反復練習をしながら、ミーティングでドライビングポジションの話とか視線の持って行き方の説明を行い、クルマと一体になってクルマが動きやすい状況を作り出せるようになります。

464-m
YRSツーデースクール2日目の朝はFSWショートコースパドックに7時半集合
すぐにコースを歩きます
ショートコースのストレートは5%の下りでかなりの傾斜
そこで加速し減速するクルマのタイヤのグリップがどう変化するか説明しながら歩きます

464-n
FSWショートコースの1コーナーは下りから曲がりながら上りに転じる難コーナー
ピッチングを起こすクルマのグリップの変化に対応するために
やらなければならないことを説明します
奥に見える左コーナーがヘアピンで8%の上り勾配です

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ヘアピンを立ち上がってインフィールドに
速く走るためには傾斜が変わり奥へ行くほど曲率が小さくなる右コーナーが重要ですが
攻めすぎるとアンダーステアを出してタイムロス
最悪の場合はスピンやコースアウトにつながるので注意が必要です
コースを歩くと走っている時は見落としているコースの特性がわかります
何よりも足の裏で路面を確認し歩いているうちにコースの全体像が把握できます
写真奥の道路様のものが昔使われていた富士スピードウエイ名物の30度バンクです

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コースを歩いた後は2日目の進行の説明と走行の注意点の説明をします
新型ウイルスの拡散に備えてFSWが教室から机を撤去していました
この日も窓は全開でアルコール消毒液も準備しました

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コース歩行とミーティングの次はリードフォローです
参加者を3グループに分けて走行します
FSWショートコースを走ったことのない方のクルマを借りてオーナーは助手席から見学
リードフォローでは徐々にペースを上げます
後続のクルマの参加者に
前のクルマのリアウインドを通してその前を見るように
前のクルマのストップランプが点く前にブレーキをかけるようにアドバイスします

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リードフォローのあとは参加者自身に走ってもらいます
リードフォロー直後のセッションは追越禁止
各自自分の目で確認しながら自分のペースを作ってもらいます

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ユイレーシングスクールでは8分未満の短いセッションを繰り返します
今回は1回目のセッションで1コーナーのブレーキングが十分でなかった人が多く
急遽1コーナーのブレーキングに特化したデモランを
サーキットが初めての方を助手席に乗せて
どんなブレーキングがクルマの姿勢をフラットにするかを見てもらいます
ピットロードの参加者にはスタッフがアクセルオフのタイミングと
最も重要な大きな踏力で短いブレーキングとイーブンブレーキングの説明をします

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今回のYRSツーデースクールにはルノー仲間が10名参加
ルノー車が元気よく走り回っているのを見るのは嬉しいことです
カングーが来てくれるともっと嬉しい

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1日目も2日目も風は強かったものの終日富士山が見える快晴
日向はポカポカなのでスタッフは外で昼食です

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午前中のフリーセッションが終わるとラップタイム表を配ります
速さはクルマによってもドライバーの経験によっても異なります
速いのが偉いのではなく遅いのが恥ずかしいのではなく
クルマの扱い方を知らないまま速さを求めるのは幼稚だと伝えます
速さはあくまでもきちんと操作ができたかどうかの結果だと伝えます
ラップタイムは平均速度の裏返しです
ストレートの速さはクルマの性能で決まります
ならば人間にできることが何かを考えてもらいます

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FSWショートコースの走行は速度はそれほど高くないのですが
その割に運動エネルギーの大きさと向きの変化が大きいコースです
ユイレーシングスクールでは不必要な交錯を避けるため走行上のルールを設けています
走り出すとドライバー同士のコミュニケーションもとれません
安全に追い越すための場所とルールも説明します

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1周880mのコースは短いセッションでも10周以上できます
セッションごとにテーマを持って走ってもらいます
安全を確保できている限りはできるだけ速く走ることを勧めます

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2日目になると参加者はみんな顔見知り
同じ座学を聴いて同じデモランを見て同じアドバイスを聴いて
共通認識としてクルマの性能を引き出すためにやることがわかっているので
お互いを信頼し全員でクルマの運転を楽しみます

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ユイレーシングスクールではクルマの運転で目指してほしいところを繰り返し伝えます
クルマの運転というものはクルマに動いてもらうという作業なので
人間の独りよがりではクルマにそっぽを向かれる可能性があります
自分が移動しながらもれなくクルマの状態を把握し
目的のために必要な操作を遅滞なく過不足なく行うことができれば
安全も速さも得られますと伝えます

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2日間ホントにたくさん走り回りました
スロットルペダルを床まで踏んだことのない方がストレートをベタ踏みで走っていました
ブレーキを蹴とばしていた方がクルマをフラットにしてターンインしていました
フィギュアエイトでアンダーステアを消せなかった方が
クルマを横に流さず1コーナーへターンインしていました
午前1回と午後2回計測結果を配りました
YRSツーデースクール2日目にFSWショートコースを走った24名の方全員が
午前中のタイムを上回って走行を終えました


次回は参加されたルノー仲間を紹介します。

※今年2回目のYRSツーデースクールは10月17、18日(土日)に開催します。ルノー仲間の参加をお待ちしています。



第463回 ユイレーシングスクールとその仲間

この週末はYRSツーデースクールとYRSオーバルスクールを開催するために3日間富士スピードウエイに通った。3日間とも快晴ではあったけど、パイロンが動いてしまうほど風が強く、花粉もまっているようで少しばかりつらい3日間だったけど、

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YRSツーデースクール2日目午後の記念撮影
仕事の都合で1日目で帰った方1人
仕事の都合で2日目しかこれなかったYRSツーデースクール経験者3名を含み
都合25名が参加
うちメガーヌⅣRSが2台とメガーヌⅢRSが3台
ルーテシアRSトロフィーが4台とルーテシアRSカップが1台
計10人のルノー仲間が集まりました

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YRSオーバルスクールでの記念撮影
参加18名が1日中YRSオーバルロングをグルグル走り回りました
うち3名がメガーヌⅢRSで1名がルーテシアⅣゼンで参加しました


すごく充実した3日間でした。参加していただいたみなさんに感謝です。



第462回 YRS FJ1600ライド

昨年暮れにアルピーヌA110体験試乗をユイレーシングスクール20周年記念イベントとして開催しましたが、今回はその第2弾として風の当たるマシンに乗ってみようという企画を実施します。

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FJ1600
このマシンに乗ります

FJ1600はスバル製の1600㏄エンジンを搭載した入門フォーミュラカーとして1980年から2009年までレースが行われていた。パワーはそれほどでもないけど車重がドライバー込みで465Kgという軽さ。他にもインボードサスペンションを備えるなど本格的なマシンで、F1レースに参戦した片山選手や服部選手もFJ1600でレースデビューを果たしています。現在FJ1600のレースは行われていないけど純レーシングカーを体験する素材として各地で走っています。

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FJ1600
馬力当たり重量6.8Kg
前後インボードサスペンション
作りは上級フォーミュラカーと同じです。

今回は6月11日(木)に筑波サーキットコース1000で開催するYRSドライビングスクール筑波に参加する方を対象に、オプションとしてFJ1600も味わってもらおうという企画です。当日はスリックタイヤ(雨天の場合はラジアルタイヤ)を履いたFJ1600を4台用意。参加者自身のクルマでイーブンスロットルとコーナリングの練習を終えてから試乗するので、サーキット走行が初めての方や筑波サーキットコース1000が初めての方も自然に乗りこなすことができます。

YRSドライビングスクール筑波の募集人員は30名ですが、YRS FJ1600ライドは先着順に16名です。費用はタイヤ代、ガソリン代込みで10分間9,240円です(車両を破損した場合は修理のための実費を申し受けます)。FJ1600での走行の注意点は事前に説明しますのでどなたでもFJ1600の運転を楽しめます。ぜひこの機会に、パワーステアリングもブレーキアシストもついていないから入力通りに反応し、なおかつピッチングもローリングもせずに重心付近に全ての運動モーメントが集まる風の当たるマシンを味わってみて下さい。

◎ 6月11日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波開催案内頁&申込みフォームへのリンク
◎ 6月11日(木)開催 YRS FJ1600ライド開催案内頁&申込みフォームへのリンク

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FJ1600
荷重が移動しても姿勢が変化しないフォーミュラカー
運動エネルギーが平行移動します
一度味わってみて下さい