トム ヨシダブログ


第77回 タイヤは働く

クルマは4本のタイヤでその機能の全てを路面に伝えている。駆動力、制動力、遠心力を4本のタイヤが『分担しながら』クルマの走行状態を保つ。
4本であることが必要条件だから、4本のタイヤのうちの1本でもグリップを失うことになれば、クルマはその機能を発揮することはできない。

スクールで毎回説明していることだが、クルマはひとつの機能だけを使っている時には非常に安定しているものだ。加速なら加速、減速なら減速、旋回なら旋回。その動きが始まってしまえば、そしてその動きを続けている限りクルマのバランスはまず崩れない。

しかし、その動きが始まる瞬間、その動きに移る瞬間にタイヤがグリップを失うことは大いにあり得る。特に対角線上に加重移動が起きる場合、すなわちターンインがその典型。
グリップを失う原因は様々だが、四隅にタイヤが付いているクルマの宿命で、1本のタイヤのグリップを損なうとその対角線上、反対側のタイヤのグリップも損なわれる。つまり、クルマが4本のタイヤで支えられているという常識が通用しない事態が起きる。

クルマを思い通りに動かすことが目的ならば、アウト側前輪のグリップに最大限の注意を払うべきだし、そのグリップの限界を探る方法もある。(どうするかは実際にユイレーシングスクールを受講してみて下さい)

ということで、一生懸命働いてくれる前輪をフィーチャーした動画がこれ。

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スクールで行うリードフォローのリードカーとして、動画撮影のカメラカーとして大活躍のルノー トゥィンゴ ゴルディーニ ルノー・スポール。こんなこともやりました。


於:富士スピードウエイレーシングコース


リアウインドにカメラをセット

※ 詳細は近日公開です。


第74回 人の振り見て

ある事情で30分ほど時間をつぶすことになった。次の用事を先に片付けてしまうには時間が足りないし、その日はノートパソコンを持って出なかったのでデータの整理もできず、そこで待つしかなかった。

そこは4階と5階が駐車場になっているスーパーマーケット。駐車場にはひっきりなしにクルマが入ってきては出ていく。日影なのだがクルマが発する熱のせいだろう、どんよりとした暑い空気があふれている。
買い物をする予定はなかったのだがせめて涼しいところで待とうと歩き出したのだが、脇をかなりの速度で通り過ぎる1台のクルマを見ているうちに考えが変わった。ここはひとつ、暑いけれど駐車場を走るクルマを観察する時間にしようと。

今から40年以上前のことなのだが、鈴鹿サーキットの1コーナーのポスト長として旗を振っていた時。30m先を時速270キロからターンインするレーシングカーの走りを見ながら「速いクルマの動き」を観察することができた。

4番ポストは1コーナーに向けてターンインする場所にあり、2コーナーに続く半径のより小さい3コーナーまでが守備範囲。その先は3コーナーにある5番ポストの受け持ちだった。
当時、改修前の鈴鹿サーキットの1コーナーと2コーナーの間には短いけれど明確な直線があった。3コーナーまでをひとつのコーナーと考えることもできるが、ほとんどのドライバーは1コーナーのターンイン後に加速していた。で、2コーナー手前で再度ブレーキングする。
速いドライバーは1~3コーナーも速かった。しかし走り方は同じでもクルマの動きはドライバー毎に異なっていた。1コーナーにとんでもない速度で飛び込むドライバーがいると思えば、2コーナー手前のブレーキングが誰よりも早いドライバーもいた。
マシンはあっと言う間に3コーナー先のガードレールの影に消えていくから、ほんの数秒の間に走り方の違いを見つけることは簡単ではなかった。それでも耳と目でイメージを造ることができるようになってからは、わずかな差を見つけることができるようになった。クルマが高速で移動する時に理想とする動きを、連続的に捉えることに慣れることができるようになった。

今から30年以上前のことなのだが、同じクラスのレースに参加するドライバーが「有料の練習」をしているのを目を皿のようにして見ていた。タイヤ代にも事欠く我がチームは事前の練習に使う予算がなかった。

しかし、それが良かった。練習する時間はなくても、同じような性能のクルマが速く走ろうとする時にどうあるべきか理解が進んだ。
あるドライバーは4速全開のコーナーにノーブレーキとも思えるほどの速度で進入していた。しかし、彼はその登っているコーナーの脱出は速くなかった。サーキットのコーナーの数は限られている。全てのコーナーで観察することも不可能ではないが、速く走る時にキモとなるコーナーに重きをおいた。
あるドライバーは下りきったところにあるヘアピンコーナーで、自分の想像を超えるほどの減速をしていた。減速は速さに逆行するといぶかしがった記憶があるのだが、実際にはそのドライバーが続くストレートでの到達速度が速かったことでブレーキングのもつ意味がわかった。
どうするとどうなる、ああするとああなる、こうするとこうだ、という因果関係がわかってくると、自分で走り出した時にやるべきことが見えるようになった。

自分にとって観察は先生を探す手段だった。何度も何度も見ているうちに、もちろん先生足りえる場合とそうでない場合があったのだが、徐々にそこであるべき姿が見えるようになる。あるべき姿がわかっていれば、それに足りないか足りているかが瞬時に判断できるようになる。同時に自分がすることを俯瞰できるようになる。観察することは、それが人の運転であれ自分の運転であれ、実際に練習をするのに等しく重要だと思ってきた。

さてさて。その駐車場ではさまざまな運転が繰り広げられていのだが、残念なことに「先生足りえる例」にはお目にかからなかった。
※絶対に真似したくない例
・進路を逆走するクルマ
・後続車が待っているのに通路の真ん中に止めて家族を待つクルマ
・一旦停止の標識があるのに止まらずに速度さえ落とさないクルマ
・携帯電話をしながら片手運転で坂を登ってきたクルマ
※もう少し運転に興味を持ったらもっと安全に走れるのに、と思った例
・ステアリングの初期にいっぱい切るから内輪差が大きく柱にこすりそうなクルマ
・同乗者と会話している時に相手の顔をみてしゃべっている人
・遠くを見ていないから先の状況を把握するのが遅れる人 等々

十人十色と言うし、みんな運転免許は持っているはずだから、いろいろなスタイルがあってもいいのかも知れないが、安全に対する配慮だけは欠かしてほしくないものだ。

ユイレーシングスクールでは全てのカリキュラムにリードフォローを組み込んでいる。インストラクターが運転するクルマに車間距離5mでついていくというものだ。
参加者には事前にこう説明する。『とにかく習うより倣えです。自分であれこれ考えないで、とにかく前のクルマの真似をすることだけに集中して下さい』と。

もうひとつ。スクールの最初に『自分の番ではない時は人の走りを見て下さい。初めはわからないかも知れませんが、慣れれば中の人が何を考えどう操作しているか想像できるようになります』と、観察眼を養うことの大切さを説くことにしている。


第73回 人かクルマか

まったくもって個人的な意見ではあるのだが、昔から「クルマより速く走れるようになりたい」と思ってきた。

正確に表現するのは難しいが、要は、『クルマの性能を余すところなく発揮できる運転技術を身につけたい』といつも思っていた、ということになろうか。
アメリカでレースをやっていた時も、勝敗を度外視して走っていたわけではないが、常にクルマの性能を十分に引き出すことをテーマにしていた。

そんな、思想と言ったら大げさだけれど、そんな考え方は米国ジムラッセルレーシングスクールの創始者であるジャック・カチュアの説くドライビング理論と通じるものがあった。ジャックは3日間のスクールの冒頭で、「クルマの性能より速くは走れません。クルマの性能より速く走った人もいません。まずクルマも性能をどうすれば引き出せるかを考えて下さい」といつも言っていた。
だから、日本語クラスを作ってほしいともちかけたのは、スキップバーバーレーシングスクールではなしにジムラッセルレーシングスクールだった。

時は移り1990年代後半。日本ではクルマが速ければ速く走れるという考え方がサーキットに蔓延していた。ジャックが知ったら眉をしかめる状況だった。

だからユイレーシングスクールが誕生したといっても過言ではない。
だから、端的に言えば、ユイレーシングスクールが掲げたテーマは『道具に頼らず自分の速さを追及しましょう』だったし、14年目の今も同じ。
だから、速く走るための必須アイテムだと誰もが思っているSタイヤは、当時からご法度だった。禁止とは言ったことがないけど、雰囲気をさとってくれたのだろうか、今までSタイヤで参加した人は10人もいない。

『クルマの性能を高めれば速く走れて当たり前。クルマにつぎ込む余裕があるのなら自分に投資してクルマととことん付き合って下さい。運転は一生モノです』なんて面倒くさいドライビングスクールだからか、参加者の4割近くは全くのノーマル。極端に改造したクルマで参加した人はいない。

7月のある日。そんなSタイヤに縁のなかったユイレーシングスクールがついにSタイヤがテーマのプログラムを実施したのだから、常連から「宗旨変えしたのですか?」と問われる始末。そうではなく、ある卒業生がタダでSタイヤを手に入れたことがことの発端。
とにかく、YRSオーバルレースでブイブイ言わせている常連にしてもSタイヤ経験者はいない。ならばみんなで味見するのが良かろうと、有志に協力してもらい1台のロードスターにラジアルタイヤとSタイヤの両方を履かせ、乗り比べをすることになった。

その時の車載映像がこれ。

味見をした後の感想はというと、「転がり抵抗が大きいから無条件に速いということはないね」、「Sタイヤは美味しいところがどこにあるのかわかりづらいな」、「速く走るためにどうしても必要ってことはないよね」、「割高でライフの短いSタイヤの費用対効果って疑問だな」等々。ジャックが聞いたら喜びそうだな、と思ったものだ。


第72回 トゥィンゴ ゴルディーニ RS 舞う

ちょっと残念なことがふたつある。

ひとつは、「このアングルから撮ればトゥィンゴRSの粘っこい足の動きがわかるよね」と期待していたのだが、撮影当日が昼間だというのに雲に覆われて暗かったせいか、タイヤの踏ん張りもあまりわからず終い。編集時に画面を明るくしてみたのだけど、確かに足の動きはわかるようになるものの、他の部分が飛んでしまって断念。結局「照明が必要かな?」と再挑戦を決意したこと。

もひとつは、レヴ トゥー ザ リミットの時にインテークマニホールドから音を拾ったのだが、少しばかり機械音がやかましかった。それで、マイクに防音を施し「今度こそ」と期待していたのだが、アメリカ製の古いICレコーダーが機嫌を損ねてオーディオファイルはなし。しかたがないので有料の音楽でごまかしたこと。

そんな少しばかり欲求不満なビデオがこれ。

それでも、絵的には面白い迫力のある動画が撮れたと思うのだが。

※ 吸気音も排気音もないので想像しがたいですが、コーナリングスピードに勝るツーシーターのカメラカーに追い立てられていたので、実は、かなり全開で走っています。


第71回 嬉しいメール

YRSドライビングスクールを受講された方からメールをもらうのはすごく嬉しい。ドライビングスクールを続けていて良かったと思える時でもある。
最近届いたメールを2通紹介しよう。

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写真と本文は関係ありません

『栃木の○○です。この前の日曜日はお世話になりました。

何をどう言って良いのかよく分からないのですが、この前のオーバルスクールの最後の左周りの8分間はとても不思議で独特な感覚でした。全てが「自動的」というか、運転を意識しなくても勝手に身体がクルマを操作している感じでした。

視界が、ものすごくワイドでカントがついているコーナーに向かって行く時も、ずっと遠い景色まで見えて、遠い山の裾野辺りまで見ている様な独特な視界でした。
いつもなら赤いコーンを見てそこの進入に集中してしまいステアリング操作やヒールアンドトゥなどの操作を意識してしまうのに、なんと言うかそういう事も無意識で操作している感じでした。

あの時どう走っていたかについては不思議と思い出せません。そういう意味では再現性はないと思いますし、あの走り方やラインが正しかったかも分かりません。ただあの独特の感覚をふとした時や寝る前に思いだしています。

またあの感覚が再現できるかどうかは分かりませんし、次にスクールに行った時もいつも通りトムさんに怒られると思いますが(笑)再びあの感覚を体験できる様に頑張らないで頑張ります。』

○○さんにどんなアドバイスをしたかをここで再現するのは難しいけれど。
もう6年も通って来てくれている○○さんの運転にはある傾向があった。操作自体は間違っていないし、オーバルコースを走っても遅くはないし何も問題はないように見えるのだが。
オーバルコースを走る○○さんの走りを目で追っていると、クルマの速さとエネルギーの方向が一致しないことがある。そんな場合、ほとんどの人が同じような理由で先に進むことができないでいる。そこで、操作ではなく意識の持ち方のアドバイスをしたというわけだ。
○○さんが無意識に走れたのはアドバイスのおかげばかりではもちろんないのだけど、一人で走っていると、特にそこそこ走れる段階になると、自分自身で天井を作ってしまうのが人間の性。

YRSのカリキュラムやアドバイスがきっかけで○○さんが無意識行動で操作できる領域に達したとしたら、これほど嬉しいことはない。

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『トムさん こんにちは。先日オーバルスクールに参加いたしました□□です。そのせつはありがとうございました。とても勉強になって、しかもとっても楽しかったです!思いがけず食事までご一緒させて頂いて、ごちそうにまでなってしまい……本当にありがとうございました。とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

今回、ヒール&トウを教えてもらったのが自分にとっては特にうれしくて……

できるようになりたくて自分で何度か練習しようとしたのですが、そのたびに、すんごいブレーキかかるし、イヤんなっちゃって、挫折してたんです。でも教えて頂いたやり方だと、ガッツンってブレーキかからない!スゴイ!!
というわけであれ以来、調子に乗って練習しております(^^)

運転ってホント我流になりやすいし、ふつうは直す機会もあまりないので、正しい、努力する方向が分かっているというのは、幸せなことですね。
スクール、行きたいと思いつつ引越しやら生活の変化などで、エンジンドライビングレッスン以来ちょっと間があいてましたが、またぜひ参加させて頂きたいと思います。

厳しい暑さの日が続いておりますが、ご自愛くださいませ。またお目にかかれるのを楽しみにしています。』

□□さんは、YRSドライビングスクールを受講される多くの方と同じで、シフトダウンの時のヒールアンドトウに苦手意識があった。
で、ヒールアンドトウはドライビングテクニックのひとつではあるけれど、それができないからと言って、クルマを走らせられないわけではないことをまず最初に理解してもらった。
次に、ヒールアンドトウを使うとどんなメリットがあるのかを説明し、その目的からさかのぼってブレーキング中のどの時点でシフトダウンすることが好ましいか確認してもらった。最後に、実際にヒールアンドトウの操作をする時のコツを「止まっているクルマのシートを一番後ろに下げ」て右足の動きを見てもらいながらイメージしてもらった。
ヒールアンドトウができる人は簡単にこなしてしまう。けれど、最初から誰もが流れるようにできるわけではない。だから、できないことが恥ずかしいことではないことも付け加える。

ヒールアンドトウに限らず運転操作というものは、理論的な理想形を具体的に説明することが必要だと思っている。クルマを運転するにはやらなければならないことがゴマンとある。個々の操作も大切ではあるけれど、最も大切なのは全ての操作をまんべんなくこなすことを最優先にしてもらい、運転する本人が自ら進化しようとする流れを作ってあげることだ。

その時のアドバイスがその人の中でずっと息づいていてくれれば、そんな嬉しいことはない。

余談になるが、そんなユイレーシングスクールの教え方の基本を形成した出来事がある。

今から四半世紀前のこと。双子の息子を幼稚園に送り迎えをする日が続いていた。ある時期、迎えにいくと親の顔を見るなりふたりしてベソをかくことが多くなった。最初のうちはその原因がわからなかったのだが、しばらくして、英語が得意でない息子たちなのに先生が頻繁にディベートの指名をするからだとわかった。
我が家は家庭内では日本語を使っていたが、将来英語圏で生活するであろう息子たちは保育園から英語漬けにした。おそらく我が芽生え始めた時に、ふたつの異なる言語に翻弄された結果の涙だったようだ。

で、息子たちを泣かすとはけしからん、とばかり幼稚園に乗り込んでいった。完全な親ばかである。自分がつたない英語しかしゃべれない負い目もあったのだろう。自分のことのように思えたのかも知れない。

しかし実際は、鼻の穴を広げているボクに向かって先生が言った言葉に打ちのめされたものだ。
その時にどういうやりとりがあったか思い出せないが、先生はこういうようなことことをよどみなく言った。

・あなたの息子は確かに英語が得意ではない
・アメリカ人の中にもしゃべるのが得意ではない人もいる
・しかしアメリカに住む限り英語をふつうに話せることが自然だ
・ここ(幼稚園)での時間は彼らにとって快適ではないかも知れない
・ここにいる時間は彼らの将来のためにある
・私は、彼らが自ら自分の能力を引き出す方法を教えるためにここにいる

まさにグーの音も出ないとはこのことだ。日本に来るたびにたくましくなる息子たちの顔を見るたび、名前は失念したが、あの先生に今でも感謝している。そして、その感謝の気持ちを表すためにユイレーシングスクールを続けている。


第69回 Rev to the limit 2

ルノー トゥィンゴ ゴルディーニ ルノー・スポール 吠える

※このビデオは2名乗車で撮影しました。
協力 富士スピードウエイ


第66回 自由を求めて

この世の中に、全ての束縛から解き放たれた自由はあり得ない。人は制約を受けながら自由を模索する。

クルマの運転も同じ。いかに高性能なクルマでも、その性能の全てを無条件に堪能することは不可能だ。
クルマは人間の能力を拡大してくれる最良の友人ではあるが、クルマが自由をもたらしてくれるわけではない。

我々は目的を定めてクルマを動かす。もろもろの制約の中で安全に、かつ効率良くクルマを動かそうとイメージする。
そのイメージが、『クルマが動きやすい状況』に合致していれば、もろもろの制約などなんのその、クルマは実に生き生きと動いてくれる。
操る人間は、クルマが目的に近づけてくれることに無上の喜びを感じる。

20m間隔で並べられた11本のパイロン。もちろんパイロンに沿って直線的に走ればクルマはその性能をいかんなく発揮する。それでも、いつかはスロットルを閉じなければならない。クルマの速さとはそういうものだ。そして、直線での速さは高性能のクルマと高性能ではないクルマの序列を生む。

ではパイロンを縫って走る場合はどうか。もはやクルマはその持てる性能を無制限に発揮することはできない。クルマに、そして人間にできることは、次から次へと迫りくるパイロンをクリアしながら先に進むことだけ。

パイロンを倒さないように。
遠回りしないようにパイロンをなめて。
チャンスがあればスロットルを開けて。

11本のパイロンをクリアした時。人はクルマと同じ速さを手に入れる。
クルマを生き生きと走らせることができれば、その時、人は自由を手に入れる。
そこにはクルマの絶対的な性能が生む無意味な序列はない。そして、クルマを操る人が主役になる。


第65回 YRSドライビングフラッシュ

ご覧になったことのがあるかも知れないけど、ユイレーシングスクールのウェブサイトに掲載してあるコンテンツを紹介。

□ ターンイン

・I’m a faster driver.

・I’m a faster driver, too.

・Me too !

・I’m the fastest !!

■ エクジット

・I was driving faster.

クルマが思うように動いてくれるのはすばらしいことです。