第228回 Yui Racing School の2
ユイレーシングスクールのYRSオーバルスクールでどんなことを教えているか、その一部が WEB|CARTOP に動画で紹介されています。ご覧下さい。
※ 他のカリキュラムでも、いかにしてクルマの性能を発揮させるかに焦点をあてたアドバイスをしています。ルノーユーザーの方はぜひ遊びに来てみて下さい。カングーも大歓迎です。
ユイレーシングスクールのYRSオーバルスクールでどんなことを教えているか、その一部が WEB|CARTOP に動画で紹介されています。ご覧下さい。
※ 他のカリキュラムでも、いかにしてクルマの性能を発揮させるかに焦点をあてたアドバイスをしています。ルノーユーザーの方はぜひ遊びに来てみて下さい。カングーも大歓迎です。
ロサンゼルス空港の周回路の出口で右折してパシフィックコーストハイウエイに合流。滑走路の下をくぐり105Eastに乗って東へ向かう。105フリーウエイはパシフィックコーストハイウエイの西で一般道に変わるのでそれほど交通量は多くない。4車線にクルマが点在する。
しばらく進みオレンジカウンティ方面に向かうため405Southに向かう。いくつかの合流を経て5車線プラスカープールズレーンの405に乗る。とたんに交通量が増える。頻繁な車線変更あり。
405フリーウエイはアメリカ西海岸をメキシコとカナダを結ぶ大動脈のインターステイツ5号線の「海寄りバイパス」のようなものだから、1日中交通量が多い。
405に乗ってスピードメーターを見ると80mphあたりを指している。俗にグレーターロサンゼルスと呼ばれる広大なエリアの制限速度は65mphなのだけれど、間違いなく405を走る全員が制限速度を守っていない。
だからけしからん、という話ではなくて、都市部のフリーウエイの流れが速くなったから、効率的にクルマを使えて便利になったという話。実際、空港を出てからファンテンバレー市の自宅までの所要時間は昔に比べて20%近く短縮した。
1979年にアメリカに居を移し、サンタモニカやレドンドビーチなどを転々としてファンテンバレーに落ち着いたのだけど、ずっとフリーウエイの制限速度と言えば55mphだった。信号や一旦停止がないからフリーウエイなのに、なん車線もある広い道なのにとダブルニッケルを恨んだものだ。
昔に比べて速度制限の標識の数が減ったように感じた
65mphが周知の事実だからか
他に理由があるのか
制限速度を無視してはいけないが事故を起こさないことのほうが最優先されるべき、と考える者にとって、制限速度を守れば安全を担保できると考える人々は苦手だ。その昔。朝夕のラッシュ時にフリーウエイに乗ると「私は安全運転しています」と言いたげな、流れの速さに竿をさすようにマイペースで走るご仁に出会うことが少なくなかった。そういう人々が渋滞の元凶なのはいうまでもない。
さて、1973年のオイルショックの時にガソリンの節約を目的に連邦法で55mphと定められた制限速度だが、クルマの性能が良くなり燃費が向上し、道路のインフラも充実してきたからなのだろう、1995年にフリーウエイの制限速度が各州がそれぞれに州法で決められるようになった。
グレーターロサンゼルスはこの年から都市部の制限速度が65mphに引き上げられた。当時、速度を上げると危ないとか否定的なニュースも耳にしたけど、間違いなく交通の流れはスムースになった。事故件数が増加したという報道を目にしたこともなかった。
結局、安全運転信奉者も65mphで走ることになったので流れの速さが底上げされて、それでフリーウエイの流れに淀みがなくなったのではないかと想像している。
それにしても、80mphは行き過ぎじゃぁとも思うけど、流れに乗って走っていれば速度違反は咎められないことは経験的に知っているし、とにかく周囲から浮いた運転をしないように自宅を目指した。
個人的には制限速度はもっと速くていいと思うけど、速く設定するとまたそれを上回って走る人がでてきくるから、どこで線を引くか難しいところ。アメリカのフリーウエイは路面の悪い所があるからむやみに速度を上げるのも危ない。実質80mphならよしとしましょう。
《訂正》 第226回でカープールズレーンを1人で走った場合の罰金の金額がわかりました。現在は341ドルです。80年代は確か100ドルぐらいだった気がするので、罰金も値上がりしているようです、
【余談1】 州法で制限速度が決められることになって、モンタナ州は制限速度そのものを撤廃してしまった。結果、全米の走り屋がモンタナ州を目指したとか。ところが事故が相次ぎ結果的に規制することになったと聞いた。
【余談2】 ご存知かも知れませんが、ダブルニッケルのニッケルは5セント硬貨の俗称で制限速度が低いことを揶揄した造語です。
盲目的にアメリカが好きなわけではないけれど、ことクルマを使う上ではアメリカを高く評価しないわけにはいかない。
それはモータースポーツの話だけではない。
例えばカープールズレーン。アメリカに住み始めた70年代後半にサンタモニカフリーウエイで初めて経験したのだが、1台のクルマに2人以上乗っている場合にのみ通行できる車線のことだ。
4車線であれば第4車線がそれにあたり、追い越し禁止の黄色いラインとはみ出し禁止の白い実践で区分けされている。
いうまでもなく1台のクルマに2人以上乗ることを奨励し、結果としてフリーウエイを走るクルマの総量を抑制し、最終的に渋滞の減少を図ろうというもの。
頻繁に目にする標識
1人乗りで走ると、確か250ドルぐらいの罰金
これも当初に比べると値上がりした
昼間カープールズレーンを走っているクルマはそれほど多くはないけれど、朝のラッシュ時にはカープールズレーンでも渋滞が起きるほど活用されている。
アメリカの道は交通の流れに淀みがない
淀みを作らないような工夫がいい
それは単に土地が広いからだけではない
当初、通勤時間の短縮になるとはいうものの、ライドシェア=乗り合いに慣れていないアメリカ人はあまり利用しなかった。が、通勤圏が拡大しロサンゼルス中央部への流入車両が増え通勤に時間がかかるようになると、合理的なアメリカ人はほっておかなかった。
いまだにロサンゼルス近郊はフリーウエイの拡充が進められていて、カープールズレーンが2車線あるところとか、3人以上乗っている場合に走れるレーンなんてのもがあったり、カープールズしか通れないジャンクションのオーバーブリッジがあったりする。
その昔カープールズレーンを合法的(?)に走るために
助手席に乗せる空気で膨らませる人形が売っていたのを思い出した (笑)
とにかくアメリカのクルマ社会は合理性に富んでいる。道の作り方だけではなくルールにしても、どうすればクルマを効率的に使えるかを常に誰かが考えていて実行し続けている感じがする。だからアメリカの道を走る時にはストレスを感じない。
久しぶりのアメリカ初日はやはり、ハラペーニョいっぱいのピザにした。
◎
名古屋で生まれて初めての体験をした。
右折車線のある交差点の通過方法が、16歳で免許を取ってから一度も経験したことのないものだった。
片側3車線の出来町通りを西に進んでいて第3車線の色が違うことには気づいたのだけど・・・
先を急ぎながら第2車線を進んでいると路面に描いてある進行方向を示す矢印が妙な具合に・・・
なんと第2車線を走っていた先行車が信号の手前で止まっている !!!
第2車線を走っていたから続いて止まったけれど・・・
片側3車線道路の第2車線で止まることがあるなんて想像したこともなく・・・
矢印式の信号は直進のみ点灯だからその場から動けず・・・
第2車線で止まっているクルマの両側を直進するクルマがかなりの速度で直進車がすり抜けて行く
たぶんスズキもスバルも制限速度を超えている
だって止まっているクルマが揺れるもの (笑)
面白いからグルッと回って別の交差点で再度挑戦
右のマツダも左の軽バンもかなりスピードを出している
おまけに第3車線の先はシケイン状になっている(!)から迫力満点
結局、色の異なる第3車線はバスレーンで、バスレーンが第1車線にないことに起因するシステムのようだ。
郷に入っては郷に従え、ってことなんだろうけど、知らないと戸惑うね。
ユイレーシングスクールが主催するYRSオーバルスクールがWEB|CARTOPの取材を受けました。既に掲載されています。ご覧下さい。
某社がアメリカ市場に投入しているハイブリッド車の現行モデルの売れ行きがかんばしくないとのニュースに触れた。理由はデザインがアニメから飛び出したようで奇抜すぎる、ということで敬遠されているらしい。
夜間後ろについて走っていると、なぜテールライトの意匠があれでなくてはならないのかね、と思うし、フロントグリルがこわい気がするし、どちらかというとコンサバティブなアメリカでは苦しいのかなと想像したり。
もっとも、アメ車もこれでもかこれでもかと、ずいぶん押し出しの強いデザインが当たり前になってきて、仮に今アメリカに戻ることになっても欲しいクルマはない。プレーンな面で構成されたデザインが好きで買った80年代中期から90年代前期までののサバーバンとクルーキャブが懐かしい。
デザインの好みは人によってまちまちだということは承知しているけれど、個人的に今の自動車のデザインを見ると心穏やかではない。あくまでも個人的な意見だけど、美しいとは思えないクルマが多い。
デザインに必然はないのだろうけど、なぜそんな形にしなければならないの、と戸惑うことが多い。
その点、ルノーのデザインはいい。
ルーテシアⅢRSのリアの張りとフロントのフェンダーラインに魅せられて始まったルノー車との付き合いだけど、ルノーを選んで良かった。
面の使い方が気に入っている。なんと言ったらいいのか、子供っぽくないし、幼稚に見えないし、薄っぺらくないし、デザインのためのデザインに見えないし。要するに、しとやかで、品があって、成熟さを感じるってことが大事なんだ。
そしたら開幕したジュネーブショーのニュースが入ってきた。最大の驚きと落胆は、某社が発表したホットハッチのデザイン。前後バンパーに施すデザインは某社のアイデンティティかも知れないけれど、いくら動力性能が売りとは言え、やりすぎだ。とてもバランスのとれたデザインとは言えないし、デザインの目的が他との差別化にあるのではないかと勘ぐってしまう。
クルマのデザインはクルマのある風景を変えるだけでなく、人のクルマに対する意識も変えてしまう可能性がある。さらに言えば、人の心も変えてしまうかも知れない。
クルマはクルマ単独で存在意義があるのではなく、所有者と対になって初めてクルマとしての価値が生まれるのだと思う。だから、クルマのデザインは平和であってほしいのだ。
ルノーで良かった。
ファイルを整理していたら出てきた動画をアップした。
ロサンゼルスのダウンタウンから西に1時間。ベンチュラカウンティフェアグラウンドにあるベンチュラレースウエイ。1周400mのダートトラックを13秒で走るミヂェットのレースをご覧あれ。
滑りやすいダートトラックをなぜ速く走れるのか。その秘密はまたの機会に。
オーバルコースは単純なレイアウトに見えるけど、そこを速く走ろうとすると課題満載。クルマと運転を楽しむにはうってつけ。
ユイレーシングスクールのカリキュラムにもコーナリングの練習に特化したYRSオーバルスクールがあります。
つい最近、フェイスブックで次のようなやり取りがあった。
書き出しっぺ(?)は、ボクがアメリカに住んでいた頃に某自動車雑誌の編集長だったSさん。Sさんは今なおクルマを転がすのが好きでたまらないのだけど、そうではない人が増えているのを嘆き、クルマがクルマとして扱われていない現実を憂う。
そして、後から加わった元モータースポーツ誌編集長で現在もモータースポーツ関係のメディアを主宰しているYさん。独自の視点からクルマの運転を軽んじている人にお灸をすえる。 (☉☉)
Sさん: 「ただただ楽しむために走らせる」。これをわかってくれる人がずいぶん減ったようです。いい時代は遠い過去。
Mさん:そっと夜分遅くに走るだけのために、車で出かけるような気に成る車が少ないのも残念だとしばしば思うこの頃です。
Sさん: たしかにそうですね。優等生とは遊べないですね。
Mさん:車はちょっと悪めが素敵ですね、元来男は不良っぽいものが好きですから、本能だと思っています。笑
Aさん:そういえば、早朝や夜中走るの減りました。古いクルマは、エンジン音ご近所迷惑かなと。でも新しいクルマではそういう気起きないんです。何でかな?
Sさん:モダーンカーだとテンションなかなか上がりませんよね。
Nさん:エンジン音を聴きながら車とふたり…深夜ドライブ良いですね
Sさん:どんどん自分ひとりの世界に入って、還ってこられなくなりそうです。
Kさん:私の周りにも、楽しむためだけに走ることが理解出来ない人が大多数ですね(T_T)
それだからこそ、ご同類の方々とお話しすることが、より楽しく感じますね(・ω・)ノ
Sさん:おっしゃるとおりです!
Aさん:昔のクルマの計器灯の仄明かりや、塗装の有機溶剤と生ガスの混じった臭いをね、窓を開けた時の夜風がスピードを上げるに連れ引き抜いていって…ブレーキ掛けて止まると、また何処かしら臭いが立ち上がってくる感じとか、、ね。ブリンカー・ベルのカチカチいう音、昼間以上に耳へ届く感じとか……「夜霧よ今夜もありがとう」って気分、素敵
Sさん:そう、そう、そう!
Aさん:裕次郎と浅丘ルリ子よか、二谷英明気取ったりしてね。エースの錠だと格好良すぎて体裁届かない
Kさん:免許取立ての頃は軽トラでも何でも走れば楽しかったです!
Sさん:そうでしたね。ヒール&トウを練習するのもワクワクでした。
Yさん: クルマは人や荷物をA地点からB地点に運ぶもののはずだけど、30年ほど前に初めてフェラーリに乗って気がついた。「どこにもいかなくていい」ってことに。つまり、A地点からB地点に移ることはどうでもよくて、移動していることそれじたいが楽しい。
で、気づいたのは、自動車レースって、どこにもいかないってこと。必ずスタート地点に戻ってくる。それどころか、同じところをグルグルまわっているだけだな、と。
だからヒール&トーの練習が楽しいのは、どこかに行くためじゃなくて、動くことが楽しいからだね。なんか、嬉しいぞ(^^ゞ 。
Sさん: クルマを楽しむ。それはモータースポーツそのものですね。あっ、Yさんにとっては釈迦に説法でした。m(_ _)m
Yさん: 私が勝手にでっち上げているモータースポーツの概念はもうちっと違ってます、ってこれこそ釈迦に説法だけど(^^ゞ 。
例えば、「スポーツ」と一般に誰でも認めるテニスは、テニスコートに行かなくちゃできない。
でも、モータースポーツは、町中でもできる。と言っても、スピードを出すんじゃなくて、すでに自動車は動かしている時点で、四肢も五感も使うスポーツになっているということで。
じゃ、レースはどうなるのかといえば、それはモータースポーツの中でも“モーターレーシング”というジャンル、ってことかなと。
T:激しく同感です。同じようなことを受講生に話しています。Yさん、モータースポーツの定義として大いに広めて下さい。
Uさん:良くわかります。そんな気分でいつもこの辺りを、この先をちょっと曲がったところに住んでいたので、なおさら。懐かしすぎます。
Mさん:楽しそうですね! 左のシートには文系女史かな?
Sさん:私ひとり。
Hさん:私もよくやります~(笑)
Sさん:そうですよね。(^_^)
Nさん: Sさん、おはよう御座います。「車に乗るために」目的は、後からついて来るのですよね!でも、そういう気にさせる車が少なくなりましたね。
Iさん:皆さんのお話し伺ってて、昔のピュアな自分思い出しました。6Vバッテリーのビートルはエアコンもなく、ライトは暗い。カーオーディオは家のラジカセ持ち込み、オネーサンが可愛いと乗ってくれたけど、10分後には用があると去って行った。でも エンジン音と なんとも扱い難いクラッチペダル 自分としてはポルシェ乗ってる気分でした。今思うと 車と いやモノとの関わりの原点だったような気がします。
Sさん:「クルマ命」、そんな時代もありました。
Yさん: その言葉、これからの人生を楽しむキイワード(キイフレーズ?)として使えそうW’僕もよく晴れた日にSMを駆って田舎道を楽しんでます。
Sさん:お互い楽しみましょう!
38年間乗っているSさんの愛車
※写真は全てSさんのフェイスブックから承諾を得てお借りしました
『 あなたはクルマの運転を楽しんでいますか? 』
今年も富士スピードウエイで2回のYRSツーデースクールを開催します。1回目は3月18、19日の土日。翌月曜日が休日です。
米国ジムラッセルレーシングスクールに日本語クラスがあった時のように、初級クラスでも3日間のカリキュラムを組むのが理想なのだけれど、日本での実現には難しいものがある。それでも短期間に集中して反復練習することができれば運転を意識行動から無意識行動へ移行させるのに効果的なので、ユイレーシングスクールのプログラムにツーデースクールは欠かせない。
1日目に広大な駐車場で加速、減速、旋回とスロットル、ブレーキ、ステアリングの関連性を試行錯誤で確認し、2日目はショートコースを歩くことから始め、リードフォロー、同乗走行、タイム計測と走りこむので、2日間の走行距離はかなりのものになる。
計測ラップだけで多い人は159周
間違いなくクルマさんと仲良くなれます
サーキットを走ったことのない参加者が、2日目の最後にはサーキット走行の経験豊富な方と同じような速さで走れるようになるのもがツーデースクールの利点。もちろん、経験者のように同じようなラップタイムを何周にもわたって刻めるわけではないけれど、走り方の方向性が見つかりつつあるのは事実。
2日間も走ったらクルマがいたむのではないかと心配してメールをくれた方もいたけれど、「1日でもクルマがいたむような走り方をすればいたみます。どんな操作がクルマをいためないのかもスクールでお教えします」と返事を書きました。
昨年秋のツーデースクールは19名が参加
会津若松、豊田、桑名から
西宮からは3名が参加
速く走ることだけが目標ではありません。2日間どっぷりと運転のことだけを考える時間を過ごすのが最大の目的です。各人各様、各車各様、それなりにテーマを持って走るのですから得るものがないわけがありません。
クルマの世話にならず、自分の意思で思い通りにクルマを動かすコツをお教えします。ぜひルノーユーザーの方は参加してみて下さい。
◎ YRSツーデースクール開催案内
※ 案内頁にはどんなことをやるのか動画での説明があります
◎ ルーテシアRSがショートコースを走ります。
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