第458回 ルーテシアRS de FSWショートコース
YRSドライビングスクールFSWの合間に車載動画の撮影をしました。
FSWショートコースはYRSツーデースクール2日目に走ります。1日目に広大な駐車場でブレーキ、スラローム、フィギュア8、オーバルコースの練習をして、2日目はコースを歩くことから始まり、リードフォロー、同乗走行、単独走行と自然な流れでサーキット走行に馴染めるカリキュラムになっています。
ルノーユーザーの方の参加をお待ちしています。
YRSドライビングスクールFSWの合間に車載動画の撮影をしました。
FSWショートコースはYRSツーデースクール2日目に走ります。1日目に広大な駐車場でブレーキ、スラローム、フィギュア8、オーバルコースの練習をして、2日目はコースを歩くことから始まり、リードフォロー、同乗走行、単独走行と自然な流れでサーキット走行に馴染めるカリキュラムになっています。
ルノーユーザーの方の参加をお待ちしています。
2020年2月24日。この日はボクにとって、一生忘れることのできない、とてもとても大切な一日だった。
昨年末亡くなった公私ともにお世話になった神谷誠二郎さんを送る会が「Thanks神谷」と題して鈴鹿サーキットで執り行なわれた。
なんの恩返しもできないままお別れをしなければならずつらい一日だった。クルマを作ることと同じくらい運転が好きだった神谷さん。ドライビングスクールへの理解も深くあれこれ応援してくれていた。今となっては、少しでも長くユイレーシングスクールを続けることがせめてもの恩返しになるのではないかと覚悟を新たにした一日でもあった。
祭壇には無数の深紅のバラが
レース関係者
レーシングドライバー
レーシングチーム
全国から駆けつけた350余人が
同じ深紅のバラを一本ずつ献花したから
それはそれはあでやかな会だった
当日会場にはたくさんの写真が飾られていたけど
その中で最も神谷さんらしいのがこれ
神谷さんの周りにはいつも笑い声が絶えなかった
神谷さんはいつも笑顔
怖い時はとんでもなく怖いけど
いつもは明るい笑顔笑顔
レーシングカーは作るは
エンジンはオーバーホールするは
クルマに乗せても速いし
レース界のスーパーマンだったしボクのあこがれだった
とにかく
神谷さんが動いていないところを見たことがない
手と口が同時に動いているのは当たり前
休む時があるのだろうかと心配したこと数えきれず
鈴鹿に泊まることになった日
「元を呼んで飲もう」と神谷さん
高桑 元さんが合流してしこたま
楽しい楽しい夜でした
高桑さんはツインリンクもてぎ北米代表をしていた時の直接の上司
2016年7月3日に開催されたリジェンドミーティングで挨拶する神谷さん
神谷さんの尽力で各地に眠っていたFL500が眠りから覚めつつある
60年代後半からアマチュアレースの雄としての存在は大きかった
2016年のリジェンドミーティングに集結したFL500マシンとFJ1600マシン
リジェンドミーティングの参加者たち
レーシングカー好きの輪の中心にはいつも神谷さん
何かあればみんなが神谷さんを頼る
何でも解決してしまう手とパワーには圧倒されたものだ
本格的なインボードサスペンションが見える
神谷さんのこだわり
神谷さんの頭脳から送り出されたレーシングカーは累計1,300台を超える。中でも2019年に誕生したVITAは既に生産200台以上になり、日本はもちろんフィリピン、中国でもワンメイクレースが開催され世界でも有数の量産レーシングカーになっている。
VITA10年の歩み
VITAの魅力
一度鈴鹿サーキットで乗せてもらった時
人間の操作に寸分の違いもなく反応するVITAに惚れて
神谷さんにYRSの卒業生にも乗せてほしいとお願いして
FSWの駐車場でVITAオーバルスクールも開催した
鈴鹿の工場から2台のVITAを持ってきてくれ
YRSオーバルスクールの合間に運転手に対する許容度の低い
純レーシングカーを
YRSオーバルスクール卒業生に味わってもらうことができた
神谷さん自らコクピットドリルやベルトの装着
とにかくじっとしていることのない神谷さん
ボクの目標とする人間像だった
メッカが所有するVITAを借りて
YRSドライビングスクール筑波の合間に
体験試乗を開催したこともある
神谷さんはレーシングカーを作るだけではなかった
「クルマをつくるだけじゃなく運転の楽しさも味わってほしい」と
ウエストレーシング社員全員で
YRSオーバルスクールFSWを受講してくれたこともあった
「Thanks神谷」に展示された1台
世界にたった1台しかなかったWEST82FF
日本のFJ1600レース用のWST82Jを
フォーミュラフォード様に改造してアメリカに送ってくれた
現在はFJ1600仕様に戻され
鈴鹿サーキットでクラシックレースに参加している
世界に1台だけ存在したWESTレーシングカーズ製フォーミュラフォードの証
2016年にFJ1600仕様にコンバートされた際
神谷さんが
「懐かしいだろ。乗ってみなよ」と電話をくれた
2016年7月のFL500倶楽部走行会で走らせてもらった
「Thanks神谷」に展示された1台
1986年FJ1600チャンピオンマシン
WEST86J
「Thanks神谷」に展示された1台
スーパーFJマシン
19J
アメリカには5歳からレースに参加できるクォーターミヂェットレースがある。サスペンションのついた本格的なマシンでオーバルコースを走る。言うなればインディ500マイルレースに続くアメリカンオープンホイールレーシングの入り口だ。レース好きの親父が子供と一緒になって頂点を目指している。
クォーターミヂェットにあやかったわけっではないが、カリフォルニア州レドンドビーチで生まれた双子の息子が5歳になった時にレーシングカートを買い与えた。エンジンをガバナー付きの4サイクルに換装しシートを子供用に換えた。月に1回ぐらいの割合でリバーサイドにあるアダムスモータースポーツパークに走らせに行った。
もとより息子達をレーシングドライバーに育てるつもりは毛頭なく、単純に小さなうちに自分で動かすものを正確に動かす術を身につけてくれればいい、ぐらいの気持ちだった。しかし息子達の反応はいまいち。走るたびに上達はするしなかなかの速さを見せるのだけど興味が湧かないのか、楽しそうではない。しまいには「もう少し乗るからゲームを30分追加してもいい?」と親を脅そうとする。(笑) 格闘技のゲームはできるかぎりやらせたくなかったのでマリオカートならとOKを出して、丁重に実物のカートに乗ってもらうはめに。(苦笑)
それでゲームには全く興味がなかったのだけど、息子達がやろうというのでマリオカートをやらされるはめに。(笑)ところがこれがうまくいかない。レーシングカートの経験は豊富なのに、何度やっても子供には勝てない。自分の中で現実の世界ではないゲームを嫌い始めていた。実感がわかないと見切りが狂うことを再認識した。だから、それ以降テレビゲームはおろかアーケードゲームもやったことがない。ついでにパチンコもマージャンもやったことはないけど。
まぁ、息子たちは成績がまずまずだったので16歳で免許がとることができて(ある成績以上でないと18歳)クルマを乗り回すようになり、思いのほか慎重に運転するのを見て、カートをやらせたのも無駄ではなかったかな、と思うことにしたのだったなと30年前の日々を思い出しながらYさんの話を聞いていた。
スクールの帰りにご飯を食べながらスタッフのYさんが最近のゲームはかなり実車に近い動きをすると言う。速く走らせるにはユイレーシングスクールが教えているような操作が必要になっていて、ゲームの世界も進化していることをブログの読者に伝えてはどうかと言うのだけれど、ボクはそのゲームをやったことがないのでYさん自身に文章をしたためてもらった。以下がYさんからのメール。
「最近はユーチューブなどの動画に懐かしい音楽がアップされていることがありまして、昔懐かしい車のゲーム音楽を見つけてシンプルな効果音・BGMに聞き入ったりすることがあります。
そんな事から「車のゲームもどんな進化をしたのかな?」と気になりまして普段はゲームをしないのですが玩具屋さんを散策してみました。ある程度ネットで下調べしておいたのですが、最新ゲームですとe-スポーツというかゲームを超えてドライビングシミュレーターになっているそうです。
ブームが落ち着いた頃の物が好きというか、自分の性格からちょっと古めのゲームソフト「グランツーリスモ5」とゲーム機本体「プレイステーション3」を中古で購入し、早速遊んでみました。内容を簡単に説明すると、車を購入してレースやタイムアタックに参加して、入賞するともらえる賞金を貯めてさらに速い車を購入し上位を目指し続けるというものです。
車種ごとに駆動方式や車両重量、最高出力、最大トルク、全長、全高などによる癖・運動性能が表現されています(右ボタンを押したときにどれだけ反応よく右に曲がっていくとかアクセルボタンを押したときのレスポンス・車速の上がり具合など)。ゲーム制作者の方もクルマの動きを研究したり諸元からプログラム数値を決めたりいろいろとご苦労されながらゲームを作りこんだそうです。
さて、そうなると気になるのがルノーです。ゲーム内の数あるカーディーラーやチューナーの中からルノーを選ぶとルノースポールがあります。最初にお金を出して購入できるのが’08メガーヌRSと’00クリオRS V6 24Vです。
メガーヌRSをゲームで操縦してみると「なるほど、素直な性格だな」、パワーがあるな。」、「ターボの音を表現しようとしてるな」など楽しくなります。
そして、さらに続編の「グランツーリスモ6」を購入してプレイしてみました。バージョンアップしてどのように車の運動性能表現が変わったのか、興味津々でした。なぜならトムさんからグランツーリスモのゲーム開発者がユイレーシングスクールを受講したことがあると聞いていたからです。
するとプレイしてみてびっくり、「グランツーリスモ6」ではブレーキ操作とステアリング操作を重ねると「曲がらない」のです。タイヤが悲鳴を上げやすいと傾向が強よまっています。
ネット上では「グランツーリスモは5から6になって運転が難しくなった」、「コーナーで突っ込んでいけない」との書き込みが多いことを発見。もしかして、YRSオーバルスクールでブレーキ操作とステアリング操作を重ねると車さんが嫌がることを身をもって体験したことが、ゲームの開発に反映されているのではないかと想像してニンマリしてしまいます。
もう一点、グランツーリスモ6ではゲームの初期の段階で優勝するとプレゼントとして’11 クリオRS(ルーテシア3RS)がプレゼントされるのです。これが素直な運動性能を持つクルマと評価されていて、レースに勝ってゲームを進めていくのに大変効果的な車種として位置付けられています。(攻略情報やネット情報には「最初のうちはルノースポール クリオが無敵。使える車!」との評価も)
自分の愛車であり、トムさんの所有車でもあるルーテシア3RSがこんな形でゲーム内で表現されていて幸せを感じます。
Yさんのはまさにこれ
キャリパーが赤
ボクのは2010年製でキャリパーはシルバー
ゲーム開発者の努力に敬意を表しますが、一方でオーナーとして確実に言えることもあります。「ルーテシア3RSも含めて、実車はもっと素晴らしいよ」と(ゲームは主に映像:目からの情報に偏りますが、実車は音・振動・接触操作感・加減速G・旋回Gなど自分の感覚を通じてもっともっと車と一体になれると思うんです)。
ちょっと古いゲームですが、ゲームでルノースポールの良さを体験して、実車でのドライビングに関心を進めてくれる人がいたら嬉しいなと思っています。
’73アルピーヌ1600S等もゲーム内で入手できるのでどんな形容がされどんな評価を得ているか楽しんでみます。実車への想像力を膨らませながら。」
1月のYRSオーバルスクールFSWに初めて申し込んでくれたSさん。あいにく雪で中止になり、振り替えでYRSオーバルスクールFSWロンガーに来てくれた。少しばかり早く帰られたので感想をお聞かせ下さいとお願いしておいたら早速メールが。
「今回、初参加でオーバルロンガーに参加させていただきました。
アルピーヌに乗り換えるまでサーキットから3年ほど離れたいたので感覚を掴むために今回受講させていただきました。座学では丁寧に疑問点に答えていただいた後、実践すべく走行開始です。
オーバルを走るのは初めてでしたので戸惑いながらの走行でしたがFMラジオでアドバイス頂いたり同乗走行を参考にしながら1日しっかり走り込むことができました。タイヤをハイグリップラジアルに交換していたのでシャーシが負けるかなと思ってましたがどこまでもコントローラブルでいい車だなと再認識しました。機会があればまたよろしくお願いいたします。」
ロータスエリーゼ
ロータスエクシージと
ミッドシップを乗り継いできたSさん
YRSオーバルが初めてのSさんを横に
SさんのA110を借りてデモラン
パンクしたのを機にハイグリップタイヤに換えたSさん
足の動きに違和感はなかった
さすがダブルウィッシュボーンサスペンション
YRSオーバルFSWロンガーの上のコーナーを立ち上がるSさん
YRSオーバルFSWロンガーの下のコーナーを立ち上がるSさん
左前が若干沈んでいるのは下のコーナーがかなりの登りだから
SさんのA110がYRSオーバルFSWロンガーの下のコーナーを攻めます
※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難なようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい
荷重移動でノーズダイブのA110
これだけ姿勢が変わっても4輪の接地感は不変なのだからA110はたいしたクルマだ
Sさん、また遊びに来て下さい。
1月のYRSオーバルスクールFSWが雪のために中止になったので、今年のドライビングスクールは2月から。14日金曜日に富士スピードウエイのショートコースを1日中走り回るYRSドライビングスクールFSWを、15日土曜日に広大な駐車場でYRSオーバルスクールFSWロンガーを開催した。
下り坂の天気予報だったので心配したけど、15日午後から雲が多くなっただけで寒くもない穏やかな2日間だった。
14日
御殿場の日の出は6時30分
宿からFSWに向かう途中
山の尻から富士山を仰ぐ
15日
小山町の日の出は6時32分
須走の定宿の屋上から富士山を仰ぐ
14日のYRSドライビングスクールFSWでのルノー仲間
左から今回は参加者のYさん
Kさん
ボク
Hさん
スタッフのKさん
中止になった1月のYRSオーバルスクールFSWに申込んでいたSさん
15日のYRSオーバルスクールFSWロンガーに振り替え参加してくれました
長野から参加してくれたTさんは75歳
14日のYRSドライビングスクールFSWでは
計測ラップだけで最多の104周を走り34秒705を記録
翌日のYRSオーバルスクールFSWロンガーにも参加して1日中走り回っていた
久しぶりにボクより年上の参加者が嬉しかった
フェイスブックにスタッフのKさんが書き込んでいたから「いいね」を押したらメールが来た。
『Facebookに書いた映画「男と女 人生最良の日々」ですが、物語の狂言回し的役割の主人公の息子がアルピーヌに乗っていて重要な役回りです。元ネタの「男と女」で主人公がレーシングドライバーの設定なので所々に車が重要な役をしているのですが(元ネタでは主人公の乗るマスタングが活躍します、フォードの契約ドライバー?)、映画の中ではヒロインの2CVが活躍しますし、ちょい役でルノーのピックアップなどが登場します。』
50年前の映画の出演者と監督が、50年という年月を経て再結集。同じ題名の映画を作るなんてステキだなと思ったのと、ルノーが出てくるのならとKさんにブログ用に書き足してもらった。
Kさんのフェイスブックの投稿
50年前に見て
50年後に
50歳老いた同じ人物が演じて同じ人が監督する映画を見ることができるなんて
ステキ
以下がKさんからのメールです。
『Kです、トムさんはオリジナルの映画はご存じないですか?主人公がレーシングドライバーの設定なのでル・マンやモンテカルロ・ラリーなどの実写が挿入されていて大好きな映画でした。モンテは実際にエントリーして映像にしたようです。
今から50年前、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」という恋愛映画が大ヒットしました。ダバダバダ…というスキャットの主題歌が大ヒットしたことをご記憶の方も多いのではないでしょうか。その名作の続編が「男と女 人生最良の日々」。主演のジャン=ルイ・トランティニアンが89歳、アヌーク・エーメが87歳、監督のクロード・ルルーシュが82歳で奇跡の再結集が実現しました。音楽もオリジナルと同様フランシス・レイが手掛けています(惜しくも完成する前に亡くなってしまいましたが)。
ジャン・ルイ・デュロック(トランティニアン)は老人ホームで余生を送っている元レーシングドライバー。かつての面影はなく、庭のソファーでゆったりと時を過ごす毎日。栄光の日々を思い返しているのかもしれないが、記憶は少しずつ薄れていく。偏屈な性格で、ほかの老人たちと打ち解けることはない。気力が衰えていく父のことが、息子のアントワーヌは心配でならない。かつて愛した女性と再会すれば、気持ちに張りが出るのではないか。彼はアンヌ(エーメ)を探し出し、父に会ってほしいと頼みにいく。
アントワーヌが乗っているのがアルピーヌ、アンヌが乗っているのが2CV、他にも日本ではお目にかかれないルノーのピックアップなどの車が効果的に使われています。
監督のルルーシュはかなりの車好きらしく、挿入されるパリの街並みを疾走する車載映像はその昔、ルルーシュ自身の運転で撮影されたもののようです。
トランティニアンは50年代に活躍したフェラーリのワークスドライバーでグランプリ出走経験もあるモーリス・トランティニアンの甥で、彼自身もレース経験があるそうです。
昔の映画をご存知の方も、若い方も、ご覧になってみてはいかがでしょうか。』
サーキット【circuit】〘名〙①電気回路。回線。②自動車・オートバイ(モーターサイクル)などのレースに用いる環状コース。③同じ主催者が開催地を移しながら行うスポーツ試合。 = 明鏡国語辞典(大修館書店)から
もう何年も「サーキットを走ってみませんか」と呼び掛けたり、ユイレーシングスクールの卒業生に知り合いを誘ってもらったりしているのだけど、正直言ってサーキットデビューを果たしてくれる方は多くはない。YRSオーバルスクールには来てくれるのだけどサーキットとなると敬遠されたり、かろうじて年に2回開催しているYRSツーデースクールで何人かがサーキットデビューを飾ってくれているのが実情だ。
そこでもう一度声を大にして訴えたいと思います。
「サーキットを走ってみませんか。クルマへの理解が進み、運転が楽しくなり結果として上手くなること間違いなしです」。
クルマの運転が好きだからユイレーシングスクールに来てくれるのに、もったいないなといつも思うのですが、サーキットを走ることを躊躇している方の話を聞くと、サーキットを走るとクルマが痛むと考えていたり、サーキットを走ることは危険が伴うものだと感じていたり。
でも、どちらも当たってはいません。今のクルマはサーキットを走ったぐらいで痛むようなヤワではないですし、サーキットを走ることを生業にすればそれなりのリスクもつきものでしょうけど、ユイレーシングスクールが提案するのは速く走るのが目的ではなく、クルマの本質を理解するために公道では味わうことができないクルマの動きを感じるためにサーキットを走ってみて下さい、というものです。
2月と3月に富士スピードウエイのショートコースでドライビングスクールを開催します。ルノーユーザーに限らずクルマとクルマの運転が好きな方はぜひ参加を検討してみて下さい。コースのレンタル料は安くないので受講料はそれなりの金額になりますが、それだけ払っても十分に得るものがあるのがユイレーシングスクールのカリキュラムです。ご自身に投資してみてはいかがですか。
クルマはスロットル、ブレーキ、ステアリングを操作して動かします。現代のクルマは良くできていますから何げなく操作してもクルマは動きます。ですが、思うようにクルマを動かしているつもりでも、ある場面でクルマが言うことを聞いてくれない可能性は常についてまわります。峠道を走っていてスピンするとか、濡れた路面に足をすくわれるとか。ブレーキが間に合わないとか、路外逸脱なんてことになるかも知れません。安全運転を心がけていても、予測のつかないことは起こり得ます。
それは、クルマが人間が考えるよりもはるかに複雑な動きをしているからです。そのクルマの動きに影響を与えるのが、人間がその大きさを推し量ることが苦手な慣性力です。つまり、慣性力をコントロールすることができればクルマは格段に人間の操作通りに動いてくれます。
公道では大きな慣性力を体験することはできません。慣性力を長い時間受けていることもありません。なので、慣性力を味方につけるためにもサーキットを走ることが重要なのです。速さではなく、慣性力の大きさを感じ慣性力の向きを読み、操作(入力)とクルマの挙動(出力)が一致することを目指すのです。慣性力を見切ることができれば運転の達人になれます。
ボクは、絶対に事故は起こさない、という覚悟でいつも運転しています。と言っても慎重になるのではなく、予知、判断、反応を的確に行うために無意識に運転するようにしています。頭の中が空っぽですから、クルマの動きが自分の体のように感じられ、慣性力の大きさと向きさえ見えるのです。
ぜひ、ボクの話を聞きにきて下さい。どうしたらクルマを意のままに動かせるか、どうすればクルマに裏切られないかをお話ししたいと思います。
◎ 2月14日(金) YRSドライビングスクールFSW開催案内&申し込みフォームへのリンク
◎ 3月20/21日(金/土) YRSツーデースクールFSW開催案内&申し込みフォームへのリンク
◎ 以下のYRSオリジナルビデオでFSWショートコースを紹介しています
・FSWショートコースはこんなレイアウト
・FSWショートコースを走る1
・FSWショートコースを走る2
・FSWショートコースを走るタイヤ1
・FSWショートコースを走るタイヤ2
・FSWショートコースを走る3
・FSWショートコースを走る4
・FSWショートコースを走る5
・FSWショートコースストレート1
・FSWショートコースストレート2
2020年最初のYRSオーバルスクールを開催するためにコーンでコースを作っておいたのに、宿を出た時からの不安が的中。駐車場に着いたらコーンが半分雪で埋もれていた。FSWの営業に念を押したら、この日は全コース閉鎖にするとのこと。至急参加者に連絡するも、FSW近くでスタックしている方がひとり、御殿場ICを降りてしまった方がほとんど、中には滋賀県からの参加者がいて、246号線山北まで来ていた方がひとり。全員に中止を伝え、気を付けて帰路についてもらった。
何年か前のコーンの頭も見えないようなつもり方ではなかったけれど、さすがYRSオーバルスクールでもこうゆう状況ではハイスピードコーナリングは無理。調整の上で代替日を発表します。
ふつうなら走行開始の9時前にコーンを回収。なんだか拍子抜け。気を取り直してコーンを洗って片付けて。
というわけで御殿場で昼食をとって大津に向かう。道中、新東名下りで新たに6車線供用が始まっているのを発見。いつも渋滞が激しい遠州森町PAを出てから浜北ICに続く区間。最初から6車線にしておけよね、と毒づいてみる。
2日間とも天気に恵まれ寒くもなく絶好のドライビング日和
ふだんのスクールだと車談議に花が咲いたりするのだけど
この2日間は
他人が走っている時も参加者全員の目がオーバルコースを走る2台のA110に
参加者全員が濃密な時間を過ごすことができました
アルピーヌ・ジャポンに心から感謝です
昨年YRSオーバルスクール+アルピーヌA110体験試乗に参加された方の感想文の最終回です。
※ 名前の後は、過去にYRSオーバルスクール参加の有無/所有車名/改造の有無/数字は改造度を示します。4からショック変更、5以上がスプリング変更で7以上が車高調装着です。
Tさん(初/ルノールーテシアRSトロフィー/無/0)
ルーテシアRSとA110の違いは、当然ながらFFとMRの違いがあるので、前輪が操舵と駆動2つの役割がありコーナー出口でアクセルを開けるタイミングがFFとMRでは違う気がしました。また、MRは前輪の役割が一つのため、ステアリングからのインフォメーションが複雑ではないため、集中しやすいと感じました。
ピュアとリネージの違いはシフトアップのスピードが違う気がしました。それによって軽さがより際立っている気がします。またピュアの方がタイヤのたわみが少なく反応がリニアに感じました。
A110の方が車からのインフォメーションが多いため、諸々の運転の準備(操作の準備の意)がしやすく結果として安心して走らせることができたと思います。
車と対話しながら走ることの重要性をはっきりとこのスクールで再確認しました。また時間を作ってきます。
Yさん(有/ロータスエリーゼ/有/8)
ロータスエリーゼとの比較
一番違いを感じたのはステアリングです。どっちもよく曲がるのですが、エリーゼではパワステが付いてないので、路面の状態やグリップの感覚がダイレクトに伝わってくるので安心感は高いように感じました。
次はエンジンの吹け上がりで、これは圧倒的にアルピーヌが軽やかで速いと感じました。
それと気になったのがパドルシフトのタイムラグです。マニュアルシフトよりは楽で確実でトータル時間は短いと思いますが、パドルを引いてから少しだけ間が空くのが気になります。他を知らないのでこれでも十分に速いのかもしれません。
全体的な印象は、早くて軽くてよく曲がり、普段使いからワインディングロード、サーキットまでこなせるすごく楽しい車でした。
Gさん(有/ロードスター NB6C NR-A/無/0)
NBロードスターとの比較
①リネージ。まず労せず曲がるハンドリングに驚きました。ヨーセンターが車の中心にあるのが感じ易く、コーナリング中のアクセルON-OFFに連動してヨーセンターが前後に移動=旋回半径が広がる-小さくなるのが良く判る。NBだとそれを狙っても上手く出来ないのは何故だろう?またブレーキのタッチもカッチリしており、薄いブレーキがやり易いのも労せず曲がるハンドリングに貢献しているのかもしれない。外から見ているとそれなりにロール/ピッチして見えるのに、自分で運転している分にはそれらはあまり感じられず、上手く仕立て上げられたサスペンションだなと感じると共に、旋回中も4輪がベッタリ路面を捉え続ける濃厚な接地感に思わず「すげぇ!」と声が出た。ATの変速も素早く、減速-旋回時にも違和感無くシフトダウンが完了し、何時でも欲しい駆動力が得られる為、あえてパドルシフトの必要性は感じなかった。
②ピュア。右ハンドル化でブレーキのタッチが若干緩く感じるけど、慣れた右ハンドルで運転に余裕が出るのを感じる。総じてNB比、乗りやすく安心感に包まれつつ限界走行を楽しめる車だなと思いました。
Mさん(有/ポルシェ ケイマン 2.7/無/0)
乗らなければよかった。
スポーツカーのスタンダードを1回味わわなければという思いで981ケイマンに乗り換えたのにそれ以上のスポーツカーがあった。
同じ MRレイアウトではあるものの、車重が300kg軽く、ターンインから脱出までアルピーヌの方が自由度が高い。(ケイマンはターンインで失敗するとリカバリーが難しいが、アルピーヌはライン取りの自由度も含めいろいろ応用が利きそう)
ピュアとリネージの違いはさほど感じなかったが、リネージの方が若干コーナー中のグリップ感が強く感じた。
スマホでラップを測るよこしまなこともしたが、午前中の自車のベストが左回りで20.5秒、右回りのピュアが21.1秒、左回りのリネージが21.5秒。 パフォーマンス、乗りやすさもアルピーヌが上と感じた。
感想文を書いて下さったYRSオーバルレースとYRSオーバルスクールに参加のみなさんにお礼を申し上げます。
< 了 >