トム ヨシダブログ


第293回 ルノー密度上昇 Iさんの場合

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ルノー密度の高かった今年1回目のYRS筑波サーキットドライビングスクール
YRS17回目のIさんの姿が
前回は昨年10月にもメガーヌRSで
その前は2015年7月にポルシェ930で
その前は・・・

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2010年7月のYRS+エンジンドライビングレッスン
Iさんはポルシェ911で参加
Iさんが初めてユイレーシングスクールを体験
今回Iさんが感想文を送ってくれたので紹介します


YRSに、休みとレッスンの日程がうまく合ったので久しぶり参加しました。

このレッスンのいいところは、サーキットを1日走ることが出来るところです。通勤に車を使っていますが、このように真剣に運転に向き合うことはサーキットでなければできません。普段、走りに出かけることはありませんので、このレッスンはとても貴重な機会なのです。

もう一つは、ここに参加するメンバーの方々です。年齢も車も様々で すが「車を楽しく走らせる」という共通の目的がありますので、特別な会話をする訳ではないのですが、とても居心地がいいのです。
私も還暦を数年前に迎えましたが、先輩方の走りの素晴らしさは格別です。車の力を出し切る走り方をすることの出来る人の運転は見ていても心地よいものです。また、今回「この歳で運転の勉強をするとは思わなかった」という感想を語っている方がいましたが、このような生き方をする人に出会えることはとても元気をもらうことができます。年齢に関係なく運転に前向きに取り組む方々が集まるYRSは、トムさんの人柄と指導の考え方によるものだと思います。

では、自分の運転はどうかというとイーブンスロットルもトランジッ ションもなかなかうまくはいきません。それでも、車の動きを意識できるのはレッスンを受けているからです。日常の運転時においても同じです。これは車との関係をより深めてくれます。そして運転に前向きになれます。だから、私はこのレッスンがとても好きです。

いろいろな車を乗り継ぎましたが、メガーヌⅡスポールに落ち着いた感想です。
この車は、2005年式なので年代ものです。ですがきちんと整備されているF4R2のエンジンは素晴らしい回り方をします。アクセルを踏んだ時のパワーの出方も、いいエンジンだなとしみじみと感じることができます。なかなかこのようなエンジンはありません。また、この車のデザインにはただただ感心するばかりです。細かなところま でこだわっているのがよく分かります。好き嫌いがはっきりしますが、この年代のルノー車の特徴です。時代を超えて存在感のある車なので大切に乗り続けたいと思います 』。

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筑波サーキットコース1000
最終コーナーで粘るメガーヌⅡRSを操るIさん

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逃げるIさん

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ルノー車独特のテールスクワット姿勢で加速するIさん


Iさん、感想文ありがとうございました。また遊びに来て下さい。



第291回 ルノー密度上昇 Sさんの場合

YRS幸田サーキットドライビングスクールに次いで、YRS筑波サーキットドライビングスクールでもルノー密度が上がった。

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写真左から
つい最近インストラクターにそそのかされてルーテシアⅢRSをかってしまったポルシェクラブ千葉のHさん
ポルシェ911、ケイマン、930をに乗り継いできてメガーヌⅡRSに乗り換えたIさん
昨年のYRSツーデースクールに参加して運転がさらに楽しくなったと言う
ルーテシアⅢRSに乗るSさん
末席を汚すのはルーテシアⅢRSでルノーを知ったY


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YRS2回目のSさん
TDSに参加したルノー乗りに感想文をお願いしたら
Sさんだけが送ってくれた
感謝です
全文を紹介します


YRS トムヨシダ様

先日は楽しく参加させていただきました。上達するためにもっと小言(アドバイス)をいただいてもよかったのですが、また次回お願いいたします。YRSを受講すると、運転がますます楽しくなります。

YRSのこと、ルノー車のことを少し書かせていただきました。

イギリスのTopgearという番組で以前、ミカハッキネンがフィンランドにおける気軽に安価に参加できる市民ラリー?が普及している様子を紹介していました。
うらやましく感じました。日本でもモータースポーツがもう少し気軽に参加できる様になるとといいと感じます。こんなに楽しいし、潜在的な愛好者はとても多いだろうと思います。

先日、私はYRSの筑波サーキットドライビングスクールに参加した。2回目のYRS受講であった。午前中は筑波サーキット1000の第1コーナーを題材にして、いかに合理的に速く車を走らせるかを繰り返し練習した。コーナーを曲がるという日常にありふれた動作だが、それを合理的に行うことができなければ速く駆け抜けることはできない。やるほどに課題があり、これが実に奥深く、おもしろい。同日午後はそこで得たものをサーキット周回で発揮するのだが、練習したものがすこしずつでも身についている感覚がとても楽しい。

昼休みは昼食を摂りながら他の参加者の方と談笑するのだが、その中で、車の運転はスキーに似ている、とベテラン参加者の先輩がおっしゃっていた。同感である。正しく加重をかける感覚がなければそもそも安全に滑降することはできない。スラロームする際には両足への加重配分や前後方向への加重移動をスムーズに行うことで美しい弧で無駄なく速く滑ることができる。運転を楽しむ感覚はスキーが楽しいと思う感覚とまさに一緒で、車の運転は奥深いスポーツ性を内包していると改めて感じる。

現在、私の愛車はルノールーテシアIIIRSである。魅力にはまって4台目のルノー車だ。一般ユーザーからするとルノーの車はとてもバランスよくつくられていると感じる。バランスとはメカニカルな難しい話しではない。使い心地や持つ喜び、スポーツ性能等が高次元でさらっとバランスされており、いつも運転が心地よく楽しいと感じる。総合的な印象として乗る人を尊重し大事にする優しさのようなものを感じるバランスの良さなのである。

スキーと同様にドライビングは楽しい。初心者でも楽しいが、上手になればなお楽しい。私を含め、コアなスポーツドライバーでなくとも、運転におけるスポーツ性を尊ぶ人はたくさんいるのだ。様々なレベルの人にとってドライビングがもっと気軽に楽しめるスポーツになればいいと思う。トムさん、YRSの皆さん、これからもよろしくお願いします。

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筑波サーキットコース1000の最終コーナーを回るSさん

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インフィールドから外周に出るSさん

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愛車とおさまるSさん


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YRS筑波サーキットドライビングスクール18年の歴史で同じ練習をしてきました
トランジッションの重要性を理解するために
コース1000の1コーナーでイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習をします
トランジッションで
クルマをフラットにすることができなければクルマの性能を引き出せないからです


今回のYRS筑波サーキットドライビングスクールには、最小年齢19歳から最高齢75歳までクルマを動かすことが好きな人達が集まりました。クルマはロードスターからトヨタマークⅩ、BRZからポルシェ911までさまざまだけど、クルマを改造している参加者が少ないのもユイレーシングスクールの特徴です。

秋にも開催する予定なので、クルマを楽しく運転してみたい方はぜひご参加下さい。



第266回 またひとり

仲間が増えたよ !

愛知県にお住まいのFさんは2人のお子さんのお母さん。クルマの運転が好きでサーキットも走るようになったのだけど、もっとクルマをスムースに走らせたいと2015年6月に富士スピードウエイで開催したYRSドライビングワークショップに初めて参加してくれました。

それ以降、YRSドライビングワークショップ3回、YRSツーデースクール1回、YRSオーバルスクール3回、YRSドライビングワークアウト1回、YRSトライオーバルスクール2回、YRS鈴鹿サーキットドライビングスクール2回、YRSエンデューロレース1回と、富士より東にある筑波以外のプログラムのほとんどに参加。 その数、2年半で13回。

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今年8月の鈴鹿サーキットドライビングスクールでストレートを駆け下るFさん


そんなFさんがある日突然、きれいな青色のルーテシアⅢRSで現れた。「クルマを買い換えたいからしばらくはスクールをお休みします」と言っていたものだから驚いた。しかも、どちらかというと硬派のクルマに乗って登場したものだから。

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幸田サーキットのピットロードにたたずむFさんのルーテシアⅢRS
この日は受講生ではなくユイレーシングスクールのお手伝い


で、RSの仲間が増えるのはもちろん嬉しいことだけど、なぜルーテシアⅢRSなのかを知りたくて聞いてみた。以下はFさんからのメール。


『 もっと前のルーテシアや前身のサンクは知っていましたが、現在のルーテシアに最初に興味を持ったのは、スクールカーのルーテシアRSに座らせていただいた時です。単純にシートと内装の雰囲気の印象ですが、ステキ。走りは、トムさんが運転すればどんな車も楽しそうに動きますから…(^ ^)
その時は、自分が車を買い替えるなど考えてもいませんでした。

常々トムさんからルノーはいいぞという話を聞いたり、トムさんのブログで読んだりしていたので、漠然と、次に車を買えるような事になったらルノーはどうなんだろうと気にはなっていました。トムさんがルーテシアⅢRSを個人で持っておられることもスクールで聞いたり、ブログで見て知っていました。

出入りのお店に今回買ったルーテシアⅢRSが入ってきたと知った時に、ふと気になって、基本スペックを中古車サイトで調べました。
大雑把に言うと自分のBMW318(E46)が1900cc 1.3t で120馬力弱。ルーテシアⅢRSが2000cc 1.2t台で200馬力。ルーテシアの世界の想像がつきませんでした。過給器ではなくNA…。これってすごいことなんじゃないかなと。

慌てて他の、運転の経験がある車のスペックをいくつか調べましたが、200馬力で動かしたことのある車は、山本さんのBMW330でオーバルを数周でした。ルーテシアⅢRS運転してみたいなあ…その時は誰にも言いませんでしたがそう思いました。それが興味をもったきっかけでした。

その後ふた月ほどして、ルーテシアⅢRSを実際に試乗させてもらって、驚きました。とにかく、よく走り、よく曲がり、よく止まる。良い感じにシャープ。ワクワクしました。お金の算段がついていたので即決で探してくれる様にお願いしました。

その前後に車屋さんがしていた話を総合すると、「 純正部品を取り寄せた際に、過去生産モデルでも、対策品の部品が出てきたりするところにメーカーの良心を感じる、車の元々の作りが良く感心した。劣化した部品を交換するなら多少値が張っても純正部品で行きたい。久々にこのサイズの車でワクワクした。乗れば乗るほど奥が深そうだ」 という印象だそうです。

私には、いろいろなひとから聞いた話の全てを実感としてはまだ理解ができませんが、インテリアエクステリア共に好みであったことと、コンパクトなこと、試乗した時の感触で操作系の重さ感、シフトフィールなど気に入って選びました。街乗りでも楽しく運転できます。

今までの自分の車よりパワーがあります。加速感はもちろんのことですが、試乗した時に一瞬にとどめましたが、踏み込んで回転数が上がると車が吠えると感じました。いろいろなことを想像して躊躇しました。

しかし、欲しい!と感じる車が他になく、せっかくユイで運転を習ってきたのだから、チャレンジしてみたいと決めました。

運転を習ってみて思うようになったのですが、コーナーに飛び込む時に、何か起きるか保証はないけれど思い切って飛び込むことが勇気ではなくて、速さを目指そうとした時に、手順を踏めば物理的に大丈夫なんだけれど、感情の方では「怖い」と思ってしまう状況というのもあって、その気持ちを越えることが勇気で、自分の天井を破ることなんじゃないかと。
それがどういうことか、簡単ではないと思いますが、チャレンジしてみたい。8月にユイのスズカフルコースのスクールに参加した時に怖さと共に初めて実感として感じた思いです。

その後、ルーテシアⅢRS に乗るほどに、知るほどに、車のスペックに追いつくには、頭も体も勇気も不足と感じますが、精一杯やってみようと思います。

まずは借金の返済から!泣笑 』

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写真右端がFさんご夫妻
そう、この日は幸田サーキットドライビングスクールを受講したご主人のつきそい
そう、ご主人がこの日サーキットデビュー


スクールの合間にFさんにルーテシアⅢRSで走ってもらった。借金が残っているそうなのでタダで。(笑) まだルーテシアⅢRSの美味しいところは使えてないけど、そんな簡単にできては面白くないし、ルーテシアRSはそんなに薄っぺらくはないから。

そのFさんから。   『 幸田サーキット、昨年くらいからずっと気になっていて、WEBサイトで調べていて、行ってみたかったサーキットでした。もっと早くチャレンジしてみれば良かった。楽しいです。1コーナーから3コーナーをどう走るか、バックストレートからブーメランカーブの走り方は?Aコーナー立ち上がりから最終コーナーをどう走る?などなど。もっと走ってみたいです。

筑波のスクールは経験がありませんが、以前、ユイレーシングスクールのツーデースクールでフジのショートコースを走りました。
いつものP2の練習に加えて、ひとつのコースをトータルで指導を受けたことで、後日、事あるごとにそれを振り返って考えたりもできて、他のコースに初めて行った時にも、いつものコースに戻った時にも、その経験が生きてくる実感を持ちました。その実感はユイへの参加回数を重ねるごとに増してきました。

具体的にいうと、ブレーキング、トレイルブレーキ、イーブンスロットル…そういうものをサーキットの中でどう使ってどう当てはめて行くかを考えたり、最初は間違ったとしても、正解を知ることで、それがなぜかを知ることで、少し古い言葉かも知れませんが、アハ体験、脳内革命が起きて、どんどん面白くなっていきます。アンダー地獄に陥っていたユイ受講前がずいぶん遠い昔に思えてきます。

地元でユイのスクールが実現します。楽しみです。走れなくてもスタッフでお手伝いできるようにと思っています。 』


ステキな相棒を手に入れましたね、Fさん。

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実はFさん。初めて参加した時にユイレーシングスクールを選んだ理由を聞いたら、「主人に勧められたので」と。
今回、ユイレーシングスクールを勧めてくれたその本人が受講してくれたので感想をお願いした。少し長くなるけどFさん夫妻のクルマ観、運転観。

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まずは、夫婦揃ってありがとうございました。私も五体満足で、五十路に突入しました。

サラリーマンが分不相応と思いつつ、それでも念願だったFerrari328gtbを手に入れて5年が過ぎました。

私は昔からドライブが好きでしたので、いつまでも運転を楽しみたいですし実際、他のヒストリックFerrari乗りの方からはドン引きされるほどの頻度で普段から乗ってます。使わないと調子が悪くなるんですよ…当たり前なのに…何台も欲しい車をチョイスできる人達には解らないみたいです。

経済的に何年維持できるのか正直見当も付きませんが「思うように動かせなくなった…」を言い訳に降りたくはありませんし「峠に刺さった!」なんてのは、まっぴらです。だからと言って飾っておくつもりもありませんし(そもそも飾るほどの家でもない)

自分の今の運転には、それはそれで満足はしていますが自分の引き出しが多ければ多いほど、どんな状況にでも対応できるのは間違いないわけで、せっかくのクルマを痛めつけて速く走るのではなくちゃんと走ることで「傷めずに速く走る」のが今の私の理想です。
「乗るのも大変そうなクルマをまわりの流れを妨げず、実際は楽に運転するジジイ」になりたい、と昔から思っています。

スクール、とても楽しかったです。初心者にはコースが複雑すぎて、考える事・操作することが一定にならずその場その場ですべての正解が見えぬまま(当たり前ですよねぇ、イメージのラインをトレースできないのはそこに至るまでの操作がきちんとできていない…しかもひとつ出来れば別のことがおろそかに…)答えを味わえなかったのが正直消化不良なのですが、いろいろな経験が出来たこと。それ以上にお手本を目の当たりに出来たことは、とても有意義な一日でした。悶々と走るだけではなく、疑問点が出た段階でもう一度同乗していただければよかったなぁ…と反省もしてます。せっかく参加者が少なかったのですから…

私の中で昔からPorscheは「売られた喧嘩を買う男のクルマ」っていう勝手な印象があってそれは今も変わらないのですが、乗り手にしっかりと答えてコーナーを立ち上がっていく姿は傍から見ていても「スポーツカー」ですもの。
でも「Ferrariは弱っちいお上品なスーパーカーだから…」って車のせいにして何も考えず金持ちぶってのんびり転がしてるのは、私にはつまらないです。いつか余裕があれば、328で富士のスクールに行ってみたくなりました。
どう考えても、サーキットのコースよりもオーバルの方が単純にブレーキングからターンインへの荷重移動やその先のタイヤ4輪の接地面をどこまで理想的に使い切ってラインに載せれたかの答えが「コーナーの脱出速度」に手っ取り早く現れますから。30歳のリアヘビーなMR車は、丁寧に乗らないと前荷重もちゃんと載らないので苦労もしますが、ボケ防止と思って楽しんでいます。全編、あのペースでスクール受講はクルマの車齢からは厳しいでしょうが結果的にそれに近いペースでも「クルマを傷めずサラッとこなせる運転」を身につけたいです。

実は昨日、幸田サーキットに忘れ物をしていたので受取に行ってきました。近場の特権ですねぇ。筑波なら途方に暮れますもの…
晴天の土曜日の昼下がり、カリカリにいじり倒したマシンがギュインギュイン走ってました。どれだけの人が 「その車の実力の全てを引き出して導き出したタイム…」 なんて眺めてました。
くるまをいじる楽しみは、それはそれで有りなのですが、日本ではサーキットでタイムを出す=「タイムを手っ取り早くカネで買う…」って風潮に、私には見えてしまいがちです。何となく敷居が高くなってて…
「此処から先の2秒はコーナー脱出の時のトラクションを逃げないようにするためにこのデフとタイヤを…」なんて感じに車屋が、わざわざ敷居を上げてきてたような…わざわざスイートスポットを狭くして、難易度を上げて凄いこと的な空気感を作り上げる様な…

まぁ実際、それをしなくても費用はそれなりにかかりますが…(苦笑)

そのクルマでしか実現できない2秒はそのクルマだけの物ですが自分のドライビングを少し見つめ直して詰める2秒はこの先のどのクルマででもできるものですからねぇ。せめて人生を折り返す前までに気がついてほしいですねぇ…(笑)

幸田サーキット自体もはじめて行った場所だったので、レイアウトも全くイメージ出来ないサーキットでしたが、曲がるクルマには楽しいレイアウトでしょうねぇ。スクールを何度か受講されてる人には楽しいのでは…
私個人では、Aコーナーの入りが全く揃わなかったので当然脱出も揃わず、その先の右コーナーにきれいにイン側に寄れず最終コーナー手前左複合がグダグダになり、結果的に最終右コーナの脱出速度も方向も揃わず、当然1~2コーナへのコース取りからブレーキングへの…
考えてみれば、毎回Aコーナーの先から仕切り直して同じ速度でライントレースをし直せば、もっと早くに1~2コーナーのブレーキングからの荷重移動がつかめたかも…(涙)タイヤの状況変化もハッキリ理解できたかも…(汗)そこが、初体験のド素人って事ですよねぇ。最後に乗ったヨメのルーテシア、AT車みたいに3速ホールドで乗ってましたもの…もったいない!

趣味らしい趣味を持っていなかったヨメが、紆余曲折ありながら、それでも普段から乗っていたMT車の運転を「趣味にしたい…」と言い出し、普段から我が家のクルマの面倒を見ていただいてる車屋の親父に「とりあえず近場のサーキットでも行ってみたら?」って言われた…なんて聞いてたうちに家事の空いた昼下がり、一人で西浦サーキットに通うようになり、あれよあれよと鈴鹿サーキットのSMSCに入会してサーキットに高速代まで掛けて通うようになった頃から「いやいや、どうせ金を掛けて行くなら…」と、当時(今もたまには…)読んでいたENGINE誌に掲載されている筑波でのドライビングレッスンが実は多少近い富士でも開催されているのを知り、ヨメに勧め続け、実際に通うようになるまで2年近くかかりましたが、その一介の主婦であるヨメも既に3年ほどお世話になってるわけですねぇ。

本人の人生の中で今まで殆ど言ってこなかったワガママを、久しぶりに言ったのが「ルーテシアの購入資金の相談」だったことは、彼女の本気度がわかって素直に嬉しかったですし我が身の所得の低さを情けなくも思いましたが変な峠道を攻めて、人さまに迷惑をかけることになる前に真っ当(?)なドライビングの本質をご教授頂き、普段の乗り方も明らかに変わり違う出費が伴わなくて良かった(謎)と常々思いますし、マトモな思考でドライビングを楽しむ姿を観ていると「私の薦めは間違いなかったなぁ…」と自画自賛している次第です。(爆)

来年のいい目標がひとつ出来ました。ありがとうございました。


第264回 選手交代

ユイレーシングスクールの活動を応援してくれているルノー・ジャポンがスクールカーを入れ替えてくれた。今度はルーテシアRSシャシーカップ。

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選手交代の図


広いところでルーテシアRSシャシーカップを思いっきり走らせてみたい方はユイレーシングスクールのオーバルスクールにおいで下さい。試乗できます。


第248回 YRSツーデースクール速報

富士スピードウエイの日程の関係で、今年2回目のYRSツーデースクールは8月に開催。

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富士山に挨拶しようといつもの場所に寄るものの富士山は雲隠れ
ただよう白い雲と深い緑の稲穂と緋色のルーテシア4RS


今回のYRSツーデースクールには3人のルノーユーザーが参加。うち2人はサーキットを走るのも、クルマを速く走らせるのも初めて。それでも2日目の午後にはクルマとの対話が大いにはずんでいました。

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集合写真
白のメガーヌRSトロフィー
黄色のルーテシア3RS
白のルーテシア4RSトロフィー
緋色のルーテシア4RSシャーシスポール


第241回 新しい靴

ルーテシアⅣRSがやってきたのは2015年3月の初め。それ以来2年とちょっと。長尺の荷物を運ぶために何度かフィットRSで行ったり、たまにはエンジンを回してやらなければとルーテシアⅢRSを2度ほど連れ出した以外は毎回スクールで使ったから、5月の末にはオドメーターが47,300キロをさすほどに。

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入稿時には5万キロ近くにも


鈴鹿サーキット、富士スピードウエイのレーシングコーストショートコース、筑波サーキットのコース1000、阿讃サーキット。スクールを開催しているサーキットは全て走った。お世辞ではなく懐の深い、具体的に言えば伸び側のダンピングが秀逸なサスペンションをしっかり堪能できたし、パドルでもフロアセレクターでもできるシフトチェンジはたいそう楽で楽しかった。

とは言え、サーキットと駐車場にあつらえたパイロンコースを含め5万キロ近く走ったのだから、ショルダーの磨耗が進むのはいたしかたなかった。スクールの参加者に乗ってもらった時にもタイヤをこじらないようにアドバイスしたのだけど、そこはハイパワーのFF。ショルダーのエッヂが丸ぁるく削れるのを避けられなかった。

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一度前後のローテーションはしたけどFFでサーキットを含む5万キロでこれなら悪くない

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以前に左前に履いていたタイヤ


立っていたエッヂがなくなると微舵角の時の反応を得にくくなる。ショルダーが削れると、ことに扁平率の小さなタイヤでは横方向のグリップに対してだらしなくなる。そこで、まだまだ使えるタイヤではあるけれど、一度リセットするために定期点検の時に磨耗が進んでいると言われていたフロントのブレーキパッドとタイヤを交換することにした。

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新しい靴はダンロップDZ101の205/45R17を通販で安く買った
こんな荷姿で到着
安いから古いタイヤなのかなと思ったけど製造年月日は2016年9月上旬
生産国がインドネシアだったけど最近のアジアンタイヤのレベルを知っていれば・・・

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お世話になっているルノー滋賀栗東
今回は持ち込みタイヤを快く換えてくれた
※将来持ち込み部品の取り付け/交換は別途費用が発生する可能性もあるそうです

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外したタイヤはエッヂを気にしなければまだまだ使えるレベル
裏表を換えればあと4万キロはいきそうだけど
だけど扁平率の小さなタイヤは基本的に一度外したタイヤは使わない主義

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新品の時の溝の深さは測ってないけど浅いところで4mm深いところで5mm強残っていた

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交換したフロントのブレーキパッド
左右どちらもピストン側より固定されている側のパッドの磨耗が進んでいた
残り3mmと4mm

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ダストの少ないパッドにすることもできたけどパーツの耐久性もみたいから純正品を選択
新品のパッドの厚みは12mm
ローターにも問題なし

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エッヂが立ってシャキッとした

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ガレージの中の弟は惰眠をむさぼったまま(笑)

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今回の代車キャプチャーも良かった



第211回 Weekend journey

今年37回目のスクールはYRSドライビングワークアウト。もう降ってほしくなかったのだけど・・・。

◎ 朝から強い雨だよ


◎ とちゅうから霧もわいてくるし


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でも終わって帰るころになって雨は上がり
10月のYRSツーデースクールに続いて三重県から来てくれたメガーヌ乗りのKさんとパチリ



今年38回目のスクールは初めて一般に公開したYRSトライオーバルスクール。前日とはうって変わってすがすがしく。

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日の出ごろは御殿場市街が雲でおおわれていたけど

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ふりかえれば1点の曇りもない富士山が


◎ 気持ちがいいからみんな元気に走り回って


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ところがお昼の記念撮影の時には富士山が雲隠れ


◎ それでも陽が傾くころにはまた富士山が見守ってくれて

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また新しいRS仲間が増えた
メガーヌに乗るNさんと2012年から通ってくれているルーテシアのSさんと



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FSWでのスクールの時の楽しみとこの時ばかりの贅沢

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御殿場の美味しいうなぎ屋さん「ひろ田」で



第204回 仲間が増えたよ

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天気予報が外れてドライビング日和

2002年の5月。町田市に住むHさんがアルファロメオ155に乗って筑波サーキットのジムカーナ場で開催していたYRSドライビングワークショップにやってきた。

YRSドライビングワークショップのカリキュラムはブレーキやスラロームなどクルマの基本操作を練習するのだが、現在ではより広いスペースが使えるFSWで開催している。

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グラマラスな後姿がなんとも言えない

同年8月にもYRSドライビングワークショップ筑波を受講したHさんは、9月のYRS筑波サーキットドライビングスクールに参加。翌年には浅間台スポーツランドで開催していたYRSオーバルスクール浅間台にも参加してくれた。

2004年5月のYRS筑波サーキットドライビングスクールから少し時間の空いた11月のYRS筑波サーキットドライビングスクール。Hさんはランチャデルタで颯爽と登場した。

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こういう造形のクルマはもう現れないだろうね

またまた時間が経って2006年11月のYRSドライビングワークショップ筑波。Hさんが今度はルーテシアⅡRSでやってきた。ルーテシアⅡRSでは2007年4月に富士スピードウエイで開催したYRSオーバルスクールと2009年4月のYRSドライビングワークショップ筑波に来てくれた。

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いかにも速いクルマってイメージだ

その後2回。2010年8月の富士スピードウエイショートコースのYRSドライビングレッスンFSWと2014年7月のYRS筑波サーキットドライビングスクールにはランチャデルタで参加してくれた。

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鎌首をもたげて最終コーナーを立ち上がる
カッコイイ
本人は見えないだろうけど

しばらく顔を見ないね、と思っていたら10月6日に開催したYRS筑波サーキットドライビングスクールに申し込んでくれた。
申し込みフォームを整理して名簿を作っていると、Hさんの車名がルノークリオV6になっていた。またクルマを換えたのかなと、当日聞いてみるとランチャデルタはまだ持っているそうで。

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9月に次いで参加してくれた郡山のSさんを引き込んでの記念撮影

一時は正規輸入もされたというルーテシア ルノースポール V6。Hさんのはフェイズ1なのかな。

こんなクルマはもう登場しないから大事に乗ったほうがいいですよ、と余計なお世話でした。


第201回 ようこそRSファミリーに

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SさんがルーテシアRSトロフィーを購入
さっそく記念撮影

郡山に住むSさんが初めてスクールを受講したのは、2013年4月4日に筑波サーキットで開催したエンジンドライビングレッスン。いささか暴力的な加速を見せるC63AMGに乗ってやってきた。
スポーツドライビングが好きだと言うSさん。その後もユイレーシングスクールのオーバルスクールやツーデースクールやオーバルレースに参加してくれていたのだが、11回目を数えた2014年11月27日のYRS筑波サーキットドライビングスクールを最後に顔を見なくなった。
C63AMGを速く走らせようとするとフロントタイヤのショルダーを削ってしまうことになる。クルマが重いからある程度は仕方ないんですよ、と言ったのがいけなかったのかと。

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2015年9月12日に富士スピードウエイで開催したYRSトライオーバルスクールの申し込みフォームにSさんの名前を見て安心したのだが、クルマはケイマンGTSに変わっていた。
富士は遠いんですよねぇ、と言うSさんはそれでも、2015年に富士スピードウエイで開催したスクールに6回参加してくれた。

今年8月。半年ぶりに富士スピードウエイのYRSドライビングワークアウトに顔を出したSさんは、ずいぶんと気持ちよく独特の排気音を響かせて走っていた。

で、帰り際。片づけが終わってルーテシアRSに荷物を積んでいるところにやってきたSさん。ルーテシアRSを指差しながら『これ買ったんです』。一瞬なんのことかわからなかったけれど、『トムさんがいいって言ってたので』と言われて思い出した。そうだ、以前、ルーテシアRSのことを聞かれたから「いいクルマですよ」と答えたのだった。

9月。前日に予定していた今年3回目のエンジンドライビングレッスンを台風のせいで中止にしたのだけど、翌日のYRS筑波サーキットドライビングスクールは快晴。Sさんが強い日差しに映える純白のルーテシアRSトロフィーでやってきた。

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さっそうと最終コーナーを立ち上がる

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さっそうと1コーナーを目指す

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さっそうとヘアピンをクリアする
(ちょっとアンダーだけど)


オドメータはまだ1600Kmだけどパワーが上がってシフトが速くなったというトロフィーをここぞとばかりに味見

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ようこそRSファミリーに

ミッドシップもFFも難なく乗りこなすSさん。でもまだ先があります。また遊びに来て下さい。


第194回 ルノーがいっぱい

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ルノーパッションデイズにおじゃました

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ルノーパッションデイズには各地からルノーと、ルノー好きが集まっていた

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当日。ゲートオープンの5時に合わせるかのように強い雨が降る。それでも続々と集まるルノーユーザー。

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写真は雨が小降りになった6時前のルノーカップ出場車待機場所

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現行生産車が主流だけどあまり見かけないモデルも

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手馴れた感じで出走準備。

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山あいに排気音がこだまするころコースをはさんだ駐車場もほぼ満車

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かってF1GPも開催されたことのあるコースを走る

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走り終わるとボンネットを開けてエンジンを冷やすのはお約束

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この日ばかりはピットサインエリアが特等席

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こちらはファミリー向けのオールルノーランの待機場所
カングーやメガーヌエステートも

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オールルノーランはサーキットのペースカーに先導されて走る

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1周3700mのコースに50台の様々なルノー

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中には懐かしいクルマも

◎ オールルノーランの様子

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観戦に来られた人は家族連れやカップルが多かった

194-15どんなクルマでも参加できる走行会を走るルノーの1
(ルノーオンリーはルノーカップとオールルノーランのみ)

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その2

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その3

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その4

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その5

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パドックには屋台も

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ルノーユーザー専用の駐車場には当たり前だけどルノー車ばかり

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昼近くになって雨の心配がなくなると1コーナー奥の駐車場も満車

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雨が上がったルノーブース

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ルーテシアRSトロフィーと新型トゥィンゴがお目見え

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商品説明中のブレンさん

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雨が上がったので屋根を開けて

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トゥィンゴを写真に収める方が多かった

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たぶん、これはいい

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懐かしいアルフィンドラム

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ルノーグッズの販売も

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ルージュ フラムのルーテシアRSはなかった

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ルノー・ジャポンが展開しているルノータコツボチャレンジ

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挑戦中

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小さい回転半径の秘密

◎ ルノー タコツボチャレンジの様子

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ステージではブレンさんがルノーのモデルについてふだん聞けない話を

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参加者の中にはこんな方も
「もと国王」さんとか

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ルノーカップ参加車の中にはこんな硬派なクルマも
個人的好み

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正規輸入車だとは知らなかった

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お茶目ですね

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自動車雑誌2誌がメガーヌRSをベースに競い合ってチューニングして紙面を飾ってるとか

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速さを競うのはそれぞれの編集長だとか

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朝一番の豪雨が嘘みたいに晴れわたった

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この日はルノー密度が高くて◎

楽しい一日でした。