第224回 Yui Racing School
ユイレーシングスクールが主催するYRSオーバルスクールがWEB|CARTOPの取材を受けました。既に掲載されています。ご覧下さい。
ユイレーシングスクールが主催するYRSオーバルスクールがWEB|CARTOPの取材を受けました。既に掲載されています。ご覧下さい。
今年も富士スピードウエイで2回のYRSツーデースクールを開催します。1回目は3月18、19日の土日。翌月曜日が休日です。
米国ジムラッセルレーシングスクールに日本語クラスがあった時のように、初級クラスでも3日間のカリキュラムを組むのが理想なのだけれど、日本での実現には難しいものがある。それでも短期間に集中して反復練習することができれば運転を意識行動から無意識行動へ移行させるのに効果的なので、ユイレーシングスクールのプログラムにツーデースクールは欠かせない。
1日目に広大な駐車場で加速、減速、旋回とスロットル、ブレーキ、ステアリングの関連性を試行錯誤で確認し、2日目はショートコースを歩くことから始め、リードフォロー、同乗走行、タイム計測と走りこむので、2日間の走行距離はかなりのものになる。
計測ラップだけで多い人は159周
間違いなくクルマさんと仲良くなれます
サーキットを走ったことのない参加者が、2日目の最後にはサーキット走行の経験豊富な方と同じような速さで走れるようになるのもがツーデースクールの利点。もちろん、経験者のように同じようなラップタイムを何周にもわたって刻めるわけではないけれど、走り方の方向性が見つかりつつあるのは事実。
2日間も走ったらクルマがいたむのではないかと心配してメールをくれた方もいたけれど、「1日でもクルマがいたむような走り方をすればいたみます。どんな操作がクルマをいためないのかもスクールでお教えします」と返事を書きました。
昨年秋のツーデースクールは19名が参加
会津若松、豊田、桑名から
西宮からは3名が参加
速く走ることだけが目標ではありません。2日間どっぷりと運転のことだけを考える時間を過ごすのが最大の目的です。各人各様、各車各様、それなりにテーマを持って走るのですから得るものがないわけがありません。
クルマの世話にならず、自分の意思で思い通りにクルマを動かすコツをお教えします。ぜひルノーユーザーの方は参加してみて下さい。
◎ YRSツーデースクール開催案内
※ 案内頁にはどんなことをやるのか動画での説明があります
◎ ルーテシアRSがショートコースを走ります。
◎
今年初めての新東名の岡崎付近は雪化粧だったけど
第118回 でも触れた高速道路の話。
あれから2年。追い越し車線をマイペースで堂々と走るクルマがめっきり少なくなった。
取締りが強化されたと聞いたしマスコミが取り上げたこともあったからなのだろうけど、追い越しが必要な時以外は走行車線を走らなければならないという規則があってそれを免許取得時に確認しているはずなのだから、自分の周囲の状況を無視したまま走り続けるドライバーが少なくなったのは喜ばしいことだ。
高速道路を走るのはほとんどの場合目的ではなくて手段であるはずなのだから、走りやすいに越したことはない。走りやすい状況とは、流れによどみがないことだ。他のクルマの動きに翻弄さることが少ないことだ。
後ろに長蛇の列ができているのに、リードフォローよろしく、おかまいなしに走り続けるのはみっともない。意思の疎通ができない者同士が同じ道を同じ方向に進んでいるのだから、少しは周囲にも気を配るべきだ。決して他人のためではなく自分のためにも、だ。
それに、万が一逆走車が現れたら、それはたぶん左側を走っているはずだから、追い越し車線を走り続けていると正面から向かってくることになる。
数年前、夜の湖西道路を自宅に向かっていた時。滋賀里あたりの上下線が別ルートになっていて隣接はしていない片側2車線区間で、遠くからヘッドライトがこちらに向かってきた。夜だったのが幸いだった。クルマがこちらに向いていることが瞬時にわかった。2車線とも北行きなのだからこちらに向かうのは逆走車でしかない。隣に乗っていた奥さんが声にならない悲鳴を上げる。路肩のない道路だからいたしかたなく、速度を落としながら左端の白線を踏むほどに進路を変え、近づくヘッドライトの位置を確認。案の定、こちらの追い越し車線、彼(彼女?)にとっての走行車線を進んできた。対面している時間を長くしたくないから、すぐさまシフトダウンしてフル加速。無事やりすごしたけれど、ニュースになっている逆走車に自分が出くわすことになるとは思っていなかった。
クルマも高速道路もそれぞれに便利なものではあるけれど、使い方は人さまざまだし油断はしないほうがいい。少しは周囲に目を配らせる癖をつけたほうがいい。
リアビューミラーを確認して追い越し車線に移り、追い越しが終わったらまたリアビューミラーを確認して走行車線にもどれば、かなりの頻度で後方を確認することができる。後ろからどんなクルマが来ているかわかるというもの。それもキープレフトが大切な理由だ。
進行方向の状況は、焦点を常に無限大に持っていく癖をつければ細大漏らさず取り込むことができる。あとは、隣の車線のクルマと横並びになっている時間を短くしようと意識すれば、走行中の環境はかなり改善されるはずだ。
ただハンドルを握って運転しているだけではもったいない。目的を効率的に達成するためにも、自分が置かれている状況を意識することも必要だと思う。
とんでもなく強い風が吹く寒い一日だったけど
今年初のYRSオーバルスクールが無事終了
◎
第110回 に登場してもらった大森さん。12月のYRSオーバルレースFSW最終戦を最後にクルマを乗り換えると言う。
それならばとYRSオーバルレース参加者に協力してもらって記念撮影をして、それを動画にまとめた。
第110回でも触れたが、実は大森さんはユイレーシングスクールの最多参加回数を誇る。最初が2000年2月12日のYRSドライビングワークショップ桶川で17年後の今回が191回目。スクールレースで1日にYRSエンデューロとYRSスプリントの両方に参加したことがあるとは言え、すごい数字だ。サーキットを走るかユイレーシングスクールに来る以外は乗らないというのに、1999年夏に購入した時に35,000キロほどだったと言うオドメーターは151,886キロを刻んでいた。
◎ 大森さんとNA6
我々が抱く好みとか熱意とか憧れといった思いとは異なり、形のあるものはいずれ朽ちる宿命にある。
そのでんでいけば、我々の思いを乗せて走ってくれるクルマなのだから、動いている間はその価値を最大限に生かすため、その機能を最大もらさず使わせてもらうのもひとつの流儀だと思う。
我が家に棲むホットハッチ3台。ルーテシアⅢRSを2010年に手に入れてから現行フィットRSが来て来月で1回目の車検。その後にルーテシアⅣRSが来たのだが、フィットRSが来たあたりからなんか、ずっともやもやすることがあった。
今になって思えばたわいもないことなのだが、毎日のように目にしていながら、実は何も見ていなかったのだな、という少し憂鬱な話。3台並べて撮ったこともあるというのに、何を見ていたのだ、という。
なんか似ているなという気はいつもしていたのだけれど、その瞬間に大切じゃないことに対しては意識が薄いもんだ。記憶力の問題だとはもちろん思いたくないし。
『少なくとも73歳まではスクールを続けろよ!』 ってことなのかね。
12月の第1週。土曜日にYRSオーバルレース最終戦。日曜日に今年2回目のポルシェクラブ千葉の安全運転練習会を開催した。幸い好天に恵まれた2日間。これで今年のユイレーシングスクールの日程は全て終了。
大津に帰ってから集計してみると、2016年には延べ500名ちょうどの方が参加してくれた。そして1999年暮に産声を上げたユイレーシングスクールは満17歳になった。
参加していただいた多くの方とユイレーシングスクールを応援してくれているルノー・ジャパンに心からお礼を申し上げます。
◎ YRSオーバルレースFSW
おむすび形のYRSトライオーバルを走ります
ポルシェクラブ千葉に依頼されて始めた安全運転練習会も10年目
◎ PCCH安全運転練習会
ロードコースを模したYRSストリートを走ります
◎
Iさんから先日受講したYRSオーバルスクールの体験記を掲載したと連絡があった。めったにないことなので、よそのメーカー系のサイトだけど紹介したい。
ユイレーシングスクールは運転が好きな人はどなたでも、どんなクルマでも大歓迎です。