トム ヨシダブログ


第520回 YRSオーバルスクールFSW

520-00
9月
シルバーウィーク真っただ中のYRSオーバルスクールFSW
小山町はすっかり秋の気配
 
次の日のYRSオーバルレースFSWの朝
朝風呂に入っていると富士山の頂上がうっすらと白い
今年の初冠雪に立ち会えたのは嬉しいかぎり


520-01
エアコンは必要なかったけど窓を開けて送風の意味もかねて強風/スイングの冷房に
 
いつものように座学で始まり
今回はユイレーシングスクールが初めての方が2名
ドライビングスクールで検索して見つけてくれたとか

520-02
ユイレーシングスクールに初めて参加される方のクルマをお借りして
オーナーを助手席に乗せてデモラン
 
ノーブレーキ60キロで22mのコーナーに進入
進入が60キロなら180度コーナーの頂点でも60キロ
まず最初にクルマの走行性能の高さに驚いてもらいます

520-03
次いで参加者が半径22m直線60mの小さなオーバルコースで
イーブンスロットルの練習を
ズラリと並んで自分が走っていない時は
他人の走り方からヒントを得ます

520-04
今回のルノー仲間は2人
繰り返し小さなオーバルで
走行中いかなる時でも
直進している時もコーナーを回っている時も常に
加速もしない減速もしない状況をつくることのできる
イーブンスロットルの概念を養います

520-05
次いで
金魚のなんとかではありません
半径22m直線130mのオーバルコースを周回しながらブレーキタッチを練習します
 
スロットルは開けずにアイドリングで発進してブレーキペダルに足を乗せ
どこで遊びが消えるか確認してから
エンストする寸前まで踏力を増やし開放の繰り返し
ブレーキパッドがローターに触り始める位置をつま先に覚えさせます

520-06
イーブンスロットの練習で60キロ近くなると
アンダーステアを消せない方が出てきます
 
クルマのせいではなく本人がシートの上で揺れているからで
クルマと一体になって
人間がクルマと同じ速さでロールし
人間がクルマと同じ量だけロールするための
ドライビングポジションの説明もします

520-07
もっとルノー仲間に来てほしいと思っています

520-08
ルーテシアⅢRSを駆るHさん
イーブンスロットルを実現するために
ステアリングとスロットルの連携を模索中

520-09
トゥインゴGTを駆るIさん
クルマがピッチングしないようにスロットルを
開けすぎないように足りなくないように連続して調整

520-10
HさんとIさんが
中心線で測って1周435.8mのYRSオーバルFSWロング
アメリカ流に言うとラージクォーターマイルオーバルを
できるだけ速く走ります

520-11
BRZからルーテシアⅢRSに乗り換えたHさん
今回は感想文を送ってくれるかな
 
同乗走行の時に最初のブレーキングで足が滑ってしまったのは内緒です
足元を撮っているビデオカメラに映ってなければいいけど

520-12
Hさんが大きなオーバルの通称「 下のコーナー 」を立ち上がります
ロールしていないように見えるけど
ワイドトレッドが踏ん張っているので
実速度は十分に速い

520-13
トゥインゴGTで動力性能に勝るクルマを追い回していたIさん
 
2008年11月のYRSオーバルレースFSW(当時はジムカーナ場で開催)に
プジョー106で初めて来てくれてルノーのブログも読んでいてくれて
ルーテシアⅢRSを終の相棒に選んだボクに影響されてルーテシアⅡRSに変更
昨年トゥインゴGTに変更するまでのいきさつと感想は
233回 430回 に載っています
ぜひ読んでみて下さい

520-14
Iさんが大きなオーバル右回りのコーナーを立ち上がる
コーナーの立ち上がりではRRの真骨頂が発揮される
 
ただでさえリアが重いのに
加速するとさらに荷重がリアの両輪にかかるので
他の駆動形式のクルマと比較して
速度が速くても少ないロールで立ち上がることができるという利点


520-15
8月のYRSオーバルレースFSWに続いて参加してくれたMジュニア
Mさんも一緒でした
少し慣れてきたので時々操作が雑になるけど
呑み込みが早いので先行きが楽しみな22歳
 
今回も父君からのメールが来るかしらん



第519回 Mさん親子とYRSオーバルスクールFSW

8月のYRSオーバルスクールFSWを前にMさんからメールが届いた。
『8月16日(日)のオーバルスクールですが、息子がスイスポで参加予定です。私も同伴します。酒の肴にロガーデータを比べることができればと思っています。昼休みに数周程度、私に走る機会をいただけると幸いです』

ロータスエリーゼに乗るMさんに最初に会ったのは2010年3月のYRSツーデースクール。その後もユイレーシングスクールのオーバルレースを含むいろいろなカリキュラムに参加してくれて、かれこれ60回になる。前々から、『息子が免許とったら連れてきますから』と言っていたっけ。他にもエリーゼCupレースに何年も出場したりの走り大好き人間。

当日、Mさんはご子息を助手席に鮮やかな黄色の、初心者マークを貼ったスイフトスポーツに乗って、いつも通りの笑顔でやってきた。運転してきたのはMさん自身がスイフトスポーツに乗りたかったのか、それともまだMジュニアの運転を信用していないからなのかは聞きそびれたけれど(笑)。いい景色。座学では間隔を空けてひとつの机に座って、Mジュニアは真剣にメモをとり、時々ジュニアに話しかけるMさん。ウンウン。

518-1
Mジュニアを横に乗せて参加者の前でデモラン
最初にクルマの性能は想像以上に高いことを体験してもらう
 
その後いつものYRSオーバルスクールのように
走りに走りに走り回り
初めはぎこちなかったMジュニアも
コツがわかったのかけっこうなペースにまで
これは親子対決が見もの


後日、再度Mさんからメール。

『トムさん エリーゼのMです。昨日はありがとうございました。お陰様で息子もより興味を持てたようです。それにしても、若いとは素晴らしいことです。スタッフの近藤さんもぼやいていましたが、嫉妬しますね...
とは言っても、データをよくよく見てみると、色々と問題点があぶり出されてきました。まずは、ラップタイムについて、確かに最速タイムは私よりも 0.02 秒速かったのですが、最速タイムを含む連続した5周の平均値と標準偏差を比較すると、次の通りです。
息子 22.41 ± 0.54 秒
私  21.95 ± 0.07 秒
息子の方はかなりバラツキが大きいことが分かります。

次に、速度と縦Gを比較した図を添付します。ちなみに、 Apple 公認の GPS は適切なフィルタ処理ができていないせいか、速度波形が極端に歪むことがありますので、その点を差し引いてご覧ください。(以前使用していた Apple 非公認の GPS ではこのようなことはありませんでした。)
添付ファイルの図の赤の線がすべて息子のデータです。この図は距離で正規化していますので横軸のタイミングで速度や縦Gを比較するには適しません。したがって、背景のヒストグラム(これは差分を表しています)は無視してください。
速度に関しては、おおよその速度波形の形ぐらいしか見るべきものがありません。トムさんの場合、息子の同乗走行だったので、やはり、加速が少し鈍っています。ちなみに、トムさんのデータで2速と3速を使った場合と3速ホールドの場合を比較させて頂きましたが、加速はほぼ同じですね、これは少し驚きです。また、私のエリーゼと比較してみると、エリーゼの方がボトムスピードが高いのですが、加速は変わらないですね。
縦Gのデータからは、興味深いことが分かりました。下りのコーナーで、息子はトレイルブレーキングができていないようです。課題が明確になりましたので、次回もよろしくお願いします』。

200816_速度_父 vs 息子
親子対決の結果かな
赤いグラフがMジュニアのらしい

200816_速度_父(エリーゼ) vs 息子
同じYRSオーバルFSWロングを走った時の
Mさんのエリーゼとの比較みたい

200816_速度_トムさん vs 息子
ボクがMジュニアを横に乗せて3速を使った時のグラフのようだ
ボトムスピードが遅いMジュニアのほうがトップスピードも速いという驚き
やはり踏んでいるのだろうね
でもコーナリング速度を高く長い間維持することに関しては
まだまだ若いモンには負けない !
 
ンッ     そういう話ではない?


これを機に、ご子息がクルマの動かし方に興味を持ち、安全にクルマと付き合いながら、クルマと運転を大いに楽しんでくれるといいですね、Mさん。
またお2人で遊びに来て下さい。




第518回 フロントを拾う

コーナリング中の挙動もコーナリング速度もターンイン時の荷重配分にかかっています。
加速、減速、旋回。後荷重から前荷重、そして横荷重へと姿勢変化する間、対角線に荷重が移動しないようにターンインするまでにフロントを拾うのが上手い運転です。換言すれば、減速区間の最後までに踏力を弱め、縦方向に使っているタイヤのグリップを横方向に振り分けやすい状況を作るのが〇です。

※ 大きくしてご覧いただくとノーズの動きがわかります


今度の日曜日には加速から旋回までの手続きを繰り返して練習できるYRSオーバルスクールFSWを開催します。一度オーバースピードでコーナーに入るために姿勢作りに挑戦してみませんか。まだ間に合います。

9月20日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW開催案内 はこちらから



第517回 YRS FJ1600ライドとYRSドライビングスクール筑波

516-01
早朝のピットにFJ1600
 
FJ1600については
第477回
YRS Pages をご覧下さい

516-02
[ I love motorsports ]
 
21年前にアメリカで作ったデカール

516-05
YRSドライビングスクール筑波が始まる前に
FJ1600を走らせるためのブリーフィング

516-04
Tさんがコクピットに収まる
 
以下が初めてフォーミュラカーに乗ったTさんが送ってくれた感想文


先日、ドライビングスクール筑波に参加したTです。7月にオーバルスクールで教わったことをサーキットコースでも実践してみたくて、今回の参加を決めました。実際、サーキットコースでも、教わったイーブンスロットルはとても有効で、スクールの合間に体験試乗したFJ1600も、余裕を持ってコーナーに進入できました(私レベルの話しですが)。
実は今回のFJ1600試乗は前に体験された方から「必ず自分のドライブにプラスになるから」と、勧められ、チャレンジする事にしたのですが、実車を目の前にすると、まんまフォーミュラーカー!少し後悔しましたが、いざ運転してみると、意外と乗れる!そしてよく曲がる!さすが速く走るために作られた車だと感心しました。
自分のドライブにプラスになったのかどうかはわかりませんが、一言、おもしろかった〜、貴重な体験をさせてもらいました。スクールの方では、新たにブレーキの使い方の奥深さに触れ、これから工夫してみようと、目標ができたところです。サーキットって、楽しいですね。またお邪魔させてください、ありがとうございました。
                        
516-06
Hさんがコクピットに
 
初めて風の当たるマシンに乗ったHさんは
こんな感想を送ってくれました


フォーミュラーカーに一度は運転したかったのでFJ1600に応募しました。
初めにシート合わせをしましたが、狭い、キツい…エンジンスタート方法、シフトチェンジを教わりました。
午前中のプログラムを終了し、いよいよFJ1600を運転します。FJ1600のシートに身体を入れ、シートベルトは外から締めて貰います。ドライバー自ら締めることはかなり難しいよとスタッフの方が言っていました。ギチギチに締められたのでお尻にスポンジがあるが尾てい骨が痛い…
キルスイッチON、スタートスイッチONにしたがエンジンがかからない…アクセルを少し煽りながらONにしてねを思いだし、再度ONにするとエンジンがかかった♪
1速に入れクラッチを繋ぐとエンスト… 数回同じ事を繰り返していたら、スタッフから2000で繋いでと言われて、2000までアクセルを煽り無事に発進出来ました(笑)
2速、3速と上げて、コースイン!トレイルブレーキ、イーブンスロットルをしながら1コーナーへステアリングを操作し無事に曲がることが出来ます。肩に当たる風を感じ気持ち良いままヘアピンへブレーキをかけますが、惰力が重く減速しているのが良くわからず曲がれそうな所でステアリングを操作し無事に曲がりました。(笑)
1番手だったので壊したらまずいので4000縛りで走行を行いましたが、充分に満足な走行が出来ました。走る直前にトムさんから秘密な呪文を教えて貰いましたが、「主催者の指導方法が良いので」秘密な呪文を使うことはありませんでした。(笑)
最後にこのような機会を作ってくれましたトムさん、スタッフの方ありがとうございました。

516-09
Yさんがスタートの準備
 
6月に続いてFJ1600に乗ったYさんからの感想文


6月にユイレーシングスクールのFJライド1回目で初めてFJ1600に乗るという経験を致しました。1回目の感想は「ズバリ楽しすぎる。刺激的で最高。」でした。自分の操作・車の反応が即時で且つリニアなのが非常に印象的でした。そんなわけで、FJライド2回目のチャンスがユイレーシングスクールから発表された際には、即決で「もう1回乗る!」と決めました。
1回目では「身長が高い私が乗り込めるのか?」「いや、何としても乗り込んでやる」と変に気負ってましたが、今回は筑波コース1000の1~2コーナーでの気持ち良い遠心力を感じることと、最終コーナーでは操作を加え続けて、少しでも車を前に進めることをテーマにして臨みました。
1~2コーナーで遠心力を感じながら車をコントロールすることは午前中に自分の車(ルーテシア3RS)で1コーナーにイーブンスロットルで進入する練習と、同じく1コーナーにトレイルブレーキを使って進入する反復練習が非常に役立ったと感じました。
4本のタイヤを使って走るという同じ理論(考え方)で丁寧にコーナーに侵入することで安定して強い遠心力を感じることができました。低い姿勢の操縦席で真横に感じる遠心力は何とも言えないすごい体験です。
また、最終コーナーについても自車で同じコースを走行していることから自分の頭と体の準備体操ができている状態となっていることで、FJでの走行時に前回よりも積極的な操作ができたと思います。(走行の最中にも、「前回より良いのではないか?」と自分を俯瞰して 見ることができました)
セッション後半では「風が気持ちいい、また乗りたい。」なんてことも思いながら、濃密な時間を過ごせました。
自分の運転を見直すためにも、ダイレクトで妥協のないFJに乗ることは大変効果的だと思います。
これは自分がルーテシアをよりうまく操り、楽しむこと・車さんの声を聞いて操作することに間違いなく役に立ちます。車好き・運転好きならば機会があれば、是非一度は乗ることをお勧めしたいです。
「こんな車に乗ってきたよ」とちょっと自慢気に家族に写真を送ったところ、シンプルに「すごい。速そう!何キロ出るの?」と驚いた様子ですぐに返信がありました。やはり見た目のインパクトは大きいようです。

516-08
OさんがFJ1600のコクピットに


量産車とは異なるFJ1600の走り

ルノー仲間が筑波サーキットコース1000を攻める

516-10
YRSドライビングスクール筑波はドライブスルー受付で検温
問診票に記入してもらい回収
 
座学は参加者がクルマに乗ったまま配布した資料を見ながらFMラジオで
三密を避けるために始めたのだけれど
向かい合って停めたクルマの間でデモランをしながら説明ができるという副産物が
クルマを動かすのは物理学だけど理論を可視化できると吸収が早いはず

516-11
進行を説明するのにクルマから降りてもらって
ソーシャルディスタンスを保ちながらミーティング

516-13
その後
コース1000の1~2コーナーを使ってイーブンスロットルと
加速→減速→旋回の反復練習をするため
全員でインフィールドのストレートにクルマを移動
 
2班に分けて一方が走行してもう片方は見学

516-14
イーブンスロットル(ノーブレーキ)でも90キロで進入できる1コーナー
ターンインの位置が奥すぎないか
ターンインの瞬間に前荷重ではないか
1人ひとりの走りを見てアドバイス

516-15
見学組の参加者が見守る中
Hさんが1コーナーにアプローチ

516-16
Tさんのコーナリング
 
ステアリングを切るに従い
前後荷重を均等にするためイーブンスロットル
Tさんは〇です

516-17
Oさんのコーナリング
 
ターンインの時に前のめりだとアンダーステアを誘発しやすい
OさんはOKです

516-18
Yさんのコーナリング
 
ターンインの速度が十分に速くて
遠心力が期待出来て
舵角の増加に応じて荷重をリアに移すことができれば
FFでも4輪を使ったコーナリングができます
Yさんは合格です

516-21
ルノー仲間がコース1000の最終コーナーを立ち上がります

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ユイレーシングスクールではインアウト入れて7~8分のセッションを繰り返します
進行は複雑になりますが3グループに分かれた参加者とクルマは走行の後に休憩ができるのと
クルマから降りてる間に復習と予習ができます
 
長い時間走り続けるのは集中力がそがれるので練習という観点からは避けています
 
今回は暑かったので短いセッションとピットに用意した冷たいお茶が特に効果的でした

516-12
セッションの合間に個人的にアドバイスしたり同乗走行をしたり
全員が理解したほうがいいと思われる場合は全員ミーティングもします
 
教える方も教わるほうも一生懸命になりすぎて近寄りすぎ
これは今後の反省点でした


516-20
ユイレーシングスクールでは速く走ろうとする前に
クルマの性能を引き出すことに集中することを提案しています
 
今回は減速中にクルマの姿勢をコントロールする
つまり減速から旋回に移る時に前荷重を十分に減らすために
踏力を変化させるブレーキングを練習しました
 
参加者に間近でクルマの姿勢変化を確認してもらいます




第516回 YRSドライビングスクール筑波

まだ8月の暑さが残る筑波サーキットコース1000で今年2回目のYRSドライビングスクール筑波を開催した。6月と同様にフォーミュラカーを体験するYRS FJ1600ライドも併催。

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今回は4名のルノー乗りが集結
右からあちこちいじってある赤いメガーヌⅢRSに乗るOさん
ルーテシアⅢRSのNAエンジンをブン回していたYさん
ひとりおいて
黄色いメガーヌⅢRSでしょっちゅう遊びに来てくれるHさん
どこかいじってあるような白いルーテシアⅣRSに乗るTさん
 
4名全員がFJ1600も味わった


湖西にある自宅から下道で栗東ICに向かい、名神→新名神→伊勢湾岸→新東名→東名→首都高→常磐と高速道路を乗り継ぎ、谷和原ICで降りて下道で筑波サーキットまで583キロ。
長距離を一気に走るし、距離の割にはストップ&ゴーが少ないからエンジンには好都合なはずなのだけど、あたりがつくのはまだ先みたい。相変わらず、どの速度からでも踏めば身体が平行移動するような加速感に包まれるのは変わらないけれど。今回帰宅してオドメーターが10,600キロ。燃費は少しずつ向上しているみたいだ。


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それにしても
筑波サーキットまでいくつのトンネルをくぐったかわからないけど
最近トンネルの中でヘッドライトを点けていないクルマが目立つ
大津から筑波サーキットに通うのはもうすぐ11年になるけど年々増えている気がする
何を考えてのことだか理解に苦しむ
 
そんなクルマに出会った時は制限速度を上回ることになったとしても
極力並走する時間を少なくするようにしている



第515回 カードケース

メガーヌRSトロフィーのカードキーを保護するケースを…

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厚みがあるのでマチ付きにして

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縫い革紐を滑り止めにして

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差し入れ口に折り返しをつけて

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バックスキンで滑り止めにして

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バックスキンのフラップ付きにして

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フラップ付きにして



第514回 富士山とFSWと食

8月も終わる。暑かったねぇ。今年は特に暑いと感じた。加齢によるものなのかね。そうであって欲しくはないけど。ま、それでも8月が終わるのだから季節は秋に向かっているはず、なんだけど。予報を見ると力が抜けそう。来月頭にはYRSドライビングスクール筑波があるのだけれど。

例年より開催回数が少ないのでFSWに行く回数も減ったから、頑張ってせいぜい美味しいモノを食べなくては、というのは口実で、ドライビングスクールと受講者のケアの次に大事な「 食 」を本筋に影響のない範囲で満喫。

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御殿場IC第1ゲート正面のホテルの裏手にある「 さかなや本店 」
4か月ぶりに顔を出したら木内さんもみなさんも元気だった
なによりも廃版になったけど少し残しておいたウィスキーをとっておいてくれたのに感謝
 
あれこれ頼んでしこたま飲んで
なんとも言えない中トロ大トロに舌鼓を打って
鋭気を養います


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沼津港魚市場の真ん前にある「 むすび屋 」
ちょっと欲張ってサザエと卵焼きを追加
 
秋になって駿河湾のアジが揚がらなくなるとメニューから消えてしまう地アジ丼
他に食べたいモノがないわけではないけれど
あるうちは浮気しません


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御殿場IC近くにある「 名鉄菜館 」
昔はここでグラチャンの年間表彰式が行われていたっけ
 
ここでも食べたいモノはいろいろあるけど
五目入り焼きそば(炒め麺)をチョイス
お酢をいっぱいかけて
今年何回目かな
 
五目あんかけ+揚げ麺が単純に好きだから
次はリン〇ガー〇ットの皿うどんもいいね


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御殿場駅ちかくの「 むつごろ 」
目の前でさばいて焼いてくれる鰻は絶品
御殿場界隈の鰻を食べさせてくれる他のお店より少し高いけど
食する価値はあります
 
蒸さない関西風もいただけますが
今回は関東風で


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今年になって見つけた須走の町中にある「 長楽 」
昭和27年創業なんだそうな
アメリカに行く前もFSWでの取材で須走に泊まっていたけど知らなかった
もっと早くに知りたかった
 
YRSオーバルレースが終わってからスタッフと参加者と夕ご飯
今回はトンカツだけどステーキ定食が美味
写真のご飯はふつう盛で半分にしてもらいました


美味しいモノをいただいて、パイロンでせっせとコースを作ってドライビングスクールを全開でこなす。元気があればこそ。ありがたいことです。

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YRSオーバルレースが終わってみんなでご飯を食べに行って
忘れ物に気が付いてFSWに戻ったらこんな素敵な光景が
 
富士山から見ると北北西になるのかな
微妙な方向に太陽が沈んでいくのだろう
富士山の真東にあるFSWから見ると
この時間
山頂のこちら側に光が少しばかり回り込んでいて
富士山の影が南に延びる
 
8月15日午後6時21分の富士山



第513回 交通統計

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毎年7月に前年度の交通情勢を統計的にまとめた交通統計なる書籍が
公益法人交通事故総合分析センターから発行される
数字自体は警察庁交通局が全国の警察からの数字をまとめたものを使っているから
我が国の交通情勢ならびに交通事故の実体を知ることができる
 
クルマの運転を教えているユイレーシングスクールとしては
運転技術の向上が交通安全に役立ってほしいとの思いから
毎年この時期にユイレーシングスクールなりのまとめ方をした資料を公開している
 
クルマが好きで運転が好きな人にはそうあってほしくはないのだが
交通事故件数全体が減少している中で
運転している人に原因があるであろう単独事故も減ってはいるが
単独事故が死亡事故につながる比率は高いまま
運転している人の意識次第で避けられるはずの事故なのに
もっと自分とクルマを大切にしてほしいと願うばかり

2020jiko01
ひところ
年間90万件を超えていた「 交通事故件数 」は40万件以下まで減少した
クルマの走行性能の向上や運転者の意識の向上
それに警察の取り締まり
要因はいろいろあるはずだが交通事故の減少は喜ばしいことだ
 
しかし警察庁が分類する「車両相互」「車両対人」「車両単独」の3つの中で
「単独事故」が事故全体に占める割合は近年3%未満なのに
死亡事故となるとその4分の1が単独事故によるものだというのは
免許人口8千2百万人のごくごく一部の数字だとは言えなんともやるせない

2020jiko02
この統計の自動車には
自家用および事業用の乗用車、貨物車、大型小型特殊、特殊用途車、二輪車の
全ての車両が含まれるから個別の数字はわからないが
単独事故を類型別に見ると転倒と路外逸脱が目立つ
 
転倒の件数が増えているのは2輪の事故が増えているからだろし
路外逸脱が減っているのはクルマの性能が向上したからかもしれない
 
けれど結局はひとり相撲をとったわけなのだから
避けようとする意思があれば避けられた事故に違いはない

2020jiko03
幸いなことに単独事故に起因する死亡事故は減ってきている
免許人口からすれば無いに等しい
けれど現実は決してゼロではない現実
 
自動車は便利な乗り物で生活に欠かせない道具だし
自動車は人間の能力や生活圏を拡大するし
自動車の運転自体が人間にとって楽しいはずなのだから
その自動車が原因で人やモノが傷つくのは不幸なことだ
 
単独事故をもっと減らすことはできない相談なのだろうか

2020jiko04
それが車両対車両であっても車両対人であっても車両単独であっても
それが不注意であっても判断ミスであっても無知がなせる結果であっても
事故は間違いなく運転する人に起因する
止まっている自動車同士は決して事故を起こさない
人間の能力を超えた速度で走るから事故が起きる可能性を生む
運転を教える立場からは自動車の運転には畏怖の念を抱くべきだと言っておきたい
最近交通の流れの中にあってひとりよがりの運転を目にすることが多くなった
ルールを自分の都合に合わせて解釈している人が増えているような気がする
クルマやバイクの都合をも無視して運転していることはないのだろうか
運転している時は他人と他人の目を意識しながら自分を俯瞰し続ける必要がある

 

ボクは、実際にそうであるかどうかは別として、自分の運転が模範的だと思ったことは一度もない。決して自信家ではない。臆病でもある。

ただ、クルマ好き、運転好きの一人として絶対に事故を起こしてはならないという覚悟はしている。あらゆる状況に対応できるだけの知識と運転技術の裏付けを得る努力を続けながら、その一員である交通体系を乱さないことを心がけて、これまでクルマを走らせてきたし、これからもそうするつもりだ。



第512回 Sさんの場合

512-2
初めてユイレーシングスクールに参加されたSさんに
スクールの印象を聞きたくて感想文をお願いした
快諾してもらって届いたのが以下の文

512-3
Sさんが小さいほうのオーバルのストレートを加速します


8月16日のオーバルスクールに参加させていただきましたSです。
今までサーキット走行会には参加してきたのですが、スクール形式の学びながら走るということはほほ皆無であったので、今までの走り方にダメ出しをしてもらって今更ながら車の走らせ方の矯正をしてもらおうと参加しました。
午前の座学で「ビークルダイナミクス」の講義を受け、クルマの嫌がることをドライバーが行えばクルマは言うことを聞いてくれない。どんなに頑張ってもタイヤのグリップの限界以上のことはクルマは受け入れてくれないからその中でどうすれば限界内で走らせることができるかの説明を受けました。

頭では漫然と解ってはいても、いざ実践となると・・座学の後の走行で自分のダメさ加減がよく分かる訳です。(;^ω^)

午前の走行後、昼休み中にトムさんから「自分で限界を作っている、直線ではもっと踏んで、コーナーでは荷重移動を積極的に行って。」との指摘をいただき、午後の走行の糧としてみました。

午後はとにかくオーバルをひたすら走る!走る!
言われたことを頭の中で反芻して走り、走行の合間のミーティングでトムさんより「午前中より元気が出てきた・・でもまだいける。」と叱咤激励をいただき、その後も走行を続けていきました。
走行時間も最後になる頃には、午前の座学と実践が自分の中で少しずつシンクロしてきたかなぁ~?と感じながら走行終了となりました。

今回のスクールの内容は、街中で走行しながらでも行える事でもあるので、頭の中に荷重移動図や摩擦円の図を描きながら走るのを心掛けたいと思います。

最後にですが、自分はメガーヌR.S.で参加しましたが、ルノーのR.S.モデルに乗っている方にはこのスクールに参加することを提案したいと思います。
R.S.モデルに乗っている方は腕に自信のある方が多いと思いますが、普段では出来ないコーナリングも出来ますし何しろクルマのポテンシャルを出すいい機会になると思いますので是非とも。
私も時間が許せば忘れない内に再度の参加をしたいと思っております。今回はお世話になりました。

512-1
当日参加してくれたメガーヌRS仲間の左からHさん、Tさん、Sさん
みなさん
また遊びに来て下さいね



第511回 YRSオーバルスクールとルノー仲間

511-00
8月16日
日曜日
朝5時51分の富士山を須走から仰ぐ
早朝から猛暑の予感
 
やっぱり富士山には雪が似合うな:独白

511-01
トイレに手指消毒用のハンドソープとペーパータオル
教室に除菌用アルコールを用意して
エアコンを全開にして窓も全開で換気を促進
座学でクルマを思い通りに動かすために
クルマがどうやって動くかとどう動かすべきかを説明
やったほうがいい操作とやらないほうがいい操作
やるべき操作とやってはならない操作の仕分けの方法を説明

511-02
今回のYRSオーバルスクールは12名の参加でうち5名が初ユイレーシングスクール
 
オーバルコースを走ったことのない方のクルマを借りてデモラン
最初にイーブンスロットル
60キロノーブレーキでのターンインを体験して驚いてもらい
次にトレイルブレーキング
薄いブレーキを引きずると75キロからでもターンインできることを確認してもらう

511-03
HさんのメガーヌⅢRSとOさんのルーテシアⅣRSトロフィーが
半径22m直線60mのYRSオーバルFSWを
トレイルブレーキングを駆使してできるだけ速く走る

511-04
ユイレーシングスクール初参加のSさんが
YRSオーバルFSWで肩慣らし

511-07
TさんのメガーヌⅢRSが乾いたエキゾーストノートを残して
ストレートを加速する

511-045
OさんのルーテシアⅣRSも最初は小さなオーバルでウォーミングアップ

511-08
結局土曜日より暑かったし湿度も高かった
 
走行の合間のミーティングも密を避けるため
参加された方には暑い思いをさせてしまったのは反省
教室に戻れば良かったのだけど走行時間を増やすほうを選んでしまった

511-05
6月のYRSドライビングスクール筑波に続いて参加してくれた
OさんとルーテシアⅣRSトロフィー

511-06
このブログでユイレーシングスクールのことを知り
初めて参加してくれたSさんとメガーヌⅢRS

511-10
昨年12月のYRSオーバルスクール+アルピーヌA110体験でYRSオーバル初体験
バリバリのメガーヌⅢRSに乗るTさん

511-09
2013年8月のYRSオーバルスクールFSWに初めて来てくれた
常連のHさんとメガーヌⅢRS


ルノー乗りのみなさん、また遊びに来て一生懸命走って下さい。お待ちしていま~す。