トム ヨシダブログ


第485回 交通安全

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大津北交通安全協会から送られてきた
「大津北の交通」と
令和2年度大津北交通安全協会通常総会議案書


地元自治会で交通安全指導員を担当しているので、毎年この時期になると大津北交通安全協会総会のお呼びがかかるのだけど、緊急事態宣言は解除されたものの、安全と安心のために総会は開催せずに書面評決となった。

その議案書と一緒に送られてきた「大津北の交通」の内容は、ユイレーシングスクールが単独事故の実態を把握するために活用している公益財団法人交通事故総合分析センター発行の「交通統計」からの引用のようだけど、滋賀県と大津市に関するデータを抽出してあるから現状を認識する手間が省ける。

それによると、令和元年の滋賀県における交通事故発生件数は前年比13.4%の減少で、全国のそれのマイナス11.5%を上回る結果を残している。負傷者数も滋賀県内では前年比マイナス14.3%と全国のマイナス12.2%を上回るものの、死者数になると39人から57人に増加しプラス46.2%。どうしたのだろ。全国の死者数が3,532人から3,215人へと9.0%減少しているのと好対照だ。
極論になるけど、滋賀県ではいったん事故が起きると悲惨な結果に結びつく可能性が高いということになる。それは、第408回 交通統計 で触れた『避けようと思えば避けられるはずの単独事故』と同じ傾向にある、と言える。時間がある時にでも目を通していただければと思う。

今年も今までより交通事故死のニュースが多いように思うし、交通が少しざわついているようにも感じる。
日常的にクルマを運転しているわけではないけれど、30分ほど離れた堅田付近に行くと、反対車線を逆走して駐車場に入ったり交差点の角にあるコンビニの駐車場をつかってショートカットしたり、右折車線から信号が青に変わると同時に強引に右折したり大きな駐車場の区画を無視して無視しないクルマとこんにちはをする場面に出くわす。もちろん、クルマを運転している人全員がそうではないけれど、大津市内では少なくない人が行儀の悪い運転をしているのも事実。それが交通事故死の多さにつながるかどうかわからないが。


ここ数年、クルマを運転する人の意識が低くなったと感じるのはボクだけではないはずだ。
このブログに目を通してくれている人はそうでないと思うけど、自分の都合に合わせて運転したり、交通法規を自分なりに解釈してしまう人が増えているのは間違いない。ホント、この人は偶然何事も起こさずに走っているけど、クルマに助けられていたり他人の配慮があるから何事も起きないでいるのに気が付かないのかね、という人が多い。クルマが危険をはらんだ乗り物であることを意識していない人、クルマの運転をなめている人が多いのが残念だ。

安全運転しましょうね、とブログで呼びかけるのは虚しいけれど、それは現実だし、みなさんが注意深く運転していても危険な状況に巻き込まれないとも限らないから、クルマを運転する時にはこれまで以上に周囲のクルマがどんな動きをするかに目を配ってほしいと思う。注意して見ているうちに、クルマの動きを通して運転している人の人となりも見えてくる。もちろん、ご自身の運転の仕方にも目を光らせるのも忘れずに。



第484回 皐月晴れ

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御殿場市山之尻から仰ぐ富士山とルーテシアⅣRS。



第483回 続 = 空気の流れが変わる

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第482回 最近の目から鱗 = 空気の流れが変わる をアップしたら、ユイレーシングスクールの常連でYRSオーバルレースにも参加しているKさんから風の流れが変わる理由について以下のようなメールが届いた。

『 ルノーのブログのエアコンの風の件を読ませていただいたのですが、もしコーナーの回り始めであればロールやヨーの加速度で気流が振られている要素も有るのではないかという気がしました 』。

そう言われるとそんな気もする。あなたはどう思われますか。ご意見お聞かせ下さい。 ユイレーシングスクールメールアドレス



第482回 最近の目から鱗 = 空気の流れが変わる

自動車雑誌の原稿を書き始めたころからだから、かれこれ45年あまり。ずっと気になっていたことがある。

夏の暑い日にエアコンを入れてダッシュボードのベントからそよぐ風を身体に感じながら運転していて、コーナーを回り始めると風が身体にあたる位置がコーナーに対して内側に、つまり左コーナーの場合は身体に風があたる位置が左側に移動するのを感じた。「え~っ、右じゃないの? 遠心力を受けているはずなのになぁ。おかしいなぁ」と思ったことが始まり。

それ以来、風の向きが変わるのを感じるたびに、なぜだろ? おかしいよな? と一瞬思うものの、クルマを動かす上で支障になるわけではないし、そのうち調べればいいやになったり、理由を知りたいという気持ちもクルマを動かすことへの興味ほど強くなく、ついぞ自分が持ち合わせている知識に逆行する風の流れの正体を知るには至らなかった。早い話、ほっておいたのだけど。

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ルーテシアⅢRSのセンターベントとサイドベント

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フィットRSのセンターベントとサイドベント

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ルーテシアⅣRSのセンターベントとサイドベント


4月、5月のスクールを立て続けに中止にしたし外出を控えていることもあってふだんできないことをやっているのだけれど、ある日、週1回にしている買い物に行くためにクルマに乗った時にエアコンの風のことを思い出した。

しかし、どう考えても自分の知識と経験だと「風は遠心力を受けて外側にそよぐ」という結論以外には思いあたらず、このままだとまた未解決のままになってしまうという意識も頭の片隅にあって、ここは他力本願だけどネットの質問箱に投書してみようと決めた。

そして、質問を書き込んでから2日目には回答が書き込まれた。恥をさらすようだけど、自分では思いつかない発想だったし、十分納得のいく内容の回答だった。慣性力の話はスクールでも頻繁に話しているというのにだ。

質問: エアコンをかけた車に乗っていてダッシュボードのベントからの風を身体で感じている時ですが、コーナーを曲がるとベントから出る風の向きがコーナーのイン側に変化するのを感じます。コーナーを回っているのですから、本来なら遠心力でコーナーの外側に向かうのではないかと思います。理由がわかる方の回答をお待ちしています。

回答: 空気と人間の体の質量は圧倒的に人間の方が大きい事はあたりまえですよね。遠心力は質量に比例します。と言う事は質量の大きい人間の体の方が圧倒的に強い遠心力を受けます。人間の体のほうが空気より大きな遠心力を受けてアウト側に傾きます。其の時、相対的に動きの遅い空気がイン側に動いたように感じるのです。しかも空気は室内に密閉されている為動きがさらに窮屈になります。結論として人間の体がアウトに流れる為空気がインに流れるように感じるでした。


自分ではそういう自覚はなかったのだけど、いかに人間本位に物事を見ているか、今さらながらに感じた。
風の流れが内側に変わったと感じたのはあくまでも主観であって、状況を客観的に見れば、あるいは俯瞰して見れば、そして相対的な目で見ればその理由にたどり着けたかも知れない。まだまだ精進が必要だと痛感。回答を寄せてくれた Hi-dessan さん に感謝です。



第481回 YRSオーバルスクールとYRSオーバルレース開催

本来なら自転車競技の会場として専有使用されることになっていたので6月から9月まで全面的に使用ができなかった富士スピードウエイだけど、オリンピックとパラリンピックが延期されたことで使えることになった。新型ウイルスの感染拡大防止が叫ばれている中、予断は許されないがユイレーシングスクールは6月20日(土)と21日(日)の2日間富士スピードウエイの駐車場P2を借りてドライビングスクールとスクールレースを開催することにした。

駐車場P2は180mX290mもある広さだし、最近のYRSオーバルレースは参加者が20名に満たないことが多いしYRSオーバルスクールは定員が24名。だから三密を避けることができると考え、次のように通常とは異なる進行で開催することとした。以下がメールマガジンで告知した開催案内の補足です。

・参加確認はドライブスルーで行います。
・荷物を下ろす場所は原則として土手手前のスペースとします。雨天の場合は教室に置くことができますが、一度に教室に入る人数をトイレ側、階段側からそれぞれ1名とします(昼食の搬入もこれに準じます)。撤収も同様に行います。
・YRSオーバルレースFSWのミーティングはYRSバンの周囲で行います。雨天の場合はトイレ前で行います。最後の総括も同様です。
・YRSオーバルスクールFSWの座学は教室では行わず、通常ホワイトボードに描くイラストを印刷したものを配布しFMラジオを通して参加者がクルマに乗ったまま行います。最後の総括も同様です。
・走行開始後は可能な限り参加者がクルマから降りなくてすむよう配慮します。
・トイレに手指消毒用のハンドソープを準備します。参加者自身で複数のトイレ使用を避ける努力をお願いします。
・教室に除菌用のアルコールを用意します。
・スクールレース、オーバルスクール参加中はマスクの着用をお願いします。
・その他三密につながらないように進行に配慮します。

YRSオーバルスクールに参加したことのある方はぜひYRSオーバルレースに、クルマを思い通りに動かしてみたい方はぜひYRSオーバルスクールに参加してみて下さい。

・6月20日(土)開催 YRSオーバルレースFSW開催案内
・6月21日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW開催案内


※ YRSオーバルスクールを題材にした過去のブログをお読みいただけます。
第100回 YRSオーバルスクール
第202回 モメンタムレース
第282回 YRSオーバルスクールロンガー



第480回 YRSオリジナルビデオ ローンチコントロール

こんな時だから、 良かったらYRSオリジナルビデオをご覧になりませんか。

今回はルノー・スポールの官能的な加速感をお楽しみ下さい。

トゥインゴ ゴルディーニRS 歌う

トゥインゴ ゴルディーニRS 吠える

Launching Lutecia RS

ルーテシアRS ローンチコントロール

ルーテシアRS ローンチコントロール 筑波

メガーヌRS ローンチコントロール 外撮り

メガーヌRS ローンチコントロール 外撮り = メガーヌRSが沈む

メガーヌRS ローンチコントロール



第479回 人間の操作 vs 自動車の制御

17年ほど前のこと。ある特定のモデルに乗る人たちのグループがあった。ほとんどの人が車高調を組みSタイヤを履いた、いわゆる走り屋仕様に仕上げていた。グループのうちの数名がユイレーシングスクールを受講したことがあったので、スクールレースを開催する時に、グループのメンバーだけでレースがしたいという申し出を、スピンやコースアウトは絶対にしないことをメンバー全員に徹底するという条件で受けることにした。。

レース当日。噂には聞いていたが、彼らの走りを見て申し出を受けたことを後悔した。

サーキットを走りレースに参加するには速さがひとつの指標となる。それはそれで間違いではないのだけれど、速さを手に入れる方法には節度がなければならない、というのがユイレーシングスクールの思想だ。クルマはあくまでも道具であって、その対極に人間がいる。無機質の物体を知識と意思と感情を持ち合わせた人間が操る。運転というものはそんな営みだと思っている。だから、速さを追い求める行為は、ある意味で人間が自身の能力を引き上げることにつながらなければならないはずだ。

しかし彼らは不快な音を残しながら、FSWショートコースの1コーナーのクリッピングポイントまでABSを効かせたまま突っ込んでいた。

コーナーに対してブレーキングを遅らせればストレートエンドの到達速度がわずかだけど上昇するだろう。ラップタイムの向上に少しは影響する可能性がないわけではない。けれど、ブレーキングを遅らせた分ストレートでブレーキングを終えることができないからと言って、ABSを効かせていればステアリングが効くからと言って、ABSを効かせることを前提とした走りは人間が本来求めるべき速さとは異質なものだ。実際、ABSを効かせている間は機械任せなので姿勢を制御することができないからコーナーの最下点速度が遅く、ABSが介入しないように走ってもラップタイムは変わらない。緊急時の衝突回避のために開発されたABSを、安易に速さを求める手段に使うシーンを見るのはつらかった。クルマさんがかわいそうだった。


閑話休題。一時、F1GPのニュースで「ドライバーズエイドが禁止」というフレーズを頻繁に目にした。ドライバーがオートマチックトランスミッション、トラクションコントロール、ローンチコントロールなどのデバイスに頼って速く走るのは、ドライバーが自身の技量でマシンを速く走らせて競い合うというレースの精神に反するという理由で、また開発予算が潤沢なチームだけが優位に立つことを防ぐために、ドライバーを助けるこれらのデバイスの使用や無線を通じてドライバーを有利な状況に持って行こうとするコミュニケーションが禁止された。なんと言っても、F1GPはレーシングドライバー世界選手権なのだから。

一方で、ドライバーズエイドを運転手の負担を軽減する装置、また運転手の操作を積極的に補助する装置と定義をするならば、我々が運転するクルマにも様々なデバイスが装着されている。
運転手が最初に恩恵を被ったデバイスはブレーキアシストとパワーステアリングだろう。ブレーキアシストがついていなかったクルマは大きな踏力をかけないと制動力が立ち上がらなかった。踏力の調整が難しかった。ノンパワーのステアリングは重いだけではなく、運転手の負担を軽減するためにステアリングギア比が大きくなっているからステアリング操作が忙しかった。
次に登場したのが初期のABS(アンチロックブレーキシステム)か。まだクルマの制御がアナログ的だった頃は、ABSの作動が荒々しくて驚いたものだけど、踏力の強さを意識しないですむ点と、思いっきりブレーキペダルを蹴とばしてもタイヤがロックしないのは純粋に人間を補佐してくれていた実感があった。その次が電子制御に頼らないLSD(リミテッドスリップデファレンシャル)か。他にも自動車技術の発達がもたらした列挙できないほどのデバイスが運転の質を変えてきたことによって、現代の自動車が存在していることは間違いない。

ところが自動車技術とコンピュータ技術が発達してクルマの制御がデジタル化されブラックボックス化されると、人間の操作がダイレクトにクルマの挙動につながっていないのではないかという疑問が生じる。なにしろ、今やスポーティモデルならトラクションコントロールやトルクベクタリングが当たり前。

しかし、中には運転支援システムという名の元に、そこまでやらなくてもいいんじゃない、ドライバーの代わりをするようなデバイスは運転に対する人間の能力と集中力を損なうことになるんじゃない、と言いたくなるようなデバイスが登場したり、運転はクルマ任せでいいんですよ、ってイメージしそうになりそうなCMが流れたり。


ま、運転が手軽になったのを誤解して気軽に運転してしまう人は後を絶たないし。もはや運転という行動に畏怖の念を感じないのか、自分のやりたいように走る人が増えているような気がするし。こういうのを時代の流れと言うのだろうか。それでも、個人的にはそんな風潮に抵抗したいので、デバイスを次の3つに分けて溜飲を下げている。

クルマの性能を向上させると言うよりも人間のクルマに対する理解度を上げてくれるモノ。
人間に楽をさせて本来の運転の厳しさをオブラートで包むようなモノ。
人間がミスをしてもなんとかしてくれると思わせるモノ。

は歓迎するが、は個人的にだけど必要だとは思わないし興味がない。は運転教育と対になっていない場合は意義を感じない。

自動車技術の進化がクルマを操る人間に与えてきた影響は大きい。様々なデバイスは人間がクルマを操る上で大きな恩恵を与えてくれた。しかし一方では、本来は慎重の上にも慎重を重ねて運転しなければ大きくて重くて速く走るクルマを操ることなどできないはずなのに、デバイスがその意識を殺ぐことにつながる場合がなくはない。

だから、ユイレーシングスクールを受講してくれた人にはおせっかいを承知で、「この際、これからクルマとどうかかわっていくのか1度考えてみてはどうですか」と言うことにしている。例えば、ドライバーズエイドがついていないクルマに乗っている人には、運転に対して自立性を保つためにもそのクルマを大切に長く乗られたほうがいいと思いますよ、と。ドライバーズエイド満載のクルマに乗っている人には、どんな場面でもデバイスが介入する寸前を察知しデバイスのお世話にならない運転を目指して下さい、やればできます、と。

昨年12月に開催したアルピーヌA110体験試乗の感想文(439回440回441回442回445回447回448回449回)の中にも、走行中にデバイスの介入を経験したという記述があるけど、デバイスが介入したということはその寸前の操作がその場面にふさわしくないとクルマが判断したことになる。
問題はその後で、デバイスが介入した時に「だからデバイス付きのクルマに乗っているのだよ」と思うか、あるいはデバイスが介入していても気づかないほどクルマの動きに無頓着なのか、もしくはあらゆる場面でデバイスが介入しないような操作ができることを目指すか。そのあたりが道具であるクルマと人間がどうかかわっていくかの別れ道になる。せっかく人間能力拡大器であるクルマを所有しているのだから、クルマとのかかわり方に思いめぐらすのも悪くないと思うのだけど。

さらに、クルマにも性格がある。人間が受け身のままでは、そしてクルマとの付き合い方を軽んじると、クルマの本質に触れる機会を逸しているかも知れない。例えば、

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ドライバーズエイドに勝るもの
それはA110をここまで軽量化した自動車技術
慣性力に大いに影響されるクルマの運動性能
質量を小さくして影響力を最小限に押さえつつ
タイヤのコンタクトパッチの変形も最小限に抑える
原理原則を忠実に具現化した
四輪自動車の理想

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本来ならドライバーが精進して身につけなければならないものを
先行してこうすればいいのだよと教えてくれる教育的なメガーヌRSの4コントロール
どう関わるかで価値が決まる
意識しないのか
ゆだねてしまうのか
原理を解き明かし物理学を自分のものにするか
近代自動車技術の手本

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YRSオーバルスクールに来てくれた
Kさんのランチア フルヴィア 1.3に乗せてもらったけど
いつもの5倍ぐらいの力をいれないと効かないし
急に踏力を立ち上げると前輪がロックするノンパワーブレーキに
切り始めても動きにタイムラグがあってノターって感じの重たいノンパワーステアリング
人間が先を読んで先を読んで先手をうつ必要があって
あ~運転しているという気分に目を見開く
人間の四輪自動車との対峙

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YRSツーデースクールに来てくれた
Nさんのマクラーレン600LT
乗せてもらったけどとにかく速い
動きが破綻せずに速い
常に安定しているから自分の上手さかどうか自信が持てない
デバイスが介入していたとしても不自然さはない
F1の技術を拡大解釈するとこうなる


あなたはこれから、クルマさんとどうかかわっていきますか?



第478回 YRSオリジナルビデオ 運転操作

こんな時だから、 良かったらYRSオリジナルビデオをご覧になりませんか。

※撮影当時は機材も限られていて編集技術も稚拙です。作品としての完成度が低いことをご承知下さい。
※コメントはYouTubeのコメント欄からの引用です。

◎ YRS運転講座 ユイレーシングスクールの1日 2008/12/28
ユイレーシングスクールでは最も基本的なクルマの操作を練習するドライビングワークショップを開催しています。ブレーキングとコーナリングを反復練習することで、ベテランから免許取り立ての方まであなたのドライビングポテンシャルは間違いなく向上します。http://www.avoc.com/

◎ 運転操作入門 2008/12/28
他人がクルマを運転しているのを外から見ていると、操作している人が何を考え、どういう操作をしているかがわかります。クルマの運転にまず最初に求められるものは、クルマを前に進めることです。アンダーステアもオーバーステアも、その時間はクルマが前に進んではいません。

◎ ラインに乗せる 2008/12/28
速く走ることはできても、狙った通りのラインでそれができなくてはクルマをコントロールしたうちに入りません。速く走ることよりもクルマのエネルギーがどこに向いていてどのくらい大きくて、その方向を変えるにはどんな操作をすればいいか分かるようになるとクルマの運転はもっと楽しくなります。

◎ タイヤは働く 2008/12/28
オーバルコースを走るとクルマの動きが良くわかるようになります。操作がタイヤにつたわりクルマを動かします。タイヤがストレスを受けていると路面との摩擦力が変化します。その変化がステアリングホイールを通じてドライバーに伝わります。



第477回 FJ1600に乗ってみませんか

昨年12月。ユイレーシングスクール20周年記念にアルピーヌA110の体験試乗を行った。大好評だった。自分のクルマと比較することで、それまで見えなかった自分の運転の本質と、自分のクルマの特性が見えてくる。今回は第2弾としてFJ1600を体験してもらう機会を準備した。FJ1600は既にレースを終えているカテゴリーではあるけれど、マシン自体は多数現存するし、写真を見てもらえば入門用フォーミュラカーと言っても上級フォーミュラと変わらない手法で作られていることがわかる。そのFJ1600に乗ってもらおうという企画だ。そこでFJ1600を改めて見てみたい。
細部をよく見てほしい。ノーズダイブもせずテールスクワットもしないで平行移動するがごとく走るフォーミュラカーの作りがわかる。ノンパワーでダイレクト感に圧倒されるステアリングとブレーキ。当日晴れならば、温まるほどにグリップが増しステアリングが重くなるスリックタイヤを履いた本格的なレーシングマシンに乗ることができる(雨天の場合は溝付きレインタイヤ)。
FJ1600を安全に走らせるためと楽しんでもらうために、ご自身のクルマでブレーキングとイーブンスロットルの練習をしてから試乗していただくことになるが、6月11日(木)に開催するYRSドライビングスクール筑波を受講しながらFJ1600ライドに挑戦してみてはいかがだろう。

・ 6月11日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波 開催案内
・ 6月11日(木)開催 YRS FJ1600ライド開催案内


東京R&Dが制作したFV95のフロントサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
コイルダンパーユニットがシャーシ側についているので
ばね下重量を低減できて路面追随性を高めている


同じくFV95のフロントサスペンション
バンプステアを避けるため
ステアリングタイロッドとアッパーアームが同じ高さにあるのがわかる


同じくFV95のフロントサスペンション
ステアリングラック、アンチロールバーが見える


同じくFV95のフロントサスペンション
ベルクランクを使ったプッシュロッド式インボードサスペンション


FV95のリアサスペンション
同じくプッシュロッド式インボードサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション
コイルユニットの下にスバル製トランスミッションが見える


FJ1600に共通のパワープラント
スバルEA71型エンジンとトランスミッション
パワーは約110馬力
ドライバー込で465Kgのマシンを走らせるには十分


FV95のドライビングポジション
シートは固定式
試乗時にはバスマットでドライビングポジションを調整する


WEST04Jのフロントサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
Aアームがワイドスパンなのに注目


WEST04Jのリアサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
ロアにトルクロッドが追加されている


同じくWEST04Jのリアサスペンション
コイルユニットが内蔵されているので空力的にも有利


WEST04Jのリアエンド
元はFF用だったエンジントランスミッションユニットをミッドシップに移植
長いが剛性のあるリンクでスバル製トランスミッションを動かす


WEST04Jのエアファンネル
奥に見える赤いのが給油口
安全燃料タンクはドライバーズシートとエンジンの間にある


WEST04Jのダッシュボード
初期にはアナログ式メーターが並んでいたが
全盛期にはマルチファンクションのデジタルメーターに


WEST04Jのドライビングポジション
FV95よりスペースがある


FJ1600指定のフロントタイヤ


フロントタイヤのサイズは
150/575R13


FJ1600指定のリアタイヤ


リアタイヤのサイズは
170/605R13

FJ1600のコクピットは狭いのでクイックリリースステアリングハブが標準装備(写真はWEST04J)

WEST04Jのエンジンをかけてみる(バーグラフ式のデジタルタコメーターは映せなかった)

◎参考資料 ウィキペディア FJ1600


第476回 YRSオリジナルビデオ ついて来れるかな

こんな時だから、 良かったらYRSオリジナルビデオをご覧になりませんか。

※撮影当時は機材も限られていて編集技術も稚拙です。作品としての完成度が低いことをご承知下さい。
※コメントはYouTubeのコメント欄からの引用です。

◎ YRSスプリント ロードスタークラスに参加したOさんとIさん 2008/12/08アップロード
コメント:ユイレーシングスクールのスクールレースのひとこま。些細なミスが速さを奪う。競争では相手に勝つことに腐心するよりも、自分がミスをしないことに集中する必要があります。
説明:ユイレーシングスクールでは卒業生を対象にスプリントレースと耐久レースを開催していました。この動画はYRSスプリントのロードスタークラスに参加したOさんとIさんのつばぜり合いを前を走るカメラカーから撮影したものです。


◎YRSオーバルスクールもてぎに参加したFさんの走り 2008/12/21アップロード
コメント:日本ではオーバルレースについてほとんど知られてませんが、アメリカではモータースポーツと言えばオーバルレースです。その醍醐味を知る手がかりがYRSオーバルスクールにあります。
説明:パイロンで設定したオーバルコースをできるだけ速く走ろうとすると、時としてクルマが意図しない動きをすることがあります。この動画の場合はアンダーステアです。どうするとアンダーステアが出るのかを理解し、どうすればアンダーステアを出さないで速く走れるかを会得し、操作した通りにクルマを動かす練習をするのがYRSオーバルスクールです。