阿武隈山系北部の高原の豊かな自然に恵まれた美しい村、福島県飯舘村。その村は東日本大震災で全て変わってしまいました。
東京電力福島第一原発の北西30~50km件に位置する飯舘村は、4月22日、政府によって「計画的避難地域」に指定されました。全村避難です。
村役場も福島市役所飯野支所内に出張所を設置して行政実務に当たっています。
◆飯舘村役場 飯野出張所
6,000人の村民が県内外の避難先に散り散りになって暮らしておられ、行政サービスを提供するには数多くの自動車が必要不可欠です。
ルノー・ジャポンでは震災復興支援の一環として、福島日産自動車株式会社を通じ、飯舘村へルノー カングー2台をお貸出することとし、9日納車させていただきました。
◆福島日産自動車㈱ 金子與志雄会長(左)から飯舘村 門馬伸市副村長へキーの贈呈
黄色いカングーが福島県内外を走り回り、避難されている飯舘村の皆さんのお役に立って欲しいと思います。
◆出張所前のカングー2台
◆福島日産自動車㈱ルノー福島北町 阿部店長から職員さんに納車説明
ルノー・ジャポンは、これからも継続的に東日本大震災からの復興支援活動を進めて行きます。
ルノー・ジャポンの復興支援活動報告はこちらもご覧下さい。
http://aid.renault.jp
皆さん、こんにちは。
2011年9月24日にルノー・ジャポンは、以前、復興支援カングーを寄贈したNPO法人「4001field」さんと宮城県石巻市で合流し、「4001field」さん主催の被災地支援ボランティアに参加しました。
「4001field」さんの復興支援活動の詳細はこちらへ
http://all-for-one.org/
午前中は石巻市開成地区にある仮設住宅団地にて、前回のボランティア活動でもお世話になったNPO法人「オン・ザ・ロード」さんと一緒に炊き出しと支援物資の提供を行いました。炊き出しメニューは、手巻き寿司とお味噌汁です。仮設住宅にお住まいの方々にもご協力いただきました。
炊き出し・食事の際、仮設住宅にお住まいの方々、「オン・ザ・ロード」さんにてボランティア参加されている方々と交流しました。
仮設住宅にお住まいの方より、津波を逃れるために山の斜面をよじ登り、3日間山の中で救助を待っていたという話を聞きました。道路が寸断されていたため山を下りることができず、救助を待っている間は積もった雪を食べて過ごしたそうです。しかし、そのような状況でも決して希望は捨てなかったと強く語ってくれました。
また、「オン・ザ・ロード」さんにてボランティアをされている方からは、9月21日の台風15号の影響でボランティアビレッジのテントがすべて浸水し、ボランティア全員で水出し作業をしたという話を聞きました。
現地の方々の話には、乗り越えなければいけない困難の多さを再認識させられ、継続的な支援への思いが一層強くなりました。
その後、女川の仮設住宅を訪問しました。
女川では9月21日に東日本に上陸した台風15号の影響で、地すべりが発生。泥片付けのお手伝いにも参加しました。
津波にてお店を失った方々が、「おながわコンテナ商店街」を設立していました。復興へのパワーを感じます。
今回のボランティア活動に参加して印象に残っている点をひとつ。石巻では前回6月にボランティア参加した時より、市内の瓦礫がずいぶん撤去されきれいになっていました。問題になっていた市内での悪臭も改善されました。しかし、仮設住宅でのコミュニティ作り、被災地での雇用・経済活動支援、海中の瓦礫撤去など復興への課題はまだまだ山積みのようです。
ルノー・ジャポンは、今後も復興支援を続けていきます。
皆さん、こんにちは。
ルノー・ジャポン 復興支援ボランティアプロジェクトチームです。
復興支援ボランティアプロジェクト3日目は、福島県南相馬市に移動し、南相馬市役所を訪問、仮設住宅が建設されているコミュニティセンターで支援物資を提供します。
石巻出発の朝、お世話になったオン ザ ロードさんに、今後の作業に使っていただくようにマスク、ゴーグルを寄付しました。
石巻から南相馬市までは車で3時間。途中のサービスエリアで給油します。
宮城県から南下すると、津波被害地域を通過します。津波の影響で塩害を受けた水田が広がります。
南相馬市役所に到着。4001feildさんより、放射能レベルをチェックするガイガーカウンターを市長さんに提供します。
津波で被害を受けた南相馬市沿岸部に行ってみました。ここでも愕然。
ご実家が被災された地元の方とお話をしました。この地域では、津波で防波堤が破壊され、沿岸部より2kmの所まで水が押し寄せたとのことです。残った建物は河口にある水門だけ。想像するだけで心が痛みます。
南相馬市のコミュニティセンターを訪問。仮設住宅暮らしを余儀なくされている子供達におもちゃを提供します。ここでも交流した子供たちには笑顔。被災地にいることを忘れさせてくれます。今の子供達に住みやすい世の中を作ることは、世界共通の課題ですね。
最後は、泉谷しげるさんも合流。ライブと熱いトークを繰り広げます。原子力発電所の是非を歌にし、熱く歌いあげる泉谷さん。涙を流す被災者の方もいらっしゃいました。
ライブ終了後、南相馬市を出発したのは19時過ぎ。高速道路の休日1000円キャンペーン最終日とのこともあり、途中で渋滞に巻き込まれました。帰宅はなんと深夜12時過ぎでした。
最後になりましたが、今回の3日間を通して、被災地の現状を知る素晴らしい経験をさせていただきました。人間は一人だけでは微力ですが、団結すれば底しれないパワーを発揮します。被災地復興には、皆さんの力が必要です。
ルノー・ジャポンは、今後も被災地復興支援を続けていきます。
がんばれ日本! なめるな日本!!!
おわり☆